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古文書をAI(chatGPT)に現代語訳させてみた
https://www.yamareco.com/modules/diary/893747-detail-372724
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の続編で、いよいよ江戸時代の古文書のホンモノにご対面の巻、です。
クルマを運転する神奈川県民なら誰でも知ってる「二俣川」のアレの近くにある神奈川県立公文書館のWEBサイトから、閲覧したい古文書を検索して申し込みをすると、数日後に「準備できました」メールが届きます。というのも個人情報系のヤバい内容がないと審査済の古文書しか閲覧できない制約があるからで、審査済の資料ならすぐに「準備できました」メールが届くのですが、未審査資料だと、申し込んでから審査が始まるので時間がかかるというわけです。
今回申請した12点のうち審査済は1点だけでした。11点はまだ誰も申請したことがなかった、今後誰かが申請した時には審査済、になってるということかな?
今朝、生まれて初めて手に触れる江戸時代のホンモノの古文書は、虫喰い穴が綺麗に修復されているのもあれば、未修復で開閉だけで苦労するものまでイロイロありました。それにしても和紙の技術はすごいですね。めちゃくちゃ薄いのに丈夫だったり、そういうことにも驚きました。
ガラス文鎮で押さえるなどして12点の「紙の上の筆の跡」をすべて撮影するのに2時間かかりました。
さて、この後に控えるのが「翻刻」という以下の3工程(だそう)です。
【翻字(ほんじ)】
古文書特有の、くずし字を一文字ずつ判別する作業
【校訂・読み下し】
翻字された文章に句読点を補完したり、仮名漢字交じり文にしたり、返読文字を解釈し「てにをは」などを加えて、日本語として読める状態にする作業
【現代語訳】
現代文として意味の通じる文にする作業
(トッパン「古文書解読サービス」より https://www.toppan.com/ja/joho/fuminoha/decoding.html )
先日の日記のケースだと、翻字までは済んだ画像をOCRでコード化したのをchatGPTにくわせて、【校訂・読み下し】は内部処理として経由しつつ【現代語訳】をやらせた、ということになります。
これら3工程のいずれのスキルも皆無の私としては、ITの力に頼るしかなく、最初の入口【翻字(ほんじ)】をやってくれる、古文書カメラふみのは、というアプリを見つけてきました。
虫喰いの状態が一番良く、箇条書きのリストでなく文章ぽいのを【翻字】させてみました。スキル皆無の私より遥かに読めてるのは確かで、これはこれで大したものですが、このまま【校訂・読み下し】に突っ込めるほど拾えてないことも確かです。
しかし、歴代天皇も将軍も、誰ひとりとして「公文書は楷書で書くべしの令」なんか出さなくても、こんな文書でコミュニケーションが成立して世の中をちゃんと回していた昔の人すごいなぁ。
https://da.lib.kobe-u.ac.jp/da/np/0100097858
…だと思ったら全く無関係のページでした。お手数ですが、URLを再確認いただけましたら幸いです。
二俣川のアレはアレですが、その近くに公文書館?知りませんでしたー😵
しかもそんなシステムが…
ふと思い出しまして、古文書ではないですが、書家の祖父(会ったことはありません)が書いたこちら…なんて書いてあるのかわかります?😅
http://www.ic.daito.ac.jp/~oukodou/gallery/pic-2590.html
それにしても🙄Brightさんのご趣味は幅広いですね🤭
で、祖父様の掛け軸ですが、紹介した古文書カメラふみのは、というアプリに突っ込むと
「賜出於尋則不志過頗度応不金母節則身表」
だと翻字してくれました。ので、これをChatGPTに食わせてみると、無理くり意味付けすることもできるが一部おかしいところもあるので、翻字間違いがあるんじゃないか?翻字する前のオリジナルの掛け軸の画像そのものを見せてくれ、と偉そうな口を叩くではありませんか。
そこで画像を食わせてやると
「賜出於求
志不外傾
慾生於度
身不過則
身貴」
だと言って、これを元に現代語訳してくれました。
で、昔からの言い伝え?に?
「飢えた子に対して、魚を与えるのではなく、釣り道具とその使い方を与えよ」
というのがありますので、ここは私も心を鬼にして、ツールの紹介をしましたので、JUNKOさんには、この先はぜひご自身で釣り上げるプロセスを楽しんでみてください〜
ありがとうございます🙏
Brightさんの貴重なお時間をちょうだい致しまして、申し訳ありませんでした💦
本当にありがとうございました😊
chat GPTは、偉そうな口を叩くのですね(笑)
そちらの分野に関して、やや、いやかなりの拒否反応があるおばちゃんですので😅
はい!実はもう一つ実際の掛け軸を撮影したものがありますので、こちらは自分自身で🙄それ以外の方法で!釣り上げてみようと思います😜
昭和17年10月の新聞記事を現代用語に翻刻
当時日本軍はガダルカナルへの補給で
大型高速貨物船を多数喪失
鉄鋼不足、労働者不足で貨物船が造れない中
米国は2週間で建造できたとの記事
記事本文の最初の部分に翻刻と書かれています
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