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「空飛ぶタイヤ」と「焼肉ドラゴン」
日曜日の午後にようやく時間もできたので、まずは前から見てみたかった「空飛ぶタイヤ」を見ました。
【空飛ぶタイヤ】
https://eiga.com/movie/86663/
TVドラマ「下町ロケット」の作者 池井戸潤 氏の作品で、構造欠陥によって走行中のトラックから外れたタイヤで1人が亡くなったことから話が始まります。(ホントにあった話がベースですよね。)
リコール隠しを目論む某大手企業と、整備不良の濡れ衣を晴らそうと戦う中小企業の社長が主人公。なにより事故によって突然失われた平凡な家庭、「その原因はなんだったんだ?責任は?」ということなんだと思いました。
そしてこの日、時間の都合がちょうどよかったので、2本目に「焼肉ドラゴン」を見ました。
【焼肉ドラゴン】
https://eiga.com/movie/88536/
「大阪が舞台として描かれているから」ぐらいのつもりで作品としての予備知識もなく見たのですが、いい映画だなと思いました。
在日朝鮮の1家族の物語ということで、てっきり鶴橋(生野区)あたりの話かと思いきや、伊丹市の大阪空港周辺での話でした。映像の中でも、中山連山の見慣れた風景が出てきます。
時代背景として昭和44年から45年の高度成長の影で、差別も含めて日本史の表に出てこない物語だと思いました。当時4、5歳だった私は、大阪に住みながらも全く知らなかった話でした。
3人の娘が結婚し、やがて時代の流れで立ち退きにもなり、最後は家族がバラバラになってしまうのですが、この映画が良かったのは、あまり暗さを感じなくて、むしろ「希望」を感じさせるところだと思いました。
もともと舞台演劇として作品化されたそうで、映画の役者さん達の熱演もすばらしいと思いました。なかでもキーパーソンなのが普段は無口なお父さんが、要所々々に語る話ですね。
「たとえ昨日がどんなでも、明日はきっとえぇ日になる。」
いいセリフだなと思いました。また、大阪の昔の「泣き笑い」の文化をうまく取り入れてくれていると思いました。
【追記】
今年10月期に「下町ロケット」の続編が放送されるそうです。
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