いうまでもないことであるが,一般登山道では,すれ違いや追い越しがあり,互いに譲り合う。どちらかといえば,下りより登りの人,大人数よりも少人数の人を優先し,急ぐ人はそうでない人に遠慮をして追い越す。
私は,昨年8月17日の伊吹山山行において,団体登山者のマナーの悪さを指摘し(たまたまだと思いたい。),「山行において,装備や山行スキルは重要だが,同時にマナーや常識も必要である。」と付言した。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1232935.html 参照
今日の山行は,人が多くて私は普段あまり好まない小仏城山から高尾山に向けての帰路を久し振りに歩いていた。そして,分岐地点からは,比較的人の少ない郵便道(道標は,「作業路(日影バス停方面)」と示された道。)を歩いたのであるが,その前から(私が草花を見ながら歩いていたので)抜きつ抜かれつの若めのカップルがなぜか郵便道に入ってきた。私は,そこから派生する旧道の崩落具合を観察していたので追い抜かれたのであるが,普通に歩いていても追いつき,カップルのすぐ後ろを歩くような形となった。
そのカップルは,途中,2,3回すぐ後ろの私を目視したのであるが,全く構わず自分たちのペースで歩いている。カップル間の会話もない。ルートは,譲り合わなければすれ違うことができず(少し譲ればすれ違える。),私は,後ろをくっつくしかなかった。まあ,しばらく立ち止まって,そのカップルをもっと先に行かせても良かったが,全然道を譲ろうとしないカップルに対して,やや不満感を抱いたのである。恥ずかしながら,そして大人げないことであることは認める。しかし,ちょっと,その観点は(色々あったので今回は)御容赦願いたい。
結局,ルート歩行の約20分位,カップルは全く道を譲ることもなく,林道に出たところで,私が追い抜くところをカップルはじろじろ見ていた。
何だか不快感が残った山行であったが,こうしたケースは,小さなものを含めれば,かなりある。高尾山などは最もたるものである。後ろに気付かないケースは除く。
私であれば,というよりほとんどの人は,後ろに知らない人がずっと歩いているのは何となく落ち着かず,道を譲るだろう。しかし,今回のような頑なに譲らないケースは,ちょっと理解ができない。
結局,こういう人の多い安易なルート,都心から近い一般登山道は,あまり気持ちよく歩けないのだろう。人の多いルートを歩くのは,かなり久し振りだったので,これ以外にも,色々違和感を感じた。
ともあれ,自分の身の振り方を含め,色々考えさせられる山行ではあった。
こんにちは。
そういう時、私は、
「お先、ごめんなさ〜い」とか、
「すみませ〜ん、抜かせて下さ〜い」と声を掛けます。
状況を斟酌できない相手にイライラするのは、ただ単に『損』です。
一度だけ、そうして追い越した人が執拗に追跡してきた事がありましたが、15分ほどで「速っええなぁ〜」という言葉を残して後方に消えてゆきました(笑)
そうなんですが,そういう相手だからこそ,「抜かせてください!」と声をかけると,イラっとし返してくるのが都心で仕事をする私の発想です。せめて,山行中は,そういうのはなしにしたいので,掲出のとおり,不満を感じながら我慢はしました。
おっしゃることはよく分かりますが,悩ましかった部分を御斟酌ください。
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