記録ID: 1040466
全員に公開
積雪期ピークハント／縦走
槍・穂高・乗鞍
槍ヶ岳
2016年12月31日(土) 〜
2017年01月01日(日)
長野県
岐阜県
yunyuyunyun
体力度
8
2〜3泊以上が適当
体力度について
- GPS
- 18:18
- 距離
- 37.2km
- 登り
- 3,353m
- 下り
- 3,326m
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標高グラフを拡大コースタイム
1日目
- 山行
- 6:48
- 休憩
- 0:05
- 合計
- 6:53
距離 14.9km
登り 1,593m
下り 720m
2日目
- 山行
- 9:01
- 休憩
- 2:23
- 合計
- 11:24
距離 22.3km
登り 1,761m
下り 2,634m
| 天候 | まあまあ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2016年12月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
例年よりかなり雪少なめ |
| その他周辺情報 | 温泉 中崎山荘 奥飛騨の湯 |
| 予約できる山小屋 |
槍平小屋
|
写真
まずはこれを見てください、2014年に千丈乗越でタイムオーバーにて敗退した時の渾身の自撮りです。
2016年に千丈乗越でアイゼンを片方紛失し敗退した時の悲しみの自撮りです。
スキーでサクサク行きます。もうツボ足ラッセルなんか一生やりたくねぇ！！
白出沢到着。なんとここで完全に雪が途切れます！スキーの場合ここから平らな沢筋に降りて槍平を目指すのがセオリーなんですが・・・
2
12/31 10:41
白出沢到着。なんとここで完全に雪が途切れます！
スキーの場合ここから平らな沢筋に降りて槍平を目指すのがセオリーなんですが・・・
スキーの場合ここから平らな沢筋に降りて槍平を目指すのがセオリーなんですが・・・
沢割れてて降りれません。仕方なく板を担いで樹林帯を歩きます。後にこの選択は重大なミスだった事に気づく。
槍平着。さすがにここまでくるとそれなりに雪ありますけど例年ならもっと小屋埋まってます。
本日は槍平宿泊なんですが、明日のルートはまだ決めてません。それを決めるために飛騨沢、大喰岳西尾根方面のトレースの状態と積雪状態を確認しに行きます。
3
12/31 13:33
本日は槍平宿泊なんですが、明日のルートはまだ決めてません。それを決めるために飛騨沢、大喰岳西尾根方面のトレースの状態と積雪状態を確認しに行きます。
西尾根斜面と中崎尾根斜面での弱層テスト、およびここ数日の降雪状況から見る限り飛騨沢ルートでも雪崩リスクは低いと判断。※個人の感想です
7
12/31 13:50
西尾根斜面と中崎尾根斜面での弱層テスト、およびここ数日の降雪状況から見る限り飛騨沢ルートでも雪崩リスクは低いと判断。※個人の感想です
翌朝。ぎりぎりまで悩みましたがトレイルランで鍛えたこの足でトレースを辿ってった方が早そうなので結局スキー板はデポして行きます。おいおい、いったい何のために担いできたのか・・・
5
1/1 4:40
翌朝。ぎりぎりまで悩みましたがトレイルランで鍛えたこの足でトレースを辿ってった方が早そうなので結局スキー板はデポして行きます。おいおい、いったい何のために担いできたのか・・・
結構吹雪いてます。トレースが完全に消える前にどこまで行けるか。
宝の木という名前らしいです。僕が適当に言ってるわけじゃなくてマジです。
最低の天気です。まあ厳冬期の甲信越・北陸なんてこんなもんでしょう。
中崎尾根からも登山客上ってます。僕は中崎尾根で二回敗退したトラウマがあるので二度と行きたくないです。
同ルートで他に二名。この二人は昨日避難小屋で寒さで凍えてる僕に銀マットを貸してくれた命の恩人です。なので山頂まで僕がずっとリードラッセルします。そう決めてました。
8
1/1 7:02
同ルートで他に二名。この二人は昨日避難小屋で寒さで凍えてる僕に銀マットを貸してくれた命の恩人です。なので山頂まで僕がずっとリードラッセルします。そう決めてました。
えっと、ラッセルを代わってもらいました、ハイ、調子に乗りました。すみません。
リスクは低いと自分で判断しておきながら飛騨沢ど真ん中を歩くのは精神衛生上よろしくないので西尾根の下部を歩くようなルートになってます。これが心の弱さです。
5
1/1 8:17
リスクは低いと自分で判断しておきながら飛騨沢ど真ん中を歩くのは精神衛生上よろしくないので西尾根の下部を歩くようなルートになってます。これが心の弱さです。
平均して脛ラッセル程度。しかし雪が乾いてて軽いので全然辛くないです。つらいのはツボ足ラッセルなのに無駄にスキーブーツを履いてるという事。アホかよ。
3
1/1 8:56
平均して脛ラッセル程度。しかし雪が乾いてて軽いので全然辛くないです。つらいのはツボ足ラッセルなのに無駄にスキーブーツを履いてるという事。アホかよ。
槍平から4時間半程度で稜線に出れました。夏山コースタイムより早いですね。
しかし風が酷いです。たまらず避難小屋へエスケープ。でもお陰でガスがぶっ飛んで晴れの気配が。
到着。めちゃめちゃ怖いです。途中写真撮ってる余裕まったくなかったごめん。
北鎌尾根。この雪の少なさならマジで狙えるんじゃない？「厳冬期北鎌尾根やりました！」って胸を張って言えるかどうかは別として。
11
1/1 10:29
北鎌尾根。この雪の少なさならマジで狙えるんじゃない？「厳冬期北鎌尾根やりました！」って胸を張って言えるかどうかは別として。
当然、降りるときも全く余裕なかった。今まで登山やってて一番怖かったのが裏妙義の丁須の頭、次点がオベリスクだったんですが、それをぶっちぎりで超えました。もう二度とやりたくないです。
10
1/1 11:01
当然、降りるときも全く余裕なかった。今まで登山やってて一番怖かったのが裏妙義の丁須の頭、次点がオベリスクだったんですが、それをぶっちぎりで超えました。もう二度とやりたくないです。
�［稠�程度の降雪量だった2014年1月の飛騨沢の積雪状況です。
��劇的に降雪量が少なかった2016年1月の飛騨沢の積雪状況です。ほらね！
今年のこの雪の少なさなら槍平発中崎尾根でも余裕で日帰りできたかも。
今年はここまで来ればもう完全に安泰。リスキーなのは最初の15分程度か。
全然関係ないけどここ何年かお気に入りの手袋テムレス。糞ダサいけど雪浸透してこないし風通さないし安いし最高。どうせゴアでも凍って途中交換するし何でも良かったんや！
5
1/1 13:48
全然関係ないけどここ何年かお気に入りの手袋テムレス。糞ダサいけど雪浸透してこないし風通さないし安いし最高。どうせゴアでも凍って途中交換するし何でも良かったんや！
撮影機器：
感想
スキー板という名の最高に取り回しの悪いダンベルを持ってスキーブーツ登山をするハメになったのは本当に最低最悪でした。
結果論になるが白出沢までスキーでデポ、そこから登山靴に履き替えてアタック、がベストだった。次、新穂高発で奥穂とかやる時はそうします。
まあなんだかんだ言って2014年から敗退し続けてる厳冬期の槍にようやく登れたのでトータルでは満足です。（雪は少なかったけど）
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