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【参考:クマ剥ぎとは?】
森林レンジャーあきる野新聞「クマ剥ぎあれこれ」Vol.121 2020年7月号
https://www.city.akiruno.tokyo.jp/cmsfiles/contents/0000011/11908/vol.121.pdf
樹皮剥ぎの見分け方 それはクマハギ?シカハギ?
https://www.forest.rd.pref.gifu.lg.jp/rd/kankyou/mori100601.html
この一帯はクマが暮らす場であり、人間はそこに闖入する邪魔者、という関係性を重く受け入れつつ、偶発的対面を避けるべくストックの先端をカチカチ打ち鳴らしながら進んだ(熊鈴つけろよ、って話もありますが)おかげで、あるいはたまたまだったのか、クマを見かけることもなく無事下山できました。
最近の皆さんの日記で、熊撃退スプレーが話題に上がるのをちょくちょく拝見していましたが、かなりの値段がするうえ、有効期限が短かったりするようですね。
ググって見つけた、ヤマレコ競合他社のネット記事
https://yamap.com/magazine/53229
には、ごく簡単ですが、スプレーの成功事例が2件(2022年3月札幌市、2023年10月阿寒町)、失敗して大怪我事例(2023年10月 群馬県。そもそも噴射できず)、が紹介されていました。また、こちらのTV番組では、練習用のスプレーから薬剤が撒かれる様子や、実際に噴射してクマが逃げた海外事例が紹介されています。製品によるのかもしれませんが10m先まで飛ぶわけでもなく、5〜6mでも飛べばよさそう?
https://youtu.be/aOKySWMXroQ
前置きが長くなりましたが、【構想半日、製作〜改良1日、費用97円】を投じて、熊スプレーの代用品っぽいものを作ってみました。いざという時、ないよりゃまし、かもしれませんので、人気(ひとけ)の少ないルートの山行には、試しにこれを持参してみようかな?と考えております。
■代用品をひとことで要約
「水鉄砲で6m先までトウガラシチンキ溶液を飛ばす」
■水鉄砲本体
ペットボトルのキャップの端に内側から外側に千枚通しかキリで1mm程度の穴を開ける。
水を入れたペットボトルにキャップをして、両手で強く押さえて「穴の大きさ」と「飛距離」の関係を試行錯誤で探る(小さすぎると遠くまで飛ばない。大きくすると遠くまで飛ぶが、大きすぎると中身がすぐになくなる)。私の試作だと1.7mmの穴で6m飛んだ。
ペットボトルは固い炭酸飲料用よりもミネラルウォーターなど潰しやすいほうが圧力をかけやすそう。
内容が減って空気が混じって霧状になると飛距離が落ちるので、ペットボトルを絞ったりL字型に折るなど、なるだけ出口付近に空気がない状態を維持するのが良さそう。
発射までの安全装置として、ペットボトルの口と穴あきキャップの間にビニールやポリ袋を切ったシートを挟みこんでおく。
■トウガラシチンキ溶液
スーパーのスパイス売り場で、詰替用の袋入り一味(30gで100円前後)入手。ちなみに鷹の爪やその輪切りだと、同じ値段で中身が1/5〜1/10しか入ってない。
一味10gに対し手指消毒用アルコール100ccでカプサイシンを抽出する(たぶん半日〜1日で充分か)。
茶漉しやコーヒーフィルターで固形物を濾過して水鉄砲本体に移し、水を足して500ccとする。
クマに向かってスプレーを飛ばすのでなく、自作の刺激臭スプレーを自分にかけるという方もみえますね。揮発した成分が目にしみそうですけども。
https://yamap.com/moments/1111474
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