大蔵高丸・ハマイバ丸・大谷ヶ丸


- GPS
- 04:59
- 距離
- 17.0km
- 登り
- 1,050m
- 下り
- 1,154m
コースタイム
湯ノ沢峠登山口 09:20
湯ノ沢峠 10:00
大蔵高丸 10:35-10:40
ハマイバ丸 11:00-11:10
米背負峠 11:40
大谷ヶ丸 11:55-12:05
米背負峠 12:15
米背負峠登山口 12:35-12:40
日川渓谷レジャーセンター 13:25
天候 | 良く晴れた1日 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2009年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
甲斐大和 08:10-(栄和交通バス)-08:22 やまと天目山温泉 (帰り) 日川渓谷レジャーセンター 14:01-(甲州市民バス)-14:09 甲斐大和駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
やまと天目山温泉から湯ノ沢峠登山口までの間は、焼山沢真木林道を歩きますが、沢沿いの上に日影が多くて、こんな時期でも比較的涼しく歩けました。 登山口から湯ノ沢峠への山道も、沢沿いの涼味あふれる道でしたが、少々荒れている箇所があり、さらに時節柄、草木を掻き分けるようにして進む局面もありました。 湯ノ沢峠から先、大蔵高丸やハマイバ丸を越えて大谷ヶ丸までの道は、なだらかで歩きやすい区間が大半で、しかもこの時期は沢山の花を楽しめながら歩ける心地良い道でした。 米背負峠からの下山路は、「山と高原地図」が破線路としていますが、歩きやすい明瞭な道が続いていて全く問題ありませんでした。 ただしそこから続く大蔵沢大鹿林道は、ほとんど木陰がなくて常に夏の日差しにさらされるほか、崩落・落石や工事などでしばしば通行規制がかかる道なので、常に最新の情報を見てお出掛け下さい。 ※デジカメを持ち歩くようになる以前のため、写真はありません。 |
感想
今回は、大菩薩嶺の南に延びる小金沢連嶺のさらに南の稜線を、湯ノ沢峠から南下するルートです。
夏のお花畑が最大の見所となっている大蔵高丸をはじめ、「丸」の付く珍しい名前の山ばかり3つを巡ることになりました。
甲斐大和駅から乗ったバスを途中のやまと天目山温泉で降りると、そこは盛夏とは思えない涼しさでした。つい10分程前までいた甲斐大和駅前とも大変な違いです。きっと沢沿いの地形がこの涼しさを生んでいるのでしょう。
バス道路を少しだけ歩いた先で、その焼山沢沿いを進む焼山沢真木林道に入ります。しばらくは道の上を覆う樹木が木陰を作ってくれていて、ほとんど日差しを浴びることもなく歩くことができます。
標高を上げるにつれて木陰は少なくなり、次第に日なたを歩くことも多くなりますが、1時間ほどで登山道の入口に着くまでの間、さほど暑さを感じることもありませんでした。夏の林道歩きとしては快適なほうだったと言えるでしょう。
湯ノ沢峠への山道は、最初は沢の間近を進みます。沢はかなり水量があって、勢いのある水音を近くに聞きながらの、涼味あふれる道です。
しかし歩く人は少ないとみえて、やや歩きにくい所も散見されますし、盛夏ということで、終始背の高いササなどの草木を掻き分けるようにして進むことになました。
沢を離れて穏やかな道に変われば、もう峠は間近で、すぐに避難小屋の前に出ます。ドアを開けて中を覗いてみたところ、そこは綺麗に使われていて快適そうな空間でした。
小屋から峠へはもう目と鼻の先にあります。でも峠は単に道が十字路状に交差しているだけで、特別な趣を感じる地点ではなく、腰掛ける物も何もないので、大蔵高丸方面にもう少し歩き続けることにします。
湯ノ沢峠から大蔵高丸への道に入って少しだけ登ると、すぐに期待していたお花畑が広がりました。数多くの様々な種類の花が混ざって、色とりどりに咲き乱れている様子に目を奪われます。
ひとつひとつの種類の花はそれほど多くはなく、咲き乱れている花の多くが比較的色の淡いものということもあって、やや地味な印象はありましたが、花が好きな人なら1日中いても飽きないのではと思える程、周囲には花が溢れていました。
お花畑に入ってすぐ、「湯の沢峠のお花畑」という標識のある地点に出ると、腰掛けるのにお誂え向きの岩があったので、ここで少し休んでいきます。
強い日差しはあるものの、風が良く通って夏とは思えない程に涼しく、心地良さは上々です。しかも一面に広がる花に囲まれて、それを周囲に誰もいない静けさの中で堪能できるという、とても贅沢な時間でした。
標識の地点を後にして先へと進むと、一旦樹林になったりササ原になったりしながらも、その合間に断続的にお花畑が登場します。
花畑の規模は、標識の地点の周囲が最も大きかったようですが、先々に点在するお花畑も、その都度に花の種類が変わったりして、異なった色合いを楽しませてくれます。
残念だったのは、道の左右に立入規制のロープがどこまでも続いて、立入禁止を掲げる看板や標識もうるさいほど随所に立っていたこと。
それらもこの風景の一部と化していて、せっかくの美しい景観が台無しです。ここまでしないと花を守れないほどに、今の世の中には心ない人が多いのでしょうか。
再び樹林に入った中をしばらく登り、大蔵高丸にたどり着くと、ここでは樹林が切れて開けていて、お花畑が広がる中の頂上となっていました。
ここが今日のルートの最高点。周囲の眺望には初めて富士山も登場し、電波塔がハッキリと分かる三ッ峠の上に、どっしりとした裾野を広げて乗っかる形で見えています。
この頂上では、重い写真機材を担げ上げてきたらしい、その道のプロかもしれない人も何人か見かけました。
ハマイバ丸を目指して、引き続きロープの中に続く道を進んでいくと、お花畑の数は徐々に減っていきます。
ひとつの花畑の中に数多くの種類の花が混在するという様子は変わりませんが、全体の色彩感が違って見えるので、湯ノ沢峠周辺とは花の種類もかなり変わってきているようでした。
そして、いよいよ最後だったらしいお花畑の先で、ふいに道の両側を仕切っていたロープが途絶えると、なんだか妙な新鮮味が感じられます。
なんのことはない、単に、いつも歩き慣れている普通の登山道の姿になっただけなのですが、それまでずっとロープの間ばかりを歩き続けてきただけに、その開放感もひとしおなのでした。
そのまま普通の道を歩いていくと、ほどなくハマイバ丸の頂上に到着です。あまり顕著なピークではない上に展望もなく、標識がなければ通り過ぎてしまいそうな、地味な地点でした。
これまでは比較的なだらかな稜線歩きが続いていましたが、ハマイバ丸を過ぎると、最初にまずガクンと下って、一気に高度を落としていきます。その後は穏やかな道に戻りますが、道の両脇に見られる花はグンと減ってしまったようです。
天下石の横をすり抜けて、急降下した先の鞍部が米背負峠で、そこからはやや急な登りとなる大谷ヶ丸までを往復します。
大谷ヶ丸は2度目の登頂で、前回同様樹林の中にあってほとんど展望はなく、面白味のないピークです。でもそれが幸いしてか、ちょうど昼時なのに誰もいません。
三角点に腰掛けて静かに過ごしていると、展望はなくても落ち着ける雰囲気なのが、何よりも好ましく貴重に思えたのでした。
大谷ヶ丸から米背負峠まで、あっという間に戻ってから、米背負沢沿いの道に入ります。「山と高原地図」が破線路としているので、道の様子にはやや不安もありましたが、実際には歩きやすく明瞭な道が続いていました。
ずっと沢を絡めて、すがすがしい道が続いていきますが、沢の近くでありながら、道が水の通り道にならないように上手く付けられていて、終始乾いて安定した路面が保たれています。
何度か沢を渡る中には、橋がなく飛び石伝いの箇所もありましたが、どこも相当な増水でもない限りは濡れずに渡れそうでした。
ただし盛夏という季節柄、下草が道にかかる所ではやや道が見づらいこともあり、また、かなり下ってからは草薮に近いような区間も見らましたが、これらも夏期を除けば問題ないのでしょう。
気持ち良くグングンと下れてしまい、引き続きあっという間に林道に降り立ちました。
ここからの大蔵沢大鹿林道は、朝に歩いた焼山沢真木林道と違って、ほとんど木陰がないばかりか、午後に入って気温も上がった中で、暑さとの闘いとなります。
しかもこの林道、直前に山梨県のサイトで確認したところ「法面が崩落し、さらに路体決壊の恐れがある」として通行禁止となっているのでした。
なるほど歩き始めるとすぐに、落ちてきた巨大な岩が道を塞いでいる箇所を通ります。
これでは規制などなくても車では通れないわけですが、いくら歩いてなら通れるとはいえ、こんな大岩に直撃されたのではひとたまりもありません。以降は頭上にも少し注意を払いつつ足を進めていきます。
それ以外にも大きな崩落の修復工事現場を何度か通過することになったので、良くこんな所に構わず道を通したなと思わざるを得ませんでした。
そうこうしているうちに、トンネルの手前まで来ると、そこが天目山温泉方面と日川渓谷方面の分岐点。分岐標識もそれぞれの方向にしっかりと立てられています。
ここでトンネルに入って天目山温泉へ向かう赤実線ルートを見送り、林道とは分かれて直進する山道で日川渓谷レジャーセンターを目指します。
こちらは赤破線ルートですが、やや荒れてはいるものの道は明瞭に続いていたので、少なくとも下山時に歩く分には全く問題なさそうでした。
ただし、最後に林道に降りる地点や、その先には全く標識がなかったので、逆方向に歩くのであれば入口が不明なのではないかと思われました。
簡易舗装の林道を少しだけ歩くと、すぐ朝に通ったバス道路に出て、左折して少し下ったところが日川渓谷レジャーセンターです。
快調に歩けた甲斐があって、バスの時間までに30分以上の余裕が生まれていたので、天目庵でゆっくりとソバを食べていきます。
お盆で人出が少ない上に、昼時を過ぎて客が少なくなっていたのか、広い店内に入ると1家族が食事をしているだけでした。
が、ここはソバに関しては数量限定の売り切れ仕舞いなので、客の少ない日に来たのは好都合だったのかもしれません。
注文した「天目せいろそば」は750円。ソバ自体は美味しいものでしたが、申し訳程度にナメコが付いているだけの、ほとんど具のないもりそば状態。それにしてこの値段は、やはり少々高いという印象は拭えませんでした。
食後、川沿いで釣りなどに興じている行楽客を見ながらバスを待っていると、市民バスはほとんど乗客を乗せずにやってきました。天目山温泉から来るバスですが、今日みたいな日は温泉もきっと空いていたのでしょう。
詳細な記録のページ
http://cellist.my.coocan.jp/yama/mt2009_07_09/mt2009_07_09.html#20090816
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