今年の初秋、山から帰る道すがら、スマホに複数の連絡が入ってきて山友の死を知りました。
登山中の事故で、沢に転落したという。
数日前に会ったばかりで信じられない思いでしたが、お通夜に参列し現実の事だと認識しました。
ご家族に見守られ、初めて知る家庭人としての彼女、駆け付けた多くの友人、知人。彼女の人生は概ね幸福だったと思う。
悔やまれるのは、まだまだご家族との日々を続けたかったろう事や、行きたい山も有ったろうと思う事。
なんとなく感じていた山行への不安は、年齢と共に変化する体調や体の重心、対応力。
長年続けてきたというプライドがあった彼女自身、タイムリミットが近い事も感じていたでしょう。ゆえに難易度の高い山を選びがちでした。
同年代の私にも、それは言えることで、若者とは異なる慎重さが求められます。
彼女とは4年ほど前に地域活動で知り合いました。リーダーでもあった彼女の後を受け継ぎ、補うべく前に踏み出しましたが、近くに住む山友を失ったのだという残念な気持ちは補えません。
ここ数年ご一緒した、楽しかった山行を感謝しています。
私も友人を山で亡くしました。
ご家族との交流がなかった為
葬儀にも参列できず、亡くなって
20日以上経過したのち
この世にすでにいないことを
知りました
出会って5年で55座を共に歩いたのに、亡くなったことさえ知らされなかったことに、ショックを受けました
luneacielさんの日記を読み
また、彼を想います
ずっと想い続けることで
私の中で生き続けるのだと
思うからです
山の友人は、山の思い出と共に記憶に残りますね。
55座をご一緒に登られたなら、55の想い出があるのでしょう。
私が山からの帰りにスマホの着信を確認して初めに違和感を抱いたのは、彼女の自宅からの着信でした。
いつもならLINEなのに何故?
山行計画書を作成して、緊急連絡先をご自宅にしていることを知っていたからです。
ご家族が何を確認してご連絡されようとしたのかは分かりませんが、実際には地域活動仲間からの留守電に応じました。
幸い、私は下山した翌日のお通夜に間に合いました。
彼女の最後の言葉を思い返せば、私もその山行に誘いたかった気がします。
私には他の山の予定がありました。
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