チェンソー整備①

2024年05月24日 20:18未分類全体に公開

＊：今回の内容はチェンソーを壊す可能性を内在しているため個人の責任で行ってください。
自己整備は無理だと思ったら購入店や修理業者に任せましょう。（並行輸入品によってはパーツ変更や外国仕様のコンピュータとなっているため修理を断られる事もある）
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　林道の維持管理のためにチェンソー使用もあると思いますが自分で整備できると修理費用の削減に繫がるので紹介します。
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写真①：クラッチプーラー
　インパクドライバーと併用してクラッチを外すためのものですが事前にプラグコードを外さないと作業中にエンジン点火で事故になります。（インパクトドライバーを使うと他のネジが振動で緩んでいないか確認する必要がある）

クラッチは逆ネジなので外すためには右回転（時計回り）させて外します。（小型チェンソー等ではインパクトドライバー併用では外せない機種もある）

　クラッチが逆ネジのため切れないチェーン刃の使用は抵抗となりクラッチを締め付けるので外れなくりエンジン内部の破壊に繫がります。（後述）
又、クラッチ取り付け時にスターター側を壊すこともあるそうなので注意！（エンジン逆回転の悪影響に留意）

　私はクラッチを手で締め付けてからチェーンブレーキが作動した状況にしてエンジンを数回吹かして締め付けています。（機種により吹かし具合調整、本来は締め付けトルクの指定有り）

[左]：軸付きソケットを加工したプーラー。（18㎜ベース）
　手動で外すことも考えると軸付きでは無い物を加工した方が良い。この機種の正規品はネット価格\5～6千位。（国産機種だと\1～3千位）

[右]：自作した3ピンのプーラー。（16㎜ベース）
　こちらの正規品は見当たらなかった。
各市販品は自作されないようになのか公開データがあっても参考にならないのでこれらソケットの加工前にサイズ測定を行いグラインダーやダイヤモンドヤスリ等で加工する。

[右奥]：建築の丸座金用の3ピンカプラー。
　3ピンの位置がズレていても上手く使うとクラッチを外せるものもあるので用意しているが邪道なのでリスク有り。

写真②：クラッチドラム＆ドライブスプロケット
　アウトクラッチでは消耗品のドライブスプロケットを自分で交換できます。
リム式とスパー式のそれぞれの特徴は…省略（爆）

[左]：ドライブスプロケット【リム式】
　クラッチドラムの右に斜めに置いているのがリム。

[右]：ドライブスプロケット【スパー式】
　クラッチドラムと一体式

[奥]：ニードルベアリング
　クラッチドラムとクランクシャフトの間にあり時々注油が必要。
クランクシャフトの穴からニードルベアリングに直接注油できる機種もある。

写真③：グラインダー用のアジャスタピンレンチ＆モーターレンチ
　モーターレンチをフライホイールの羽根に噛ませて面接触させてアジャスタピンレンチでクラッチを外すが邪道中の邪道。羽根の破損等のリスク有り。
アジャスタピンレンチでは締め付けはできない。

重要な追記：
　プーリーホルダー等を使うこともでき上記方法と合わせてフライホイールの固定ボルトの緩む危険性があるため作業後にフライホイールを手動回転させてマグネットとコイルの間隔を確認する。
点火タイミングに関わるのでプーリーホルダー等を併用して固定ボルトを事前に僅かに増し締めがよいかと !?
このような理由により余程の緊急時以外はこちらの方法は遠慮を願う。
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インパクトドライバーを使わずに手動で外すときにはピストンストッパーとクラッチプーラーを併用するのが本来の外し方。（外すときドツくとクランクシャフトに影響がでる）

＊：ピストンストッパーとインパクトドライバーを併用したり過剰締め付けクラッチを無理に外そうとするとピストンヘッドに穴が開いたりコンロッドが折れたりするので厳重注意！
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チェンソーの使用機会の多い方向けの情報ですが壊しても自己責任となります。
この手の情報収集をしてから修理業者に任せるかを判断して下さい。

そしてクラッチを外せるともう１つできる整備があります。

👉次回へ続く

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