今、友人がネパールに行っている。
トレッキングの話が出ると、
いつも
山登りはしないで、下界で遊んでいる発言
だったのに、
どうやら何かが目覚めさせたのか、
山登りが好きになったようだ。
友人に現地情報を仕入れてもらった。
ちょっと驚いた。
世の中進歩するもんだ。
私がアンナプルナサーキットを周ったのは
5年前。
時間に余裕があった頃で、あちこち放浪。
山は現実逃避でもあり、修行の場でもあり、
肉体と精神を鍛えるにはもってこいなのだ。
あの頃はまさに
よくこんな山中に人が住んでいるなと思うようなところに村があり、
車道もなく
のんびりしていて
空気は美味しく、
食べ物も美味しく、
月明かりで早朝歩いたり、
ムクティナート周辺では、歩きながら化石発見したり、
サドゥが軽装で逆ルートから歩いてきたり、
ゴレパニ周辺では、マオイスト集団に会い
タトパニでは温泉あり、
などなど
辺境好きの私は、
いろいろなものが見れて、
アンナプルナサーキットを歩くのが楽しかった。
あれから、一度も情報収集していなかった私。
それが、
5年もたつと、
ゴレパニからマルファ付近まで自動車道路開通。
トレッキング道壊滅。埃だらけ。
シータ、タトパニ、ジョムあたりは、悲惨そのものだと。
そうなってくると、わたしには、もう魅力半減。
山の美しさは、地球温暖化とともに雪も減り、景色も変わるだろうが、
山自体の高さは変わらないので、山自体は良いとしても
そこまでたどり着くコースが軟弱化してしまうのは悲しい。
しかし、ローカルにとっては、生活もしやすくなるんだろうね。
その内アンナプルナサーキットは道路開通し、
車で1周なんてことも出来ちゃったりして。
インドのお金持ちが
ムクティナートのお寺にヘリでお参りしちゃったりするのは
今も変わらないだろうナ。