高水三山〜御岳渓谷

2016年12月25日(日) [日帰り]

• GPS: 04:03
• 距離: 12.8km
• 登り: 828m
• 下り: 848m

コースタイム

日帰り

• 山行: 3:52
• 休憩: 0:12
• 合計: 4:04

距離 12.8km 登り 848m 下り 848m

7:38 軍畑駅
8:01 8:03 高源寺
8:52 8:55 常福院
8:58 高水山
9:21 9:23 岩茸石山
9:34 馬ぼとけ峠
9:41 馬仏山
9:57 9:59 惣岳山
10:44 10:47 御嶽駅
11:42 軍畑駅

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車

往路:青梅線 拝島〜軍畑(310円)
復路:青梅線 軍畑〜拝島(310円)

コース状況／危険箇所等

積雪・凍結などは無し。
よく整備されたメジャールートのため、道迷いの心配はないと思います。
岩場がちょっとだけ有る事だけ念頭に入れておけば良いと思います。

写真

今日は初めての奥多摩、初心者向けと紹介されていた高水三山に行こうと思い青梅線軍畑駅に来ました。
山と高原地図のコースタイムを見る限りそこまで長くないので、のんびり目の行動開始。

いい天気になりそうな予感。
天気予報では晴れ予報なので期待が高まります。
世間はクリスマスだというのに私はボッチ登山へGO！

流石にメジャールートとはいえ今日は人出が少ないですね。
奥多摩は初めてなのですが、今年はクマのニュースが多いのでかなり心細いです。

最初の分岐。
結構舗装路が長いのですね。

高源寺の横に登山口の看板がありました。
クマ出没注意の看板も。
まだ舗装された人里なのですが、すでにビビり倒しています。

せっかくなので高源寺にも立ち寄りました。
すぐ隣には神社も。
今日の登山の無事を祈ってから行きます。
クマに会いませんように…！

登山口からしばらくの間は舗装路が続きます。
安心感はあるのですがコンクリは足に響く気がします。

堰堤を超えて、まだまだ舗装路。

ようやっと登山道っぽくなりました。
すでに残り1.7km。
なんかもうすぐなんじゃない？という気になります。

道は明瞭です。
これこれ、これこそ登山という感じ！
途中、小動物のフンを踏みそうになりました。
直径1cm、長さが5cmくらいでしたので形状的にはイタチの粗相っぽい。
こ、このサイズならクマじゃないよねっ！

あっという間に何やら視界が開けそうな雰囲気に。
ここまで誰にも会うことは無かったのですが、ここで単独行の方とお会いしました。
まだそこまで山深い所ではないんですが、人に会えたという感覚がとてもほっとします。

視界が開けそうに見えたのはまやかしでした。
そういえばベンチから先が割と急な登りと聞いていたっけ…。
とはいえ距離が短いのでそこまでキツくはありませんでした。

しばらく歩くと、山頂直下にある常福院に到着。
お参りをしていたら関係者の方に「どちらまで？」と声をかけてもらいました。
単独行かつ今日のような人出が少ない日には、ちょっとした事がとても有難く感じます。

程なくして高水山の山頂に到着。
冬なので葉の落ちた木の間から景色が見えますが、春夏秋はあまり展望は無さそうです。
この先の岩茸石山の展望が良いとの事なので、ささっと先に進んでしまう事にしました。

高水山から岩茸石山までは稜線歩き。
多少のアップダウンはありますが、道幅広く歩きやすいです。
標高が低いので展望はあまり期待できそうにありませんが。

道中、なにやら見慣れないキノコ？が。
そもそもキノコは全く詳しくないのですけれども、帰宅後調べてみてもわかりませんでした。
ソフトボール大の白くて丸っこい物体。
オニフスベに似ているような気がしますが、枯れていない木の幹の部分に生えていたので謎です。

キノコに引き続きカッコよさげな岩も。
山に登るようになって、高山植物やキノコ類、岩石などが分かるようになったらもっと面白いのかなと思うようになってきました。

岩茸石山の山頂直下は霜によりやや道が浮いています。
今年のクリスマス周辺は妙に暖かいですが、やはり12月は12月という事なのでしょう。

岩茸石山に到着。
高水三山をめぐるコースの中では、ここが唯一の展望ポイントのようです。
好天に恵まれ、なかなか見ごたえのある景色でした。

棒の峰・黒山方面と思われますが、どれがどれとかは分かりません。
分かるようになりたい…！

東京方面。
こちらの方角だと、遠くに見えるのは筑波山とかでしょうか？

山頂から北の方角の遥か彼方に、雪をかぶった巨大な山が見えます。
なんか凄そう、あれはどこだろう？
帰宅後に地図とにらめっこしましたが分かりません。
武尊山？日光白根山？辺りでしょうか？
こういうのも経験を積むとわかるようになるのでしょうか。

さて、景色を楽しんだら次へ行きます。
次なる目的地は惣岳山。
それほど疲れていなかったようで、景色を見ている間に回復しました。

さぁ出発。
事前情報ではここからの下りと、惣岳山直下の登りがなかなか急でるとの噂でした。
気を引きしめて進みます。

確かにそこそこ急です。
ですが、ルートは明瞭ですしロープも張られている箇所があるので慎重に下りれば問題ありませんでした。

ここから先は黒山方面からの関東ふれあいの道と合流します。
たしか「山のみち」だったかな？
こういう人工物を見ると序盤でクマに怯えていたことをすっかり忘れます。

途中やや開けた場所があり、歩いてきた稜線がよく見えました。

そしてすぐに惣岳山が姿を現します。
高度変化を見るに、かなりグワッと登る感じのコースのはず。

そして姿を現した山頂までの登り。
なかなか歯ごたえがありそうな感じです。

距離は短いですが結構ガッツリと岩を登っていきます。
予想よりもアグレッシブでした。
ていうかここを登るで合ってるのかな…？

登りきると看板が。
先に言ってよ…。
まぁ降る時のほうが危ないと思うので、そのためでしょう。
というか看板があるという事はやはり正しいルートのようです。

その後追加でちょこっと階段付き急斜面を登ると惣岳山に到着。
記録を見るに途中に馬仏山というポイントもあったようですが、よくわかりませんでした。

惣岳山山頂は展望は無く、侵入禁止の神社とベンチが少量のみ。
特に見どころも無いのでささっと通過することにしました。

神社の名前、青渭（あおい）神社であってますかね？

御岳駅方面へ下山します。
途中で御神木と看板のある木を発見。
存在感あります。

周囲の登山道には結界ぽいものも何か所かありました。
神聖なのですね。

そんな神聖な山も、山火事で痛々しい姿になっている箇所があります。
今回のコースは至る所に山火事注意の看板があり、怨念こもった感じのウサギの絵の看板でした。
肝に銘じておかなければいけませんね。

しばらく歩くと、おや？
鉄塔の下をくぐるようです。
これはアレをやるしかっ…！

明らかに下手なアレ。
結構いろいろな登山レコで見るので自分もやってみましたが…。

という具合に遊びながらブラブラと歩いていると、下山ルートのゴールに到着しました。
クマに出会わなくてよかった…！

青梅ハイキングコースの案内をみると、どうやらこちらから行くのが正規のルートっぽいですね。
私が歩いたのは逆走ということに。

御岳駅まできましたがだいぶ時間に余裕があるので、せっかくなので御岳渓谷を歩いて軍畑まで戻ることにします。

来年の紅葉のシーズンにはぜひ家族で来たいポイント。
多摩川の迫力と、岩肌の織り成す景観は圧巻です。

カヤック？を楽しむ人や、単純に散歩の人、岩登りを楽しむ人など結構混雑していました。

青梅街道側の遊歩道を歩きました。
どうやら対岸にも道があるようです。

沢井駅付近までくると川の流れは少し穏やかになります。
そして、この辺りではもう人っ子一人いません。
御岳駅周辺ではあれだけ混雑していたのに…。

今回は午前中で終わる予定だったこともあり、食料は非常食のみ。
予定通りまだ午前中ではあるのですが、小腹がすいたのでムシャムシャ。
なんというか、安心すると急にお腹が空くってありません？

沢井〜軍畑の区間は、ややアスレチック感のある道になります。
舗装路もありますが、土・岩などの露出が多めに。

おぉ、あの岩なら私も登れそう。
ちょっと登ってみようかな…？

岩の上から上流方面。
空が綺麗、川も綺麗で、しばらくぼんやりと見ていました。

岩からちょっと行ったところには御岳渓谷・軍畑側の入り口が。
ここからは青梅街道を歩いて駅に行くだけです。

そして軍畑駅に到着。
何気に駅前の坂が一番キツかった…！

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 靴 ザック 非常食 飲料 地図（地形図） コンパス 笛 ヘッドランプ 予備電池 筆記用具 ガイド地図（ブック） ファーストエイドキット 常備薬 保険証 携帯 時計 タオル ツェルト ストック カメラ

感想

登山者D

世間はクリスマスで賑わっている中、ボッチ登山に行って来ました。
24日は家族サービスを頑張ったので自分にご褒美のつもりで！

これまで高尾や丹沢に行っていましたが、今回は初めて奥多摩エリアに行ってきました。
比較的近いのですが、今年はクマのニュースが多く行きたいけど怖いと思って行けていなかったエリアでした。
クマは丹沢にもいるのですが、表丹沢なら大丈夫だろうと。

初めて奥多摩エリアに行ってみて、青梅線によるアクセスの良さとメジャールートであれば行き届いた整備による歩き易さがあり、行って良かったと思っています。
初心者向けと聞いた高水三山のコースですが、行動開始時間遅めでも午前中でほどほどの距離に登った感のあるほどほどの登り、ちょこっとあるアスレチックな場所と、とても楽しかったです。

ここ数日は年末なのに妙に暖かく、冬山とは思えない快適な山歩きとなりました。
初心者ですので雪山には行く予定がありませんが、来年は奥多摩エリアも色々行ってみたいなぁと期待が膨らみます。