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Yamareco

最終更新:ベルクハイル
基本情報
標高 4110m
場所 北緯46度33分29秒, 東経07度59分51秒
カシミール3D
メンヒ(Monch;4110m)は、スイス中部、ベルナーオーバーラント(Berner overland)山群の一峰である。
北に隣接するアイガー(Eiger;3967m)、南に隣接するユングフラウ((Jungfrau;4158m) とともに、「ベルナーオーバーラント三山」とも呼ばれ、ベルナーオーバーラントの中心リゾート地であるグリンデルワルトやその周辺からは、その3つの山がきれいに並んだ姿は、非常に美しい。

メンヒは、アイガーから続く北東―南西方向の主稜線に位置している。
その北西面は、懸垂氷河を抱いた大きな岩壁となっていて、グリンデルワルト周辺のアルプへと大きく落ち込んでいる(文献2)、(文献5)。

メンヒ山頂の南西側には、登山鉄道で歩かずに到達できる観光拠点として世界的に有名な、ユングフラウヨッホ(“Jungfraujoch”;3464m)があり、その先にユングフラウがそびえている。この登山鉄道は、メンヒの山体の中をトンネルで通っている(文献2)。

一方、グリンデルワルトから見て裏手(南東側)は、ヨーロッパアルプス最大級の氷河であるアレッチ氷河(”Aletsch Glacier”)の源頭部であるユングフラウフィルン(”Jungfrau firn”)という氷雪の斜面が広がっている(文献2)、(文献5)。

メンヒの山頂部は、大きく3つの岩稜と3つのフェイスから成っている(文献1)、(文献5)。
岩稜の一つはユングフラウヨッホ側へと延びる南西稜である。南西稜は登攀ルートとしても使われるが、割と険しい岩稜である。
南東側には南東稜(「南稜」とも言う)が延びている。また南東稜の付け根部分は、オーバーメンヒスヨッホ(Obers monchs joch;3650m)と呼ばれるコル状の地形となっており、そこにはメンヒスヨッホ小屋(Menchsjoch Hutte)が建っている。この山小屋は、メンヒ、アイガー、ユングフラウや、ベルナーオーバーラント山群の奥の山へ登山する際の、良い拠点となっている。
北東側には北東稜が延びており、間のコル(アイガーヨッホ/”Eigerjoch”)を挟んで、アイガー山頂へと続いている(文献1)、(文献2)。

メンヒ(“Monch”)という山名は、ドイツ語で「修道士」を意味する(文献2)、(文献3)。
山名の由来は、隣接するユングフラウと同様で、中腹に広がるユングフラウの麓に広がるヴェンゲンアルプ(“Wengern alp”)という草原地帯(alpine meadow)に隣接する草原地帯が、メンヒェンアルプ(“Munchen alpen”)と呼ばれており、その上にそびえる山のことを最初は、メンヒェンベルク(”Munchenberg”)と呼び、後に省略化されて、メンヒ(”Munch” or ” Monch”)と呼ぶようになったという(文献3)。
また、さらにその「メンヒェン(“Munchen”)」という言葉の由来としては、ヴェンゲンアルプからメンヒェンアルプにかけての土地は、麓のインターラーケン(Interlaken)の街にあった修道院(Interlaken Monastery)が所有しており、そこからまず、メンヒェン(Munchen)=「修道士」という地名が生まれたものと思われる(文献4)。

なお隣のユングフラウは、元々は「修道女」の意味合いで名付けられたという(文献4)。つまりメンヒとユングフラウは、名前の由来からは、「修道士」と「修道女」という関係になる。

メンヒの標高に関しては、文献によって差異がある。
(文献1)では、4099m、と記載されている。
(文献2)では、4110m、と記載されている。
(文献3)では、4107m、と記載されている。
(文献5)(スイスの地形図、Swiss topo)では、4110mと記載されている。

(文献3)によると、まず1935年の測量で4099mとされ、その後、1993年の測量で4107m、1997年の測量で4109m、1999年の測量で4110mと測定された。
それら複数の測量値が、文献毎に混在している。
文献3)では、「これらの標高値の違いは、測量の誤差かも知れず、または山自体が成長しているせいかも知れない」、と記載されている。
(本稿では、(文献2=英語版ウイキペディア)の値を採用した)

メンヒの地質学的な面は、各種文献にもあまり具体的な記載はないが、(文献1)によると、メンヒ南東稜のうち、下部の岩場は石灰岩でできており、上部の岩場は赤みがかった片麻岩でできている、としている。

メンヒの初登頂は、1857年8月に、 C. Almer, C. Kaufmann , U.Kaufmann ,S. Porgesによる4人パーティによって、達成された。(文献1)、(文献2)。

メンヒへの一般的な登攀ルート(南東稜)について、(文献1)に基づいて説明する。
まず登山鉄道にて、麓のグリンデルワルトの街から一気に、ユングフラウヨッホ駅(Jungfraujoch;3570m)まで行き、ここからスタートする。
ここからメンヒ南東面の雪面(ユングフラウフィルンの最上部)を巻くように進み、メンヒスヨッホ(“Monchsjoch”)付近に至る。ここにはメンヒスヨッホ小屋がある。
この付近が南東稜(文献1では「南稜」と表記)の取りつきで、ここから岩稜部と氷雪面のミックスルートを登攀して前衛鋒(約4065m)に至る。ここからは細い雪稜を慎重に進み、メンヒ頂上に至る。

ユングフラウヨッホからユングフラウの山頂まで、登りで約3―4時間。標高差 約600m。
登攀ルートの難易度は、フレンチグレードで、PD。
岩場のピッチグレードは、最大で供I浩稾未虜蚤膽佚戮鰐45度。

この他には、南西稜も良く使われる。
南西稜の登攀ルートとしての難易度は、フレンチグレードで、AD(―)。
全体が岩稜ルートであり、岩場のピッチグレードは、供銑掘


※ 本稿は、「アルプス4000m峰登山ガイド」リヒャルト・ゲーゲテ著、島田 訳、山と渓谷社 刊 (1997)の「メンヒ」の項(文献1)、
ウイキペディア英語版の、“Monch” の項(文献2)、
ウイキペディア ドイツ語版の、“Monch (Berg)” の項(文献3)、
ウイキペディア英語版の、“Jungfrau” の項(文献4)、及び
スイスの公的なインターネット地形図(Swiss Topo)(文献5)
を参照して記載した。


※ ウイキペディア英語版の、“Monch” の項

https://en.wikipedia.org/wiki/M%C3%B6nch

※ ウイキペディア ドイツ語版の、“Monch (Berg)” の項

 https://de.wikipedia.org/wiki/M%C3%B6nch_(Berg)

※ スイスの公的なインターネット地形図(Swiss Topo)のサイト

 https://map.geo.admin.ch/
山頂

山の解説 - [出典:Wikipedia]

メンヒ()は、アルプス山脈に属するスイスの山。ドイツ語で「修道士」を意味する。アイガー、ユングフラウとともにオーバーラント三山と呼ばれる。ヴァレー州とベルン州の州境に位置する。
1857年8月15日にクリスチャン・アルマーらが初登頂を果たした。1912年以降の登山は、ユングフラウ鉄道のユングフラウヨッホ駅が、メンヒの東の標高3,454 mにあるため登頂は困難ではない。

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