濁川 毛無山


- GPS
- 04:06
- 距離
- 8.2km
- 登り
- 645m
- 下り
- 641m
コースタイム
- 山行
- 4:06
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 4:06
天候 | すかっ晴れ! |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年03月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所なし。 雪はクラスト~締り雪~腐れ雪 ラッセルはスノーシューでくるぶし程度でした。 |
写真
感想
濁川カルデラの南東に鎮座する噴火湾展望の山、毛無山です。
国道5号線石倉付近で、かなり目立つ濁川温泉の看板のところから内陸側に入り、城門をくぐるようにして外輪山を横切ってカルデラ内に入ります。
カルデラに入ったらすぐに左折して南進すると、濁川ダムに至ります。
ダムサイトの少し先で、澄川沿いに南に向かう林道と東に向かう林道(桂川林道?)の分岐点の空きスペースに車をデポしました。
澄川の上流はるか先には、秘峰狗神岳様が聳立しています。
まずは東に向かう林道をツボ足で歩き始めます。
雪はクラストしていてツボでもほとんど埋まりません。
最初のヘアピンのところから尾根に取りつきますが、カルデラ噴火の作り出した地形なのでしょうか?
通常の造山活動ではありえないような奇怪な地形で、地形図を見てもコンターが震えるようにうねっていて、孤立したような小ピークや窪地があったりとややこしいです。
ふつう尾根の登りなら最大傾斜線にそって登っていけば、ほとんど何も考えずに主稜に出られるものですが、ここではそれが通用しません。
当初想定していたルートよりだいぶ北にそれてしまったようです。
それでも毛無山北東峰(678)から西に延びる目指す尾根はそれとわかるので方向を定めて進んでいきます。
尾根末端付近のC340小ピークがいい目印になりました。
雪は締まり雪になってきましたが、結構頻繁なズボストレスからスノーシュー装着しました。
スノーシューでくるぶし程度です。
北東峰西尾根に乗ると、そこからははっきりしたわかりやすい尾根地形です。
北東峰山頂に到着すると突然目の前に秀峰駒ケ岳が姿を現します。
山頂はそこだけちょっと木のないスペースになっていましたが、展望は木間越しです。
北東峰を過ぎるとすぐに向かい合わせの電波の反射板があり、ここから噴火湾が一望できます。
噴火湾対岸には羊蹄さんとニセコの山々、そして霞みながらも室蘭の白鳥大橋が認められました。
ここから「つ」の字に折り返すようにして南西に向きを変え、毛無山を目指します。
ブナとダケカンバの心落ち着く穏やかな釣尾根です。
毛無山山頂も雪の広場のようになっていて、ここにも向かい合わせの反射板がありました。
毛無山もやはり展望は木間越しで限定的です。
ここからは狗神岳様の展望を期待して、南西峰(680)を目指します。
毛無山から南西の尾根を少したどるとすぐに南西峰に到着です。
残念ながらここも木がうるさくて、すっきりとした展望は得られません。
南西峰からさらに南西に延びる急な尾根をどかどかと降りていき、尾根が西向きになって傾斜が緩み、トドマツの2次林になるあたりから尾根の左、南側に尾根と平行に走る林道があらわれます。
このあたりから所々で植林の隙間越しに狗神岳様のお姿がすっきり眺められるところがありました。
やはり834mの険しい岩峰が核心でしょうか?
そこを越えても頂上手前にもう一つ手ごわそうな880岩峰が頂上を守護しています。
稜線東側全体にはめくれて垂れ下がるように大きな雪庇が張り出しています。
なんとも険しく厳しくて、それでいて神々しく美しい山容です。
体の奥の方のどこかがひりひりするようなこの感覚は一体何なのでしょうか?
畏怖?
標高を下げるにしたがって雪が腐ってきて、真っ黒なセッケイカワゲラがたくさん歩き回っていました。
林道わきの雪の切れ目には今年初めてのフキノトウを見つけました。
いよいよ春です。
はっきりした尾根地形が消え失せ、また複雑でわかりにくい地形になるあたりから林道をたどって下山しました。
あとからトラックログを見たら、林道は地形図の点線とは違ってだいぶ遠回りをしたようです。
コメント
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myuさん、毛無山お疲れ様でした!
この日は好天で眺望もばっちりでしたね。にしても、間近にどーんと目立つ狗神様の岩壁はまさに神々しいお姿で。私にはとっても登れる気がしませんが、myuさんならそのうち登っちゃってくれることでしょう。レコ楽しみにしています
頂上の「温」テープは最近、温水さんが登ったからその証でしょう。
なんでもその名にあやかって全国の毛無山巡りをしているとか(x_x) ☆\( ̄ ̄*)バシッ
waji-bbさん、おばんです。
狗神岳様の北尾根は、おっかなそうなのはもちろんあるとして、起点がたぶん濁川ダムになると思うので、その距離の長さも課題な気がします。
日が長くなって堅雪の今頃の時期がチャンスなのでしょう。
今年間に合うかどうかはわかりませんが、ちょと本気(←マヂと読みます)でルート検討したくなってきました。
狗神岳見すぎ!(笑)
JYUN-さん、おじんです。
確かに毛無山の影が薄いレコになってしまってました。
温水さん、すまん。
ゆうべ、狗神岳様が夢に出ました。
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