十枚山 山梨百名山100座完登。ああ、なんて美しい景色なんだ!
- GPS
- 08:18
- 距離
- 8.4km
- 登り
- 1,190m
- 下り
- 1,169m
コースタイム
天候 | 晴れ 登山口朝−8度、上部日中−6度、微風。 ちなみにアメダス富士山ほぼ終日−30度、アメダス山中の午前6時は−16度でした。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登山道の積雪は900m位から現れ、尾根手前の深いところで40センチ位。トレースが薄く、上部はパウダーで積雪量的にまだ下突き感があり、雪の下の見えない木の根や岩で滑り、急斜面では雪が崩れたりして1400m位から一気にペースが落ちました。なお、十枚峠から上は日が当たるため積雪も少なく、またよく踏まれていたのでスタスタ歩けて楽でした。 静岡県側(途中お会いした方の話では)は積雪が少ない代わりに(下部三分の一は積雪なし、もちろん登山口までの林道も雪はないとのこと)、人が多く入り、踏み跡が踏み固められ滑るので、アイゼン(チェーンスパイク)必須とのこと。確かに二人共アイゼンを着けてました。 山頂の積雪は30センチ位。ちなみに翌日の奥秩父は20センチ位。 復路、十枚峠から栂尾根下の段までチェーンスパイク着けました。 *山梨県側からは今年の初レコになります。今週末行かれる方は積雪状態の確認になるかと思います。 |
その他周辺情報 | 南部の湯、月曜日が休館日なので、火曜を選んで行ったら休館だった。もう2度と行かない。みたまの湯に行きました。 |
写真
感想
それはいつもと同じ感覚だった。
ああ、やっと峠に着いたか。峠手前はトレースも薄く、雪が崩れたり、雪下の岩や木の根ですべったりして予想より時間がかかったな。十枚峠に着いたとき、雪が少なくトレースがしっかりしていたのが確認でき、 下十枚山も行けると思った。
ああ、青空が綺麗だ!
峠の先で女性ハイカーとスライド、静岡の登山口からで下十枚山をピストンするとのこと。このハイカーとは復路、峠で再会、ロング立ち話。
ワカンとスパイクを峠にデポ。眼下に安倍川が見えた。遥かに静岡市街と駿河湾を見ながら、よく踏まれた歩きやすい雪道を一頻り歩き山頂に着く。
御前崎からの男性ハイカーがラーメンを食べていた。
山頂に着いた時、もうこれ以上登らないで済むんだ、いい天気で良かった、下十枚山は空身で登ろう、そんなことを考えていた。そう、いつもと同じ感覚だった。
ここが山梨100名山100座目だんなて意識して歩いていた訳ではなかった。
なので特に感慨深い事もなかった。
山梨100名山完登は単なる結果です。一つの目標ではあったが、終着点ではない。だから十枚山も通過点に過ぎないのです。通過点である以上、その先があります。
ああ!それにしてもなんと美しい景色だ!!富士山はもとより、伊豆半島の全貌、安倍奥の山々、そして南アルプス南部が全て見えました。南アルプスから続く山並みが駿河湾に続くまで見渡せた。馴染みのない山域からの景色だけに実に新鮮な景色だった。そして青空から降り注ぐ眩いばかりの陽光に包まれ「スープが決め手の坦々麺」に湯を注ぎ、誰もいなくなった山頂に一人立ち、ほくそ笑む。
この美しい山と海、自然を未来永劫守っていかないといけない。
そう思いながら下山したのであった。なんちゃって
100座目が要害山や大蔵経寺山でなくて良かった
ああ、早く温泉に入ってうまいもの食べたい
出会い指数:十枚峠先で1名とスライド、山頂に1名。2名とも静岡県側からの登山者です。
1月山梨遠征
23日:高ドッキョウと貫ヶ岳(山梨百名山98、99座目)
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1052490.html
24日:十枚山 山梨百名山完登。ああ、なんて美しい景色なんだ!
25日:奥秩父-西御殿岩・唐松尾山・笠取山-三ノ瀬から周回
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1052799.html
コメント
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おめでとうございますm(__)m
山頂で「祝!完登!」の幟を掲げて待ち受けていようかと画策しましたが、残念ながら休暇取得するには最困難時期でしたので、俗世にて吉報をお待ちしていました。
着実にピークハントを重ねられましたね。
拙者はまだ64座と道半ば・・・いや、道三分の二です。
最後が大蔵経寺山や要害山でなくてよかった・・・とは、両方の山頂風景が目に浮かびます。
二つとも眺望ではなく歴史が売りの山ですからね。
山梨南部から見る南アルプスは、いつも中央沿線や大菩薩から見る山容とは異なりますね。
いつもは屹立した三角錐に見える聖岳が平べったい台形の山に見えます。
次は100高山あるいは甲信越100ですね
隊長
有難うございます。
エリアによって見える景色って違ってきますよね。
仰るとおり同じ南アルプスでもその山容に違いが出ます。でもここはそれだけではないんですよ。
例えば大菩薩から見る南アルプスは甲府盆地の向こうに、大きくそびえ立って見えます。
ここからの南アルプスは前衛の山並みの奥に小さくしか見えません。迫力は大菩薩からのほうが上です。
ここからの景色は、延々と続く山並みの向こうに、王者の風格で頂きを見せる南アの高峰群があり、目を転じると大海原(駿河湾)が見え、そして富士山が同じ景色の中にある、ということなんです。
写真だけで見比べると、翌日行った西御殿山からの南アルプスのほうが迫力があって、好まれるかと思いますが。実際にここの頂きに立って、ここからの景色を見たら、写真ではうまく伝えられない景色であることがわかると思います。
甲信越100は越が遠くて、達成するのに時間がかかると思います。
今後は○○100名山を目指すというのではなく、結果として○○100名山達成という感じになってくると思います。100高山は1座1座登るのではなく、未踏の山を縦走して登る感じになるので、以外に早く達成できるかな、と思ってます。
コメント有難うございました。
おー、やりましたね
きっと感慨深いものがあるにもかかわらず、単なる通過点だとは さすがです
小生は十枚山の登頂は3年前の11月でした。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-551246.html
mtkenさんのレコを見ていると懐かしい風景がつぶさに現れます。小生は静岡側からの登頂でしたが、南アルプスの展望はどこの山よりも印象に残っております
小生も残りは4座 諸事情により登頂が遅れておりますが、今年の初夏には完登するつもりでおります。まことに恐縮なお願いではございますが、その際には是非是非mtkenさんからのコメントをいただきたいと思っております。
百名山はいくつかありますが、次はどんな目標でしょうか
小生も山梨百名山は単なる通過点とし、次は百高山、信州百名山を視野に入れ登って行ければと考えています
あらためましておめでとうございます
有難うございます。
mi88nさんのレコ拝見しました。現在、十枚峠からのルートは道崩壊のため通行止と聞いています。いいタイミングで行かれましたね。
私も南アルプスの展望はもちろん、あそこからの展望は生涯忘れえぬ記憶となると思ってます。寒気の影響で南アの山頂部には雲がかかってましたが、駿河湾とそれに続く太平洋の海原がクッキリと見え、あの場に日が暮れるまで居たい気持ちになりました。
百高山が一つの目標で、日本100は取り敢えず行っておくかな位です。信州と甲信越百名山はカウントしているものの、それを目標とはせず、結果として達成できればと思っています。
mi88nさん完登の折には、当初より是非コメントしたいと思ってました。文章下手ですので、内容はあまり期待なさらずに
コメント有難うございました。
拝見していると実感こもったタイトルが反芻してきて、こちらまで同じ感動してきました
〆も見晴らし御前がオツですね
ありがとうございます。
下十枚山の絶景ポイントからの見晴らし、派手な景色ではないので、その美しさを写真では十分に伝えられないのが残念です。感動して、あのまま夕暮れまでそこにたたずんでいようかと思ったくらいです。
見晴らし御前の甘エビ、写真だと分かりにくいですが、すごく大きくて美味しかったです
コメント有難うございました。
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