記録ID: 1056455
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積雪期ピークハント/縦走
塩見・赤石・聖
積雪期の笊ヶ岳・老平から幕営ピストン[敗退]
2017年01月28日(土) 〜
2017年01月29日(日)


体力度
4
1泊以上が適当
- GPS
- 12:47
- 距離
- 11.7km
- 登り
- 1,784m
- 下り
- 2,031m
コースタイム
天候 | 両日とも快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
アクセス道路には積雪も凍結箇所も無く完全ドライ。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
山の神より下は殆ど積雪無し。 積雪箇所は古いトレースが所々に残っている程度でRF必要だが赤テープは頻繁にあり。 危険箇所は写真のコメントを参照下さい。 |
その他周辺情報 | ヴィラ雨畑 すず里の湯(\550) |
写真
この2日間で最大の核心部!
元々草付のヘツリにシャワー付きの所の様ですが、少し前までの寒波でミニ雲竜渓谷状態になったものが更に当日の4月並みの気温で結氷が緩んで、上からの落氷と足元崩落のダブル・ピンチ!しかも左はスッパリ切れ落ちた岩壁です!
さすがに滑り止めは必要なので、氷へのダメージを考えて12本爪では無くチェーンスパイクとピッケルの変則技で何とか通過しましした。
元々草付のヘツリにシャワー付きの所の様ですが、少し前までの寒波でミニ雲竜渓谷状態になったものが更に当日の4月並みの気温で結氷が緩んで、上からの落氷と足元崩落のダブル・ピンチ!しかも左はスッパリ切れ落ちた岩壁です!
さすがに滑り止めは必要なので、氷へのダメージを考えて12本爪では無くチェーンスパイクとピッケルの変則技で何とか通過しましした。
その後の崩落個所は前の核心部に比べると安全路の様に感じました。
皆様のレコを拝見しているとトラロープに手が届かないとのコメントが多い様ですが、逆にトラロープに手が届く範囲で上の方を真直ぐにトラバースすれば難なく通過できました。
皆様のレコを拝見しているとトラロープに手が届かないとのコメントが多い様ですが、逆にトラロープに手が届く範囲で上の方を真直ぐにトラバースすれば難なく通過できました。
広河原。
対岸の木に看板が見える辺りが徒渉ポイント。
しばらく降雨降雪が無い様で渇水気味に救われて、ストックを頼りに何とか飛び石で通過できました。氷でのスリップが怖いので、ここでもチェーンスパイクを装着。
対岸の木に看板が見える辺りが徒渉ポイント。
しばらく降雨降雪が無い様で渇水気味に救われて、ストックを頼りに何とか飛び石で通過できました。氷でのスリップが怖いので、ここでもチェーンスパイクを装着。
最後にして最大の核心部!!
のハズが、昨日に比べると半分位は溶け落ちてしまっていた様です。(内心かなりホッとしました。)
遠巻きの写真で判り難いですが、上からの落氷の危険性はかなり低減されていますが、足元の緩みは更に危険度UPで、壁際の氷にもピッケルを預けるだけの強度が期待できずかなり難渋しました。結局、通過する前に出来るだけ緩んだ氷は谷底に叩き落してから少しずつ進んで何とか通過できました。
のハズが、昨日に比べると半分位は溶け落ちてしまっていた様です。(内心かなりホッとしました。)
遠巻きの写真で判り難いですが、上からの落氷の危険性はかなり低減されていますが、足元の緩みは更に危険度UPで、壁際の氷にもピッケルを預けるだけの強度が期待できずかなり難渋しました。結局、通過する前に出来るだけ緩んだ氷は谷底に叩き落してから少しずつ進んで何とか通過できました。
老平駐車場。
この2日間の入山者は私だけだった様です。
荷を解いていたらスノーショベルのシャフトが無い!撤収時にはサイドポケットにセットした記憶は有るので途中で落として来た様です。ヤラレタ!
この2日間の入山者は私だけだった様です。
荷を解いていたらスノーショベルのシャフトが無い!撤収時にはサイドポケットにセットした記憶は有るので途中で落として来た様です。ヤラレタ!
装備
個人装備 |
アイゼン
ワカン
ストック
ピッケル
スコップ
ヘッドランプ
コンパス
GPS
テント
シェラフ
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---|
感想
意図した訳ではありませんが、またまた南アルプスで雪の無い林道歩きからの山行となりました。
積雪期の情報の極端に少ない山はそれなりの理由とリスクが有ると言う事と、合わせて気温の急な上昇局面で注意すべきは雪崩だけでは無い事を身を以て学ばせてもらいました。事前の情報収集と状況変化に対する想像力の不足が大きな敗因となりましたが、せめて予備日を1日以上設定しておいて2泊3日以上で臨めば今回の天候では問題なくピークハント出来ていたと思います。改めて事前計画の重要性に思い至らせてくれた山行となりました。
予定より大幅に手前の桧横手山での途中敗退とはなりましたが、天候には恵まれて一人の登山者とも会わない完全貸し切りの静かな山歩きを満喫出来ました。
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