平標山(二居からの周回)


- GPS
- 09:16
- 距離
- 14.3km
- 登り
- 1,325m
- 下り
- 1,325m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
●コース全般 ・二居から平標山(一ノ肩)までは一般登山道ではありません(積雪期限定ルート) ・二居から稜線の中盤から一ノ肩までは腿〜膝下ラッセル ●装備等 ・二居から稜線(日白山から続く稜線の小ピーク)まではツボ足。 ・稜線から平標山まではワカンを使用 ・平標山から松手山まではdanyamaはツボ足、komemameはアイゼンを使用 ・松手山から二居(松手尾根)は再びワカンを使用 ●宿場の湯〜1550m稜線 宿場の宿から「松手山を経て平標山」の案内板のある道に入ります。 700mほど進むと除雪終了地点となり、ここからさらに300mほど進み林道分岐を 南側(進行方向右手)に曲がって地王堂川にかかる橋を渡るとすぐに鉄塔が見えるので、 これを目印にして林道から外れ、尾根の末端を南側から強引に登ります。 標高1000m付近で尾根に乗ってからは一本調子の斜面を高低差550mほど登り 日白山から平標山へと続く稜線に乗ります。 尾根の中盤くらいまではトレースがあったのですがその後は消失。 上部に行くに従って雪の量も増え、膝下〜腿ラッセルを強いられました。 ●1550m稜線〜平標山 日白山から続く稜線に乗ると二居俣ノ頭と平標山一ノ肩との鞍部まで 高低差100mほど下った後、高低差450mほど登り返します。 稜線は常に東側に発達した雪庇を意識しながら進みます。 歩いたルートは稜線を挟んで東側の雪庇帯と西側の樹林帯半々くらい。 一ノ肩で松手山から続くルートに合流するまでは腿〜膝下ラッセルが続きます。 一ノ肩からは雪面はクラストしていて歩きやすいルートとなり、 小ピークを1つ経由して平標山山頂へと至ります。 ●平標山〜松手山 平標山から高低差380mほどの下り。一ノ肩からは急斜面の下りとなります。 松手山手前の緩斜面ではクラックができ始めていて、 下っている最中に「バン!」と雪が割れる音(初めて聞いた)も聞こえていたので これからの季節は注意が必要と思われます。 ●松手山〜宿場の湯(松手尾根) 近々には人が入った形跡はありませんでした。ペンキなどの目印も適度にあり。 明瞭な尾根筋を下って行くため、途中で支尾根に引き込まれる心配も少ないと思います。 標高1160m付近から谷筋にルートを変えて一気に下ると林道と合流します。 |
その他周辺情報 | 【温泉】 宿場の湯(600円) |
写真
感想
今年の1月と2月に日白山へ登った時、日白山から平標山へと続く稜線に魅了されました。
積雪期限定の稜線、チャンスがあれば今シーズン登れるかなぁと。
そして、上越国境に晴れ予報の週末が訪れました。
登りは二居から二居俣ノ頭のひとつ南の小ピークに突き上げる尾根を利用。
登山口からトレースが付いていて
「稜線に乗ってから平標まではおそらくトレースはないから、これで体力温存できるね」
と話しながら登ってると尾根の中盤あたりでトレースが消失。
ツボ足ラッセルで稜線まで頑張りました。
稜線に乗ると雪洞跡があったり、
日白山方面から延びるトレースが最低鞍部の方まで見えており、
「昨日、平標から歩いてきた人がいるんだね」
「こりゃラクさせてもらえるね。でも、嬉しいような、残念なような」
と鞍部まで下ると再び突如としてトレース消失。
おそらく鞍部から引き返したのでしょう。
ボクたちもワカンつけてここからはフルラッセル。
遠くから眺めていると魅惑の尾根でしたが、
歩いてみると稜線の西側の樹林帯に入って悪戦苦闘する時間が長くて
眺めているほど魅力的ではなかったかなぁ。
でも1月に訪れた時よりも雪の量も増えていることもあり登り甲斐はあったし、
森林限界を超えると誰も歩いていない広い稜線が広がっているのはこのルートならでは。
登山口から一ノ肩までは誰とも会わず、今回も思い存分ラッセル。
松手山ルートに合流するとトレースもバッチリ。
帰りに使った松手尾根は冬場は意外と使われないようで、静かで素敵でした。
今シーズンこのエリアに3度通って、
土樽から棒立山〜タカマタギ〜日白山〜平標山までが繋がりました。
ここのところ積雪期限定の上越の山によく来ています。
ここは特に冬の間は、山はもちろんいいけど、
ごはんに、酒に、温泉に…とおたのしみがいっぱい。
で、私のお気に入りエリアとなっています。
だいぶ暖かくなってきて、最後のチャンスかもということで、
またも好天のなか、おなかいっぱいの1日を過ごしてきました。
最初からトレースがしっかりついていて、
これはけっこう楽に登れちゃうかもなぁとか思っていましたが、
途中から前日かその前くらいに降ったのか、
さらさらの雪にトレースがかき消されていました。
それでも、誰にも踏まれていない真っ白の雪をラッセルするのは楽しい。
黙々となかなかつかない稜線まで登っていきます。
稜線に出ると目指す平標山がすぐ近くにみえて、
しかもトレース復活してる!
「なーんだ、近い近い、今日はらくしょうかも〜♪でもちょっと残念だなぁ」
なんて、お気楽に思ったのですが・・・
トレースの主さん、どうやら引き返されたようで、
トレースがぴたっと途切れていました。
それでも最初はとても平標山が近くに見えるもんで、
「大丈夫、大丈夫」と、ふかふかの雪のラッセルを楽しみました。
しかしそれもつかの間、暑くて汗だくになり、おなかも空いてくると、
だんだんと足が重くなり、ラッセルしてもしても
ぜんぜん山が近づかないことに気が遠くなります。
とはいいつつも、この気持ちのいい陽気、景色は、
疲れた体にパワーをくれます。ほんと自然ってすごいな。
山頂にはほとんどとどまることなく、
帰りもまたラッセルしまくりの下山でした。
とくに松手尾根めっちゃよかったー。
深い雪とほんとにまっさらな雪面と。
どどどどどーっとかき分けていく感じがたまらなく楽しい。
ときどき疲れると、転がるように尻セード!
あぁーまみれた、まみれた。大満足でした。
おしまい
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