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2018年06月12日 22:03今週も 山には行けません全体に公開

「金(こん)副隊長の 山岳救助隊日誌」読了

東板橋図書館で偶然発見して”衝動借り”した一冊。

裏表紙に岩崎元郎氏が上から目線で登山者に説教するような下らない寄せ書きをしていますが、本著の中身は決してそんな薄っぺらいものではありません。

山岳救助の話ばかりでなく、奥多摩の歴史、自然、文化など話は多岐にわたり、まさに奥多摩を知り尽くした金氏の何事に対しても真摯な姿勢が貫かれた味わい深い一冊といえます。これぞ「岳人」という、まさしく自分がお手本にしたいような人物であることがわかりました。

初心者への安全登山への啓蒙という意味ではレベルが高すぎるのですが、(本当の登山の初心者は、まず尾根筋・谷筋・稜線・巻き道といった地形を理解するための基本的な用語すらわかっていないはずなので)
奥多摩の主だった山を一通り歩いたくらいの中級者以上の方なら、読んで損することはありません。

扱われている遭難事件が2002年〜2006年とやや古いですが、奥多摩の事故多発地帯である、川苔山・天祖山・ヨコスズ尾根などの危険個所は基本的に当時と変わっていません。
それでも、御前山のソーヤの丸デッコから小河内峠の下りのように道を付け替えられた場所や、大ダワ林道のように廃道になった道もあり、時間の流れを感じさせるものもあります。

いずれにしても、奥多摩のような身近な山域での遭難事例を詳細に記録した書籍は今後もそうはでないでしょうから、気になった方は図書館や古本屋などを探してでも是非ご一読されることをお勧めします。
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