老ノ倉山〜御飯岳〜黒湯山

2017年05月02日(火) [日帰り]

• GPS: 07:09
• 距離: 9.6km
• 登り: 572m
• 下り: 575m

コースタイム

日帰り

• 山行: 4:30
• 休憩: 2:38
• 合計: 7:08

8:20 スタート地点
8:40 8:54 老ノ倉山
10:22 10:56 御飯岳
12:45 14:35 黒湯山
15:28 ゴール地点

天候

快晴

アクセス

利用交通機関：

自家用車

上信越道須坂長野東インターから毛無峠分岐まで約25キロ。万座温泉へのアクセス道路は、通常GW前に開通しますが、朝方は路面凍結の危険があるので、チェーン等の携行が望まれます。
毛無峠分岐付近の駐車スペースには3〜4台駐車可能です。御飯岳、黒湯山への登山口となる長野・群馬県境付近にも同程度駐車可能です。

コース状況／危険箇所等

残雪期の2000m以上の山としては、いずれも比較的易しい部類に入ると思います。
GWを挟んだ4月下旬〜5月上旬が最適期となります。
登山口に登山ポストやトイレはありません。
携帯電話（au）は通じる場所が多いです。

○老ノ倉山
山頂直下の駐車場から20分もあれば登れてしまいますが、結構急斜面なので、できれば10本爪以上のアイゼン着用で臨みたいところです。ピッケルは不要だと思います。
一応夏道がついているようなので、御飯岳の毛無峠からの別コースと並んで、無雪期でも登頂できそうですが、多少のヤブこぎは覚悟する必要がありそうです。

○御飯岳
残雪期は県境となっている北尾根ルートを進みます。雪がたっぷりあれば、終始快適に登ることができます。
中腹と山頂直下に結構な急斜面が待ち構えているので、10本爪以上のアイゼンは必携だと思います。雪面が硬い場合は、ピッケルに切り替えた方が安全だと思います。
夏道入口となる毛無峠までの道路は、通常5月下旬まで積雪のため閉鎖されており、落雪の危険もありそうなので、通行は避けた方が無難だと思います。

○黒湯山
御飯岳北尾根ルートの反対側から緩い尾根沿いの道を進んでいきます。
山頂直下のみ結構急斜面ですが、多少なりとも雪が緩んでいれば、軽アイゼンでも十分対応可能と思われます。ピッケルは不要だと思います。
車道へのショートカットも可能なので、帰路は車道を歩いた方が早く戻れます。車を近くに停めれば、短時間でお手軽に登降できます。

その他周辺情報

万座温泉が数キロ圏内にあり、各宿で日帰り入浴を受け付けています。

写真

5/2 8:19

毛無峠分岐の駐車スペースから見上げる老ノ倉山です。きれいな三角錐です。

5/2 8:37

20分もかからずに山頂に到着しました。山頂標識の類はないようです。

5/2 8:48

次に登る御飯岳と稜線続きの四阿山、根子岳です。

5/2 8:48

こちらも整った三角錐の御飯岳です。堂々たる山容です。

5/2 8:48

御飯岳の奥に本白根山が控えています。

5/2 8:48

白根山を真ん中に捉えて。

5/2 8:48

一帯最高峰の横手山を中心にした上信越のビッグな山々です。

5/2 8:49

笠ヶ岳と岩菅山の存在感が抜群です。

5/2 9:23

県境まで車道を歩いて御飯岳に登ります。

5/2 9:35

晴れていれば実に快適な残雪歩きです。

5/2 9:54

先ほど登った老ノ倉山を見下ろします。奥には妙高山が控えています。

5/2 10:18

山頂直下からの素晴らしい東方の景色です。

5/2 10:18

やはり横手山はよく目立ちます。

5/2 10:20

山頂手前まで来ました。この辺りが絶景スポットです。

5/2 10:25

浅間連峰と四阿山、根子岳が見えてきました。奥には八ヶ岳も望めます。

5/2 10:25

右手には北アルプス最南部が視界に入ってきました。

5/2 10:26

言語に絶する北アルプスのラインダンスです。

5/2 10:36

御飯岳の実に地味な山頂標識です。信州＆群馬百名山でもあるので、もう少し立派なものがあってもいいように思うのですが。

5/2 11:29

サクサク下山した後、反対側の黒湯山に向かいます。

5/2 11:33

老ノ倉山を振り返ります。

5/2 11:39

御飯岳を振り返ります。こちらからだと左右に長く稜線を広げているように見えます。

5/2 12:13

目指す黒湯山は左のピークです。

5/2 12:46

御飯岳と老ノ倉山をセットで。間には北アルプスが垣間見えます。

5/2 12:46

老ノ倉山の両側に北アルプスと北信五岳がずらりと並びます。

5/2 12:50

黒湯山の山頂標識です。全部で3枚ありました。

5/2 12:57

笠ヶ岳と妙高山のコラボです。

5/2 12:58

笠ヶ岳と岩菅山はやはり一際目立ちます。

5/2 12:58

横手山を中心に据えて。

5/2 13:01

白根山、本白根山が一望できます。

5/2 14:08

浅間連峰と浅間隠山、鼻曲山がくっきり見えます。

5/2 14:22

にょきっと屹立する笠ヶ岳を中心に据えて。

5/2 14:22

笠ヶ岳、岩菅山、横手山の豪華トリオです。

5/2 14:48

帰りは沢筋をたどって車道にショートカットし、ちょうどこの碑のあるところに出ました。

5/2 15:28

最後は車道をゆるゆる登ってスタート地点に戻ってきました。

撮影機器：

TORQUE G02 au 京セラ

感想

Kitara

一年のうちに何度と訪れない最高度に空気が澄んだ絶好の登山日和の日に、前から北アルプスの好展望台として残雪期の登頂の機会を窺っていた御飯山に、両隣の老ノ倉山と黒湯山を加えて三座まとめて登ってきました。
この山域から望む北アルプス、北信五岳、上信越の山々、浅間連峰、八ヶ岳の眺望はまことに素晴らしく、いずれも短時間で登れる割に絶景度が非常に優れていると思いました。
北アルプスを全山望むのであれば御飯岳、北信五岳を遮るものなくすっきり望むのであれば黒湯山、短時間でピークに立って上信越の山々を見渡したいのであれば老ノ倉山がお勧めです。