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選んだのは春夏用のニュウモラップではなく、少し厚めのニュウモラップEXジャケットの方です。EXジャケットは買う人が少ないのか、使用レポートがどこにもなかったので勇気がいりましたが、個人的にはこちらで正解でした。
以下、高畑山・倉岳山という1000m以下の低山で使用してみた感想です。この時の山行記録はこちら↓
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-156779.html
《使用条件》
■天候:晴れ、山行中の気温は0度から10度くらいの間(だいたいの感覚で)
■着用ウェア:
・アンダーウェアはザ・ノースフェイスの光電子ジップアップ
・中間着はドラウトセンサー
・アウターはニュウモラップEXジャケット (計3着)
(このほか、手袋・ネックゲーターも時々着用)
■登った山:山梨県の高畑山(982m)と倉岳山(990m)
《感想》
■良いところ
・素材はゴアのウィンドストッパー。柔らかく、しなやかで、ストレッチ性があります。よほど風が強くなければ、冬の低山用アウターとしてぎりぎり寒さをしのげます。山頂での寒さがわからなかったので、ライトダウンジャケットもザックの中に入れていましたが、この日は使わずにすみました。
・気温の低い午前中のアプローチから、汗が吹き出す急登の連続、開けた山頂での昼食休憩、鬱蒼とした沢沿いの下りと、環境が変化する約10kmほどの山行でしたが、結局、自宅を出たときの格好のまま一度もウェアを脱ぎ着することなく帰宅しました。一緒に行ったメンバーは、ダウンジャケットやフリースを4〜5回脱ぎ着していたので、温度・湿度調節は優れていると思います。
・肝心の汗処理ですが、生地の裏を触ると確かに汗で濡れてはいるものの、フリースのようにぐっしょり留まっている感じはなく、汗冷えも不快感もありませんでした。帰りの電車に乗る頃には、アンダーウェアもドラウトセンサーもニュウモラップEXジャケットも、ほぼ乾いていました。汗を吸い上げ、拡散して乾かす機能は働いているようです。冬場は、なるべく汗をかかないような歩き方が理想なのでしょうが、素人なのでどうしても汗をかくので、謳い文句通りの機能は助かりました。
■残念なところ
・服の内側にこもった湿気を排気するためのベンチレーション「リンクベント」は、効果があったかどうかはよくわかりませんでした。ジッパーの取っ手が小さくて、手袋をはめた手ではつかみにくいため調整しづらく、途中から半分開けたままにしておきました。下に着ていたドラウトセンサーにも同じ位置にベンチレーションがあり、こちらは全開にしておき、寒さを感じた時だけなんとかニュウモラップEXジャケットのジップを閉めました。もう少しジッパーの取っ手が大きいと使いやすいと思いました。
・色・デザインは微妙ですね。買う前に新宿と神保町を周りましたが、EXジャケットを置いてある店は見つけられず、結局無難なグレーを注文しました。あまり売れていないのか、今年になって若干値下げをしています。
《結論》
下に着るウェアにも影響されると思いますが、厳冬期でない低山用のアウターとしては、自分の用途に合っていると思いました。秋冬そして早春用の定番になりそうです。
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