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記録ID: 109623
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積雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳

鳳凰三山【夜叉神〜薬師〜観音〜地蔵】を3日間かけて歩いてみた

2011年05月02日(月) 〜 2011年05月04日(水)
 - 拍手
lasting farmer その他4人
GPS
56:00
距離
23.2km
登り
2,146m
下り
2,146m

コースタイム

テント泊。全体的にゆっくり歩いています。南御室小屋〜地蔵岳はアタック装備。

5月2日(月)
夜叉神峠登山口06:06-07:03夜叉神峠07:22-08:31 2140mくらい08:52-大崖頭山08:57-09:44火事場跡10:08-苺平10:49-11:25南御室小屋
5月3日(火)
南御室小屋06:31-07:21砂払手前の2700mくらい07:38-薬師岳08:00-08:29観音岳08:48-09:59賽ノ河原11:05-11:49鳳凰小屋への近道の分岐11:58-観音岳12:30-薬師岳12:54-13:01薬師岳小屋13:11-13:58南御室小屋
5月4日(水)
南御室小屋05:28-苺平05:57-06:20火事場跡06:33-07:03大崖頭山07:14-07:56夜叉神峠08:10-08:41夜叉神峠登山口
天候 2日(月) 晴れ
3日(火) 晴れのち雪
4日(水) 快晴
過去天気図(気象庁) 2011年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
前夜(1日の夜)のうちに夜叉神峠登山口の駐車場までマイカー。

GWなので少し心配だったけど、駐車場は2/3ほど空いていた。
翌日(2日)は平日なので比較的空いていたけど、これが3日の夜だったらどうなっていたのだろうか。

東日本大震災による自粛がないとも言い切れないので、2012年度以降はもっと混んでいる可能性高。
コース状況/
危険箇所等
◎残雪とアイゼン
夜叉神峠を出て、1950mくらいから残雪が現れたが、火事場跡まで点在している程度なのでアイゼンは必要なかった。
火事場跡を過ぎると薬師岳小屋までほとんど雪の上だけど、アイゼン付けませんでした。
稜線も点在して雪があったが壷足で歩き、観音岳→地蔵岳の途中でメンバーの4/6がアイゼン装着(なくても頑張れば行ける)。
ピッケル不要、スパッツ好みで。
尚、南御室〜地蔵ではすれ違う人の大半がアイゼンを着用してました。

◎踏み抜き
雪が緩んでくると踏み抜きが多くなるが、幅40cmほどのトレースを忠実に辿ることで踏み抜きはほとんど回避できた。
(トレースの一歩外側には踏み抜いた穴がトレースと平行して側溝のように無数にあった)
2日早朝の駐車場です。平日なのに混んでいます。
2011年05月02日 06:02撮影 by  Canon IXY DIGITAL 930 IS, Canon
5/2 6:02
2日早朝の駐車場です。平日なのに混んでいます。
夜叉神峠からは白峰三山がお出迎え。
2011年05月02日 07:06撮影 by  Canon IXY DIGITAL 930 IS, Canon
1
5/2 7:06
夜叉神峠からは白峰三山がお出迎え。
間ノ岳アップ
2011年05月02日 07:08撮影 by  Canon IXY DIGITAL 930 IS, Canon
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5/2 7:08
間ノ岳アップ
藻のようなものが付着しています。
2011年05月02日 07:25撮影 by  Canon IXY DIGITAL 930 IS, Canon
5/2 7:25
藻のようなものが付着しています。
夜叉神峠→大崖頭山で振り向いて撮影。雪はあるけど、ザクザクなので壷足で大丈夫です。
2011年05月02日 08:58撮影 by  Canon IXY DIGITAL 930 IS, Canon
5/2 8:58
夜叉神峠→大崖頭山で振り向いて撮影。雪はあるけど、ザクザクなので壷足で大丈夫です。
夜叉神峠からここまでなだらかで長い登りです。
2011年05月02日 08:59撮影 by  Canon IXY DIGITAL 930 IS, Canon
5/2 8:59
夜叉神峠からここまでなだらかで長い登りです。
大崖頭山→火事場跡で振り向いて撮影。ツルツルしていないのでアイゼン不要です。
2011年05月02日 09:37撮影 by  Canon IXY DIGITAL 930 IS, Canon
5/2 9:37
大崖頭山→火事場跡で振り向いて撮影。ツルツルしていないのでアイゼン不要です。
火事場跡に着きました。白峰三山の再来。
2011年05月02日 09:47撮影 by  Canon IXY DIGITAL 930 IS, Canon
5/2 9:47
火事場跡に着きました。白峰三山の再来。
苺平。50cmくらい積もっています。
2011年05月02日 10:51撮影 by  Canon IXY DIGITAL 930 IS, Canon
5/2 10:51
苺平。50cmくらい積もっています。
苺平→南御室小屋で振り向いて撮影。トレースを外すと踏み抜きます。
2011年05月02日 11:04撮影 by  Canon IXY DIGITAL 930 IS, Canon
5/2 11:04
苺平→南御室小屋で振り向いて撮影。トレースを外すと踏み抜きます。
天気がいい南御室小屋。左奥だけ地面が出ています。
2011年05月02日 11:26撮影 by  Canon IXY DIGITAL 930 IS, Canon
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5/2 11:26
天気がいい南御室小屋。左奥だけ地面が出ています。
南御室小屋→砂払で振り向いて撮影。写真では伝わりにくいけど急です。アイゼンがあったほうが安心できるけど、なくても頑張ればいけます。
2011年05月03日 06:45撮影 by  Canon IXY DIGITAL 930 IS, Canon
5/3 6:45
南御室小屋→砂払で振り向いて撮影。写真では伝わりにくいけど急です。アイゼンがあったほうが安心できるけど、なくても頑張ればいけます。
南御室小屋→砂払で進行方向を撮影。アイゼンなしで歩くトラバースは少し緊張しました。
2011年05月03日 06:53撮影 by  Canon IXY DIGITAL 930 IS, Canon
5/3 6:53
南御室小屋→砂払で進行方向を撮影。アイゼンなしで歩くトラバースは少し緊張しました。
砂払手前の開けたところ。振り向くと富士山のお出まし。
2011年05月03日 07:27撮影 by  Canon IXY DIGITAL 930 IS, Canon
5/3 7:27
砂払手前の開けたところ。振り向くと富士山のお出まし。
砂払手前の開けたところ。今日も見れました。
2011年05月03日 07:32撮影 by  Canon IXY DIGITAL 930 IS, Canon
5/3 7:32
砂払手前の開けたところ。今日も見れました。
この方、普段はアレなのに今はかっこいいー。
2011年05月03日 07:36撮影 by  Canon IXY DIGITAL 930 IS, Canon
1
5/3 7:36
この方、普段はアレなのに今はかっこいいー。
薬師岳小屋。だいぶ溶けてきています。
2011年05月03日 07:53撮影 by  Canon IXY DIGITAL 930 IS, Canon
5/3 7:53
薬師岳小屋。だいぶ溶けてきています。
山頂が広くて平らな薬師岳。
2011年05月03日 08:02撮影 by  Canon IXY DIGITAL 930 IS, Canon
5/3 8:02
山頂が広くて平らな薬師岳。
薬師岳→観音岳の途中で八ヶ岳をパシャッ。
2011年05月03日 08:04撮影 by  Canon IXY DIGITAL 930 IS, Canon
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5/3 8:04
薬師岳→観音岳の途中で八ヶ岳をパシャッ。
薬師岳→観音岳で振り向いて撮影。山頂ではどんな景色が待っているのだろう。
2011年05月03日 08:19撮影 by  Canon IXY DIGITAL 930 IS, Canon
1
5/3 8:19
薬師岳→観音岳で振り向いて撮影。山頂ではどんな景色が待っているのだろう。
あの頂が観音岳。もうちょっとです。頑張ろう。
2011年05月03日 08:21撮影 by  Canon IXY DIGITAL 930 IS, Canon
5/3 8:21
あの頂が観音岳。もうちょっとです。頑張ろう。
観音岳から白峰三山。なんでこんなに景色がいいのだろうか。
2011年05月03日 08:33撮影 by  Canon IXY DIGITAL 930 IS, Canon
1
5/3 8:33
観音岳から白峰三山。なんでこんなに景色がいいのだろうか。
観音岳から甲斐駒と仙丈。仙丈は相変わらず雪がすごいです。
2011年05月03日 08:33撮影 by  Canon IXY DIGITAL 930 IS, Canon
5/3 8:33
観音岳から甲斐駒と仙丈。仙丈は相変わらず雪がすごいです。
観音岳から地蔵岳。あそこまで行ったら折り返しです。
2011年05月03日 08:33撮影 by  Canon IXY DIGITAL 930 IS, Canon
5/3 8:33
観音岳から地蔵岳。あそこまで行ったら折り返しです。
甲斐駒の右肩を拡大するとかすかに大キレットが見える。
2011年05月03日 08:33撮影 by  Canon IXY DIGITAL 930 IS, Canon
5/3 8:33
甲斐駒の右肩を拡大するとかすかに大キレットが見える。
観音から富士山と薬師。今回の山行で見たかった景色の一つ。
2011年05月03日 08:34撮影 by  Canon IXY DIGITAL 930 IS, Canon
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5/3 8:34
観音から富士山と薬師。今回の山行で見たかった景色の一つ。
観音岳→地蔵岳で進行方向を撮影。ちょっとは近づいたかな。
2011年05月03日 09:15撮影 by  Canon IXY DIGITAL 930 IS, Canon
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5/3 9:15
観音岳→地蔵岳で進行方向を撮影。ちょっとは近づいたかな。
オベリスクに登りましょう♪
2011年05月03日 09:58撮影 by  Canon IXY DIGITAL 930 IS, Canon
5/3 9:58
オベリスクに登りましょう♪
オベリスク上部は甲斐駒・仙丈のビューポイント
2011年05月03日 10:16撮影 by  Canon IXY DIGITAL 930 IS, Canon
1
5/3 10:16
オベリスク上部は甲斐駒・仙丈のビューポイント
オベリスク上部から北岳。こう見ると鳳凰もまだ白いなぁ。
2011年05月03日 10:20撮影 by  Canon IXY DIGITAL 930 IS, Canon
5/3 10:20
オベリスク上部から北岳。こう見ると鳳凰もまだ白いなぁ。
雷鳥♀冬→夏の生え変わりバージョン。左向く。
2011年05月03日 12:25撮影 by  Canon IXY DIGITAL 930 IS, Canon
2
5/3 12:25
雷鳥♀冬→夏の生え変わりバージョン。左向く。
右向く。
2011年05月03日 12:26撮影 by  Canon IXY DIGITAL 930 IS, Canon
5/3 12:26
右向く。
雷鳥♂冬→夏の生え変わりバージョン。右向く。
2011年05月03日 12:26撮影 by  Canon IXY DIGITAL 930 IS, Canon
2
5/3 12:26
雷鳥♂冬→夏の生え変わりバージョン。右向く。
左向く。
2011年05月03日 12:26撮影 by  Canon IXY DIGITAL 930 IS, Canon
5/3 12:26
左向く。
近づいても逃げません。そして、かわいいこと。
2011年05月03日 12:27撮影 by  Canon IXY DIGITAL 930 IS, Canon
2
5/3 12:27
近づいても逃げません。そして、かわいいこと。
雪虫を食べているのでしょうか。
2011年05月03日 12:29撮影 by  Canon IXY DIGITAL 930 IS, Canon
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5/3 12:29
雪虫を食べているのでしょうか。
天を仰ぐ雷鳥。後姿もかっこいいです。
2011年05月03日 12:30撮影 by  Canon IXY DIGITAL 930 IS, Canon
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5/3 12:30
天を仰ぐ雷鳥。後姿もかっこいいです。
薬師まで戻ってきました。
2011年05月03日 12:57撮影 by  Canon IXY DIGITAL 930 IS, Canon
5/3 12:57
薬師まで戻ってきました。
雨ではなく雪が振っている南御室小屋。
2011年05月03日 15:25撮影 by  Canon IXY DIGITAL 930 IS, Canon
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5/3 15:25
雨ではなく雪が振っている南御室小屋。
苺平→火事場跡で進行方向を撮影。深深としています。
2011年05月04日 06:00撮影 by  Canon IXY DIGITAL 930 IS, Canon
5/4 6:00
苺平→火事場跡で進行方向を撮影。深深としています。
火事場跡から白峰三山。やー。今日も見れてしまった。
2011年05月04日 06:27撮影 by  Canon IXY DIGITAL 930 IS, Canon
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5/4 6:27
火事場跡から白峰三山。やー。今日も見れてしまった。
夜叉神峠から。天気いいなぁー。
2011年05月04日 08:00撮影 by  Canon IXY DIGITAL 930 IS, Canon
5/4 8:00
夜叉神峠から。天気いいなぁー。
切り倒そうとしたら・・・・こうなってしまったのでしょうか。枝が引っかかって首吊りのようになっています。
2011年05月06日 15:48撮影 by  Canon IXY DIGITAL 930 IS, Canon
5/6 15:48
切り倒そうとしたら・・・・こうなってしまったのでしょうか。枝が引っかかって首吊りのようになっています。
撮影機器:

感想

注:砕けた言葉で書いているため、言葉遣い等、不快に思う箇所が多数含まれている可能性があります。



久しぶりの鳳凰・・・・ということにしておこう。

登頂したのは久しぶりだ。かれこれ5年ぶり。



1日の夕刻、東京を出発するとき、8人乗りの車でも6人+ザックはきつく、車へのパッキングに苦労した。
運転手(私)が一番快適だったのは間違いない。

夜叉神に着く時間調整と少しでも高速代を安くするため、八王子ICから中央道に入り、甲府昭和ICで降りる。ETC休日割で1000円。
まだ時間があるので甲府市内のイトーヨーカドーで軽食、1日夜分の酒&つまみを購入。

芦安のゲートを過ぎると霧が立ち込めてくる。さっきまで雨が降っていたはずなので、そのためだろうか。慎重に運転をして夜叉神の駐車場に到着。

1日は日曜日、2日は平日なので、いくらGWといえど駐車場は空いているだろうと信じていて・・・・2/3ほど空いていた。
例年のGWを知っているわけではないのだけど、(地震の影響もあって)空いていた方と思う。


2日、朝。半分ほど駐車場が埋まっている。

朝食と準備を済ませて出発する。

いやー、荷物持ちが5人も来てくれたおかげで軽かったわー(笑)
計画者兼運転手という立場を利用してガス缶しか持たなかった。
良く言うと遠慮の塊。悪く言うと権利の乱用。

パッキングを真面目にするとザックが小さくなるから適当にやって、同じくらいの大きさになるように調節した。

それにしても甲府側の天気はいい。
けど、北岳側は稜線まで出てみないと分からない。
(http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-89053.html)

そんな不安を抱きながら夜叉神峠に着くと、はっきり。白峰三山のお出迎えー!
なんか、すごい。うん。こんなにくっきりと見えることもあるんだなー。

夜叉神峠を過ぎると火事場跡まで樹林帯になるけど、木々の隙間からちらほらと白い峰が見れるのでそれだけでもいい。
高度を上げていくと雪がチラチラと現れ始める。
逆コースで2回程通ったことがあったけど、夜叉神峠→火事場跡って、こんなに高低差あったっけ?

大崖頭山から先は少し下るけど、登山道の山側半分に雪、谷側半分は土となっているため、アイゼンは必要なかった。

火事場跡に着くと天気が悪く・・・・ならずに再び白峰三山がお出迎え。贅沢な時間だ。いや、本当に贅沢すぎる。

火事場跡を過ぎるとようやく、本格的な雪上歩き。
でも、ツルツルに凍っているわけではないので誰もアイゼンを付けない。

苺平から南御室小屋への下りはちょっと苦労するもやはりアイゼンを付けない。
気温が上がり、雪は緩んでシャーベット状となっており、踏み抜いた跡がいっぱい。
土で茶色くなっているトレースを外したらズボッ。
逆方向の登山者とすれ違うとき、道を譲ろうとしたらズボッ。
トレースに戻ろうともがいたらまたズボッ。
そして下りのトレースは一歩歩く度に30cmズサァァァーと滑るみたいな。
さながらアスレチック。いやー、楽しかった。

南御室小屋のテン場は大部分が雪の上。
とはいえ、一部では地面が出ていてちょっとびっくりした。

夜は寒ー。昼間はシャーベット状になっていたトイレへの道が夜にはガリガリに凍っていた。
星が見えるので放射冷却か。北斗七星しか分からなかった。


3日、朝。
寒くてあまり眠れなかった。
メンバー内で持っている装備がバラバラ。
厳冬期用のダウンシュラフから化繊のスリーシーズンまで。

準備を済ませてゆっくりとテン場を出発。
凍っているけど、ツルツルになっているわけではないので3/6がアイゼン装備。
下りならあったほうがいいかなーと思うけど、登りは慣れていれば大丈夫。

砂払に着くと今日も白峰三山。振り向けば富士山。
いやー、今日も見れてしまった。
昨日よりも気温が低いのでもっとくっきりと。なんだか申し訳ない。

この先はアイゼンは必要なさそうなのでみんなアイゼンをここで外す。
けど、出会う人みんな付けてて、変な目で足元を見られる。

薬師岳小屋で「今日は徐々に天気が崩れて雨が降り出す」との情報を得る。
マジかー。うーん。ここまでよかっただけもいいと思わないと。天気がいいうちに地蔵をピストンしてこよう。

薬師岳はスルー、目指すは観音岳。
の勢いだったけど、薬師→観音ってこんなに登ったっけ?
観音→薬師を通ったときは平らな印象しかなかったのに。

勢いが衰えたころに観音岳到着。
山頂からはずっと見たかったあの光景。
以前に写真で見たことがあり、いつか同じ光景が見れたらなぁと妄想していた「観音からの薬師と富士山」。
あっさりと見れてしまった。いいのだろうか?おまけに甲斐駒の右肩あたりに北ア。大キレットの凹みまで分かる。

地蔵に向けて歩き出す。歩き始めは急斜面の下り。
「なんで、アイゼン付けないんだろう」と疑問の言葉がメンバー内で飛び交う、けどやっぱり付けない。
赤抜沢ノ頭手前の下り斜面で一部のメンバー(4/6)がようやくアイゼンを付ける。

赤抜沢ノ頭下りを爽快に下って、地蔵岳手前の賽ノ河原に着く。
さっそくオベリスク♪
ここは甲斐駒仙丈の絶景ポイントかー。

ここまで天気がもってよかった。
しっかりと三山を堪能したのでテントに帰ろう。

帰り道、観音の登りで雷鳥発見。
ん?鳳凰に雷鳥っていたっけ??
しかも雄と雌の番いでまだ冬装備→夏装備の生え変わり期間中。
近づいてもぜんぜん逃げない。
あー、いいコト尽くしで何かよろしくないことが起こりそう。

薬師岳小屋で4/6がアイゼンを付けて南御室小屋に向けて下りだす。
アイゼンあると楽だけど、アレだよなー。無駄に付けると雪上歩行の技術が落ちそう(感覚が鈍りそう)。

樹林帯に入ろうとしたところで空から何か降ってくる。
行きに小屋で言われたとおり、雨・・・・ではなく、雪が降ってくる。

本格的に降り出す前にテントに到着。
今日(祝日)は昨日(平日)よりテントが多い。そんなところにまで張っているのか。
平日に入山して正解だった。祝日に泊まる予定ならスコップがあったほうが便利そう。

テントに入って外を眺めると積もっていく。
霙に変わったりしながら1〜2cmほど積もった。

明日は下山するだけだし、まぁ、いいか。


4日、最終日、寒い。
ポリタンをテントの外に出しておいたら水が少し凍った。
フライには氷の粒、ポールも当然凍りつき、なかなか畳めない。

テントを片付けて震えながら歩き出す。
新雪が靴の溝に入って滑ること。
でも、やっぱり誰もアイゼンを付けなかった。

火事場跡までくると所々に新雪があるだけ。
今日も白峰三山。ごめんなさい。
ポリタンの氷水がおいしー。

名残惜しみながらコースタイムのペースで、ゆっくりと下山。
午前9時前に夜叉神の駐車場に下山したら満車に近かった。
空いているところは今日我々よりも先に下山した人が駐車していたスペースと思われる。

下山後の温泉はメンバーが勧めた『ほったらかし温泉』。
http://www.hottarakashi.com/
ナビに頼っていったらナビの道が違ったようで、夜叉神から2時間弱かかった。
(この後、奥多摩に寄る用事があり、ほったらかし温泉はその途中に位置している)




というわけで、
頑張れば日帰りもできるコースを3日間かけて歩いてきました。

正直、天気はあまり期待していなくて、3日間も山に入っていれば1日くらいはよくなるという淡い期待だったので今回の山行には大満足でした。

来てくれた紳士淑女の皆様、ありがとー!

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コメント

5月2日どこかで、
会っているようですね。

夜叉神峠にいた若い方たちかと、、。
先に進まれ、途中で、私が追い抜いたようです。

私は南御室小屋で泊まりました。

観音岳まで行きました。

雷鳥も見ましたよ、、びっくりでした。

Y-chan
2011/5/7 19:23
あっという間に抜かされました
Y-chanさん

はじめまして。

Y-chanさんの記録を拝見しました。
同時刻に夜叉神峠にいたようですね。

夜叉神峠を出発してすぐの急登で、単独の方に右から追い抜かれたのを覚えています。

雷鳥は本当にびっくりしました。
何で鳳凰にいるの?白いの?と。
2011/5/7 23:38
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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体力レベル
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