空気の澄んだ晩秋の小金沢連嶺


- GPS
- 29:13
- 距離
- 109km
- 登り
- 2,576m
- 下り
- 3,169m
天候 | 11/16 晴れ→曇り 11/17 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
帰り 笹子駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
小菅での登山口発見に苦労しました。 滝子山から寂しょう尾根は山頂から1300mまでかなり急で岩や根の上の落ち葉で滑りやすいからかなり危ないです。 |
写真
感想
快晴のピーカン。朝5時に家を出て奥多摩駅に7時半。そこからバスで1時間。青梅を越えてからの車窓、奥多摩湖沿いのバスからの車窓からピーカンの下に紅葉で美しい山々が目に入って来る。小金沢連嶺から完璧な富士山を見ながら湯の沢峠に向かう期待感で身体中が満載になる。
バスの中で再度地図を見て登山口を確認すると、このバスは地図に出てる小菅の湯行きじゃなくて小菅で、小菅の湯行きは奥多摩駅からじゃなくて大月駅からとなぜかこの時勘違い。これば手前で降りて川久保というとこからの登山口を目指す必要がありそうだ。前のほうに歩いて行って運転手さんに大菩薩峠へはどこで降りたらいいか聞くと役所前だと。なるほどそこで降りて川久保というとこからの登山口から入ればいいわけだ。しかしこれは勘違いの上塗り。運転手さんへは大菩薩峠と聞いたが、私が目指すその日の目的地 湯の沢峠へは大菩薩峠じゃなくてそこから山ひとつ隔てた天狗棚山から小金沢連嶺に入る予定だったから、大菩薩峠と聞いたのは間違い(写真に地図を付けておきました)。従って運転手は大菩薩峠への林道を想定して教えてくれたわけだ。よく見るとそのバスはちゃんと小菅の湯に行くからそのまま乗っていれば当初予定していた登山口から天狗棚山に向かうことができた。それはこれを書いてる後にわかったこと。
で、川久保からの登山口目指して歩いて見たがどうもそれらしい登山口が見つからない。犬を散歩してる人に聞くと、その時にまた大菩薩峠と聞いたから運転手さんと同じように、林道を教えたくれた。そうじゃなくなその山道と行きたいんですよ、と地図を見れるが、まだこのへんに越してきたばかりでよくわかんないけど、この先に横に入る道があってすぐ舗装路じゃなくなるからそこかもしれないと。まさにそれだ。で、その道に入って歩いて行くとどうも地図と違う方向に連れていかれてしまいには行き止まり。この先は山道じゃありません。モロクボ平へは、300m手前の緑色の民家の脇から入ってください、と書いてるある。そんならその民家の脇にそういうことを書いてくれよ、と思いながら引き返す。しかし民家はすでになくなっていて登山口らしき細い道が山に続いてる。そうだ登山口なんてこんなもんだ。最近メジャーな山の王道ばかり行ってるからバリエーションルートの登山口の感覚を忘れていた。
快晴のピーカン。朝5時に家を出て奥多摩駅に7時半。そこからバスで1時間。青梅を越えてからの車窓、奥多摩湖沿いのバスからの車窓からピーカンの下に紅葉で美しい山々が目に入って来る。小金沢連嶺から完璧な富士山を見ながら湯の沢峠に向かう期待感で身体中が満載になる。
奥多摩から小菅の湯行のバスに乗ったにも関わらず途中で大きな勘違いがあり、小菅役場前で降りてしまい登山口を探すのにあたふたして結構時間のロス。
登山口から少しはほんとにこの道でいいのかと不安もあったが、少し歩くとまさに登山道。地図上のコースにも自分が乗っているのも確認できてひと安心。ここまですったもんだしたおかげ暑くなってきたから上に来てる防風、防寒、防水ジャケットとその下に来てる薄手のジャージジャケットを脱いで、長袖アンダーシャツ、半袖T、長袖ヒートテックシャツだけななって、さて本格的に登山道を歩くことにする。なんだかんだで20分のロス。
今日のコースは、川久保の登山口からコースタイム(CT)9時間。8時半にスタートしたからCT通りだと湯の沢峠着が17時半で真っ暗に近い状態になってしまう。せめて16時半(CTの89%)できれば16時(CTの83%)には着きたい。その状態での20分のロスは痛い。このおかげで89%→85%に83%→80%と頑張らねばならなくなった。ほかにも休憩やランチを考慮すると75%で行かなばならない。ま、コンテンジェンシーは多少のヘッデンは覚悟する、天狗棚山から湯の沢峠と反対の大菩薩峠に行ってそこで泊まるなどあるから、なんとかなるだろう。
そんなことを考えながらモロクボ平までのコースをえっちら登る。急登ではないがちょっとした坂道。でもモロクボ平までくると、後はかなり平坦に近い坂道と言ったとこの天狗棚山へコース、通称牛の寝通りを進む。ピーカンの下の紅葉が素晴らしい。大ダナを越えると左右の稜線を見ながらののんびりコースに。木の枝や違和感など自分の歩幅を妨げるものがない平坦に近い快適なコースを手前には紅葉、遠くには山々の稜線を見ながらの快適山歩き。最高の気分。
標高1400を過ぎたあたりから大菩薩峠が見えてくる。ピーカンだった空に雲が少し。でもまだ青空が多い。
12時を過ぎてとりあえずのターゲットで天狗棚山が正面に。だいぶ雲が多くなっている。あと40分くらいで到着予定。着いてみると、青空はすでになし。大菩薩湖と小金沢山が薄いガスの中に見える。そしてそこは風の吹きっさらしで寒いこと寒いこと、標高1800地点で来たウインドブレーカーの上にダウンジャケットをさらに着る。
ベースとしては登山口からのCT5時間半を当初のドタバタと途中の小休止を入れても1時間セーブ。このベースで行けばなんとか4時には湯の沢峠避難小屋につきそうだ。
牛の寝通りは平日のマイナーコースということもあり、途中出会ったのはトレラン若者1人。塩山から来たと言うかは、塩山から走ってきたのかと思いビックリしたが、大菩薩峠下まではバスでその登山口から走ってきたそうで、それでもかなり凄い。
天狗棚山からのコースは牛の寝通りとは違い普通に木の枝、倒木に大きな岩があって無理が歩幅を強いられるがコース自体には青いテープのおかげで迷わずにすんだ。
午後2時、この日の最高標高の秀麗富嶽十二景 2番小金沢山。凄い富士山だ。
午後2時半、秀麗富嶽十二景 2番 牛奥の雁ヶ腹摺山(うしおくのがんがばらすりやま)。それまた凄い富士山。
注) 秀麗富嶽十二景は1,2,3,4,8,9,12番はなぜか2つずつある。
http://www.city.otsuki.yamanashi.jp/kanko/shurefugaku.html
午後3時40分、茶臼山。南側に展望が開けると地図に出ている通りの展望は…
午後4時6分。ほぼ予定通りに湯の沢峠避難小屋に。
途中の廃屋を通り越して避難小屋をまずは写真におさめる。でもよくみるとそれは綺麗なトイレで、避難小屋は廃屋と思ってパスした建屋。そこは車でも来れるとこで二台の先着がありその一台からおじさんが出て来て、水場はどこか聞いたらいっぱいあるからあげるよ、と1Lいただいた。ありがたい。そのおじさん達はそれぞれの車の中で寝るらしい。車で来ててそこに小屋があるんだから小屋を使えばいいのに、クルマのほうが暖かいからと。
小屋に入ってみると驚いたことに蛍光灯が部屋についてる。電気はどうしているんだろ?
そして先客は4人。そのうち3人は小屋の中にテントを張ってその中に。今年のGWに避難小屋デビューした私はこんなの初めてみたが寒い季節の避難小屋にはいいかも。ただし人が多い時にはできないな。
いろいろ食べて飲んでもまだ5時過ぎ。テント内の会話を聞きながら6時には寝ちゃう。多分0時ごろ起きるだろうなぁと思ったが案の定0時過ぎに目が覚めてトイレに。月が見えて星も少し。明日は晴れるかも。眠剤飲んでまた寝る。
5時ごろに起きてカップラーメン。小屋を日の出前の6時10分ごろに出ると空が青い。これは期待が持てるかも。
まずは目指す大蔵高丸へ。途中で左側に日の出。美しい。山で泊まる大きな魅力の一つ。
大蔵高丸山頂。まさに秀麗富嶽!
ハマイバ丸山頂。どんどん富士山が近くなる。
目的地の滝子山。ここはタキコじゃなくてタキゴだった。ちょっと迷ったが破線のコース 寂しょう尾根に。 途中、二手に分かれて寂しょう尾根のほうには滑落多発と書いてあるが、行ってみる。行ってみたらホントに滑落しそうなコース。滑落と言ってもコース外に滑落するんじゃなくて、急斜面に落ち葉がいっぱいあってそれに滑ってしまいそう。この急斜面で滑って転けたら大変だ。そんな斜面急な斜面が1600mから1300まで。とにかく慎重に降りる。1300m地点で上がって来る人に出会う。60過ぎのおじさん。こんなとこをよく上がって来れたもんた。聞いて見ると下から2時間くらいかけてそこまで上がってきたらしい。下からあの急斜面なら2時間は速い。でもその出会いポイントから下はだいぶ斜度が緩やかになってラクになる。あのおじさんあの急斜面大丈夫だっただろうか。でも急斜面は登りの方がラクだから大丈夫だろう。降りはこのコースは選ばないだろうな。なんて思いながら無事下山。下山後は笹子駅まで歩いて3〜40分。
よく歩いたよ。さて何キロ歩いたか山と高原地図アプリを見るとなんと終了ボタンを押してないのを帰りの中央線で気づいて押したとこまでで127km。 そのせいか山レコにルートがアップロード出来ず。
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