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Yamareco

記録ID: 1029152
全員に公開
ハイキング
箱根・湯河原

最古の箱根路を往く(最乗寺〜明神ヶ岳〜明星ヶ岳〜宮城野)

2016年07月07日(木) [日帰り]
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hadzuki その他1人
体力度
3
日帰りが可能
GPS
08:55
距離
12.7km
登り
1,006m
下り
884m
歩くペース
標準
1.11.2
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
6:52
休憩
2:04
合計
8:56
8:36
95
大雄山最乗寺
10:11
10:11
18
10:29
10:40
46
11:26
11:43
28
12:11
13:05
10
13:15
13:32
5
13:37
13:37
52
14:29
14:30
43
15:13
15:37
105
17:22
17:22
6
17:28
17:28
4
17:32
勘太郎の湯
天候 快晴(関東一円で猛暑日)
過去天気図(気象庁) 2016年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
往路は伊豆箱根鉄道大雄山線・大雄山駅よりバスで道了尊バス停へ。
復路は宮城野支所前バス停よりバスでJR小田原駅へ。
コース状況/
危険箇所等
特に危険な箇所はない。
最乗寺から明神ヶ岳への尾根に上がる坂、神明水から明神水へむかう坂は、若干急登。
明星ヶ岳へ向かう鞍部な先に腰まで下草に埋もれているところもあったが、トレースは明瞭。
7月上旬だったが、明星ヶ岳の山稜線は上が抜けると、とにかく暑い。
その他周辺情報 明星ヶ岳から宮城野橋へ下山した後は、箱根裏街道を少し歩くと日帰り温泉「勘太郎の湯」があります。
朝8時ちょっと前に道了尊バス停に到着。まずは最乗寺のしんと静かな本堂で、今日の安全祈願を済ませ、8:35にGPSログを開始。ここを今回のコース起点にして碧落門をくぐると、明神橋の手前に初代大下駄(1500Kg)が鎮座しています。二代目大下駄となる世界一大きな和合下駄(3800Kg)は、境内のもっと奥に。
2016年07月07日 08:37撮影 by  iPhone SE, Apple
7/7 8:37
朝8時ちょっと前に道了尊バス停に到着。まずは最乗寺のしんと静かな本堂で、今日の安全祈願を済ませ、8:35にGPSログを開始。ここを今回のコース起点にして碧落門をくぐると、明神橋の手前に初代大下駄(1500Kg)が鎮座しています。二代目大下駄となる世界一大きな和合下駄(3800Kg)は、境内のもっと奥に。
碧落門を出てすぐの明神橋からの上り坂は、かなり道が荒れ気味なのを6月に最乗寺周辺をトレッキングした際に事前調査済み。今回はより安全な相生橋側から登ります。橋を渡るとすぐ目の前には「御開山坐禅石」。この石が大雄山を開山するきっかけになったそうなので、やっぱりこっち側から登るのが、碓氷道としては正しいのかもしれない、と自己満足。
2016年07月07日 08:41撮影 by  iPhone SE, Apple
7/7 8:41
碧落門を出てすぐの明神橋からの上り坂は、かなり道が荒れ気味なのを6月に最乗寺周辺をトレッキングした際に事前調査済み。今回はより安全な相生橋側から登ります。橋を渡るとすぐ目の前には「御開山坐禅石」。この石が大雄山を開山するきっかけになったそうなので、やっぱりこっち側から登るのが、碓氷道としては正しいのかもしれない、と自己満足。
1本1本がピンで御神木で通用しそうな杉の巨木が林立する石畳の道を歩きます。
2016年07月07日 08:42撮影 by  iPhone SE, Apple
7/7 8:42
1本1本がピンで御神木で通用しそうな杉の巨木が林立する石畳の道を歩きます。
幅広の石畳の道のドンツキにある、狭い急な石段。これこそが明神ヶ岳への入口。静かに碓氷道への旅人を待っています。
2016年07月07日 08:43撮影 by  iPhone SE, Apple
7/7 8:43
幅広の石畳の道のドンツキにある、狭い急な石段。これこそが明神ヶ岳への入口。静かに碓氷道への旅人を待っています。
階段を登りきると旧御真殿の石碑があり、そこからが明神ヶ岳の山稜線への本当の上り坂です・・・って、マジか———! いきなりの岩と木の根のメチャ急登じゃないですか。古道とはいえ、この様相はタダモノではない・・・と最初はビビるけど、でも、実際には踏み跡もしっかりしていて、見た目ほど危険はない道です。
2016年07月07日 08:47撮影 by  iPhone SE, Apple
7/7 8:47
階段を登りきると旧御真殿の石碑があり、そこからが明神ヶ岳の山稜線への本当の上り坂です・・・って、マジか———! いきなりの岩と木の根のメチャ急登じゃないですか。古道とはいえ、この様相はタダモノではない・・・と最初はビビるけど、でも、実際には踏み跡もしっかりしていて、見た目ほど危険はない道です。
5分ほどで急登を登り切って、尾根道との出合にはお札と苔むした十数体の石仏群。ここが古道「碓氷道」であることを感じさせますね〜しかも、それぞれの仏様に備えられたお茶碗は真新しく、いまも信仰を集めていることを物語っています。
2016年07月07日 08:52撮影 by  iPhone SE, Apple
7/7 8:52
5分ほどで急登を登り切って、尾根道との出合にはお札と苔むした十数体の石仏群。ここが古道「碓氷道」であることを感じさせますね〜しかも、それぞれの仏様に備えられたお茶碗は真新しく、いまも信仰を集めていることを物語っています。
尾根までの急登がウソのように、尾根道は非常に良い整備状況で、傾斜も穏やか。尾根道を15分ほど歩くと、この場に不釣り合いな大きな朽ちた鉄塔がありました。それでも送電鉄塔にしては小さいし、なんだろう・・・
2016年07月07日 09:06撮影
7/7 9:06
尾根までの急登がウソのように、尾根道は非常に良い整備状況で、傾斜も穏やか。尾根道を15分ほど歩くと、この場に不釣り合いな大きな朽ちた鉄塔がありました。それでも送電鉄塔にしては小さいし、なんだろう・・・
尾根に上がってから20分ほどで、大日影林道との出合です。ここのGPS高度が470mほどなので、尾根を100mほど登ったことになります。林道は、いちおうガードレールとかも付いていて車の走行をうかがわせますが、下草の生え方を見ると、あんまり通行量はないみたいですね。
2016年07月07日 09:10撮影 by  iPhone SE, Apple
7/7 9:10
尾根に上がってから20分ほどで、大日影林道との出合です。ここのGPS高度が470mほどなので、尾根を100mほど登ったことになります。林道は、いちおうガードレールとかも付いていて車の走行をうかがわせますが、下草の生え方を見ると、あんまり通行量はないみたいですね。
そのまま林道を横断して、さらに夏草の茂る登山道へ。大きな石がゴロゴロと転がった樹林帯の中の急登を過ぎると、再び傾斜の緩やかな尾根道となって、樹林帯の木漏れ日の中を歩きます。
2016年07月07日 09:38撮影 by  iPhone SE, Apple
7/7 9:38
そのまま林道を横断して、さらに夏草の茂る登山道へ。大きな石がゴロゴロと転がった樹林帯の中の急登を過ぎると、再び傾斜の緩やかな尾根道となって、樹林帯の木漏れ日の中を歩きます。
ダートと木の根の道は登山者の踏み圧なのか降水で土砂が流されてしまったのか、かなりえぐれた状態の坂道を10分ほど登ると、2度目の林道出合、足柄林道に出ました。こちらの林道はまがりなりにも舗装されています。これなら営林関連の作業車両なんかも走りやすいでしょうね。
2016年07月07日 09:39撮影
7/7 9:39
ダートと木の根の道は登山者の踏み圧なのか降水で土砂が流されてしまったのか、かなりえぐれた状態の坂道を10分ほど登ると、2度目の林道出合、足柄林道に出ました。こちらの林道はまがりなりにも舗装されています。これなら営林関連の作業車両なんかも走りやすいでしょうね。
9:50 明神ヶ岳見晴小屋に到着しました。GPS高度で667mほど。最乗寺を出て、ちょうど400m登りました。見晴小屋は想像以上に廃屋状態でした。入っては見なかったけど、中には入れるようです(壁に穴が開いてて丸見えだけど)だから、急な雨や雷の時には、いい避難場所になりそう。
2016年07月07日 09:50撮影 by  iPhone SE, Apple
7/7 9:50
9:50 明神ヶ岳見晴小屋に到着しました。GPS高度で667mほど。最乗寺を出て、ちょうど400m登りました。見晴小屋は想像以上に廃屋状態でした。入っては見なかったけど、中には入れるようです(壁に穴が開いてて丸見えだけど)だから、急な雨や雷の時には、いい避難場所になりそう。
完全な樹林帯の中で見透しゼロ。木漏れ日は綺麗だけど、その陽射しが時間を追うごとに刺すように強くなってきています。今日の下界は相当な暑さになってきている様子。でも、この樹林帯の中は、風さえ通れば相当に快適。8分ほど登ったところで、ふたたび朽ち果てた鉄骨のかたまりが木立に埋もれているのを発見!さっきの錆びついた鉄塔といい、やっぱりここには何かがあったんだろうな〜
2016年07月07日 10:18撮影 by  iPhone SE, Apple
7/7 10:18
完全な樹林帯の中で見透しゼロ。木漏れ日は綺麗だけど、その陽射しが時間を追うごとに刺すように強くなってきています。今日の下界は相当な暑さになってきている様子。でも、この樹林帯の中は、風さえ通れば相当に快適。8分ほど登ったところで、ふたたび朽ち果てた鉄骨のかたまりが木立に埋もれているのを発見!さっきの錆びついた鉄塔といい、やっぱりここには何かがあったんだろうな〜
10分後、いきなり天井が抜けました〜山稜線の草はらに飛び出したもよう。うわ〜〜暑いーーー! この空はもう「梅雨の中休み」じゃないよね〜真夏だよ、マ・ナ・ツ!
2016年07月07日 10:21撮影 by  iPhone SE, Apple
7/7 10:21
10分後、いきなり天井が抜けました〜山稜線の草はらに飛び出したもよう。うわ〜〜暑いーーー! この空はもう「梅雨の中休み」じゃないよね〜真夏だよ、マ・ナ・ツ!
山稜で遮るものなし、まな板の上の鯉、いや鉄板の上のイカ、のようにじりじり焼かれて「アジーーー」と音を上げていると、おお!「神明水」の標識。岩の隙間から樋が設置されていて、綺麗で冷たそうな清水がサラサラと流れ出てます。やった〜! まずはお顔をパシャパシャ、気持ちいいーー!まさに「オアシス」です。
2016年07月07日 10:30撮影 by  iPhone SE, Apple
7/7 10:30
山稜で遮るものなし、まな板の上の鯉、いや鉄板の上のイカ、のようにじりじり焼かれて「アジーーー」と音を上げていると、おお!「神明水」の標識。岩の隙間から樋が設置されていて、綺麗で冷たそうな清水がサラサラと流れ出てます。やった〜! まずはお顔をパシャパシャ、気持ちいいーー!まさに「オアシス」です。
神明水からは山の斜面を、もう上の尾根道まで突き上げる急登です。でも、そのおかげで見通し満点。おお!あれに見えるは相模湾じゃないか〜
2016年07月07日 10:42撮影 by  iPhone SE, Apple
7/7 10:42
神明水からは山の斜面を、もう上の尾根道まで突き上げる急登です。でも、そのおかげで見通し満点。おお!あれに見えるは相模湾じゃないか〜
ふたたび草はらの山稜に出ました。ここにも錆びて朽ちた鉄塔が夏草の中にひっそりと立っています。ちょっと変わった形の鉄塔。この滑車・・・これは索道鉄塔ですね。どうやら、ここに索道を通そうとした痕跡のようです。ちょっと調べてみると、今から30年ほど前、小涌園などを経営している観光会社がここに索道を敷設する計画に着手し、山頂付近の急勾配で挫折、そのまま放置されているらしいです。墓標のようですな。
2016年07月07日 11:00撮影 by  iPhone SE, Apple
7/7 11:00
ふたたび草はらの山稜に出ました。ここにも錆びて朽ちた鉄塔が夏草の中にひっそりと立っています。ちょっと変わった形の鉄塔。この滑車・・・これは索道鉄塔ですね。どうやら、ここに索道を通そうとした痕跡のようです。ちょっと調べてみると、今から30年ほど前、小涌園などを経営している観光会社がここに索道を敷設する計画に着手し、山頂付近の急勾配で挫折、そのまま放置されているらしいです。墓標のようですな。
その墓標に手向けられたように、鉄塔のそばには鮮やかなシモツケの花が揺れ、ヒョウモンチョウが舞っていました〜
2016年07月07日 11:01撮影 by  iPhone SE, Apple
7/7 11:01
その墓標に手向けられたように、鉄塔のそばには鮮やかなシモツケの花が揺れ、ヒョウモンチョウが舞っていました〜
「涸れていることが多い」と定評の「明神水」から、しっかりコンコンと清水が流れ出ていました。神明水よりは、水量は少な目かな。この間、写真もあまり撮る気になれないほどの暑さだったけど、ここで再び復活!もう全身拭きまくりました。
2016年07月07日 11:30撮影 by  iPhone SE, Apple
7/7 11:30
「涸れていることが多い」と定評の「明神水」から、しっかりコンコンと清水が流れ出ていました。神明水よりは、水量は少な目かな。この間、写真もあまり撮る気になれないほどの暑さだったけど、ここで再び復活!もう全身拭きまくりました。
15分ほどほとんど上下動のないトラバース道を歩くと、いきなりのヤブが立ちふさがってT字路に。右手が明神ヶ岳らしいです。
2016年07月07日 11:46撮影 by  iPhone SE, Apple
7/7 11:46
15分ほどほとんど上下動のないトラバース道を歩くと、いきなりのヤブが立ちふさがってT字路に。右手が明神ヶ岳らしいです。
出た————!あら、まだ山頂じゃないらしい・・・でも、箱根外輪山の稜線ですね。箱根の外輪山、内輪山が一望できます〜
2016年07月07日 12:09撮影 by  iPhone SE, Apple
7/7 12:09
出た————!あら、まだ山頂じゃないらしい・・・でも、箱根外輪山の稜線ですね。箱根の外輪山、内輪山が一望できます〜
外輪山の稜線を3分ほど歩いて、明神ヶ岳(標高1,169m)の山頂碑です。見晴小屋を出発して、きっかり2時間でした。山頂では、この日差しを遮るものは皆無。灼熱の炎天下で、ランチのおにぎりを頂きました。炎天下でも旨い!
2016年07月07日 12:11撮影 by  iPhone SE, Apple
7/7 12:11
外輪山の稜線を3分ほど歩いて、明神ヶ岳(標高1,169m)の山頂碑です。見晴小屋を出発して、きっかり2時間でした。山頂では、この日差しを遮るものは皆無。灼熱の炎天下で、ランチのおにぎりを頂きました。炎天下でも旨い!
いろいろ調べてみると、本当の明神ヶ岳山頂を示す三角点は、ここから少し金時山方向に尾根を進んだところにあるらしい。それに「明神ヶ岳」の山名の由来となった明神様をお祀りする明神社も、そのあたりにあるとのこと。少し金時山方面に足を延ばしてみると、尾根の左手はガッツリ切り立って箱根の外輪山と内輪山の構造が俯瞰で良く分かります。これは地図で見てるだけじゃ理解できない!「目で見て実感」ってやつですね。
2016年07月07日 13:13撮影 by  iPhone SE, Apple
7/7 13:13
いろいろ調べてみると、本当の明神ヶ岳山頂を示す三角点は、ここから少し金時山方向に尾根を進んだところにあるらしい。それに「明神ヶ岳」の山名の由来となった明神様をお祀りする明神社も、そのあたりにあるとのこと。少し金時山方面に足を延ばしてみると、尾根の左手はガッツリ切り立って箱根の外輪山と内輪山の構造が俯瞰で良く分かります。これは地図で見てるだけじゃ理解できない!「目で見て実感」ってやつですね。
三角点はカヤトの茂みに埋もれてしまったのか、発見できませんでしたが、「明神社」は見つかりました。苔むした小さな祠ですけど、歴史を感じさせると同時に、真新しい注連縄が今も連綿と続く信仰の深さを物語っています。
2016年07月07日 13:18撮影 by  iPhone SE, Apple
7/7 13:18
三角点はカヤトの茂みに埋もれてしまったのか、発見できませんでしたが、「明神社」は見つかりました。苔むした小さな祠ですけど、歴史を感じさせると同時に、真新しい注連縄が今も連綿と続く信仰の深さを物語っています。
明神ヶ岳山頂広場まで戻って、次のターゲット・明星ヶ岳に向かいます。
2016年07月07日 13:40撮影 by  iPhone SE, Apple
7/7 13:40
明神ヶ岳山頂広場まで戻って、次のターゲット・明星ヶ岳に向かいます。
10分ほど大展望の尾根道を歩くと、道はいきなりカヤトの海に沈みました〜背伸びすると、カヤトの海の向こうに箱根内輪山がかろうじて見えます。
2016年07月07日 13:45撮影 by  iPhone SE, Apple
7/7 13:45
10分ほど大展望の尾根道を歩くと、道はいきなりカヤトの海に沈みました〜背伸びすると、カヤトの海の向こうに箱根内輪山がかろうじて見えます。
その先少し行くと、登山道脇のカヤトを少し刈り取ったような空間が出現し、年季の入った石碑が立ってました。「摂政宮殿下大雄山行啓御通路記念碑」と読めますね。つまり後の昭和天皇が皇太子の頃に、ここに登った記念らしい。山行するとやたらと出くわす皇室関連の石碑の1つですね。
2016年07月07日 13:53撮影 by  iPhone SE, Apple
7/7 13:53
その先少し行くと、登山道脇のカヤトを少し刈り取ったような空間が出現し、年季の入った石碑が立ってました。「摂政宮殿下大雄山行啓御通路記念碑」と読めますね。つまり後の昭和天皇が皇太子の頃に、ここに登った記念らしい。山行するとやたらと出くわす皇室関連の石碑の1つですね。
鞍部に向かう下り坂は、石がゴロゴロした狭い登山道で、速度の遅い先行者を抜くにも抜けず、結構フラストレーション溜りました。
2016年07月07日 14:10撮影 by  iPhone SE, Apple
7/7 14:10
鞍部に向かう下り坂は、石がゴロゴロした狭い登山道で、速度の遅い先行者を抜くにも抜けず、結構フラストレーション溜りました。
14:30 鞍部と呼ばれる宮城野への分岐に到着。GPS高度で910m。1時間で260mほど下ったことになります。この暑さなので、夕立がヤバそうだったら、ここから40分で宮城野の集落に下山しようというエスケープを考えていたのですけど、お空には一点の雲もなし。このまま先に進みます。
2016年07月07日 14:29撮影
7/7 14:29
14:30 鞍部と呼ばれる宮城野への分岐に到着。GPS高度で910m。1時間で260mほど下ったことになります。この暑さなので、夕立がヤバそうだったら、ここから40分で宮城野の集落に下山しようというエスケープを考えていたのですけど、お空には一点の雲もなし。このまま先に進みます。
なんか物凄いところに出てしまった〜道、どこーーー? まあ、なんとなくトレースが付いてるから分かりますね。でも、この夏草の茂みの中って、よく見ると結構狭い尾根だったりするのでビックリ!
2016年07月07日 14:50撮影 by  iPhone SE, Apple
7/7 14:50
なんか物凄いところに出てしまった〜道、どこーーー? まあ、なんとなくトレースが付いてるから分かりますね。でも、この夏草の茂みの中って、よく見ると結構狭い尾根だったりするのでビックリ!
オオバギボウシの綺麗なお花が咲いていました。これが山菜だっていうから二度びっくり。この若芽が、春の山菜の「うるい」なんですね。
2016年07月07日 15:03撮影 by  iPhone SE, Apple
7/7 15:03
オオバギボウシの綺麗なお花が咲いていました。これが山菜だっていうから二度びっくり。この若芽が、春の山菜の「うるい」なんですね。
ちまちまと登っていたらしく、気付けばGPS高度は920mに上がっていました。ここで唐突に標識が出ました。でも、どの方向にも明星ヶ岳って書いていませんね〜まあ、地図のとおり直進してみます。
2016年07月07日 15:11撮影
7/7 15:11
ちまちまと登っていたらしく、気付けばGPS高度は920mに上がっていました。ここで唐突に標識が出ました。でも、どの方向にも明星ヶ岳って書いていませんね〜まあ、地図のとおり直進してみます。
ここはいったいなんなんだろう・・・山頂広場じゃないよね〜かなりの幅で綺麗にシノダケが刈り取られて、しかも天日干しされています。地図によると、明星ヶ岳の山頂はこの先にある、笹ヤブの向こうらしい。
2016年07月07日 15:12撮影 by  iPhone SE, Apple
7/7 15:12
ここはいったいなんなんだろう・・・山頂広場じゃないよね〜かなりの幅で綺麗にシノダケが刈り取られて、しかも天日干しされています。地図によると、明星ヶ岳の山頂はこの先にある、笹ヤブの向こうらしい。
2分ほど歩くと、明星ヶ岳(標高924m)の山頂標識(解説板)がありました。15:15 明星ヶ岳に到着です。
2016年07月07日 15:15撮影
7/7 15:15
2分ほど歩くと、明星ヶ岳(標高924m)の山頂標識(解説板)がありました。15:15 明星ヶ岳に到着です。
山頂標識の傍らには、大きな石碑と、かなり年季の入った鳥居がありました。
2016年07月07日 15:16撮影 by  iPhone SE, Apple
7/7 15:16
山頂標識の傍らには、大きな石碑と、かなり年季の入った鳥居がありました。
明星ヶ岳から宮城野へ向けて下山開始してから10分ほどすると、なにやらだだっ広い斜面に出ました。GPS標高で855m。なんだろう、ここは。かなり広い斜面を整地して、なにやら天日干ししたシノダケが並んでいます。前方は宮城野の町まで視界を遮りもの、一切なし。首をひねりながら通過しようしたら案内板が〜「箱根大文字焼」!なるほど、これって大文字焼きで火をつけるシノダケなんですね。
2016年07月07日 15:57撮影 by  iPhone SE, Apple
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7/7 15:57
明星ヶ岳から宮城野へ向けて下山開始してから10分ほどすると、なにやらだだっ広い斜面に出ました。GPS標高で855m。なんだろう、ここは。かなり広い斜面を整地して、なにやら天日干ししたシノダケが並んでいます。前方は宮城野の町まで視界を遮りもの、一切なし。首をひねりながら通過しようしたら案内板が〜「箱根大文字焼」!なるほど、これって大文字焼きで火をつけるシノダケなんですね。
17:00 明星ヶ岳登山口に到着しました。明星ヶ岳からこの先の宮城野橋まではコースタイム60分だけど、ここまでで既に80分かかりました。大文字焼で遊んじゃったし、明星ヶ岳登山口手前でちょっと興味本位で変な横道探索してしまいましたからね〜〜でも日暮れ前に下山できたので上出来!
2016年07月07日 16:59撮影
7/7 16:59
17:00 明星ヶ岳登山口に到着しました。明星ヶ岳からこの先の宮城野橋まではコースタイム60分だけど、ここまでで既に80分かかりました。大文字焼で遊んじゃったし、明星ヶ岳登山口手前でちょっと興味本位で変な横道探索してしまいましたからね〜〜でも日暮れ前に下山できたので上出来!
ここからは一般道を歩いて宮城野橋に向かいます。元々宮城野橋バス停から帰路に就く計画だったのだけど、今日はなにせ暑かったから日帰り温泉で汗を流したい〜
2016年07月07日 17:09撮影 by  iPhone SE, Apple
7/7 17:09
ここからは一般道を歩いて宮城野橋に向かいます。元々宮城野橋バス停から帰路に就く計画だったのだけど、今日はなにせ暑かったから日帰り温泉で汗を流したい〜
宮城野橋を素通りして、箱根裏街道を日帰り温泉「勘太郎の湯」に向って歩いていたら、商店街のオバサンから声を掛けられました〜「あそこから下りてきたの?」オバサンの指差す方向をみやると、そこには明星ヶ岳の「大文字」がデデーーン!
2016年07月07日 17:30撮影 by  iPhone SE, Apple
7/7 17:30
宮城野橋を素通りして、箱根裏街道を日帰り温泉「勘太郎の湯」に向って歩いていたら、商店街のオバサンから声を掛けられました〜「あそこから下りてきたの?」オバサンの指差す方向をみやると、そこには明星ヶ岳の「大文字」がデデーーン!
20分ほど歩いて「勘太郎の湯」に。今回はここを終点とします。こじんまりした(かつてはもっと大がかりに営業していたっぽい)でもいい温泉でした〜しばらくは貸切状態だったので、男湯の様子をお写真に。
2016年07月07日 17:42撮影 by  iPhone SE, Apple
7/7 17:42
20分ほど歩いて「勘太郎の湯」に。今回はここを終点とします。こじんまりした(かつてはもっと大がかりに営業していたっぽい)でもいい温泉でした〜しばらくは貸切状態だったので、男湯の様子をお写真に。
撮影機器:

感想

今回のコースは、最乗寺〜明神ヶ岳〜明星ヶ岳〜宮城野と歩きました。

昔、箱根を越えるには、現在、明神ヶ岳の南斜面にその名を残す碓氷峠を通る道(碓氷道)が使われていて、これは今回のコースでも利用した伊豆箱根鉄道大雄山線の大雄山駅のある南足柄市の中心地・関本から明神ヶ岳を越えて宮城野に下り、そこより早川の峡谷を明神ヶ岳中腹を巻く碓氷峠で回避し、仙石原に出て乙女峠を越えた古道です。その道は、箱根の外輪山を越えるハードな路程であったため、旅人の安全を祈るために、山頂に明神を祭ったのが明神ヶ岳の山名由来だそうです。

ならば、その明神様をお詣りせねば〜ということで明神ヶ岳山頂展望広場から金時山へ向かう笹薮に覆われた外輪山尾根をしばらく探索。ようやく苔むした小さな石の祠を見つけました。歳月のかをりを感じる祠ですが、注連縄は新しく、今も大切に信仰されていることが伺えます。ここで明神様に登頂の御礼とこの後の安全を祈願です。

明神ヶ岳から明星ヶ岳へは、時折開ける箱根外輪山とそれに囲まれた箱根山内輪の山々を眺めを堪能しながら、カヤトと笹薮の中を行軍。人気コースとあって道はよく整備されていましたが、この時期下草の繁殖力は恐ろしく、途中には下草に覆われて何処が登山道?という箇所もありました。

明神ヶ岳からほぼコースタイムの90分ほどで到着した明星ヶ岳山頂はシノダケが刈り取られた不思議な風景。1,000mに満たない低い山ですが、小田原方面からは高く見え、宵の明星が山の上に輝くことからこの名がついたとのこと。良い名前ですね〜

この山では毎年8月16日の夜には、箱根強羅夏祭りの大文字焼きが行われるそうですが、まさにそのシノダケの束を燃やす場所を間近に見られたのはサプライズでした。

それにしても、この日の関東は記録的な猛暑でした。箱根外輪山の尾根でも相当に暑くて汗だく。ハイドレレーションパックの2Lの水も飲み尽くす勢いでしたので、宮城野の日帰り温泉「勘太郎の湯」は格別でした。

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この記録に関連する登山ルート

ハイキング 箱根・湯河原 [日帰り]
明神が岳(大雄山最乗寺往復)
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス
技術レベル
2/5
体力レベル
2/5
無雪期ピークハント/縦走 箱根・湯河原 [日帰り]
技術レベル
1/5
体力レベル
2/5

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