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先週の白馬縦走で、自家製ORSもどきを実戦投入してみました!

具体的には
・350mlのミニッツメイド/ピンクグレープフルーツブレンド1本
・600mlの空きペットボトル
・あら塩(瀬戸のほんじお)
を持って行き、
・ミニッツメイドの2/3を600mlペットボトルに入れる。
・500mlになるまで水を入れ、家で計ってきたあら塩1.5gを入れて振る。
600mlボトルを使ったのは、満量よりちょっと空間があったほうが混ぜやすいからです。
・残りのミニッツメイド1/3にも水を300mlくらいになるまで加え、あら塩0.9gを入れて振る。
これで全部で800mlのORSもどきが出来ました

味は飲みやすかった、というか、結構好きな味でした

酸味と甘みがほどよく効いているので、疲れているときでも口にしやすい。
塩はあら塩なので、あまりとんがったしょっぱさを感じずソフトな味だし、ナトリウム以外のミネラルも取れるし、一石二鳥です

ただ糖分少な目な分、もうちょっと塩を増やしてもよかったような気もします

塩は写真のように、メモ用紙で「粉薬包み※」にして持って行きました。これだとペットボトルにも移しやすいです。

※「粉薬 包み方」で検索すると出てきます。私は戦前からの開業医だった祖父から、子供の頃に教わりました。
なお、飲みきった後用に、砂糖と塩を混ぜた「ORSの素」も持って行きました。
こちらは量が多いので、紙ではなくラップに包んで入れていったのですが、これは失敗

へにょへにょしているので、うまくボトルに移せず、結局ラップごとボトルの水に浸してむりやり溶かしました。だから全部溶けたかよくわかりません。味も変だったし…

今度はもっと大きな紙で粉薬包みにして持って行こうっと。
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ここまで書くと、「実験」はまあまあの成功のように見えるのですが、実は壮大なオチが

まず、「美味しかった方」のORSは実際にはあまり暑くないとき(日)に飲んでしまい、効いているのかはよくわかりませんでした

3日目。
極暑の中暑くてもうろうとしながら、いつORS飲むの?今でしょ!と、鑓温泉で補給し直した水に最後の「砂糖+塩」ミックスを入れようとしたときです。
何だかいやーな予感がして、粉を舐めてみました。
…。
全量、塩オンリーでした…orz
どうも計るときにうっかり両方とも塩を計りいれてしまったようです

あら塩なので、見た目はしっとりして砂糖そっくりなんですよね…。
まあ、混ぜる前に確かめてみたのがせめてもの慰め。迷い無く入れていたら、貴重な水を500mlも無駄にするところでした。この日にそれは冗談抜きで死活問題になりかねなかったよ。
そんなジョークのようなオチのせいで、一番ORSが役に立ちそうな肝心なときに飲めなかったわけです。
仕方が無いので、ちょっとだけ塩をなめてがんばりました

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さらに今回実感としてわかったのは、ORS的なものは熱中症の脱水症状には効くかもしれませんが、熱中症そのものを完全に予防するものじゃないんだなあ、ということ


熱が籠もっちゃって抜けないときは、何だかORSだけではどうにもならないような気がします。登山の場合、常に動き続ける(=熱を作り続ける)んだしね。
まあ、もっと大量に飲めばよかったのかもだけど。
ORSやスポーツドリンクは飲み方も重要なんだそう。
じっくり点滴のように飲まないと、吸収が追いつかずやっぱり体内を素通りしてしまうようです

そういう意味ではハイドレーションで飲むのがいいのかも?

※今日の日記はmurrenさんの日記への私のコメント文に加筆訂正したものです。そちらにはmurrenさんがあら塩の各製品の成分を書いてくださっています

poniさん、おはようございます。
おじいさんは開業医だったんですね。
そういえば昔は粉薬は薬包紙でもらったような記憶がありますね。子供のころの薬は甘い液体で瓶に入っていたと思います。ちょっと思い出してしまいました。
やはりボトルに入れるには紙を使った方が良さそうですね。
とても参考になりました。ありがとうございました。
コメントありがとうございます
薬包紙!そういう名前でしたね。
私の子供のころはもう粉薬をそれで処方することはなくなっていましたが、祖父が花の種を分けてくれるときなどに使っていました。
私にとっては懐かしい祖父との思い出です
嵩の少ない粉っぽいもの・細かいものを小分けするのに、この包み方は最強だと今でも思います
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