オロセ尾根〜ウトウノ頭〜天祖山

2016年11月12日(土) [日帰り]

• GPS: 07:28
• 距離: 13.2km
• 登り: 1,413m
• 下り: 1,415m

コースタイム

日帰り

• 山行: 6:32
• 休憩: 0:56
• 合計: 7:28

6:50 八丁橋
7:11 7:13 オロセ尾根取り付き
7:52 7:53 巡視路から分岐（水道局の丸標識）
8:33 8:35 篶坂ノ丸
9:16 9:19 ウトウの頭
9:33 9:34 大京谷のクビレ
10:02 10:03 長沢背稜合流
10:13 10:22 ヘリポート
10:43 10:46 天祖山分岐
11:42 12:16 天祖山
14:18 八丁橋

天候

晴れ一時曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車

林道日原線　八丁橋脇スペース　5,6台駐車可能
土曜朝6:30到着。1番乗り。身支度していると6:45に一台来られました。

コース状況／危険箇所等

不明瞭箇所多数あり

・八丁橋〜篶坂ノ丸（オロセ尾根）
オロセ尾根を登りました。八丁橋の分岐から孫惣谷林道を20分ほど進むと登り口があります。しばらく踏み跡は明瞭です。30〜40分登ると分岐が立て続けに2つあります。2つとも同様な形状でトラバース気味に直進するルートとくの字に折り返して登るルートに分かれています。2か所ともくの字に登る方向へ行きます。2つ目が皆さんのレコでよく出てくる東京都水道局の丸い標識です。この分岐から3分ほど行ったところで踏み跡は直進していますが、左脇にあるブナの木の幹に「左へ曲がれ」と赤い矢印が描かれているので左折します。この分岐から踏み跡が徐々に不明瞭になっていきます。落葉による時期的な要因なのか、そもそも踏み跡が薄いのか、または錯綜しているのか何度もわからなくなりました。基本尾根筋に登っていけばテープがあります。そういう意味において下りではこのコースは難易度が高いと思います。
タワ尾根と合流する目前で登って来たオロセ尾根が2分割するように2つ筋でタワ尾根につながっています。既に踏み跡は見失っており、どちらへ行っても同じです。そのまま進み稜線（タワ尾根）に出たら左へ折れて、ちょっと行けば篶坂ノ丸に着きました。

・篶坂ノ丸〜ウトウノ頭〜長沢背稜
初めは水平にちかい緩いアップダウンが続きます。その後急登が始まります。ひとしきり登ると踏み跡は左へ折れていきます。ここから岩が出てきます。直登する岩や巻ける岩があります。なかなかウトウノ頭に着かなかったので「間違えて巻いてしまったか」と心配になった時に着きました。ウトウノ頭の先も岩稜地帯が続きます。前日の雨のせいなのか木の根が異様に滑るため何度かバランスを崩しました。場所が場所だけに滑落するとちょっとヤバいです。その後作業用モノレールが左手から合流すると様相は一転して岩稜は消えて穏やかな山道となります。

・天祖山〜八丁橋
季節柄新しい落ち葉が堆積しているのか踏み跡が不明瞭です。何度もわからなくなり、その都度わかるところまで戻って慎重に探すという事を繰り返しました。基本尾根筋を行くのですが、支尾根もあり間違えそうになりました。ひたすら急降下してしばらく行くと枯れ沢の小ガレのような箇所が急な斜面にあり滑落注意です。ここを過ぎてからは切り立った谷筋のような箇所が増えてきます。その上ザレたところが一か所ありちょっと緊張しました。そこには”注意”という警告も張られていました。その後も急降下が続き沢の音が聞こえてからもしばらく林道に出ずやたら長く感じました。

その他周辺情報

三河屋麻葉の湯：日帰り入浴　1,000円
浴槽一つのこじんまりしたお風呂です。こことは相性が良くいつも空いているのですが今回は先客4人で混んでました。しかし出る頃に続々とお客さんが来たので、相対的にマシでした。やはり相性が良いのかも。

写真

11/12 6:49

八丁橋手前のスペースです。土曜6:30一番乗りでした

11/12 7:05

孫惣谷林道。いきなりの紅葉でテンションアップ

11/12 7:11

この木橋からエントリー

11/12 7:30

朝の水平な日に照らされて発光してるみたい

11/12 7:33

幹の黒さが紅葉を際立たせてます

11/12 7:45

暗い杉の植林から次第に明るい林へ入っていきます

11/12 7:52

ここが丸標識のある分岐。広角で

11/12 7:54

赤いペンキは右上へ行けという事でしょうか

11/12 7:57

そのすぐ後に今度は木の幹に赤矢印があります。踏み跡は直進しているように見えますが曲がります

11/12 8:09

おぉ

11/12 8:10

全体的に黄色い葉が多い

11/12 8:25

いい感じの尾根

11/12 8:34

篶坂ノ丸。日がかげると寒い

11/12 8:53

黄と紅

11/12 8:54

11/12 9:12

ウトウノ頭前後はこの手の岩場が続きます。木の根が滑る

11/12 9:17

やっぱり撮りたくなる山頂標。山頂標の裏に鵜藤とありました

11/12 9:18

山頂はこんな感じ。暗いです

11/12 9:33

大京谷ノクビレから岩稜を振り返ります。右手から巻いてきました

11/12 9:46

モノレールが出てきました

11/12 10:03

長沢背稜に出て一安心

11/12 10:08

これから向かう天祖山

11/12 10:11

雲取山でしょうか

11/12 10:12

ヘリポートに出ました。眺めが良い

11/12 10:12

両神山？

11/12 10:21

コーヒーを淹れようと思ったら、たき火禁止と書いてありました

11/12 10:30

11/12 10:32

こういう尾根道好き

11/12 10:40

カラマツが出てきました

11/12 10:41

白いフカフカ

11/12 10:46

いい感じ

11/12 11:30

拳で地面を叩いてるみたい

11/12 11:42

天祖山。山頂にはお社が鎮座しています

11/12 11:59

昼食してたら、また晴れてきた

11/12 12:20

秋ですねぇ

11/12 12:20

こっちで昼食でも良さそう

11/12 12:28

高いところは落葉してます

11/12 12:39

標高を下げると

11/12 12:48

いい感じに紅葉

11/12 12:58

きれいだわ

11/12 13:07

赤、黄色、黄緑、傾き気味な日と

11/12 13:10

11/12 13:12

11/12 13:12

日差しに感謝

11/12 13:13

まさしく絶頂期

11/12 13:13

11/12 13:14

黄色とのコラボ

11/12 13:17

グラデーション

11/12 13:19

11/12 13:31

何枚も撮ってしまう

11/12 13:43

実際、目で見てるともっと鮮やか

11/12 13:44

11/12 14:06

この角が切れ落ちて幅も狭く、ザレてて危険ポイントです

11/12 14:16

林道へ下りてきました

11/12 14:17

八丁橋

11/12 14:19

車は増えてませんでした

11/12 15:12

さぁ、お風呂

11/12 15:45

いい湯でした

11/12 17:15

醤油ラーメンで〆る

撮影機器：

GR DIGITAL IV リコー

感想

satoshi7604

紅葉シーズン奥多摩はとても混雑が激しそうですが、バス利用の日帰りではアクセスが悪く、比較的地味そうな天祖山を下調べしたところ、オロセ尾根の記録に魅せられて計画しました。まだバリルートを行く技術や度胸は無いものの、親切丁寧なレコが参考になりました。紅葉の状態も今が最盛期のようです。

狙いは的中し、行程中出会ったのはわずかに1組2人と静けさの中で、少々焦る場面はあったものの、きれいな紅葉を堪能しました。紅葉が最盛期なのは比較的低い位置で八丁橋〜篶坂ノ丸あたりまで、天祖山からしばらく下った辺り〜八丁橋です。稜線は既に冬木立でした。色づきは黄色いのが多い印象でした。