早春の頭陀ヶ平へ展望と花を期待して丸尾を登り、木和田尾を下る。
onetotani
- GPS
- 14:28
- 距離
- 8.8km
- 登り
- 1,002m
- 下り
- 1,015m
アクセスを調べる
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- 山行
- 6:57
- 休憩
- 2:13
- 合計
- 9:10
| 天候 | 快晴 微風 【気温】丸尾入口：2℃ 巡視路入口：10℃ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2017年03月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
のスペースに駐車。登山口から冷川林道へ入る。 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
花の観賞エリアはルート上から削除してあります。 【丸尾】：展望には欠ける尾根です。 序盤は雑木林の野性的な尾根の急登→ 主尾根？が広がり二重山稜を思わせると寒山も近い→ 寒山直下の崩壊地の尾根下、急斜面のトラバースは 残った雪で滑りやすく慎重に通過→650m辺りから安定した 北鈴鹿らしい尾根に変わるが、残雪が多くなる。 →P906の登り、更に県境稜線への登りはきつく、更にアイスバーンが 加わり、最後の頑張りどころだ。 マイナールートの為、標識等は全く有りませんが、 踏み跡は意外にしっかりしており、要所には岩や幹に着けられた 赤ペンキ（薄くかすれた）が見られます。 ★下山時の注意ポイント ��673mを過ぎて直進方向（東）に分かれる尾根。 足元の石標で左折し、北へむかいます。 ��寒山のピークでは直進方向（北）に延びる明確な尾根に誘われず、 右折して東向きに下ります。 【積雪状況】 丸尾：P906手前の鞍部付近から上は豊富な残雪 木和田尾：稜線〜L203鉄塔付近までは豊富な残雪 全コースをツボ足で歩きましたが、県境稜線上ではアイゼンを 着けようか迷いました。 【花】 福寿草の蕾もさほど見当たらず、馬酔木もシロモジも全く見られず まだ春は先のようです。 |
| その他周辺情報 | 登山口に登山届ポストは無く、計画書は車のフロントに。 |
写真
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まだ斜面には雪がびっしりだけど、果たして・・・。
感想
onetotani
あちこちから福寿草のレコがアップされ、雪山メインか花探しか
迷うところだが、丸尾を経由して恒例の福寿草観賞に出かけよう。
今回は山口配水池の駐車スペースに車を停める。
白瀬峠登山口の登山届ポストは壊れて使えないので、車のフロントへ
計画書を置いて、冷川林道へ向かう。
左手に大きな岩壁を見送ると間もなく階段付きの堰堤に出る。
以前は大半が土砂に埋もれていたが、今はすっかり姿を表し
見逃す心配がなくなった。
左岸に渡り薄暗く荒れた谷を辿り、二度目の二股で中間を分ける
緩い尾根に踏み込むが、数歩上がるとすぐに傾斜が増し野性的な
尾根に変わる。
うす暗く手の入っていない尾根も右から来る主尾根？に乗ると
落ち着きが出てくる。足元に目印の石柱があるので下山時は心強い。
早くも汗ばんできたので、衣服調整を兼ねて小休止とする。
展望のない雑木の尾根をしばらく行くと尾根が広がり、
窪地を挟むように小さな二重山稜の地形に変わってくると、
最初のピーク・寒山まであとわずかだ。
尾根なりに進むと寒山のピークを越え北向きの尾根に誘われるので、
山名プレートの下で90度左折して樹林をくぐると、足元が大きく
崩れた崩壊地のトップに出る。
崩壊のおかげで樹林が途切れ目に前には、冷川岳辺りから鞍掛峠にかけた
御池岳周辺の様子が見て取れる。丸尾ではここが唯一の展望地だ。
固定ロープで崩壊地のトップから尾根下に逃げ、急斜面に絡むように
トラバースして尾根に戻る。この辺りは慎重に通過したい所だ。
尾根筋に戻り、左から尾根を併せる頃になるとやっと雰囲気が
鈴鹿の北部らしくなる。地面を露わにした尾根芯と谷側に張り出した
雪庇の対比が早春の尾根を感じさせる。
展望には欠けるが様子が変化する尾根歩き楽しいものだ。
小さなアップダウンを繰り返す内に徐々に残雪が増えてきた。
豊富な雪を踏んで鞍部に出ると目前にP906の急登が飛び込んでくる。
最初に歩いた時はそこが県境稜線と思い込み、頑張った末の稜線までの
更なる登りに心が折れた事を思い出しながら一歩一歩高みを目指すが、
豊富な残雪に加え所々の凍結が高度稼ぎを妨げる。
こまめに足場を作りながら苦労して大きな平坦地が広がるピークに出る。
ここまで来ればあと一登りで稜線だ、ザックを下してゆっくりしよう。
目の前を走り去る鹿を見ながら行動食を頬張りエネルギーを補給する。
広いピークから適当に鞍部へ下り、しばらく登ると尾根が斜面のように
広がり、小さな窪地を越えると登りが尽き、トレースが残る県境稜線に
合流する。多くの人がここを通って御池岳に向かったんだろうと
ちょっと迷いが出るが、背を向けて予定通り白瀬峠へ下る。
この先は様子もわかったメジャー稜線で、たいした登りも無い。
最近の降雪で薄くなったがトレースも残り、展望もどんどん広がる。
残雪期の稜線を思い切り楽しみながら、穏やかな頭陀ヶ平に出る。
御池、鈴鹿の主脈、伊吹、霊仙など大きく広がる展望を独占しての
大休止のあと、福寿草の斜面へ向かう。
たっぷりの雪を踏んで斜面へ降りると、ここにもたっぷりの雪が残り
苔生す岩の頭さえも見えない。福寿草は諦めて鉄の平付近まで下り、
御池を仰いで戻ろう。
真の谷からせり上がる東ボタンブチの突端を間近に仰いで
満足して斜面を登り返すとあっ！福寿草だ！
開いた花は一輪、蕾は二つしか見つからなかったが
いつもの斜面で見つけられたので時期を待ってまた来よう。
白く輝く雪面と蒼い空を眺めながら昼食を済ませ、頭陀ヶ平から
送電線に沿って、雪の尾根を白瀬峠分岐まで一気に下り、坂本谷へ
降りる。北斜面はたっぷりの雪だが南斜面はすっかり消えて
花を期待させる。
ワクワクしながら急斜面を下るが、なかなか見つからない。
斜面を下りきってあちこち彷徨ってやっと茶色の中に黄色を見つける。
まだまだ群生は望めないがあちこちに大きく開いた福寿草が見られた。
満足して石灰岩の斜面を落石に注意して攀じると足元に小さな
セツブンソウが咲いている。踏んでも気づかないような小さな花だが
しばらく探すと意外に見つける事ができた。
時期が少し早すぎたが確かな手応えを感じて木和田尾に戻り
子向井山経由で巡視路を下るが、馬酔木、シロモジ、コショウの木
などの花は見られなかった。
【春の様な穏やかな気候だったが、まだまだ豊富な残雪に覆われた
稜線近くでは、福寿草や花の季節にはなっていなかった。
茶色の山にいろんな色が混じる季節はもう少し先かなと感じられた
一日だった。】
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shibawannko さん
降ったばかりのような
純白な雪が、まだまだたくさん残ってますね。
今週半ばの寒波が去るまで
足踏み状況でしょうか。
今年も変わらず、同じ場所で
咲いててくれると嬉しくなりますね。
これからの本格シーズンが
楽しみですね。
komakiさん 今晩は。
眺める山は何処も更に雪が増えたように真っ白でした。
里の雨が雪になったんでしょうね。
福寿草を探して下った頭陀ヶ平の斜面はまだたっぷりの雪で、
まだまだ雪融けまで時間がかかりそうですが、
坂本谷の南斜面はすっかり雪が消えていました。
ワクワクしながら下りましたが
こちらもまだ蕾も見られず、あちこち目を凝らして探しましたが、
群生が見られるいつもの場所で何とか見つけました。
岩の集まる急斜面を這いつくばって登ったおかげで、セツブンソウに
逢えたのは幸運でした。
おはようございます。
真っ白の雪の中に、黄色の福寿草
春を感じる素敵なレコに、気持ちも和みました
節分草も見つけられたんですね。
花の位置は、場所を知らないと探してもなかなか見つかりません。
そんな経験を何度もしました。
鈴鹿を熟知しているonetotaniさん、さすがです
totokさん 今晩は。
今年はなかなか雪が減りません、さらに雪が増えたように感じます。
県境稜線のトレースも新雪のため僅かに認められる程度でした。
福寿草は色が鮮やかで見つけ易いですが、セツブンソウは踏んでも
気づかないほど小さいので、やみくもに探してもむつかしいでしょうね。
苔むした石灰岩の集まる斜面を目を凝らして探しましたが、一寸外れると
全く見つからないのが山の花ですね。
onetotaniさん、こんにちは
丸尾から登られたのですね。ここ結構な急登だったように覚えてますが
フォト１１は私も見ましたよ。
在るべき場所に今年も咲いてくれたようですね。
セツブンソウに福寿草、
色とりどりの花の季節がやってきましたね。
higurasiさん 今晩は。
木和田尾の往復では能がないので丸尾を登りに選びました。
アップダウンの様子はわかっているので、きつい登りもめげずに
歩きましたが、アイスバーンの急登には苦しみました。
たっぷり残った雪を踏んで、僅かに咲いた福寿草やセツブンソウを
見られましたが、春の到来まではしばらくかかりそうな気配です。
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