記録ID: 1032686
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ハイキング
近畿
熊野古道伊勢路後半(古里から始神峠・馬越峠・八鬼山・三木峠・羽後峠・曽根次郎太郎・二木島逢坂峠・大吹峠・松本峠を越え浜街道で新宮までビバークで89km)
2016年12月23日(金) 〜
2016年12月25日(日)
nanfutsu
体力度
10
2〜3泊以上が適当
体力度について
- GPS
- 53:36
- 距離
- 89.5km
- 登り
- 3,043m
- 下り
- 3,034m
アクセスを調べる
標高グラフを拡大コースタイム
1日目
- 山行
- 7:03
- 休憩
- 0:12
- 合計
- 7:15
2日目
- 山行
- 10:55
- 休憩
- 0:31
- 合計
- 11:26
3日目
- 山行
- 12:13
- 休憩
- 0:19
- 合計
- 12:32
4:37
38分
宿泊地
17:09
ゴール地点
| 天候 | 23日 晴 2〜8℃ 24日 快晴 2〜12℃ 25日 快晴 4〜8℃ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2016年12月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車 バス
帰り 新宮から特急くろしお |
| コース状況／ 危険箇所等 |
よく整備されている道なので特にコメントする事は無いが、あえて記載するなら以下のとおり ▪古道は杉や檜の針葉樹林帯にあるので石畳が苔むしていてよく滑る。特に下りは注意。 ▪所々、国道や幹線道路を横切ったり歩いたりするので車に注意 ▪七里御浜の遊歩道後半300mは崩壊しているため砂浜を歩かされる。 |
| その他周辺情報 | 【水とトイレの状況】 ■古里海岸から遊歩道を下った先の若宮神社に水 ■三浦(三野瀬駅) 水トイレ ■始神峠の馬瀬側 水トイレ ■馬越峠の尾鷲側 水トイレ ■八鬼山越登り口双方に水トイレ ■八鬼山越登り口付近に柑橘類の木が数本あり ■以降、各峠の登り口双方、ビーチに水トイレあるが、大吹峠の水は「飲めない」との表示あり。 ■その他、二木島漁港に水トイレ・波田須駅すぐに水・三木峠を下りた羽後峠の登り始めに導水パイプ 【お店の状況】 ■船津にスーパーヤマショー。地元の手作り料理がたくさんある。 ■相賀 サークルK 主婦の店 ■尾鷲 イオン ファミマ他有るが古道と反対側の駅西に集中。サークルKが駅東にあり古道に一番近い。 【迷子になったところ】 ■羽後峠から賀田への下り。五輪塔の案内板を見落としたようで、入り組んだ町中の路地で迷子。但し、最終到達地点は一ヶ所に収斂されるため問題はない。 ■二木島漁港への下り。標識を見落としバイパスを横切らず西の谷橋側に下ってしまうと段差のあるところに出てしまい苦労する。 ■二木漁港から二木島峠へのアプローチ。複雑に入り組んだ漁村で、かつ、想像以上に路地に高低差がある。案内板を見失うと迷子になる（派出所に案内図があったがそれでもわからなかった） ■国道311号線から二木島峠登り口。国道に「二木島峠→」の標識があるのだが、その手前の擁壁に急階段の登り口がある。行き過ぎるとわからなくなる。 ■派田須の文字岩や徐福の宮は古道沿いにあるのではないため外れる。村内は高低差があり入り組んでいて案内板を見失うと復帰が困難。 参考 前半 http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-857345.html |
写真
2時間弱バスに揺られ、国道の古里バス停に降り立つ。すっかり初冬の様相の前回終了点の古里海岸を見下ろす。
さて、伊勢路歩きの再開だ。国道をを進むと程なく古里トンネルの手前に海岸沿いの遊歩道に向かう坂がある。
遊歩道に手すりはあるが足元は断崖が続く。途中、東屋があり海の眺めを楽しめる。
遊歩道から若宮神社に下る。給水できる。
正面に赤い橋があるので渡り堤防沿いを歩く。
正面に赤い橋があるので渡り堤防沿いを歩く。
時間に余裕があれば、ここのピザを食べてみたい。
道瀬は「みちせ」じゃなく「どうぜ」だったのかあ。
道瀬は「みちせ」じゃなく「どうぜ」だったのかあ。
始神峠の登り口に「始神さくら公園」がある。広場は芝生で広く、トイレも完備。
背後はきれいな海なのでテント泊にいいかもね。
背後はきれいな海なのでテント泊にいいかもね。
所々に夏蜜柑の木が自然に生えている。一つ採って乾いた喉を潤す。酸っぱーい、けど、美味い。
樹間から、さくら公園付近を俯瞰できる。その先の島々と海がきれい。
宮谷池まで降りてきた。溜池とは思えない大きくきれいな池だ。
道しるべに種蒔き権兵衛の絵が付くようになってきた。この辺りの地方の民話のようだ。
スーパーヤマショー。美味そうな手作り郷土料理がたくさんあったが、汁がこぼれそうなものばかりだったので購入を断念。
海岸沿いは津波から避難する高台がアチコチに整備されている。軽く40m以上はありそうだ。
野菜や果物、乾物なら町中の小さな商店や無人販売所で手に入れることができる。
暗闇の古道の石畳を登る。気温は2度ぐらいなのだが急登で汗だくになる。
暗闇に夜泣き地蔵が姿を見せる。なんとなく微笑んでいるように見える。
早速、サークルKで仕入れたとっても冷たい天ぷら弁当で一杯やる。でもお腹が空いているので美味しい。
寝床完成。今日はここでビバーク。
冬型の気圧配置なのか西風が一晩中吹いていた。扉が無いので風が吹くと寒〜い。
冬型の気圧配置なのか西風が一晩中吹いていた。扉が無いので風が吹くと寒〜い。
【二日目】
まだ暗い古道を下る。
石畳が濡れていて滑るので慎重に下る。
まだ暗い古道を下る。
石畳が濡れていて滑るので慎重に下る。
こんな路地裏を進まされる。まず路地への入り口がよくわからず迷う。電柱の裏の黄色いのが案内板だが隠れて見え無いし見えててもこんな変な路地だと思わないだろう。
5
12/24 8:32
こんな路地裏を進まされる。
まず路地への入り口がよくわからず迷う。電柱の裏の黄色いのが案内板だが隠れて見え無いし見えててもこんな変な路地だと思わないだろう。
まず路地への入り口がよくわからず迷う。電柱の裏の黄色いのが案内板だが隠れて見え無いし見えててもこんな変な路地だと思わないだろう。
入ってからも一筋縄ではいかない。案内板を見落とさないように進む。
迷路を脱出すると大きな石油タンクに当たる。
大きくZ字に迂回する。
大きくZ字に迂回する。
行き倒れ巡礼供養碑あたりで女性が神妙な面持ちで下山してくる。どうもこの先の林道手前でクマに遭遇したとのことで、恐怖のあまり早々に下山してきたとのこ。
6
12/24 9:17
行き倒れ巡礼供養碑あたりで女性が神妙な面持ちで下山してくる。どうもこの先の林道手前でクマに遭遇したとのことで、恐怖のあまり早々に下山してきたとのこ。
クマ鈴を持っていないので、きゃりーぱみゅぱみゅの「原宿いやほい」を大声で歌いながら登る（笑）。
♪ワンツーいやほい♪
♪ワンツーいやほい♪
林道手前にオシャレ鳥が。
このあたりでクマに遭遇したとのことなので、あたりを見回しながら歩く。
このあたりでクマに遭遇したとのことなので、あたりを見回しながら歩く。
さらに急登すると八鬼山の休憩所に着く。でも展望はいまいち。山頂はこのすぐ上だ。
檜が丸い石を抱え込んでしまってる。
この辺りは丸い岩石が多くある。
この辺りは丸い岩石が多くある。
世界遺産反対とな。調べると、ご先祖様が「お上の命で」このクソ忙しいのに無理矢理使役にかり出され重労働の石畳を作らされた恨みがあるよう。また、世界遺産に登録されると古道周辺50mの木は手を加えられず林業関係者に相当な不評のようだ。
なるほど。
11
12/24 12:07
世界遺産反対とな。
調べると、ご先祖様が「お上の命で」このクソ忙しいのに無理矢理使役にかり出され重労働の石畳を作らされた恨みがあるよう。また、世界遺産に登録されると古道周辺50mの木は手を加えられず林業関係者に相当な不評のようだ。
なるほど。
調べると、ご先祖様が「お上の命で」このクソ忙しいのに無理矢理使役にかり出され重労働の石畳を作らされた恨みがあるよう。また、世界遺産に登録されると古道周辺50mの木は手を加えられず林業関係者に相当な不評のようだ。
なるほど。
三木里の町中を歩くと雁木付きの家がある。激しい風雨と日差しから農作物の乾燥を守るためのものらしい。当地方の気候を表している。
3
12/24 12:42
三木里の町中を歩くと雁木付きの家がある。激しい風雨と日差しから農作物の乾燥を守るためのものらしい。当地方の気候を表している。
2分ほど東側の山を登ると「絶景の展望所」なるものがある。手前の木々をもう少し刈り込んでくれればもっと「絶景」だったかも。
9
12/24 13:41
2分ほど東側の山を登ると「絶景の展望所」なるものがある。
手前の木々をもう少し刈り込んでくれればもっと「絶景」だったかも。
手前の木々をもう少し刈り込んでくれればもっと「絶景」だったかも。
峠からなだらかに下ったところに導水パイプで水が引いてあったので給水する。
道の真ん中にでんと構える道しるべ。「左、くまのみち」なので
左折する。
左折する。
賀田の町中に降りたところで迷ってたら地元のおじさんに懇切丁寧に行き先を示されのでそれに従う。本当は向こう側の階段から降りてくるようだ。
3
12/24 15:15
賀田の町中に降りたところで迷ってたら地元のおじさんに懇切丁寧に行き先を示されのでそれに従う。本当は向こう側の階段から降りてくるようだ。
凪の賀田の漁港を見ながら歩く。空が海面に写っていてきれい。
甫母峠。広い茶屋跡と東屋がある。
ビバークにいいかもと思ったがまだ明るいので先に進む。
ビバークにいいかもと思ったがまだ明るいので先に進む。
広葉樹林帯にフラットなスペースがあったのでシェルターを張る。落ち葉のベッドでフカフカなのと、夜中に動物が近づいてきたときにガサガサと音がするので事前警戒できる。
32
12/24 18:08
広葉樹林帯にフラットなスペースがあったのでシェルターを張る。
落ち葉のベッドでフカフカなのと、夜中に動物が近づいてきたときにガサガサと音がするので事前警戒できる。
落ち葉のベッドでフカフカなのと、夜中に動物が近づいてきたときにガサガサと音がするので事前警戒できる。
土の上だと冷たいけど、落ち葉の上は暖かいわ。夜中に3回ほど動物が近づいてきて目が覚めたけどクマじゃなかったのでよかった。
27
12/24 18:23
土の上だと冷たいけど、落ち葉の上は暖かいわ。
夜中に3回ほど動物が近づいてきて目が覚めたけどクマじゃなかったのでよかった。
夜中に3回ほど動物が近づいてきて目が覚めたけどクマじゃなかったのでよかった。
二木島の漁港が見えてきたが、路地が入り組んでいてなかなか降りれない。かなり高さのある段差をジャンプしてなんとか着地。
迷う人が多いのだろう、派出所に手書きの案内図が掲示されていた。これを見ても何度も違う方向に進んでしまった。
廃屋の路地を通り過ぎる。この辺り、かなりの急斜面に家がある。
国道に出てしばらく進むと二木島峠の標識があったので探してみたが一向に見つからない。
夏なら浜でゴロ寝ができるね。
今度伊勢路に来ることがあったらここでビバークしよう。
今度伊勢路に来ることがあったらここでビバークしよう。
鉄道のトンネルの上を超え国道311に出てしばらく歩くとトンネルがあるがその手前を左に入る。
しばらくのんびりとした遊歩道のような道が続き、木々の隙間から海を見ながら歩く。
なんとものどかな風景で、農作業のおばあちゃんしか見かけない。
降りてきたところと反対側に登り返すと複雑に入り組んだ段々畑に迷宮入りしてしまった。
100mほど進むと耕作放棄地に突然現れた。管理されている様子はない。耕作放棄地にはひっつき虫がたくさんあってやられる。取るのが大変。
2
12/25 9:04
100mほど進むと耕作放棄地に突然現れた。管理されている様子はない。
耕作放棄地にはひっつき虫がたくさんあってやられる。取るのが大変。
耕作放棄地にはひっつき虫がたくさんあってやられる。取るのが大変。
派田須の村に別れを告げ先に進む。
文字岩はちょうど真ん中の藪の中あたりだな。
文字岩はちょうど真ん中の藪の中あたりだな。
大吹峠の登り口に到着。
クマの写真が・・・、隣はスズメバチ注意喚起。
クマの写真が・・・、隣はスズメバチ注意喚起。
登り口には広場があり、トイレもあるが水は飲めないとの表示あり。
大吹峠。
茶屋跡があり広いが日当たりがあまり良くなく湿っぽいところだ。
茶屋跡があり広いが日当たりがあまり良くなく湿っぽいところだ。
北海道産じゃがいもコロッケを調達。
これだと歩きながら頬張れる。
3つも入ってたったの110円。
これだと歩きながら頬張れる。
3つも入ってたったの110円。
ガイドブックに「トンビにさらわれないように」とあったが、ほんとトンビが多い。釣り人の魚なんかを狙っているのかな。
やっと着いたあ。長かったなあ。
無事に旅路を終えられたのでお礼の参拝をする。
無事に旅路を終えられたのでお礼の参拝をする。
撮影機器：
感想
■前回、古里海岸までしか行けなかったので後半を歩ける日程を狙っていたが、今回、連休と晴天が続きそうだったので出陣した。
■距離的には前半と後半とほぼ90kmなのだが、後半は峠の高低差が加わるのと、やたらと長い海岸線を歩くのでかなりヘビーだ。
■峠越えは一本道なので迷うことはないが、町中がどこも複雑に入り組んでいて古道の標識を見逃すと迷子になる。
■ハードな旅路だったが伊勢路を歩き通せて満足。
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歩きましたねえ！
ってゆうか、三連休おしかったです。
私も南紀の予定でした。
腰痛で脱落しましたが
街中でも尻皮ありですか？
あれさえあれば声をかけれるかもｗｗｗ
ameyanさん、おはようございます。
おっ、南紀の予定でしたかあ。
行けなくなって残念ですねえ
今回、行動中は暑かったので尻皮はしませんでした〜。
冬山は大抵つけていくのでまた探してくださ〜い。
おはようございます
３日間のロングトレイルお疲れさまでした！
90�劼辰�
尾鷲って雨が多いって聞いていましたが
いいお天気に恵まれて良かったですね。晴れ男さんですか？
またまたすごいレコを見せていただきました
akubi_nekoさん、おはようございます。
90kmは長かったですねえ
最後の浜辺は一気に26km歩かないといけなかったので、
ふくらはぎが思いっきり筋肉痛になりました
以前、大台ケ原から尾鷲に降りたとき地元の方に、
「尾鷲は雨が多いのに今日はよく晴れててよかったですね」
と声をかけられた記憶があります。
もしかして晴れ男かもで〜す
びっくり！ （よーやるわ
鵜殿村？の紀州製紙に包装機を納入してしばらく滞在していました
鉄橋や速玉神社や新宮駅毎日見ていました
駅も列車も変わりましたね
新宮発天王寺行夜行列車というのがあって一度乗ったことがありました
わっ なつかしい！ しばらく写真に見入ってしまいました
ありがとう
olddreamerさん、おはようございます。
速玉神社を毎日見れたんですか〜
「新宮発天王寺行夜行列車」があったんですか。
確かに、大阪から新宮までって頭で描いてるより
むちゃくちゃ遠いですよねえ。
特急で帰ってきましたが、海岸線をのんびり走るので、
都会の快速より遅かったです
nanfustuさん こんばんは。
南紀の海がとても綺麗ですね。雪や氷の世界も楽しいですが、海はなんだかほっとする空間ですね。
しかし、90kmのビバーク旅ですから 毎度驚かされます
きゃりーぱみゅぱみゅの歌を歌いながら旅する姿、生ライブで見たかったなぁ
お疲れ様でした
jyunntarouさん、こんばんは。
南紀の海は本当綺麗でした。
瀬戸内とは全く違ってて、深いブルーで、地球の丸さを感じる広がりが良かったです
きゃりーオススメですよ
北島三郎なんかだとクマも余計に刺激的になりそうだけど、きゃりーならクマも戦意喪失しそうな感じがしませんか？
テンポもいいし上りに丁度いいです。
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