GW前に残雪の編笠山・西岳(八ヶ岳)

2017年04月16日(日) [日帰り]

• GPS: 08:52
• 距離: 11.3km
• 登り: 1,302m
• 下り: 1,292m

コースタイム

日帰り

• 山行: 7:11
• 休憩: 1:41
• 合計: 8:52

7:08 スタート地点
7:32 7:32 五叉路分岐
7:41 7:44 盃流し
8:16 8:25 臼久保岩小屋
10:41 11:17 編笠山
11:30 12:03 青年小屋
12:11 12:11 乙女の水
13:33 13:50 西岳
14:44 14:45 林道出合
15:33 15:35 不動清水
15:42 15:42 五叉路分岐
16:00 ゴール地点

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

富士見高原ゴルフコース駐車場

コース状況／危険箇所等

危険箇所はありません。

【雪の状況】
・富士見高原ゴルフ場から編笠山までについては、標高1,800m手前あたりで凍結した雪が出てきて、すぐに普通の雪と凍結した雪が入り混じるようになります。その後普通の雪道になり、標高2,200mの看板あたりからは踏み抜くところも出てきます。シャクナゲ公園の手前あたりから深いトレースになっています。全域トレースあり。

・編笠山から西岳までは雪量は豊富、股下まで踏み抜くことも多かったです。トレースは青年小屋までは、編笠山でお会いした、先行のお二人のものに加え、下っていく途中で逆方向から来たソロの方のものがありました。青年小屋からは、西岳から来た前述のソロの方と女性のお二人組のものと思われるトレースがありました。が、計画ルートを外さないように、GPSでチェックしながら登りました。写真の説明にも書きましたが、西岳スタート時点ではソロの方より女性の二人組が先行していたそうで、ソロの方に抜かれるまでトレースがなかったそうです。

・西岳から富士見高原ゴルフ場までは、圧雪されているところが多く、硬く滑りやすい状態でした。下るにつれて、凍結箇所も多く見られました。さらに下ると、雪がまだらの区間が出てきて、歩きづらくなります。全域トレースあり。

写真

4/16 7:09

富士見高原ゴルフコースの駐車場の先に、登山道入口の表示があります。

4/16 7:15

しばらく未舗装の道を進むとゲートがあり、その先に登山ポスト。計画書を投函します。

4/16 7:29

林道を横切り進んでいくと、橋があります。対岸を登っていくと、

4/16 7:32

五叉路分岐に到着、西岳は左折、編笠山は直進します。

4/16 7:37

しばらく進むとまた林道を横切ります。

4/16 7:39

登山道をそのまま進むと、盃流し入口。西岳・不動清水方面は左折、編笠山は右折です。

4/16 7:40

すぐに盃流しに到着。

4/16 7:41

矢印の方向へ、右に降りていって見たのですが、水も涸れて盃流しがどれなのかよくわかりません。

4/16 7:42

上流側。んー、どれが盃流し？

4/16 7:43

登山道に戻ると、すぐに渡渉ポイント。ここに「盃流」と書いてあるんですが、やはりよくわかりません。

4/16 7:47

またまた林道通過。このあたり土がふかふかしていて、登りやすい。

4/16 8:05

そして「展望台」の看板。看板が指し示す方を見ると、

4/16 8:06

御覧のとおり。以前は展望があったんでしょう。

4/16 8:11

臼久保岩小屋が見えてきました。その昔、修験者が使ったそうです。

4/16 8:14

標高1,800m、編笠山頂まで2時間50分の表示の箇所で、予想より早く雪氷ゾーン。早めですがアイゼン装着します。

4/16 8:32

アイゼン装着して、すぐに雪道になりました。ここからなかなかの急登。

4/16 8:55

九十九折れを登っていきます。結構急ですね。

4/16 9:07

山頂まであと1時間45分のポイントで、大きく左へ。ここから直登気味。尾根に乗った感じ。

4/16 9:28

あと75分。ますます雪は深くなり、けっこう踏み抜きます。

4/16 9:39

おー、やっとあと1時間。急になったり緩やかになったりしながら、

4/16 9:55

しゃくなげ公園通過します。

4/16 9:59

山頂付近の岩が見えてきました。樹林帯を抜けて振り返ると、

4/16 10:05

この景色が真正面に。これまでの苦労を忘れますね。

4/16 10:06

左に目線を動かすと富士山。

4/16 10:06

右に目線を動かすと、木曽駒ケ岳をはじめとした、中央アルプス。

4/16 10:13

いつまでも見ていたいところですが、また振り返って山頂を目指します。

4/16 10:19

雪と岩とが相まって、登りづらいことこの上ない。

4/16 10:34

わかってます(^_^;)

4/16 10:37

おお、「最後だダッシュ」まで来ました。ということは、

4/16 10:38

まもなく山頂。山頂標が見えてきました。

4/16 10:39

編笠山頂に到着です。

4/16 11:08

東西天狗岳から三ツ頭までのパノラマ。すばらしい景色。ここから左回り。

4/16 10:55

北八ヶ岳。蓼科山から北横岳、縞枯山。

4/16 11:15

これから向かう西岳、の向こうに霧ヶ峰。

4/16 11:03

霞んで見えづらいですが、穂高・槍。

4/16 11:04

そして乗鞍方面。

4/16 10:41

入笠山の向こうに中央アルプス。

4/16 11:04

仙丈ケ岳、甲斐駒ケ岳から北岳。

4/16 11:04

辻山、鳳凰三山もキレイに見えています。

4/16 10:51

富士山。霞がかかってます。

4/16 11:06

金ケ岳、茅ケ岳、鞍部を挟み、曲岳。

4/16 10:44

金峰山にはまだまだ雪が。

4/16 11:01

八ヶ岳に戻りました。ギボシ、権現岳、三ツ頭。

4/16 11:02

そして赤岳、横岳、中岳、阿弥陀岳。

4/16 11:11

素晴らしい景色をいつまでも見ていたいのですが、そろそろ先へ。山頂表示から左折して、青年小屋へ向かいます。

4/16 11:18

ここからはますます雪が深く、トレースも薄くなります。ここから西岳までは股下まで踏み抜くことも少なくありません。

4/16 11:22

下っていくと、ギボシと権現岳が正面に。麓に青年小屋。逆回りソロの方とすれ違う。

4/16 11:31

青年小屋がだいぶ近くなりました。

4/16 11:33

青年小屋でランチ。編笠山でお会いした、先行のお二人は権現岳に向かわれました。権現岳方面はノートレース。

4/16 12:03

権現岳は直進、西岳は小屋を左へ回り込みます。今日、西岳からの逆回り登山者でお会いしたのは、ソロのお一方とランチ中に小屋到着した女性の二人組のみでした。

4/16 12:04

二人組の女性によれば、ソロの方に抜かれるまでノートレースだったそう。テン場の先から登山道へ入ります。

4/16 12:16

深い雪の中、トラバースしていきます。

4/16 12:28

時折り広場のようなところに陽があたって、本当にキレイです。

4/16 12:38

尾根に乗りました。ギボシ、ノロシバがいい感じに見えます。

4/16 12:39

そして右に目をやると、南アルプスの巨人たち。

4/16 12:39

細尾根にもどっさり雪。踏み抜きまくり。

4/16 12:40

先ほどまでいた編笠山。今さらながら、ワカン装着。

4/16 12:49

尾根の中心を進みます。踏み抜きは相変わらずですが、楽しい尾根歩き。

4/16 13:21

山頂に向かって斜度が上がります。

4/16 13:24

樹林帯からパッと視界が開けました。

4/16 13:25

おっ、山頂標が見える。ということは、

4/16 13:25

西岳山頂到着です。

4/16 13:26

旭岳から編笠山のパノラマ。

4/16 13:26

旭岳、ギボシ、西ギボシの向こう側ギザギザ山頂の権現岳、そして三ツ頭。

4/16 13:27

編笠山もキレイに見えています。

4/16 13:26

編笠山の先に富士山。

4/16 13:27

辻山から鋸岳のパノラマ。

4/16 13:27

北岳から鋸岳アップ。

4/16 13:27

辻山から鳳凰三山、北岳。

4/16 13:28

入笠山方面。

4/16 13:31

鞍部に青年小屋が見えます。

4/16 13:35

西岳山頂標を正面から。

4/16 13:42

こちら立沢方面はノートレース。

4/16 13:50

それでは下山します。

4/16 13:51

下りはじめはハイマツ帯。

4/16 13:52

正面の南アルプスに向かって下ります。

4/16 13:56

アイゼン外そうかな？

4/16 14:06

と思いましたが、そのまま装着していきました。

4/16 14:12

アイスバーンも混じってきました。

4/16 14:30

まだまだ雪道。西岳からの下山ルートはあまり変化のない感じ。黙々と下ります。

4/16 14:37

登山道周囲の地面が見えてきました。氷で滑りやすい。

4/16 14:48

この地点でやっとアイゼンを外します。

4/16 15:05

ふかふかの地面を踏みしめながら、下りていきます。

4/16 15:11

林道を横切ります。

4/16 15:31

さらに下っていくと、水場があります。

4/16 15:35

不動清水で長命水をいただきました。

4/16 15:36

すぐに林道と合流します。

4/16 15:38

林道をしばらく下ると、

4/16 15:42

五叉路分岐に到着です。

4/16 15:50

行きに横切った林道を通過してまもなく、

4/16 15:56

登山ポストに着きました。先に見えるゲートの横を通って、

4/16 16:00

ゴルフ場駐車場ゴール。お疲れさまでした。

撮影機器：

OLYMPUS STYLUS TG-4 Tough オリンパス

装備

個人装備

長袖シャツ 長袖インナー タイツ ズボン 靴下 グローブ アウター手袋 防寒着 雨具 ゲイター ネックウォーマー 毛帽子 靴 ザック 輪カンジキ アイゼン 昼ご飯 行動食 飲料 水筒（保温性） レジャーシート 地図（地形図） コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 常備薬 携帯 時計 サングラス タオル ツェルト ストック カメラ ピッケル

備考

服装
FTスキンメッシュ、ジオライン中厚、Tシャツ、CW-X、FTストームゴージュアルパインパンツ,FTニュウモラップ(編笠山頂のみ)

感想

polluxab

　下界ではだいぶ気温が上がってきた今日この頃、残雪期の編笠山〜西岳の周回ルートを楽しんできました。天気も快晴、若干霞がかかっていましたが、山頂は素晴らしい展望で楽しい山行になりました。

　快晴の日曜日、編笠山まではそれなりに登山者の方がいましたが、編笠山から先でお会いしたのはコース状況で書いた5名の方のみ。静かな山を楽しむことができました。