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Yamareco

記録ID: 1068746
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科

赤岳〜本格冬山への挑戦

2017年02月18日(土) 〜 2017年02月19日(日)
 - 拍手
GPS
32:00
距離
16.7km
登り
1,422m
下り
1,423m

コースタイム

1日目
山行
1584:00
休憩
0:00
合計
1584:00
16:00
95040
美濃戸口
16:00
美濃戸口(前泊)
2日目
山行
8:30
休憩
1:30
合計
10:00
5:45
45
美濃戸口
6:30
6:30
120
美濃戸山荘
8:30
9:15
75
行者小屋
10:30
10:30
35
文三郎〜中岳分岐
11:05
11:05
10
文三郎〜権現岳分岐
11:15
11:40
2
赤岳山頂
11:42
11:45
13
赤岳頂上山荘
11:58
11:58
13
赤岳展望荘
12:11
12:11
71
地蔵尾根分岐
13:22
13:22
21
行者小屋
13:43
14:00
48
赤岳鉱泉
14:48
14:48
20
堰堤広場
15:08
15:08
37
美濃戸山荘
15:45
美濃戸口
天候 1日目曇り〜2日目ど快晴
過去天気図(気象庁) 2017年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
2WDスタッドレスでは美濃戸まで上がれないので、前泊のJ&Nの駐車場からそのまま出発。
コース状況/
危険箇所等
森林限界以上は常に緊張です。
2年前に美濃戸口のバス停前に出来たJ&Nに今回は前泊しました
2
2年前に美濃戸口のバス停前に出来たJ&Nに今回は前泊しました
看板犬のマロ君。人懐っこいです。
3
看板犬のマロ君。人懐っこいです。
夕食はカレー。シェフ&オーナーのオリジナル一品でまいうー。
2
夕食はカレー。シェフ&オーナーのオリジナル一品でまいうー。
夜に雪が降りました。積もらなきゃいいけど。
夜に雪が降りました。積もらなきゃいいけど。
6:00に美濃戸口を出発。
間違えて別荘地方面を歩いていたら、先行者が道の間違いで引き返してきて、自分も間違いに気が付きました。
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6:00に美濃戸口を出発。
間違えて別荘地方面を歩いていたら、先行者が道の間違いで引き返してきて、自分も間違いに気が付きました。
美濃戸到着。夜が明けましたが、すでに車がいっぱいです。
来る途中抜かされたのは2,3台ですが、皆さん何時から来てるんでしょうか?
美濃戸到着。夜が明けましたが、すでに車がいっぱいです。
来る途中抜かされたのは2,3台ですが、皆さん何時から来てるんでしょうか?
行者小屋を目指して南沢から出発します。
冬に南沢歩くのは初めてです。
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行者小屋を目指して南沢から出発します。
冬に南沢歩くのは初めてです。
行者小屋到着。人がいっぱいです。
天気は快晴ですが、赤岳、阿弥陀の稜線にはすごい雪煙が...
強風の予感です。
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行者小屋到着。人がいっぱいです。
天気は快晴ですが、赤岳、阿弥陀の稜線にはすごい雪煙が...
強風の予感です。
小屋は営業していました。
この時にサーモスボトルのテーブルに置き忘れたまま出発。
赤岳から下りて来た時にはテーブルごと無くなってました。(TT
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小屋は営業していました。
この時にサーモスボトルのテーブルに置き忘れたまま出発。
赤岳から下りて来た時にはテーブルごと無くなってました。(TT
文三郎尾根から登ります。
実は文三郎尾根は初めて。
厳冬期に初めての道はヤバかった。( ゜Д゜)
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文三郎尾根から登ります。
実は文三郎尾根は初めて。
厳冬期に初めての道はヤバかった。( ゜Д゜)
尾根に登り切ったところで下を撮影。
写真よりもかなりヤバい場所でした。
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尾根に登り切ったところで下を撮影。
写真よりもかなりヤバい場所でした。
文三郎の分岐。
ここの風がまたすごいです。
ジェット噴射の様でした。
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文三郎の分岐。
ここの風がまたすごいです。
ジェット噴射の様でした。
山頂到着。
そんなに風は強くないです。
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山頂到着。
そんなに風は強くないです。
山頂標識のエビのしっぽがすごいです。
サーモスを小屋に置いてきてしまったので、エビのしっぽで水分補給しました。^^;
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山頂標識のエビのしっぽがすごいです。
サーモスを小屋に置いてきてしまったので、エビのしっぽで水分補給しました。^^;
瞬間ゴーグルとバラクラバ外しますが、めちゃ冷たいです。
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瞬間ゴーグルとバラクラバ外しますが、めちゃ冷たいです。
富士山♪
ボルトポーズ♪
赤岳頂上山荘はガチガチに凍ってます。
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赤岳頂上山荘はガチガチに凍ってます。
赤岳頂上山荘から見た山頂。
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赤岳頂上山荘から見た山頂。
横岳、硫黄岳、天狗、蓼科山まで一望。
天狗(途中敗退)蓼科山と来て、次の冬山ステップが赤岳とはちと飛躍しすぎたかも?
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横岳、硫黄岳、天狗、蓼科山まで一望。
天狗(途中敗退)蓼科山と来て、次の冬山ステップが赤岳とはちと飛躍しすぎたかも?
地蔵尾根から下ります。
文三郎よりもヤバかったので写真撮る余裕が一切ないです。
自分の後ろでトラバース中に滑落者が出たのですが、初速着く前にピッケルで停止したので事なきを得ました。
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地蔵尾根から下ります。
文三郎よりもヤバかったので写真撮る余裕が一切ないです。
自分の後ろでトラバース中に滑落者が出たのですが、初速着く前にピッケルで停止したので事なきを得ました。
樹林帯に入ってほっとしました。
樹林帯に入ってほっとしました。
赤岳鉱泉から見た南八ヶ岳連峰。
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赤岳鉱泉から見た南八ヶ岳連峰。
赤岳鉱泉名物のアイスキャンデーの前でジャワカレー(x3辛)食いました。
辛いので本当のアイスキャンデー食いたくなりました。^^;
赤岳鉱泉名物のアイスキャンデーの前でジャワカレー(x3辛)食いました。
辛いので本当のアイスキャンデー食いたくなりました。^^;
北沢から美濃戸に戻ります。
やっぱり沢が真っ赤。
堰堤広場から美濃戸までは地味で長い林道が続きます。
北沢から美濃戸に戻ります。
やっぱり沢が真っ赤。
堰堤広場から美濃戸までは地味で長い林道が続きます。
美濃戸口までさらに退屈な林道が続きます。
マジに美濃戸でヒッチハイクしようかと思いました。
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美濃戸口までさらに退屈な林道が続きます。
マジに美濃戸でヒッチハイクしようかと思いました。
J&Nまで戻って下山のご褒美スイーツを頂きました。
お疲れ>俺^^;
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J&Nまで戻って下山のご褒美スイーツを頂きました。
お疲れ>俺^^;

装備

個人装備
長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 ザック ザックカバー 昼ご飯 行動食 飲料 コンロ コンパス ヘッドランプ GPS ファーストエイドキット 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ツェルト アイゼン ピッケル

感想

今シーズンから始めた冬山のステップアップとして、赤岳にチャレンジしてきました。
本格的な雪山は天狗岳(軽アイゼンで敗退)と蓼科山(初めての12本アイゼン)しかないのに、次のステップが赤岳とは少々飛躍しすぎだとは思います。
事実、当初の予定は雪中ハイキングで行者小屋〜赤岳鉱泉周って帰ってくる予定でした。しかも嫁と一緒に...
ある方々に逢うまでは...

去年6月に赤岳〜横岳〜硫黄岳を縦走したときには美濃戸山荘まで車で入りましたが、積雪期に2WDスタッドレスでは無理です。
美濃戸口からスタートするなら、なるべく早出したいので、土曜日美濃戸口に前泊して、日曜日に登山の計画としました。
結果的には日曜日の方が天気も風もコンディションは良かったので幸運だったと思います。

土曜日の宿泊は2年前に美濃戸口にオープンしたj&n。とても居心地の良い場所でした。
そこの食堂で、福岡から来られたと言う団体さんと意気投合。
前泊が赤岳鉱泉で土曜日に赤岳登って来られて、下山後の後泊でご一緒になりました。
赤岳の感想を聞いているうちに、自分の中でどんどん赤岳への想いが強くなって行きます。
福岡からわざわざ八ヶ岳まで遠征されている方々に比べれば、八ヶ岳はおろか、南アルプスや北アルプスまで3時間内で行ける自分が、何を迷っているのだろう?
しかも一緒に来る予定の嫁は体調不良キャンセルで、ソロならチャレンジ出来る範囲は無制限。
嫁とハイキングは無くなったにせよ、せめて硫黄岳くらいは登ろうと思っていましたが、話を聞いているうちに自分が硫黄岳に逃げているような気がして来ました。

これは赤岳行くしかないでしょう。

その日の夜にnetで赤岳への登山届けと遭難保険に加入。これが天使の誘惑か、悪魔の囁きかは行った後で考えましょう。

翌朝は5時に起床。
新調したばかりのスカルパトリオレpro gtxを履いて、これまた中古で手にいれたばかりのピッケルを持って美濃戸口を出発。
気が付いたら、12本アイゼン、冬靴、ピッケルと雪山装備の3種の神器が揃ってます。
やっぱり軽アイゼンで登れなかった天狗岳の悔しさが後を押しているのかも?

夏にも歩いた南沢から行者小屋に到着。
すごい数の人々です。
ここでサーモスのポットに入れたお湯で朝食ティータイム。
この時にテーブルの上に置いたサーモスを忘れた事に気が付いたのは、文三郎尾根を登りきった時でした。
下山後はテーブルごとなくなっていました。(涙)
行者小屋のテーブル上で青いサーモスボトル拾った人は黙って大事に使ってやってください。(笑)

赤岳稜線は超強風。
見よう見まねの耐風姿勢で耐えます。
ついでに森林限界前に滑落静止訓練も実施。(1回目は止まらなくてプチ滑落)
全てはネットで調べて、現地での実施訓練が基本です。
本当は登山教室なんかできちんと学んだ方が良いのでしょうが、理論よりも現場での実施訓練の方が身に付くのでは無いかと勝手な想像です。

急登を越えて赤岳山頂に立った途端に、それまでの強風が嘘のように穏やかになり、当初の登る予定の硫黄岳を眼下に見た瞬間に本当に登って良かったと感動しました。

山頂で30分ほどだらだら過ごし、地蔵尾根より下山。
こちらは文三郎尾根以上にハード。
ルンゼのトラバースが多くて、足元に気を使います。そんなときに自分の後ろで滑落発生。リアルに落ちて行く人を見ましたが、30mほどで停止して事なきを得ました。
その叫び声に驚いた時に自分もとっさに滑落防止姿勢を取っていたときには、現地訓練は大事だと思いました。(とっさに出来ないと意味が無い)

行者小屋まで下山したら、アイゼンをチェーンスパイクに、ピッケルをトレポに変更して、中山展望台経由で赤岳鉱泉に移動します。

赤岳鉱泉のカレー(レトルト温めるだけ!)食って、アイスキャンディー見たら、北沢から美濃戸口までの地味で長い林道を下山。
途中で何度も足つりました。
相変わらず下りが弱いです。大勢抜かされました。

下山後にj&nでスイーツ食ってとっても満足な赤岳チャレンジでした。

さて、困るのが次の雪山です。
天狗岳、蓼科山が初心者向けの雪山だとしたら、赤岳は中級者クラス。
本来は硫黄岳や鳳凰山で経験を積んでからチャレンジするべきでしたが、今回は自分には少々オーバースペックでした。
天気や風もコンディション的に恵まれた上での登頂なので、少しでもコンディションが悪かったら無事下山出来たかどうか分かりません。

いつも山に対しては畏怖の念を持って登りたいと思います。

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利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
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体力レベル
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