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記録ID: 109563
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

常念岳、蝶ヶ岳縦走

2011年05月04日(水) 〜 2011年05月06日(金)
 - 拍手
GPS
50:06
距離
18.7km
登り
2,326m
下り
2,002m

コースタイム

5/4 6:30ヒエ平駐車場→8:00大滝ベンチ→11:30常念乗越
5/5 5:30常念乗越→6:45常念岳山頂→9:10ピーク2592m→10:10蝶槍山頂→11:05蝶ヶ岳ヒュッテ
5/6 5:40蝶ヶ岳ヒュッテ→6:10長塀山山頂付近→8:30徳沢

※GPSデータは長塀尾根下りの2080m以降はGPSの電池切れにより不正確です。
天候 3日間晴れ!
過去天気図(気象庁) 2011年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス タクシー 自家用車
行き:自宅→(自家用車)→ヒエ平手前無料駐車場
帰り:上高地→(バス)→新島々→(松本電鉄)→松本→(JR大糸線)→穂高→(タクシー)→ヒエ平 ・・・
コース状況/
危険箇所等
・ヒエ平に登山ポストあり
・一の沢のデブリが出てくるあたりで休憩は注意
・一の沢上部の常念乗越までの急登は雪が腐ってたので楽でしたが、早朝の下山などは要注意です。
・雪面の状況次第だと思いますが、全ルートでテクニカルなところはありませんでした。
予約できる山小屋
蝶ヶ岳ヒュッテ
常念岳
奥の白いとこに行きます。
常念岳
奥の白いとこに行きます。
ふきのとう。もっと小さければ蕗味噌に
ふきのとう。もっと小さければ蕗味噌に
一の沢の途中からデブリが現れます
一の沢の途中からデブリが現れます
厳冬期にこんなとこ来たくないですね
厳冬期にこんなとこ来たくないですね
一の沢上部の急登
雪が腐ってたので、よかったです。
一の沢上部の急登
雪が腐ってたので、よかったです。
常念乗越手前から登って来た沢を覗く
常念乗越手前から登って来た沢を覗く
常念乗越到着
疲れた〜
常念乗越到着
疲れた〜
常念小屋の入口は雪のトンネル
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常念小屋の入口は雪のトンネル
常念乗越からの展望
常念乗越からの展望
常念小屋と槍ヶ岳
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常念小屋と槍ヶ岳
夕方の槍ヶ岳。一日いい天気でした。
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夕方の槍ヶ岳。一日いい天気でした。
朝。常念岳山頂から
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朝。常念岳山頂から
常念〜蝶の2592m付近より常念岳
常念〜蝶の2592m付近より常念岳
常念〜蝶の2592m付近より蝶槍
何か甘食に見えます。
常念〜蝶の2592m付近より蝶槍
何か甘食に見えます。
今回の荷物。
たぶん蝶槍から
きもちいい〜
たぶん蝶槍から
きもちいい〜
蝶槍から常念岳。
ホントいい天気だわ。
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蝶槍から常念岳。
ホントいい天気だわ。
蝶ヶ岳のテン場。
誰かが作った雪の壁を使わせてもらいました。
蝶ヶ岳のテン場。
誰かが作った雪の壁を使わせてもらいました。
日当たり良好。即入居。
優良物件です。
日当たり良好。即入居。
優良物件です。
大キレット方面
今年の夏は縦走しよう。
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大キレット方面
今年の夏は縦走しよう。
ハングライダーが飛んでました。
3000mくらいでしょうか?すごいです。
ハングライダーが飛んでました。
3000mくらいでしょうか?すごいです。
広々としたテン場。極楽です。
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広々としたテン場。極楽です。
蝶ヶ岳ヒュッテと常念岳
蝶ヶ岳ヒュッテと常念岳
ワンカップ大雪渓
ワンカップ大雪渓
テント内で自分撮り
テント内で自分撮り
大キレットに沈む太陽。
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大キレットに沈む太陽。
今日もありがとうございます、と言いたくなります。
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今日もありがとうございます、と言いたくなります。
5/6の日の出
今日〜もいー天気〜
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今日〜もいー天気〜
朝日を浴びる穂高連峰
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朝日を浴びる穂高連峰
え、ここなんですか?
え、ここなんですか?
長塀尾根の下り。
ずっと森の中。これはこれで気持ちいい。
長塀尾根の下り。
ずっと森の中。これはこれで気持ちいい。
アイゼン不要と思ってましたが、雪が凍ってて途中から装着しました。
アイゼン不要と思ってましたが、雪が凍ってて途中から装着しました。
徳沢に到着
明神岳。登攀してみたい。
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明神岳。登攀してみたい。
とりあえず河童橋辺りから
とりあえず河童橋辺りから
松本電鉄。
鉄っちゃんではありませんが。
松本電鉄。
鉄っちゃんではありませんが。

感想

なかなかすっきり晴れてくれない今年のGW。3日からようやく好天の兆しが見えてきたので、穂高連峰を見に常念山脈へ2泊3日の縦走に行ってきました。

当初、3日から入山予定だったのですが、自宅で仮眠とって起きたら朝6時。がっつり寝過ごしました。日中、部屋の片付けやらジムで登ったりして過ごし、明日からの山行に備えました。

4日。今度こそ予定通り3時に起床し、車でヒエ平に向かいました。
中央道からは南アルプス、八ヶ岳がクッキリ見え、心の中で「予定通り!」という言葉をかみ締めます。
ヒエ平手前の駐車場に車を停め出発。
やはり雪山の荷物は重いです。いつも山行で腹を空かせてばかりなので、今回はカロリー計算をして食料計画を立てたところ、食料だけで予想外の重量に。普段いかにカロリーが不足していたのかが露呈いたしました。
ヒエ平で入山届けを出して山道に。この辺は全然雪がありませんでした。
途中、ふきのとうの写真など撮りながら、快適に一の沢を上がって行くと、突然雪崩デブリ地帯になりました。
どっからこんなに流れてきたんだかと思う量です。谷の周りを見る限りでは、雪が落ちきっていてもう心配ないかなと思いましたが、油断は禁物なので危なそうなところは、さっさと通過しました。
常念乗越までの最後の急登入口でアイゼンを装着。
結構人が多かったので、適度に距離をとって登りました。
中腹あたりから下山されてくるパーティとすれ違いましたが、雪が腐ってて滑落の心配が少ないのでよかったです。
雪を溶かして水を作るのはガスがもったいないので、途中雪解け水を汲みました。
1時間半ほどの急登を終えて常念乗越に。
6年ほど前に初めて北アルプスを登ったのがこのルートでしたが、胸突き八丁を越えて穂高連峰の展望が一気に開けたときの感動が蘇りました。
今日はここで風除けの壁を作って野営です。

5日。朝から晴天です。
常念乗越から山頂までは1時間ほど。途中、穂高の山々を眺めつつのんびり歩きました。昨日は北北西の斜面を滑っているボーダーがいましたが、雪がよかったら楽しそうです。小一時間ほどで常念山頂へ。眺めて良し登って良しの良い山ですね。
ここからは初ルートです。
下ってすぐに雪が切れてきたので、アイゼンを外して進みました。
若干の登り下りはありますが、危険な箇所もない快適な稜線です。
途中の2592m辺りの林間も雪が締まっていて歩きやすかったです。
そろそろ歩くのが辛くなってきたなぁと思ったころに蝶槍に到着。
ここから蝶ヶ岳ヒュッテまでは見通しが良い広い稜線を歩きました。
眺めが良くていい道です。夏もまた歩きたいと思いました。
昼前に蝶ヶ岳ヒュッテに到着。
ヒュッテ前は雪が豊富で、誰かが作った雪の壁を拝借してテント設営しました。
床もフラットで快適快適。
昼食を済ませ、ぶらぶら散歩したりして過ごしました。
ヒュッテにはビールだけでなく、なんとハイボールも置いてあります。ベビーサラミなど摘みながら山を見て飲む酒は堪えられません。

6日。連日の快晴。
さすがに3日目はちょっとは崩れるだろうと思ってましたが、午前中は十分もちそうな雰囲気。日ごろは全く良い行いはしていないのですが、何の因果か連日晴れに恵まれております。
あえて不満を申し上げるなら、日焼けして顔が熱いことくらい。この時期の日光には要注意です。
テントを撤収してのっぺりした蝶ヶ岳山頂へ。
え?ここなのというような山頂ですが、眺めは最高に良いです。
ここから長塀尾根を伝って徳沢まで降りました。
初めはゆるい森の中を進んで行き、アイゼン不要かなと思ってましたが、途中から傾斜が出てきて雪も凍っていたためアイゼンを装着。安定感が違います。
色んな人がこの道は長いといってましたが、確かに長いです。というか展望もよくないので、飽きます。雪が緩んできたら尻セードしてりして遊べるのですが、凍った斜面でやるとお尻がメチャメチャ痛い上に、振動で足が痺れてきます。
登山口近くになると斜面が緩くなって雪が土で汚れてフリクションが効くようになってきたので、アイゼンを脱ぎました。
樹木保護のためにも、不要なアイゼンは脱いだ方がいいですね。
ストックのキャップもちゃんと付けましょうね。ということで徳沢に到着し、今回の縦走は終了です。

反省
・上高地から車の置いてあるヒエ平までが長かった。大した距離ではないのですが、3時間くらいかかったので、もうちょっと何とかした方がいいかなと思いました。
・蝶ヶ岳ヒュッテでハイボールが飲めたのは良かったのですが、もうちょっと頑張って大滝山まで行ってみてもよかったかも。
・常念も蝶も歩き易い山ですが、2日3日には二名が低体温症と滑落で亡くなっており、天候次第で違うのだろうなと思いました。ご冥福をお祈り致します。






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体力レベル
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