長沢背稜縦走
- GPS
- 31:54
- 距離
- 26.2km
- 登り
- 2,212m
- 下り
- 2,432m
天候 | 両日とも晴れ☀ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所特に無し |
写真
感想
長沢背稜を歩きたいけども、結構な距離があるし、単独の方の道迷い遭難や死亡もぼちぼち発生しているから、私のようなそそっかしい系登山者が迂闊に踏み込んでは行けない所なのでは……でも歩きたいなぁ!ここはきっと楽しいぞ〜〜!と地図を眺めるだけでしたが、Tambaさんにリクエストを受けて頂き、歩いてくる事が出来ました。
Tambaさん、計画から何から何まで…好き放題聞いていただき、ありがとうございました!
私の膝が万全では無いばかりに、笠取から雲取を抜けてくるコースではなくタワ尾根から東側だけの短縮コースとなってしまいましたが、いつか残りの部分と、ついでにもっと西側にぐいーっと瑞垣まで繋げて歩きたいです。
・・いや、歩く!今度こそ、絶対!
初日は奥多摩駅の大混雑に閉口しつつも、同じルートを歩く人は居なかったようで(下ってくる方が1名いましたが)快適な尾根歩きを楽しめました。
広い尾根は下って来ると道迷いしてしまいそうな箇所がありましたが、ロープが張られていたり、木が積まれていたり、注意を促すように配慮されているので、地図読みしつつ登山アプリなどで位置確認もしていれば誤る事は無いかと。
タワ尾根は破線ルートのようですが、よく整備されている印象です。
歩きやすい気持ちのよいルートであるものの、採掘場の車両の音など聞こえて来て、意外なことに“静かな尾根”ではありませんでしたが。それもまた一興。
昨秋、天祖山から水松山を目指した時に見た現場かなぁとか、あの時の猟犬は見つかったんだろうか…等と話しながら、少しずつ標高を上げて行きました。
事前情報で、酉谷避難小屋前の水場から水が出ているということは確認していましたが、結構飲む方だからなぁと4L程水を持ち(1日2L×2日分で4L…より実際はもう少し多く持っていましたが;)、食事用は汲んで煮沸して使おうと思っていました。
初日は2L消費、しかし、翌日は行程が長いので、念の為3Lに。
最終的に下山後にバス停で1L捨てましたが、トラブルの可能性等考えるとちょうど良かったかと。
朝、駅前でバスを待っている間に行き先を話合った方が、上で「来ないなと思って心配してたよ〜」等と話して下さったり、3月に登山アプリ「ジオグラフィカ」の講習を一緒に受けた方と避難小屋前で再開したり!酉谷では色んな方との会話が楽しかった♪
元々避難小屋を利用するつもりはなく、先月購入したばかりのエアライズちゃんを張るつもりだったので、適地を探し、いそいそと建てる。落ち葉ふかふか、風も当たらずとても快適でした。まぁ何と言っても、テントが可愛い。私なんぞが所有してしまって申し訳無い程に可愛い。
そんな可愛らしいテントに入り、Tambaさんがちゃちゃっと支度して下さった夕飯を食べ、即寝落ち。20:00〜3:30までとても良く寝ました。寝る前に鹿の鳴き声が聞こえていたけど、姿を見る事無く、爆睡。
私が朝食用にと持ってきたグラノーラが意外とふやけず、すごく顎が疲れた…ちょっと失敗。咀嚼することは大切だけども!
出発早々、長沢背稜は稜線を歩いてなんぼ!ヤブ表記のある所や、いかにも踏まれて居ない不明瞭な所は仕方なく避けるけど、だってその尾根道が境目なんだから!などと、足が遅いくせに(しかも頭痛&途中から予定外の腹痛)「尾根行くぞ!尾根!」と強気の姿勢で挑む。
展望無くとも、ここが県境だよー!?右足東京、左足埼玉とか出来るよーー!?と謎の盛り上がりで先輩を困らせつつも進む。厄介で面倒くさい後輩であることは自覚しているけど、でも、ここを歩きたかったんだもの…!地形図見ては、この県境の、まさにフチ!みたいな部分を歩きたいねんと思って来たのだもの!!
もう、もうね、凄く楽しかった!!
(タワ尾根から半分しか歩けて無くてこんなに楽しいんだから、全部通したらいかほどか…!!)
遅々とした歩みながらも、順調にピークを踏み、ジワジワと標高を下げて行くと新緑も花も堪能でき、本当に気持ちの良い2日間を過ごすことが出来ました。私が尾根歩きにこだわってしまったせいで、コースタイムをかなりオーバーしてしまったので、下山ルートを少々変更することになったり、バスを逃したりしましたが、無事に歩き通せて良かったです。
そうそう、日向沢の峰から長尾ノ丸への下り、えげつなかった…。
お?え!?これ、を、下るのか!?という激下りや、ザレザレで、ロープ掴んで登るのか…という箇所も。途中でお会いした、花の撮影をされていたお二人に花のことを色々教えて頂いたり、最後の登りはなだらかで登りやすいから!と励まして貰って嬉しかったです。岩うちわ、覚えましたとも!
さて、色々反省はあるけども、今回の大反省(大失敗)↓↓↓
Tambaさんは血が美味しいらしく、左脹ら脛に蜘蛛が…と思ったら、形が…これはダニ!?と、取ろうとするが2回程はたいても落ちず、Tambaさんが頭部分をピンと弾いたら落ち、この時はホッとしましたが、夕方、右の腕付け根辺りにまた…また奴が!!わぁヤバい奴だ!と手で強めに、本体を剥がすようにすると落ちて動く、比較的簡単に抜けた&落ちたダニには頭がある、でも痛いと言ったからには噛まれてはいるはず、と登山道真ん中で「脱げ脱げ!」と上着を脱がすと、画鋲でも刺されました?みたいな点が。
念の為皮膚科に行ってくだされ〜〜!と言いつつも、もーこれ、私が大失敗しているんですよね……今回たまたま頭が入っていなかったから良かったものの、もし頭入りだったら無理に抜いたら大変。素手でやることでも無いし、すみません…大事無かったから良かったものの……大反省。
更に失敗したなと思う事には、目を離した隙にどこかに行ってしまい、写真が撮れませんでした。おそらく、色々検索した感じでは、カタダニ?かと思われます。
犬が野原でくっつけて来るのと違って、ペランとしていて、大きい。
雪崩とか落石とか道迷いとか、そういう事ばかりで無く、山には危険がいっぱいあるんだ、という事を思い出した次第です。すぐ「わぁ!!」と取り乱すので、冷静に対処できるようになりたいです…。
ちなみに「もぉぉぉTambaさん何で痛いの半日我慢してるんすか!!!!」と怒っている時の私、2日間で一番順調にピーク登れました。脳内から何か出てたらしい。
いやはや。
Tambaさん、リクエスト拾ってくれてありがとうございました!
丁寧に対処して頂き、本当に嬉しいですーー私も後輩さんに同じように出来ればと…思って…います!精進したいっす!!
去年のリクエスト山行に“長沢背稜“とあったので、日が長くなって暑すぎない新緑の頃にでも…と計画。
幾つかルートを考えて今回は東側(と言う?笑)
1日目: 東日原〜タワ尾根〜長沢背稜歩き〜酉谷山〜酉谷避難小屋(泊)
2日目: 酉谷避難小屋〜蕎麦粒山〜棒ノ嶺〜川井駅
タワ尾根はレコを読んだり、聞いていた話通り、とても気持ち良いルートでした。一度歩いてみたかったのでこの機会に歩けて良かった(*´∀`)
一石山神社奥からのルートは通行止めとなっているので、手前の急登からスタート。
サクサクの落ち葉を踏みしめ、新緑を楽しみながらの尾根歩き。
進むと、巨木(折れたそうです)と対面。
気付いたら標高が上がり周囲の稜線と同じ目線に。
今年は酉年という事で『酉谷山は外せません!!』並々ならぬ意欲で登っていくninoude333さん…ピークと思ったらまだ次が!を5回ほど繰返し登頂(笑)
酉谷避難小屋のお水は出ているので補充可。鹿避けの金網アリ。これは重たい…担ぎ上げ感謝です。。
2日目『長沢背稜は稜線を歩いてこそ!』引続き並々ならぬ意欲を持つninoude333さんに「お供します!(笑)」
稜線上から見える景色が素敵…。昔歩いた石尾根が見える…去年歩いた天祖山に繋がる尾根が見える…昨日歩いたタワ尾根が見える…そして、富士山が見える…(笑)
奥多摩側は地味にアップダウン
その後の秩父側は結構な下りを幾つか挟み棒ノ嶺へ。
棒ノ嶺からさわらびの湯へ下山しようと考えていましたが、時間を考えて行先変更して川井へ。
降りて沢沿いを歩いていたらわさび田が続いていました。ninoude333さんには珍しくない光景だそうですが、奥多摩歩きはしていたものの一度も見たこと無かったわたしには新鮮!最後まで楽しめたルートでした。
2日目ちょっとアクシデント。わたしがダニに噛まれてました。『なんか痛い…かなー』が半日続いていて、でも激痛でもなく、なんだか引っ張られている感覚でした。
やっぱりなんかおかしい?と、ninoude333さんに見てもらったら…「ダニじゃないですか?!」
頭残らず取れて、消毒薬ぬってもらい様子見。今のところ異常・違和感無し。
過去オーストラリアのトレイル歩いた翌朝ダニに噛まれている事を発見した事が…。そう言えば奥多摩真夏に歩いていて蜂に刺された事もあった…。
自然の中を歩いていて気を付ける事は岩場やガレ場歩きだけでなくて、虫や植物(かぶれたり)にも気を付けなくてはいけないと、再認識した縦走でした。
ninoude333さんお騒がせでした(^^;。
不調の膝早く治ると良いですね。お疲れさまでした。またどこか歩きに行きましょう
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