坪山花めぐりとはじめての尾名手尾根

2017年04月24日(月) [日帰り]

• GPS: 06:36
• 距離: 11.7km
• 登り: 1,106m
• 下り: 1,133m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:40
• 休憩: 0:56
• 合計: 6:36

9:27 八ッ田バス停
10:54 11:02 坪山
11:45 12:11 1170mピークで昼食
12:35 12:36 西原峠
12:58 13:01 小寺山
13:26 13:36 大寺山
13:48 13:48 チョウナ沢ノ頭
14:08 14:08 ヌカホヤノ頭
14:26 14:27 尾名手山ノ神
14:44 14:44 分岐
15:34 15:41 不動の滝（阿寺沢の滝）
16:03 阿寺沢入口バス停

天候

曇時々晴

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

往：上野原駅8:30→9:25八ッ田（バス2台：富士急山梨バス）
復：阿寺沢入口16:28→17:15上野原駅

コース状況／危険箇所等

尾名手尾根は昭文社地図にルート記載なしですが、踏み跡がしっかりあります。ただ、途中のピークで複数方向に踏み跡のあるところがありますので、方向を見誤ることのないよう、ピークではしっかり地図をみて下さい。また、標高860m地点で左・阿寺沢集落に下る分岐を見逃さないように。正面の立木に×印、↙印、正面に進まないよう足元に倒木、左手には赤テープがあります。

その他周辺情報

上野原駅前の一福食堂はかき料理が看板です。かき丼、かきカレー焼飯、共に美味でした。今度は何を食べようかな。

写真

4/24 9:28

今回も気心の合ったTさんとの二人旅です。平日なのにバス2台出るほどの熱気でした。八ッ田バス停下車、この橋を渡ったところで、上野原警察の方に「登山計画書の提出」を促されました。持参していたのでスムースに通過できました。

4/24 9:29

麓は春一色。たくさんの草花が出迎えてくれます。ヒメオドリコソウ（姫踊子草）

4/24 9:29

タチツボスミレ（立坪菫）

4/24 9:30

エイザンスミレ（叡山菫）

4/24 9:36

カキドオシ（垣通し）

4/24 9:37

サクラソウ（桜草）

4/24 9:34

樹々も春を謳歌しています。

4/24 9:36

ハナモモ（花桃）

4/24 9:34

ミツバツツジ（三葉躑躅）

4/24 9:38

花の多い西尾根コースにします。東尾根コースは岩場あり危険・上級者向き、イワウチワなし、西尾根より花少なし、とありますから。

4/24 9:38

こんなところもあります。

4/24 9:41

川床が白いのは黄銅鉱跡。上野原駅前富士急湘南バス営業所のおじさんから頂いた手書きの「春と秋の坪山登山コース」に記載がありました。それにしてもこのおじさん、「余人をもって代えがたい」方ですね。

4/24 9:44

ヒトリシズカ（一人静）が群生していました。

4/24 10:04

ミツバツツジが朝日に輝いてきれいでした。

4/24 10:10

本日メインの探勝花、ヒカゲツツジ（日陰躑躅）登場！

4/24 10:12

イワウチワ（岩団扇）も登壇！

4/24 10:13

三葉も蝶が舞っているようで可愛らしい。花は葉が開く前に咲くのです。

4/24 10:16

この先どうなっているか分からないので、とにかく見つけたら撮ります。

4/24 10:24

ヒカゲツツジ群生地にやってきました。このあたりピークは過ぎたようです。

4/24 10:20

三頭山にはミツバツツジが良く似合う。

4/24 10:21

イワウチワ群生地！

4/24 10:21

イワウチワ姉妹

4/24 10:28

ヒカゲツツジも負けてはいません。

4/24 10:34

イワカガミ（岩鏡）もつぼみが膨らんでいました。もう少しですね。

4/24 10:46

頂上直下の岩場を登り切ると

4/24 10:54

坪山山頂！背後（北）は三頭山。

4/24 10:56

三頭山から南東に延びる気持ちの良い笹尾根。中央奥は御前山。

4/24 10:56

同じツツジ科のアセビ（馬酔木）も壺型の花を下垂させていました。

4/24 11:02

休んでいる間に雲が離れ、お富士さんにお会いすることができました。心置きなく坪山を後にできます。

4/24 11:04

2分ほど下ると、びりゅう館分岐。右、佐野峠・奈良倉山方面に進みます。ここから先、お嬢さん一人とすれ違っただけで、静かな山旅を満喫できました。

4/24 11:10

誰はばかることなく、こんなこともできます。

4/24 11:26

「…線回り道」は倒木で侵入禁止になっています。昭文社地図、坪山から20分下ったところの右への巻道ですね。

4/24 11:33

蔽いかぶさってくるような1170mピーク、あそこでお昼にしましょう！

4/24 11:41

振り返って坪山

4/24 11:45

1170mピークには朽ち果てた標識がありましたが、読めません。シートを広げ食事。最後にアツアツのお汁粉で安らぎました。

4/24 12:18

佐野峠・奈良倉山分岐。我々は左、西原峠・小寺方面へ。

4/24 12:19

モミジイチゴ（紅葉苺）

4/24 12:22

これもタチツボ

4/24 12:24

左上から林道に降りてきました

4/24 12:31

西原峠。右、松姫鉱泉。ここは、正面の鹿柵に沿った薮っぽいところを登って行きます。すぐに、林道と見まがう落葉ふかふかの広い尾根路となります。

4/24 12:57

う〜ん、これもタチツボ

4/24 13:02

小寺山山頂

4/24 13:05

ふかふかで登山靴がすっぽり埋まってしまいます。

4/24 13:05

こんな道を歩いています。

4/24 13:08

ここでは右の稜線を行きます。正面少し右の樹幹に先達の赤テープ。

4/24 13:08

一年前もここを通っているのです。

4/24 13:20

ナガバノスミレサイシン（長葉の菫細辛）

4/24 13:23

大寺山山頂到着。昨年はここから南下して三ッ森北峰の妖鏡調査に赴きました。今日は東行して、尾名手尾根に初挑戦です。昭文社地図にルート記載はありませんが、踏み跡はしっかり付いています。途中5つほどの小ピークがあり、2方向、3方向に踏み跡があったりしますが、地図を見れば進むべき方向を間違うことはないと思います。

4/24 13:45

チョウが舞っているようで、見ていて飽きません。

4/24 14:14

尾名手尾根は左に三頭山・笹尾根、

4/24 14:14

右に麻生山・権現山を眺めながら歩きます。樹林に遮られ眺望はこんなものですが…

4/24 14:33

957mピークから4,5分行った、登山道右手高みに石祠がありました。

4/24 14:41

三頭山には若葉も似合います。

4/24 14:46

ここが、阿寺沢集落への分岐です。正面左の樹幹に×印、右の樹幹に↙印、正面足元には立入禁止の倒木、左手には赤テープがあります。

4/24 15:16

たおやかな山々に抱かれた阿寺沢集落が見えてきました。山旅も終わりに近づき、寂寥感を覚えます。

4/24 15:20

スミレ

4/24 15:23

車道に下りて来ました。麓は春満開でした！

4/24 15:30

4/24 15:34

バス時刻まで1時間超あるので、「不動の滝」を見に行きます。たまたまお会いした住民の方のご厚意で、ご自宅裏から見事な滝を見させていただきました。ありがとうございました。

4/24 15:35

一般の方はこの滝の上の橋から見下ろすことになります。「阿寺沢の滝」とも呼ばれています。

4/24 15:40

この方の庭に咲くニリンソウ（二輪草）

4/24 15:40

イカリソウ（碇草）

4/24 15:41

ヨゴレネコノメ（汚れ猫の目）

4/24 15:45

ミヤマエンレイソウ（深山延齢草）

4/24 15:48

節句も近いです。

4/24 15:48

4/24 15:50

西原の大自然の中であなたも大物猟をしてみませんか。

4/24 15:53

猟師の方にお話を伺いました。猟犬・解体場・檻・等々見せて頂きました。

4/24 15:56

振り返って…あの尾根を歩いていたのかな…

4/24 15:57

ミヤマキケマン（深山黄華鬘）

4/24 16:04

阿寺沢入口バス停到着、のんびりとバスを待ちます。

4/24 16:26

クサイチゴ（草苺）

4/24 17:34

上野原駅前の一福食堂で打上げ。本日はかきカレー焼飯と生ビール小。とってもおいしゅうございました。お疲れさまでした！！

撮影機器：

LUMIX DMC-TZ7 パナソニック

感想

naochan17

一年前、坪山・大寺山・三ッ森北峰・権現山を単独行したとき、大寺山から東に延びる尾名手尾根が気になりました。岳友T氏を誘い、坪山の花めぐりと尾名手尾根踏破を合わせて計画しました。
尾名手尾根は昭文社地図にルート記載がなく、コースタイムも不明ですが、地形図に見る通りルートは明白、先達の皆様のレコで踏み跡もしっかり付いているというし、各ピークで地図をしっかり見さえすれば道迷いもなく、阿寺沢からの終バスには十分間に合うと思いました。心配性のT氏は、万一のためにタクシー代一万円を懐に忍ばせてきたそうです。坪山まで写真をいっぱい撮ったりしましたが、1時間半足らずで頂上を踏むことができ、お富士さんにもお会いでき、幸先の良いスタートを切りました。坪山から先は静かな山旅を満喫、順調に歩を進めることができ、バス時刻まで1時間超余裕ができてしまいました。懐の温かいT氏にタクシーをおねだりしましたが、断られてしまいました。早くに着いたおかげで、地元の方のご厚意で、圧巻の不動の滝（阿寺沢の滝）を特別な場所から仰ぎ見ることができ、感慨深いものがありました。