西穂高岳独標 感動と試練の一日でした

2017年03月04日(土) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 6.1km
• 登り: 613m
• 下り: 610m

コースタイム

日帰り

• 山行: 4:20
• 休憩: 1:00
• 合計: 5:20

9:40 西穂高口(千石平)
10:40 10:50 西穂山荘
11:30 西穂丸山
12:20 12:50 西穂独標
13:30 西穂丸山
13:40 14:00 西穂山荘
15:00 西穂高口（千石平）

天候

☀　山頂付近烈風

アクセス

利用交通機関：

自家用車

新穂高無料駐車場は8時頃には満車だったと思います
（無料駐車場は期間限定で登山指導センターの前に有ります）
新穂高ロープウェイ始発9：00（開門8：40）　
帰途のロープウェイ最終16：15
（季節ごとに時間変更になるので要確認）
ロープウェイ荷物6kg以上は往復￥600追加
ロープウェイ割引券はコンビニ（セブンで購入）で往復￥2900が￥2300

コース状況／危険箇所等

山頂直下の登下降は滑落に要注意です
強風時や視界不良時は登山を中止する勇気も必要かと感じました
本日は2名の方が滑落（1名は西穂にて）、ヘリにて救助されました

その他周辺情報

立ち寄り湯　ひらゆの森　0578-89-3338　￥500
女湯は湯船が９か所もの露天風呂が有ります（男湯には８か所）
駐車場は混みこみでしたが洗い場も多くて浴室は混雑感無しでした

写真

3/4 7:28

7：28　無料駐車場にて
真っ青な空と白い峰々
きっと今日も良い一日になる！

3/4 8:25

9時始発のロープウェイに乗りたくて8時ころから並びました

3/4 7:46

乗り場には足湯が有ります

3/4 8:52

第一ロープウェイからの景観
中央に笠ヶ岳

3/4 8:54

第二ロープウェイ乗り場に移動中

3/4 8:55

第一ロープウェイ鍋平駅

3/4 8:55

第二ロープウェイ　しらかば平駅

3/4 8:56

駅内

3/4 9:10

第二ロープウェイより
焼岳が噴煙上げています

3/4 9:11

こちらには白山も！

3/4 9:33

第二ロープウェイ　西穂高口駅
アイゼン装着はこちらでもできます
私たちは往きは西穂山荘まではツボ足でした

3/4 9:34

駅を一歩出ればこの景色！
すでに満足感でいっぱいです

3/4 9:34

観光客のために作られた雪の回廊
海外からの観光客の多さにはビックリでした
ロープウェイの発着所など外国語が溢れていて私が外国に来ているかのようでした
皆さんが日本の冬を楽しまれたでしょうか(^-^)

3/4 9:46

穂高の山々

3/4 9:50

右の方にこれから向かう独標も見えています
雪煙が上がっているようです

3/4 10:42

西穂山荘が見えてきました
ここまでは無風で暑いくらいでした

3/4 10:43

山荘前風景

3/4 10:44

山荘前のテント場

3/4 10:44

山荘前でアイゼンを付け、脱いでいた防寒着も着ます

3/4 11:20

焼岳の後方に乗鞍岳が大きい！

3/4 11:20

耐風姿勢で歩かざるを得ないような烈風です
鼻水も止まりません(*_*;
とりあえず丸山まで行ってみます

3/4 11:30

丸山登頂
この辺りで引き返す人たちもありましたがもう少し先まで行ってみます

3/4 11:30

独標は澄まして知らんぷり
来るも来ないもご自由にって！
風は強いけれど空は青いし、何よりも信頼できる師匠が一緒だからもう少し行きますよ〜

3/4 11:30

それにしてもすごい風
寒さのための衣類調節も師匠の助け無しには不可能でした

3/4 11:30

笠ヶ岳から双六岳方面
本当に美しい♪
カメラが飛びそうだったけれど撮らずにはいられません

3/4 11:30

3/4 11:31

振り返ると下山を始めた人たちも見えています

3/4 11:34

風紋
この後一時間は自分の身を守りながら歩くことに必死でカメラを取り出す余裕はありませんでした

3/4 12:38

独標登頂！
難所を登り切った瞬間の感動は言葉にならず、ただ師匠と握手するばかりでした
師匠が同行してくれなかったら私は登頂できなかった

3/4 12:35

何て優しい山の神様！
山頂滞在中は温暖微風でした(^-^)

3/4 12:37

山頂より

3/4 12:37

山頂より
奥穂〜前穂方面

3/4 12:38

山頂より
乗鞍岳が焼岳から眺めるよりも大きく感じられるのは何故？

3/4 12:38

山頂より
上高地方面　霞沢岳が嬉しい♪

3/4 12:38

山頂より　振り返って
（帰宅後に知ったのですが滑落された方は写真中央岩場のトラバース道辺りだったのでしょうか）

3/4 12:38

山頂より

3/4 12:47

そろそろ下山とします
下山は登るよりももっともっと怖い(^^;
師匠に教えていただいたことをしっかり頭に叩き込んで一歩一歩です

3/4 13:17

難所を通過下山したとたんに風がビュンビュン
でももう気分は軽くて、ただただ雪を踏む♪

3/4 13:17

昨年の12月の焼岳の厳しく美しかったこと！
そんなことを想う余裕も生まれました

3/4 13:17

笠ヶ岳の美しいこと！
その山容の美しさに惹かれて嬉々として登り、下山時に雷雨に見舞われたことが懐かしい
山は美しいだけではないから向かうのでしょう・・・

3/4 13:18

それにしても強風です

3/4 13:19

烈風の瞬間

3/4 13:19

雪面を叩きつけるかのように吹き上げる風

3/4 13:19

雪が舞い上がる

3/4 13:31

突然救助ヘリが！

3/4 13:32

ヘリは2~3時間飛んでいました
独標で一人、ピラミッドピーク辺りで一人が滑落、救助されたようでした

3/4 13:32

山々はまるで何事も無かったかのように美しい・・・

3/4 13:32

霞沢岳方面
初秋の霞沢は素敵でしたがテント泊で油断して風邪ひいたことも思い出です

3/4 13:32

独標を振り返って
ありがとう、さようなら

3/4 13:32

3/4 13:32

笠ヶ岳〜抜戸岳方面

3/4 13:37

肉厚のエビ

3/4 13:41

無事に西穂山荘まで戻りました

3/4 13:45

山荘前にて師匠に撮って頂きました(^-^)
微風にて柔らかな陽射しの午後のひとときをゆっくりできました

3/4 14:20

静かな森の中

3/4 14:33

本日の展望は笠ヶ岳に始まり、笠ヶ岳に終わろうとしています

3/4 14:35

何年か前に歩いた峰々(^^♪

3/4 14:41

もう一度西穂高独標にさようなら

3/4 15:02

雪の回廊を歩く師匠

3/4 15:02

厳しく優しい自然でした

3/4 15:03

そして美しかったことを忘れない

3/4 15:02

ではロープウェイの人となりましょう

3/4 15:04

アイゼンを脱ぐ師匠
お疲れ様でした

3/4 15:51

帰路のロープウェイより
槍ヶ岳も見送ってくれました

3/4 16:09

下山届を提出（登山届を提出時に下山時提出指定用紙を頂きます）

3/4 16:11

計画通りに無料駐車場に戻ることができました

3/4 17:39

立ち寄り湯「ひらゆの森」

3/4 17:40

「ひらゆの森」駐車場より
夕日に染まる笠ヶ岳

撮影機器：

Canon IXY 150 Canon

Canon PowerShot G9 X Canon

感想

canopus100

ken222さんの数年前からの懸案事項である西穂独標に同行することになりました。
山荘上から独標下までの間の尾根の強風にもken222さんは黙々と辛抱強く頑張り通し、アイゼン、ピッケルワークの基礎もしっかり守って、頂上直下のちょっといやらしい雪壁も確実にクリアして登り切りました。
益々お元気なken222さんのことなので、今後、雪山も方も益々発展されることと思います。
お疲れさまでした。

ken222

数年前からの念願が叶えられました！

canopus100さん(勝手に師匠と呼ばせて頂きます）からお声かけ頂けたのです。
独標に行くときは同行をお願いしたいと切望していたのでいよいよその日を迎えられるのかと嬉しかったり、皆さんのレコを拝見して緊張しっぱなしの一週間でした。
いつもの通りに前日まで天気予報と相談の結果出かけました。山頂付近の風予報は15mくらいでしたがピカピカの☀マークだったから！

確かに予報通りに一日中青空でしたが風は予報通りではありませんでした。
西穂山荘を過ぎた辺りから雪煙をまき散らして烈風が吹き荒れていたのでした。
この日、独標と西穂ピラミックピーク辺りで2名の方が滑落、県警のヘリに救助されました。
途中で引き返す登山者の姿も見られました。私が何とか登頂できたのは同行者に恵まれたことと、厳しい自然の中に在ってたまたま幸運に恵まれたからです。
吹き荒れていた烈風が難所を登り始めた時に微風になり、山頂でも温暖無風のひとときを、難所をやっとの思いで下山するまで風はじっとしていてくれました。
そして難所通過直後からまたまた烈風が吹き始めたのでした。

鈍足、怖がりで雪山万年初心者の私が師匠の教えを忠実に守って、自然の厚意をいただいて登頂できました。
多くの感動と教えと自戒をいただき、未熟な私には過ぎた山旅でした。
ありがとうございました。

コメント

sachi1114

ハードな山行でしたね。
かなりの強風だったようですね〜　か弱い私なら吹き飛ばされてしまったかも？？　でもご無事でこんなに素晴らしい景色の見返りがあってよかったですね。kenさん　山の神様に愛されていますよ
試練も過ぎてしまうと良い思い出の財産になっていることでしょう。
私は遠慮したいけど　雪の回廊を歩いて国際的気分を味わってみたいです。

ken222

Re: ハードな山行でしたね。
sachiさん　コメントをありがとうございます。

積雪期の独標登山は何年も前から願っていて、やっと訪れたチャンスです。
空は青く、景色は最高だったので心の内のどこかで「きっと、私でも行ける！」
と思い詰めていたような気がします。
勿論良き師匠あればこそで、か弱い私一人では引き返した事でしょう(^-^)

ロープウェイも雪の回廊も外国からの観光客で溢れていましたよ。
皆さんが良い思い出をお土産に持ち帰られたらいいなと思いました。

a-onoue

一度は行ってみたいです。
すごいですね！私も一度は行ってみたいと思っていますが、ピストンで行けるのですね。素晴らしい感動だったと思います。また、強風へ立ち向かう心と技術、アイゼンワークの技術と下りの恐怖心の払拭があったことと思います。心と体を鍛えて挑戦できるようにしたいです。

ken222

Re: 一度は行ってみたいです。
onoueさん　コメントを有難うございます。

onoueさんでしたら日帰りで西穂高岳往復が充分に可能です。
同行いただいた師匠ももちろん西穂往復できる方ですが、今回は私にお付き合いくださって感謝です。
アイゼンワークやピッケルの使い方など単なる講習ではなくて強風の中の現場で教えていただいたことは精神的にも大きな収穫でした。
でも下りは怖いものですね。

またまた雪山に行きたくなりました。
でももう早春の花の季節にもなり、気持ちが浮ついています(*'▽')

touryou

たまに出没するらしい
しらかば平駅の足湯にシビれるふくらはぎの変な大工さんらしき奴はいませんでしたか？

マッタリ足つけてると…たまに声掛けられるらしいですよ(^^)

ken222

Re: たまに出没するらしい
touryouさん　コメントを有難うございます。

残念ながらシビれる大工さんらしき人にはお会いできませんでした。
もしかしたらその方って広沢虎造の浪曲「清水の次郎長」を子守歌に育ったという素敵な男性では？
西穂が大好きとお聞きしているのでもうすぐ現れることでしょう(^-^)

sachi1114

シビレルふくらはぎ！！
その方が現れる情報があったら知らせて下さいね。
足湯だけ目当てで行ってみようかしら。
でもその方って　変な英語で話かけるそうじゃないですか？

touryou

Re: シビレルふくらはぎ！！
sachiさん…
聞いた所によると そいつぁバカな奴でねェ…

喧嘩っ早くてどーしよーもねぇが
義理人情には厚い男！
馬鹿は死ななきゃ直らねェなんて周りからもよく言われてる…まるで森の石松みたいなバカな野郎だそうです(^^)

英語？
penぐらいしか知らねーんじゃねえかなf^_^;

ken222

Re: シビレルふくらはぎ！！
sachiさん　返信が遅れてごめんなさい。
その方をよくご存じのtouryouさんからお話しいただきましたので・・・。
もっと詳しい情報が入り次第連絡いたします。
どうぞお楽しみに(^-^)

うっちー

念願かないましたね
kenさん念願の独標登頂できてよかったですね。
canopus100さんkenさんのガイド大変だったでしょう。お疲れさまでした
写真は、絶景で行ってみたいと思いますが、烈風吹き荒れる雪山はまだいけるレベルではないですねー
今シーズンもう一つくらい雪山の登ってみようと思ってます。

ken222

Re: 念願かないましたね
uttyさん　コメントを有難うございます。

uttyさんは「これから」の人です！私は「今だけ」の人です(^-^)
憧れの頂き目指して一座一座を丁寧にを自分に課してこれからも歩き続けたいと願い、行動したいと思っています。応援してくださいね。
おかげさまで良き師や仲間に恵まれ、感謝です。

これからは花を訪ねながらまだまだ雪も踏みたいので、天気予報と花の開花予報のチェックを楽しむ日々でしょう。

uttyさんはどちらの雪山に行かれるのかなとレコを楽しみにしています。

canopus100

Re: 念願かないましたね
uttyさんはじめまして。
時々、uttyさんのレコ拝見させて戴いています。
これからの人と、今の人のお話面白いですね。
そして私はもう終わった人。
コメントありがとうございました。