近畿遠征�� 大峰山(八経ヶ岳)で黒毛和牛ステーキ
奈良県
ra-men
- GPS
- --:--
- 距離
- 17.1km
- 登り
- 1,442m
- 下り
- 1,437m
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| 天候 | 晴れ 霞で遠望は利かず |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2017年05月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
登山ポストは行者還トンネル西口の登山口にあり。 コース上はところどころ残雪あり(アイゼン等は不要でしたが、下山時はストック等あった方が良さそう)。コースを外れた踏み跡多数あり。明星ヶ岳〜日裏岳間のコースはルート不明瞭な箇所あり、残雪多め。 |
| その他周辺情報 | 洞川(どろがわ)温泉には公共浴場が3ヶ所あります。洞川温泉、天の川温泉、みずはの湯、いずれも11:00〜20:00、入浴料600円です。 |
写真
AM7:00頃、行者還(ぎょうじゃがえり)トンネル西口の登山口より出発。登山ポストもここにあります。登山口は国道沿い(309号線)とあったので油断していましたが、これ本当に国道かっていう道を進んだどえらい山奥で、コンビニやトイレは早めに済ませた方が良いです。道も細いですが、すれ違い用のスペースには釣り客の車が多く、すれ違いも厳しいです。
大峰山もシャクナゲの森がありました。笹の森にシャクナゲ、倒木や立枯れした木々など、前日に登った大台ケ原と似た雰囲気のところが多かったです。
AM7:50頃、ようやく出合に到着。ここでなんと前日に大台ケ原でご一緒したご夫婦と再会。まさに「出合」ですね(笑) 大峰山にも登るから会うかもね〜と話はしていましたが、まさかこんなに早くお会いするとは。
1
バイケイソウは有毒です。中毒の症状としては嘔吐やめまい、呼吸困難などで、最悪の場合は死に至ることもあるそうです。芽出し期は山菜のオオバギボウシと似ているため、誤って食べてしまうケースもあるようです。
4
見晴らしの良い所に出ましたが、今日も霞が強くて遠望は利きませんが、この辺りの山域は本当に山が深く、周りの山々の水墨画のような稜線が綺麗でした。
2
天女花とも呼ばれるオオヤマレンゲの自生地としても知られていますが、鹿の食害で衰退しているそうです。オオヤマレンゲの見頃は例年6月〜7月頃。
装備
| 個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
非常食
調理用食材
調味料
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
調理器具
ライター
地図（地形図）
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ファーストエイドキット
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
ナイフ
カメラ
|
|---|
感想
近畿地方遠征2日目は近畿地方最高峰、八経ヶ岳へ。この辺りは非常に山が深く、日帰りコースは北部山域の一部のみで、アクセスは悪いです。登山口が国道沿いということもあり、完全に油断していましたが、ガソリンスタンドやコンビニ、トイレはなく、携帯の電波も全然入りませんでした。また、私は天川川合方面から国道309号線で登山口の行者還(ぎょうじゃがえり)トンネル西口を目指しましたが、逆方面からの方は、トンネルのところでゲートが開いておらず、AM6:00のゲート解放まで1時間以上待ったと言っておりました。トンネル東口側からアクセスされる方はご注意下さい。
行者還トンネル西口の駐車場目の前に登山口があり、登山ポストもここに設置されています。AM7:00頃、届を提出して入山。最初は沢沿いの平坦な道を歩きますが、数分進んで新しく設置された可愛い橋を渡ってからは急登の連続です。本格的な山歩きはかなり久しぶりだったので、なかなか疲れました。5月といえども樹林帯での登りは暑く、ウェアの調節が大変でした。コース周辺の森は、低層に笹が広がっている感じといい、シャクナゲの森があることといい、どこか大台ケ原と似た雰囲気の所が多い印象でした。
行者還岳方面への道との分岐地点である出合に到着したのはAM7:50頃。ここで、なんと前日の大台ケ原でご一緒させていただいたご夫婦と再会しました。次の日に大峰山に登ると聞いてはいましたが、同じコースで、しかもこんなに早い段階でお会いするとは思っていませんでした。「出合」で地名にふさわしい素敵な出会いがあり、ここまでの急登の疲れも吹き飛びました。ここから少しの間、前日、大台ケ原のシオカラ谷でお別れして以降の話をしたり、再び楽しくお話ししながら歩かせていただきました。この辺りからコース上にも残雪が出てき始めますが、コース付近にはバイケイソウの新芽が無数に顔を出しており、春の訪れを感じることができました。バイケイソウは弁天の森〜聖宝ノ宿場間で特に多かったと思います。これは後で知ったことですが、バイケイソウはあんなに可愛い見た目にもかかわらず猛毒を有しており、新芽は山菜のオオバギボウシと似ているため、中毒事例も多いようです。最悪の場合、死に至ることもあるとか。山菜やキノコにも興味はありますが、プロに教わりながら出ないと私にはまだまだできそうにありません。
AM9:20頃、弥山小屋に到着。小屋は超立派で驚きました。宿泊は、素泊りで5500円、朝食のみ、夕食のみ、2食付き、3食付き等(個室は別料金)、宿泊プランは様々あるので、計画も立てやすいでしょう。トイレは1人1回100円です。私は到着するなりすぐに登山バッジとコーラを購入。急登が続いたこともあり、良いご褒美でした。半分くらい飲んだところで小屋前の残雪の中にコーラをズボッとさしてキンキンに冷やしておき、残りは八経ヶ岳から戻った後で飲みます。
AM9:40頃、弥山神社で安全祈願をした後、八経ヶ岳方面へ出発。こちらは残雪多めですが、アイゼンが要る程ではありません。雪解けがどんどん進んでいるので、踏み抜きには要注意です。30分ほど歩くと、あっという間に八経ヶ岳に登頂。近畿地方最高峰です。山頂からの景色は霞のため遠望は利きませんでしたが、周りの山々の水墨画のような景色が印象的で、同時に、この山域の山の奥深さを強く感じました。立枯れした木が多く見られるところも大台ケ原と同じでしたが、大台ケ原同様、伊勢湾台風等の影響なのでしょうか。
この後は明星ヶ岳、日裏岳まで行きましたが、特に明星ヶ岳〜日裏岳間は登山者が少ないのか、ルートが不明瞭な箇所が多く、残雪もたっぷりでした。残雪上ではズボズボと踏み抜き地獄が続いたため、思っていた以上に疲れました。結局八経ヶ岳ー明星ヶ岳ー日裏岳ー明星ヶ岳ー八経ヶ岳の間、お会いしたのはたった1人でした。
弥山小屋に戻ったのはPM0:10頃。ここで疲れた身体へのご褒美、そして今回の山行のメインイベントでもある黒毛和牛のステーキ！！金額はなんと2枚で4000円！霜降りが美しすぎる！超贅沢な肉は、包丁も一切入れず、そのまま焼いてかぶりつくだけという超贅沢な食べ方でいただきました。1口でだいたい400〜500円くらいといったところでしょうか、下界では絶対にやらないであろう超贅沢な食事でした。山でステーキ、完全にハマりました(笑) ニンニクをきかせた特製のステーキのタレの香りの余韻を楽しみながら、PM1:10頃、下山開始。
下山は写真もろくに撮らずに歩いたのであっという間で、行者還トンネル西口の登山口に到着したのはPM2:30頃。今回の近畿遠征は、大台ケ原での星空撮影や山頂での凧揚げ、大峰山での山ステーキなど、普段やらないことも色々と盛り込みましたし、久しぶりの本格登山、初めての山域ということもあって、めちゃくちゃ楽しむことができました。唯一の心残りは、下山時に例のご夫婦を追い抜き、黙々と下山してコースタイムも開いてしまったため、あれだけ仲良くしていただいたのに最後にお別れが言えなかったこと。しかし、お陰様で今回の近畿遠征の思い出は数割増しで楽しむことができたので、本当に感謝です！
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