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Yamareco

記録ID: 1064666
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雪山ハイキング
東海

まるでブリザードの入道ヶ岳

2017年02月12日(日) [日帰り]
 - 拍手
dedeppo5 その他2人
体力度
2
日帰りが可能
GPS
06:15
距離
7.7km
登り
828m
下り
826m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
6:09
休憩
0:07
合計
6:16
7:59
9
スタート地点
8:08
8:08
7
8:15
8:17
193
11:30
11:30
11
11:41
11:46
131
13:57
13:57
8
14:05
14:05
10
14:15
ゴール地点
天候 ときおり雪雲の通過で、降ったり照ったりの風の強い日でした。
過去天気図(気象庁) 2017年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス 自家用車
椿神社の一番下の駐車場から1km程先が登山口で、標高は約250mです。
今日は井戸谷コースを選びました。
2017年02月12日 08:17撮影 by  Caplio GX100 , RICOH
2
2/12 8:17
椿神社の一番下の駐車場から1km程先が登山口で、標高は約250mです。
今日は井戸谷コースを選びました。
踏み跡は新しく、この辺りはもう湿雪になってます。
2017年02月12日 08:35撮影 by  Caplio GX100 , RICOH
2
2/12 8:35
踏み跡は新しく、この辺りはもう湿雪になってます。
井戸谷コースも前半は尾根を歩きます。
2017年02月12日 08:49撮影 by  Caplio GX100 , RICOH
2
2/12 8:49
井戸谷コースも前半は尾根を歩きます。
標高470m辺りで沢に下り
2017年02月12日 09:13撮影 by  Caplio GX100 , RICOH
2
2/12 9:13
標高470m辺りで沢に下り
標高600m辺りまでは井戸谷の左岸を上ります。傾斜のきついところもあり、四つん這いにも成りました。
2017年02月12日 09:14撮影 by  Caplio GX100 , RICOH
3
2/12 9:14
標高600m辺りまでは井戸谷の左岸を上ります。傾斜のきついところもあり、四つん這いにも成りました。
谷から斜面に取り付くと、矢張り、例年になく積雪は多い。しかし、入道は身近な山だけあって、入山者が多く、今日でもこの様にトレースは付いて居ました。この先、右岸に渡ると、私には恐怖の光景が現れました。
2017年02月12日 08:17撮影 by  Caplio GX100 , RICOH
4
2/12 8:17
谷から斜面に取り付くと、矢張り、例年になく積雪は多い。しかし、入道は身近な山だけあって、入山者が多く、今日でもこの様にトレースは付いて居ました。この先、右岸に渡ると、私には恐怖の光景が現れました。
朝日を浴びて雪面が湿り出すと、飛んでくる雪片が、雪だるまの核となって、斜面を膨らみながら転がり落ちた跡、跡、跡。足跡はこれを横切って居るので、上流を見つめながら、足早に通過しました。脇の斜面でも、登って行く自分に向かって、転がり落ちてくる雪だるまがあります。一瞬ハッとしますが、傾斜が緩くなると雪面にめり込んで止まります。
2017年02月12日 08:17撮影 by  Caplio GX100 , RICOH
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2/12 8:17
朝日を浴びて雪面が湿り出すと、飛んでくる雪片が、雪だるまの核となって、斜面を膨らみながら転がり落ちた跡、跡、跡。足跡はこれを横切って居るので、上流を見つめながら、足早に通過しました。脇の斜面でも、登って行く自分に向かって、転がり落ちてくる雪だるまがあります。一瞬ハッとしますが、傾斜が緩くなると雪面にめり込んで止まります。
ここを渡り切って、下流側を眺めたのがこの写真です。斜度が35度を超えると雪崩の危険が増すと言われて居るが、この沢は、頂上に向かって傾斜が更にきつくなります。雪崩知識のない分だけ、私には、この光景は恐怖でした。
2017年02月12日 10:38撮影 by  Caplio GX100 , RICOH
4
2/12 10:38
ここを渡り切って、下流側を眺めたのがこの写真です。斜度が35度を超えると雪崩の危険が増すと言われて居るが、この沢は、頂上に向かって傾斜が更にきつくなります。雪崩知識のない分だけ、私には、この光景は恐怖でした。
体力の在る方のトレースだったんだろう、夏道とは大分南にずれており、頂上に出たらもう鳥居だった。
風の強さはこの写真では分からないが、正にブリザードが吹き荒れ、飛散物が顔に当たり痛い。伊勢湾は見えるが、鎌ヶ岳方向は降雪模様で視界は無く、長居は無用。早々に北尾根ルートへと向かい下山しました。
2017年02月12日 11:28撮影 by  Caplio GX100 , RICOH
6
2/12 11:28
体力の在る方のトレースだったんだろう、夏道とは大分南にずれており、頂上に出たらもう鳥居だった。
風の強さはこの写真では分からないが、正にブリザードが吹き荒れ、飛散物が顔に当たり痛い。伊勢湾は見えるが、鎌ヶ岳方向は降雪模様で視界は無く、長居は無用。早々に北尾根ルートへと向かい下山しました。

感想

今年の鈴鹿は雪が深く、昨日は、トレースのない根の平峠まで4時間を要した。それでは、地元の登山者にはポピュラーな入道ヶ岳は入山者も多く、トレースもしっかりしてるだろうとの興味から訪れてみた。(結果から言うと、雪山でも、トレースさえ在れば、夏場の自分の所要実績の1.5〜2.0倍で計画すると、自分なりの冬山が楽しめそうだ)

入道が岳登山者駐車場として許可されている、神社参道一番下の駐車場に車を留め歩き出す。北尾根ルート登山口へ、階段を右手に見ながら向かうと既に堰堤の脇に1台駐車があった。登山道には先行者の踏み跡もしっかりついていた。昨日とは全く異なり、順調に高度を稼げた。

陽は差したりしてるので、昨夜積もった雪も表面が湿り始め、アイゼン無しなので、踏み出した足が滑る。スノーシューのつま先に雪が乗り重く成るのは承知で、標高450m辺りでスノーシューを履く。傾斜がきついので、ワカンの方が好ましいのだが持ってないのでやむを得ず履き通す。

標高550m辺りで井戸谷の左岸に渡るが、そこは雪ダルマを敷き詰めた川であった(写真参照)。沢は丸裸で、身を守って呉れそうな樹木も全く無く、締まったダルマを踏みながら、足早に川を通過した。渡り切った脇の斜面では、径を大きくしながら車輪が転がり落ちて来るのも目撃したので、このダルマの河原は、層雪崩ではなく、斜面を転がり落ちて来たダルマの集積かも知れない。それにしても面積は膨大である。

しかし、雪崩の知見に乏しい自分は、この光景を見たら、豪雪時の井戸谷登山は今後避けようと思った。無知の恐怖はそれほど怖かった。

同様に、北尾根ルートのアセビのトンネルも、積雪で嵩上げされて居て、数カ所はイザリでないと通れない。スノーシューを履いたままのイザリは、体の硬い身には、起ち上がるのがとても難儀であった。

私にとっての入道ヶ岳のベストシーズンは、アセビと福除草の開花期のようである。

豪雪に伴う昨日今日の、冬山登山のこの悪印象、根の平峠も入道ヶ岳も、汚名挽回登山を計画をしなければならないな!


追記
ネットで雪崩の写真を見てたら、写真のダルマの河原は、雪崩後のデブリだそうです。

井戸谷コース お気を付け下さい。

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コメント

入道ヶ岳で雪崩ですか!
こんばんは、dedeppo5 さん。
まさか入道ヶ岳で雪崩ですか!
確かに井戸谷コースは傾斜もきついし、植林も有りませんが、
それでも雪崩が起こる程、積雪しているのですね。
昔、伊吹山で歩いてる途中に、
すぐそばで小さな雪崩に出くわせた事は有りますが、
やっぱり恐怖ですよね。
デブリの塊も落ちて来たとの事、ご無事で何よりです。

豪雪による雪山の悪印象ですか・・・
きっとdedeppo5 さんの人に対する優しいお気持ち、
一緒に行かれた方のお気持ちを考えて、そう思われるのでしょうね。
またいつか雪山、ご一緒させて頂けたら幸いです。
ご苦労様でした。
2017/2/14 2:49
Re: 入道ヶ岳で雪崩ですか!
スキー場で指導員に、雪崩に巻き込まれたら人間なんて
ズタズタになるよ、と、聞かされてましたので、雪山は
注意してます。

でも、雪崩の後の状態を見たことが無いので、ヤマレコ
にアップ後に、ネットで写真を探したら、井戸谷の光景と
そっくりなので、ようやく、これがデブリなんだと知り
ました。

ヤマレコ・入道ヶ岳で検索したら、同日、目の前で雪崩
が起きたとのレコがありました。

今年は豪雪でしたから、気温も高くなるこれからが地元
の山も、雪崩の危険が高まりますね。
注意しましょうね。
2017/2/14 6:33
プロフィール画像
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