兵庫縦断



- GPS
- --:--
- 距離
- 176km
- 登り
- 7,412m
- 下り
- 7,396m
コースタイム
- 山行
- 13:30
- 休憩
- 2:30
- 合計
- 16:00
- 山行
- 12:00
- 休憩
- 1:40
- 合計
- 13:40
- 山行
- 13:20
- 休憩
- 2:30
- 合計
- 15:50
- 山行
- 21:00
- 休憩
- 1:20
- 合計
- 22:20
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
|
写真
感想
2年程前からの夢の計画「兵庫縦断」にチャレンジした。
出身が兵庫ということもあり、いつか兵庫を縦断したいという思いがあった。また、ただ縦断するだけではなく、できるだけ山を通りながら縦断しようと考えた。それ以上に深い理由はない。
予想通り、過酷を極めた。
ここに文章では書き足りない程、アクシデント、疲労、メンタル、ぼろぼろになりました。しかしそれに勝る、笑い、感動、達成感が得られた。それも全ては道中で駆けつけて応援サポート下さった友人・家族、また行動を共にした友人があってこそやと思っています。ほんまに感謝。
まぁ当分は余裕のある楽しい登山かなぁ。
■メンバ
地元の友人3人と。
■行程
計176km、累計標高差6700m。
全部で4日と6時間。夜の休息を除くと72時間。
●1日目
4/29に姫路駅から高速バスにて鳥取へ、最後の晩餐を終え、タクシーにて鳥取砂丘へ。
22時、真っ暗闇の中、日本海に触れてからスタート。しばらく海岸を進んだ後、車道へ。約30kmを小走りで進み、登山口となる青下に到着し、バス停で2時間の休息。
夜が明け、上山高原、小ズッコ、大ズッコを経て扇ノ山到着。既にまわりは雪だらけ。下って、氷ノ山までの15km東因幡林道に入った。ここがきつかった・・・。雪のため、歩を進める度に足が沈み、一気にペースダウン。なんとか氷ノ山登山口までたどり着くが、予定時間よりも遅れ、先に進むが迷ったが、気持ちを高めて登り出す。氷ノ山越えあたりからエネルギーが尽きてつらかったが何とか山頂小屋に到着。小屋の布団と毛布にて十分に休息をとることができた。
●2日目
殿下登山口まで一気に下る。ここからひたすら分水嶺(尾根)を行く。基本的にまともな登山道などなく、目印は地形調査のための杭と木に巻き付けられたテープのみ。スマフォのアプリで位置を確認しつつ進む。若杉峠、藤無山、銅山、藤士野峠を超えたところで野営。
●3日目
笠杉峠まで分水嶺を進み、次の笠杉山へは一旦沢沿いを行き、山頂まで直線的に進んだ方が良いと判断。コンパスと地図を頼りに一気に登る。杉山を経て段ヶ峰山頂へ。ここで扇ノ山ぶりにhuman(人)に遭遇。なんかほっとした。砥峰高原までは車道を小走りで。ここまで来れば知っている土地なので、安心感がでてくる。峰山高原ホテルリラクシアのお風呂でリフレッシュして、そこから2時間程進んだ坂の辻峠にて野営。
●4日目
三辻山、黒滝、鉾立山を経て雪彦山に到着。一気に人が増える。もともと5日間を予定していたが、4日目中にゴールできないか考えるようになった。雪彦山を下ってからは、姫路置塩の棚原山登山口まで車道を進む。そして棚原山・・・。以前に登ったことがあったため、楽観視していたが、登山口はフェンスで遮られており、近くの淳民に話を聞き、ルートを変更。教えてもらったところは登山道などはなく、とにかく急登。ここで想定外に体力消耗。里山といえどあなどってはいけないと痛感。置塩城跡を経て、登山口に下りた。この時点で20時。少し迷ったが、もう野営することなく、ゴールまで行くことを決断。生まれである書写の書写山を一気に登って下りて、男山、姫路城、姫路駅まで進む。最後に新舞子まで約15kmのロード。足の裏、足首、膝、ここまでボロボロになるとは思わなかった。泣きそうになりながら、なんとか新舞子(瀬戸内海)に到着。
■持ち物
食事は朝、昼、夜とアルファ米での雑炊。
行動食として、ナッツ、レーズンなど色々入れたもの。
野営時はツエルトとシュラフ。
■ルートデータ
予め、Webの皆様のルートを参考にし、ルートがないところは、適当に線を引っ張り、ルートデータを作成。それをgpxにしてスマフォのアプリで読み込んで使用。
http://latlonglab.yahoo.co.jp/route/watch?id=2b2d49b989139a64a43ca168503c5f87
コメント
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funkoroさん、はじめまして。
兵庫縦断達成、おめでとうございます!
達成感、ハンパないと思います。
最近は、画一的な山行ばかりが目立つヤマレコですが、その中でもキラリと光る山行報告だと思いました。読んでて、何かうれしい気持ちになりました。funkoroさんは、おそらく若い方なのだろうと想像しますが、仲間といっしょに苦労された経験は、一生の思い出になるものと思いますし、今後の山行に繋げていけばいいと思います。少々、上から目線ですみません。
なお、扇ノ山から氷ノ山をつなぐ県境尾根、これは皆さんが苦労して進まれた東因幡林道のすぐ横ですが、雪山で、あの加藤文太郎が遭難しかけた場所です。ですので大変なはずです。以下のサイトは、彼の『単独行』ですが、その中の”初めて錯覚を経験したときのこと”を文字検索して、この章だけでも読まれたら面白いと思います(進行は逆方向ですが)。
http://www.aozora.gr.jp/cards/000245/files/1330_21437.html
クマ
>kuma-sanさん
うれしいコメントありがとうございます。
ヤマレコはいつも見るだけなのですが、今回はどやって感じで投稿しました。
とにかく友人には感謝です。皆、家庭ある中、半ば強引に了解を得て予定を開けてくれました。また、仕事が忙しい中、会社の行き帰りなど時間を見つけて少なからず走りこんで準備をしてくれました。縦断中も、真面目あり、冗談あり、励まし合いあり、で、それがあったからこそ達成できたと思っています。
扇ノ山-氷ノ山はあの加藤文太郎を窮地に追い込んだ場所だったのですね。ふむふむ、やはり魔物が住んでいたようですね。また今度じっくり読ませて頂きます。
はじめまして。兵庫縦断完歩おめでとうございます。
私も兵庫の住人なので山を繋いだ兵庫縦断いつか私も行きたいと思ってます。加藤文太郎が名付けた兵庫アルプスを繋いでいくとか、かつて先輩が何日もかけていったというコースとかいろいろルートを考えてわくわくしてます。
>yokosakaさん
返信が大変遅くなりました。
コメントありがとうございます。
確かにコースを考える過程がめちゃくちゃ楽しかったです。想像すればするほど、わくわくしましたし、その過酷さにぞっともしました。
ぜひ実現させて下さい!
兵庫縦断この夏とうとう歩きました!
よかったら読んでくださいね!
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