雪の直登 伊吹山 極寒の山頂へ
- GPS
- 06:33
- 距離
- 11.1km
- 登り
- 1,265m
- 下り
- 1,261m
コースタイム
- 山行
- 4:50
- 休憩
- 1:41
- 合計
- 6:31
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
直登の斜面、特に山頂に近い急斜の雪は崩れやすく注意。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
ネックウォーマー
毛帽子
靴
ザック
アイゼン
ワカン
昼ご飯
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
地図(地形図)
ヘッドランプ
筆記用具
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
タオル
ツェルト
|
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感想
ようやく今年初の山登りです。
今年初は、ガッツリ雪の伊吹山へ!
楽しみにしていました、伊吹山の直登。
前日、悪天候の中、京都から近い比良に行こうと,JR湖西線で比良駅まで行きましたが、大雪で駅の時点で撤退(笑)
翌日の今日、リベンジ(ではないが)、少し天候回復しそうなので伊吹山へ。
大雪の影響で、冬装備のない車で米原行きは無理なので、電車とバスで。
始発のバスで京都駅に向かわないと間に合わないのですが出遅れてしまい、京都駅から新幹線(在来線にプラス980円)で米原へ(笑)
車窓から見る景色。
比良山地はいい天気で冠雪した山がキラキラしてた。
近江八幡からは完全に雪国やな。
そし段々と天候悪化・・・特に彦根は最悪な状況だ。
またもや嘘つき天気予報にやられたか?
しかし米原に到着すると空は明るかった。
晴れ間も出てるが伊吹山は雲に隠れてる。
近江長岡から湖国バスで伊吹山登山口へ。
登山口付近、既に雪がガッツリありました。
準備して間もなく出発。
雪の積もった樹林帯の中を登り、あっという間に1合目へ。
スキー場跡のスカッとした景色が一気に開ける。
結構雪深い。
ここからワカン着けるか迷ったが、雪はまあまあ締まってるので暫くはツボ足で。
スノーシューのオジサンと少し会話して先行させて頂きました。
少し登るともう霧で真っ白の世界。
前にスキーを担いだ方がおられました。
雪に足を取られ始めたので、3合目手前でワカン装着。
ここからはホワイトアウト状態の中を一人っきりで進む。
途中、少し晴れ間が見えた。
2人組の先行者を抜かせてもらい、少し晴れ間の出た雪原を進む。
するとBCの方が上から颯爽と滑っておられました。
格好いいなぁ。
そして5合目。
少し登りがキツくなり、少し進むと避難小屋が見えてきた。
辺りはホワイトアウトで真っ白。
ここからは直登(?)柔らかい雪の急斜面を登っていきます。
標高が上がればドンドンとキツくなってくる上に、足場の雪は安定しない。
少し登っては立ち止まるの繰り返し。
全然進まないので、先行者に追いつきそうで距離がまったく縮まらない。
しかもホワイトアウト状態で、先行者の姿も見えたり隠れたり。
当然山頂方面の景色はまったく見えず。
目標物が見えないのと、あまりにキツい坂に戸惑いながらも、時間が気になって仕方ない。
しかし、しばらくすると上の方から「尾根に出た」という大きな声が聞こえた。
間もなく山頂へ続く尾根へ出た。
しかし相変わらず真っ白の世界。
そして風が強くて寒い。
間もなく山頂へ到着。
そこは豪雪で極寒の世界が広がっていました。
激しいエビの尻尾、雪に埋まりかけてる小屋など。
そして霧の中、冷たい風が激しく吹き付ける。
山頂標識と日本武尊にて写真を撮り、ひとまず小屋の中へ。
帰りのバスの時間を考えると、2時までに出発したい。
寒いので温まりたいので、中でカップヌードルとコーヒーを。
今日の収穫の一つ、
モンベルのアルパインサーモボトル。
前々日に買ったのだが、その実力を確認出来た。
朝6時前にお湯を入れて持ってきたのですが、1時過ぎでカップヌードルは辛うじて作れた。
そしてコーヒーは熱々で飲めましたよ。
小屋の中で温まっていると、外から「雲が切れた」と声が。
出てみると少し晴れ間が拡がってきた。
でも寒くてグローブを外すと10秒程で手が動かなくなる。
残念ながら写真はあまり撮れない。
山の方面の景色がなかなか開けない。
少し待ってみたが、難しい様子。
寒さとバス時間の限界が近づいてきた。
もう少し晴れ間と時間があれば山頂動き回ってたくさん写真撮りたかったが、もう限界。
名残惜しいが下山することにした。
下りかけたら、雲が沸き上がり、なかなかの絶景。
登るのに苦労した急斜面、山頂直下は少し滑る。
しかしやはり下りは早い。
少し慎重に下りたが、あっという間に避難小屋。
そしてこの辺りは相変わらずホワイトアウト状態。
足元のトレースも見えにくい。
ストックの穴が目印としては一番わかりやすかった。
これ吹雪いたり、日が暮れたら危ないですね。
そして霧に包まれた視界の悪い真っ白な雪道を暫く歩く。
孤独な時間です。でも実はこれが山での一番の楽しみで快感。
自分は人と一緒は煩わしいんです(笑)
3合目過ぎて暫くしたら、晴れ間が出てきて景色が開けた。
標高は低くなったが、なかなかの絶景が拡がる。
1合目までこの景色を楽しみながら下山した。
そしてワカンを外し、一気に登山口へ。
登山口付近の雪はかなり融けていました。
下山は意外に早かったので拍子抜けです(笑)
しかし、16時5分のバスには楽勝間に合いました。
しかし雪の伊吹山の直登、
なかなか登り応えがあって、楽しかった。
達成感もなかなかのものでした。
ぜひまた挑戦したいな♪
そして今度は絶景も楽しみたい。
あっ、モンベルアルパインサーモボトルの報告ですが、
16時半頃、近江長岡駅のホームでコーヒー飲んだけど、十分熱々でしたよ。
コイツ、なかなか使えます。
本日も無事安全な山行に感謝です。
雪の伊吹山、ぜひ登ってみて下さい。
本日もお付き合い頂き、ありがとうございました。
コメント失礼します、初めまして
昨日、岐阜の金華山から伊吹山を見ていた者です。
伊吹山が雲の中にいて寒そうだなぁ〜と眺めていました。一瞬雲が晴れた時をチャンス‼と写真に収めていました。
やっぱり寒かったのですね お疲れさまでした。私も来年はワカン購入し、伊吹山直登経験したいです♬
sea-chanさま
初めまして。
行きの電車からは晴れて見えていましたが、到着時は完全に霧の中でした。
比良の武奈ヶ岳は何度も吹雪の中登ったことがあるのですが、伊吹山の山頂の寒さはその比ではありませんでした。
寒い寒い(笑)
グローブ外したらすぐに感覚なくなりましたから。
でも、その分格別に楽しかったです。
ぜひワカン手に入れて楽しんでみて下さいね!
初めまして。いやー、こんなに楽しいレコ、こちらも初めてです。最後まで読ませていただきました。何か、楽しかった小学校〜中学校時代の友達と話している気がしました。当方、今冬から冬山練習していますが、伊吹山もその一つで近々再び登る予定です。大変参考(強烈な寒さであること)になりました。ありがとうございました。
nyanfumiさま
初めまして。
読んで頂いてありがとうございます♪
確かに遠足気分で楽しんできましたよ。
私も妻と子供放ったらかしにして時々一人で山へ行きます。
私もまだ山登り初めて2年弱、雪は低山限定ですがちょうど1年前からです。
雪の伊吹山は面白いですよ、ぜひ挑戦してみて下さいませ♪
そして・・・比良とは寒さの質が違うと実感です。
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