蜂城山・神領山・大久保山


- GPS
- 04:20
- 距離
- 10.5km
- 登り
- 688m
- 下り
- 641m
コースタイム
釈迦堂遺跡博物館 09:00-09:05
蜂城山 09:45-09:55
神領山 10:25-10:40
大久保山 11:05-11:20
釈迦堂PA 12:00-12:40
釈迦堂入口バス停 12:50
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
甲斐大和駅 08:05-(甲州市民バス)-08:25 勝沼総合局前バス停 (帰り) 釈迦堂入口バス停 13:03-(甲州市民バス)-13:16 勝沼ぶどう郷駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
釈迦堂から蜂城山の登山口までは、最小限の標識は出ています。私が歩いた最短経路(のはず)では曲がり角に何の標識もないことが多かったですが。。。 蜂城山の登山口から先は、頂上にある蜂城天神社の参道で、歩きやすい道でした。土止めの段が続いても、段差の大きな所はほとんどないようになっていました。 蜂城山〜神領山〜大久保山の間は、「山と高原地図」が赤破線路としているバリエーションルートになります。 それでも最初の蜂城山から神領山までは、踏み跡は明瞭で、赤テープも目立っており、分かりにくい箇所はありません。 ところが神領山と大久保山の間になると、道形が不明瞭になることが何度かありました。赤テープが困らない間隔で現れてくれるので、それを頼って歩けましたが、草木が繁茂して赤テープを隠してしまうような時期では、かなり難易度が上がりそうです。 大久保山の三角点の下にある那賀都神社まで来れば、あとはこの神社の参道が、良く歩かれている感じで山麓まで続いていました。 |
写真
感想
今回が200回目の山行(グループ山行は除いて単独行のみカウントしています)となりましたが、大きな山は難しい時期なので、山梨の桃源郷に桃の花のジュータンを見に行くことにしました。
ところが、桃の花まつりも終盤に差し掛かっている時期だというのに、全体的には3分〜4分咲き程度にとどまっていて、ほとんど花を付けていない木も目立っているといった状況です。期待していた、あたり一面が桃色に染まる景色は、その片鱗すら窺えませんでした。
その代わり満開で迎えてくれたのが桜の花で、桃の花を見に行ったのに桜の花を楽しんで帰ってくるという、地味な200回記念になってしまいました。
まず甲斐大和駅で降りて、甲州市民バスに乗り換えましたが、改札を出て左手にバス停があるのに、バスは改札を正面に出た先に停まっていて、いつまでもそこから動く気配がありません。
少し肌寒いくらいの気温だったので、先にバスに乗せてもらっていましたが、驚いたのは、発車時刻になった時も、バス停のある場所には目もくれずに発車したことです。
律義にバス停の所で待ってなくて良かったと思いました。
バスを勝沼総合局前というバス停で降りて、そこから歩き始めます。バスの乗客は私ひとりだけでしたので、バスはそこから空気だけを運んで去って行きました。
釈迦堂まで30分ほど歩きますが、釈迦堂周辺を通るバスはもっと遅い時間にしかないので、公共交通だけを利用する限り、これが最速で釈迦堂に着くパターンではないかと思われます。
釈迦堂遺跡博物館まで来ると、建物の周囲では色とりどりの花が咲いていました。ここは釈迦堂PAから外に出ても来られるので、人の姿も多かったです。
釈迦堂から、細い路地を繋げて蜂城山の登山口まで来ました(この経路には、標識による案内はありません)。
動物除けのゲートを開閉すると、そこから先は、頂上にある蜂城天神社の参道となっていて、歩きやすい道が続いています。今回は登り方向にしか歩いていませんが、下りでも快適に歩ける道だと感じました。
すぐに20人ほどの大きなグループを抜かしましたが、それ以降は大久保山に着くまで人の姿を見なくなりました。
登山道の途中には、「蜂城山のヤマボウシ」への分岐があります。その木自体は、分岐点からもう見えているような距離にありました。
稀に見る巨樹ということですが、葉を落としたこの時期は、幹回りの太さに貫録は感じるものの、特段の見応えはありません。6〜7月の花期に訪れてみたいと思いました。
蜂城山の頂上に着くと、蜂城天神社の前には開けた広いスペースがあって、材木でこしらえたベンチもいくつか置かれていました。落ち着いて好ましい雰囲気の頂上です。
周囲は概ね木々に取り囲まれていますが、北側にだけは展望もあって、山梨市〜甲州市のあたりの街並みや、その向こうの山々を見渡せます。
山梨市の方向を見ると、いくらか桃色がかっているのが辛うじて分かりましたが、期待にはほど遠くて残念です。
蜂城天神社の裏手に回って、神領山へと続いていく踏み跡を追っていきます。踏み跡の屈曲点では、ほぼ例外なく直進する踏み跡もあったりして紛らわしいのですが、良く踏まれたほうの道を選べば問題ありませんでした。
蜂城山と神領山の鞍部まで下ると、私製の標識が左右に下る道の行先を示してくれていました。でもここから神領山に登り返すので、左右の道(どちらも不明瞭でした)を見送って直進する登り坂へと向かいます。
神領山への登りは、最初はジグザグ道で歩きやすかったのですが、あまり歩かれていない道らしく、やがてジグザグを描くのをやめて、斜面を直登し始めます。それなりに傾斜のある斜面なので、このあたりは少々きつく感じました。
でも踏み跡が明瞭なほか、赤テープも次々と現れて、何の不安もなく歩ける道が続きます。
そして頂上の手前で、大久保山への道を分岐するY字路に出たので、まずは神領山の頂上までを往復します。頂上までの短い間は、ややヤブっぽい道となりましたが、この時期はヤブも冬枯れており、特に歩きにくさはありませんでした。
神領山の頂上に着くと、それまでの道と同様に、少々ヤブっぽい場所でした。でも頂上部は少しだけ刈り払われていて、ベンチ代わりの丸太が並べられたりしています。
展望はほとんどなく、静けさだけが取り柄の頂上でしょうか。踏み跡はさらに直進方向にも伸びていて、そちらもいくらかは歩かれているようでした。
先程のY字路まで戻ってから、大久保山へと向かいます。しばらくの間は、なだらかで明瞭な尾根を直進するだけなので、踏み跡は薄くても特に問題はありません。
でも尾根を外してから先では、かなり不明瞭になる箇所も見られるようになります。地形も少々複雑になり、踏み跡もたびたび屈曲するようになるので、道の続きを見つけにくいこともしばしばでした。
幸いにも、赤テープが困らない間隔で最小限に現れてくれましたが、草木が繁茂して見通しが悪くなる時期など、赤テープが目立たなくなってしまうと、踏み跡を追うのが難しくなりそうです。
大久保山の最高点らしき場所に着くと、「大久保山 664m」という標識が樹木に括り付けられていました。
でもこの地点の標高は、地形図では680m圏と読み取れます。標識に書かれている標高は、少し下った所にある三角点のものなので、この地点で掲示するのは間違いでしょう。
何もない最高点はスルーして、地形図が山頂としている三角点の所に来てみましたが、そこにも三角点があるだけでした。周囲がヤブっぽくて、あまり居心地も良くありません。それでもここではご婦人がた5人のグループが休憩中で、久しぶりに見た人の姿でした。
三角点の場所からも、すでに神社の屋根が見えていたので、居心地の良くない三角点では軽く立ち止まる程度にして、神社まで下りてみます。
那賀都神社の前は少し開けた場所になっていて、休憩するならばこちらが正解だと思われます(好みにもよりますが・・・)。ただし展望はほとんどありません。
神社からの下りは神社への参道になるので、道は明瞭です。ただし深く抉られた道に落ち葉が溜まり放題で滑りやすかったので、足を取られないように注意して下ります。
しばらく下って、動物除けのフェンスがある所までくると、ちょっとした展望地がありました。石和のあたりから勝沼のあたりまでの、果樹園が広がる一帯を広く見渡せる、なかなか気分の良いところでした。
展望地を過ぎると、もうあっという間に果樹園の中の道に降り立ちます。
あとは車道を歩いていきますが、帰りのバスまでに時間の余裕があったので、バス停には直行せずに、朝にも寄っていた釈迦堂遺跡博物館の前へ向かいます。
そして高速道路内の釈迦堂PAに寄って、食堂でソバを食べたり、売店でお土産を見たりして、ゆっくりしていきました。
帰りは、博物館から歩いて10分ほどの釈迦堂入口バス停で、勝沼ぶどう郷駅へ行く市民バスを捕まえます。
ここでは私の後から2つのグループがやって来て、計8人でバスを待つことになりました。バスが来たとき、すでに先客が2人いて、小さなマイクロバスはここで満席に近くなりました。
勝沼ぶどう郷駅に着けば、あとは電車に乗って帰るだけ、というつもりでした(何の下調べもしていなかったので)。
ところが駅に着くと、線路沿いに桜並木がずらりと長く続いていて、しかも見事に満開となっていました。
今年はどの花も遅れていて、桃の花には早かったのが残念だったのですが、その代わりに例年なら散っているはずの桜が見頃となって楽しませてくれたのでしょう。
ここで写真を撮りまくってしまい、おかげで退屈せずに電車が来るまでの時間を過ごすことができました。
詳細な記録のページ
http://cellist.my.coocan.jp/yama/mt2011_04_06/mt2011_04_06.html#20110410
写真主体のブログ版
http://cellist.blog.ss-blog.jp/2011-04-10
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