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「ダブルウォール・自立式・ソロテント」という条件で探し、アライテントのトレックライズやMSRのハバHP、ニーモのオビ1Pなども候補になりましたが、雑誌記事での評判が良いのと店頭で実際の展示物をつぶさに見て、最終的にニーモ・イクイップメント社のタニ 1Pに決めました。
ちなみにトレックライズは前室の奥行きが短い(40cm)、ハバHPは横幅が狭い(70cm)、オビ1Pはオールメッシュで結露しやすそう、という理由で、比較の結果タニ1Pになりました。
さっそくアクセスが良く、初心者に優しい大菩薩の福ちゃん荘前でテント泊デビューをし、山行記録にも写真付きで少しレビューを載せていますので、よろしかったらご覧ください。
↓
【山梨県】福ちゃん荘で初テント泊(ニーモ タニ 1P使用レポート)
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-313050.html
《追記》
その後、北八ヶ岳の黒百合ヒュッテで2回使用しました。素人丸出しのレポートですが、ご覧ください。
↓
【長野県】二回目のテント泊は月光の黒百合ヒュッテで
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-324026.html
【長野県】三回目のテント泊・黒百合平で寒さにブルブル
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-357359.html
■まず使ってみて良かった点です。

→事前には情報として知っていましたが、テントのフックをポールに引っかけるだけ、という方法は実際に使ってみて非常に楽でした。テント四隅のポールエンド、フライ、グラウンドシートとの接合部もよくできています。フライの裏側にはポールに固定するための面テープもついています。設営にほとんどストレスを感じさせません。

→雨の日だったのでザックをテントの中に入れて足元に置いていましたが、シュラフの頭の回りにも物を置くスペースが確保されており、狭くは感じません。テントの幅(84cm)・長さ(216cm)がこれ以上短かったら窮屈に感じていたかもしれません。

→入口側下部の大きな半月形と、背面側上部のメッシュベンチレーターは、内側から楽にジッパーで調節できます。フライ側のベンチレーターは操作がしにくいのですが、一応下から上へ空気の流れができていると思います。寝始めはテントの中が暑く感じたので全開にしていましたが、途中から寒くなってきたので、入口側だけ少しあけて寝ました。

→弱い雨が降っている日に、ベンチレーターを少しあけて一晩泊まりましたが、朝起きたときインナーテントの内側はさわってみてちょっと湿っている程度であり、結露はありませんでした。ただ、テントの下側(グレーの部分)にいくほど、湿りけは多かったです。こんなものでしょうか。フライの内側にはけっこう結露ができていました。

→十分に乾ききっていないフライやテントを収納したのですが、防水加工なのでザックの中にそのまま放り込んでも安心でした。もう少し入口に余裕があるとコンプレッション機能が使いやすくなるかな。
■あと一歩だった点です。
初めてのテントなので他と比較した不満はありませんが、無理矢理挙げるとすれば下記の点があります。

→カタログやWebでは「最小重量:1.36kg」としか記載されていませんが、付属品込みの一式だと1.67kgあり、別購入品を含めるとたぶん2kg弱になります。それでも軽い部類なのでしょうが、買う前に思っていた印象よりも、持つとずっしりします。重さにそれほど違いがないので、1Pか2Pかで迷う人がいるのもわかります。

→サブポールが大きく張り出していて前室の雨よけには助かるのですが、身体を大きく屈めないとテントの中に入りにくいです。

→付属のペグは5本なので、フライ用も合わせるとあと最低4本は足りないかと。もともとテントを持っている人は手持ちのものを流用されると思いますが、初めての人は用意しておいた方がいいです。
→シームコート。インナーテントのフロアの縫製部分の防水性が心配だったので、シームコートを買ってきてせっせと塗りました。日本製品だとシームコートが標準でついているものもあるらしいです。

→ポールを収納するスタッフサックの入口が、あとほんの少し広いと出し入れがしやすかったと思います。このテントはメインポールとサブポールの二種類あり、たたむと結構かさばります。それぞれの接合部の色を変えてあって出す前にわかるなどどうでもいい工夫は細かいのですが、スタッフサックの使いやすさにもう少し一工夫ほしかったです。
■テント自体とは関係ありませんが、テント泊初心者としての反省点メモです。



■最後に、一応仕様を載せておきます。
《重量・サイズ》
・重量:最小1.36kg、付属品込みの総重量は1.67kg
・フロアのサイズ:216cm×84cm
・フロアの高さ:104cm
・前室の奥行き:80cm
《素材》
・テント:20デニール PUナイロン
・テントのフロア:30デニール PUナイロン(耐水圧5,000mm)
・フライ:20デニール PUナイロン
・ポール:DAC8.5/9.0mm フェザーライトNSL
《ポケット他》
・内部ポケット:メッシュポケット一ヶ所
・ギア用ループ:天井四ヶ所および天頂部に一ヶ所(計五ヶ所)※タニ 2Pは天頂部にフックがついてるようですが1Pはループです。
《購入した一式に含まれるもの》
・インナーテント本体
・フライシート
・インナーテントとフライを収納するコンプレッション機能付き防水スタッフサック(重さ75g)
・メインポール&サブポール
・ポールを収納するスタッフサック
・ペグ×5本(あらかじめ引き綱付き)(重さ15g/本)
・フライ用リフレクティブ張り綱×4本(一端はループ状に結ばれている)
・インナーテント用の補修用パッチシール
・応急処置用ポールパーツ
・上記を収納するスタッフサック
《別で購入したもの》
・タニ 1P用グラウンドシート(70D PUナイロン、約200g)
・防水用シームコート
・フライの張り綱用のペグ×4本
・フライの張り綱用の自在金具×4個
これから末永く使っていきたいと思います

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