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記録ID: 1136552
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ハイキング
比良山系

武奈ヶ岳 (中峠〜山頂〜上林新道)

2017年05月11日(木) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
9.4km
登り
1,049m
下り
1,048m

コースタイム

正面谷駐車場発 8:38
水場 9:02〜9:07
青ガレ下 9:40〜9:45
金糞峠 10:33〜10:43
二俣 11:17〜11:23
中峠 11:43〜11:48
(立話 12:04〜12:19)
コヤマノタケ 12:23
山頂 12:46〜13:00
コヤマノタケ 13:22
上林新道分岐 13:25
上林道四辻 13:52
金糞峠 14:09〜14:14
青ガレ下 14:43〜14:49
水場 15:09〜15:18
駐車場着 15:33

天候 曇り時々晴れ
過去天気図(気象庁) 2017年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車

感想

◆ 今日の天気予報は、午前中曇り、午後晴れ間あり。但し、夕方ににわか雨か? 気温 15〜26℃。
 最近の天気は安定せず、何時が良いか決めかねる。今日も早く下りてこないと雨に遭うかもしれない。
 湖西道路からは、蓬莱山は雲の中だった。
 駐車場は、さすがに今日は、5〜6台と少ない。

◆ 下の方は、すっかり青葉の季節だ。歩き出すと薄日も差してきた。背中に受ける南風が心地よい。
 沢の水は、先週より2割がた減っている。
 青ガレの上のイワカガミは満開だった。そこに真っ赤な石楠花が1輪だけ咲いていた。こんな色の石楠花は珍しい。花が少ないと色が濃くなるのだろうか? 昔ネパールで見たような色だ。
 残念だが、今年も石楠花は不作だ。

◆ 金糞峠からヨキトウゲ谷へ。峠のイワウチワは、もう一輪も残っていなかった。
 今日は中峠から山頂に行く予定だ。先週までの雪は完全に無くなっている。1年ぶりだが、矢張り相当に荒れている。入口から二俣で谷から離れるまで10回の渡渉があるが、1、2か所で道が分からなくなった処や、倒木が道を塞ぐなど毎年の事ながら、ややこしく、難しくなるのが、面白いと思えなくなって来た。
 しかし、上林新道より面白いのは間違いない。

◆ 二俣から谷を離れ、道は二俣に挟まれた小さな尾根の山腹を北西に登って行く。左後ろに堂満岳が見えてくる。
 この辺りから、左前方にシャクシコバノ頭、正面に中峠と、そこからコヤマノタケに続くのブナの林が、私は好きだ。新芽の時期は何とも言えない。もう2〜3cmの新芽を出しる木もあれば、まだ全く開いていない木もある。来週以降が見頃だろう。 

◆ 中峠に上がると、強い西風が吹いていた。思たより乾いていて、気持ち良い。此処からコヤマノタケまでは120mの登りだが、これがとてもしんどい。ほんの20分少々なのに、とても長く感じる。腹が減るからか? 
 今日は 途中で、下りてきた K市の Oさんにたまたま出会って、比良から正面谷を登るルート等を聞かれて、少々立話をする。Oさんは、中峠からわさび平経由で坊村に下りるとのことだった。

◆ 山頂は、昨日は雨で、天気がも一つの所為か、2〜3人しか居なかった。しかも、私が去る時は、山頂には誰も居なかった。まだ1時だが、空模様も怪しく成りかけて、誰もいない山頂は、とても寂しく感じた。こんな事は武奈ヶ岳では記憶にない。

◆ それと、先週に初めて気が付いたのだが、上林新道で小さな笹の芽を見付けた。今日は、中峠からコヤマノタケへの登り道でも、同じような小さな笹の芽が数ヶ所あった。
 そして、コヤマノ分岐から登って行き、西南尾根の道に合流する小さなピークから山頂までの、最後の道でも、数か所で小さな笹の芽を見付けた。
 何で今頃芽が出て来るのか? 2009年頃笹は枯れてしまったので、笹の根が8年間も地下で眠っていたとは、専門家でない私でも理解できない。10年もすれば、またこの一帯は笹薮に成るのだろうか? 是非見てみたいものだが、その時まで私は生きてはいないだろう。

◆ 下りは楽な上林新道だ。上林さんのお陰で、早く下りたい時はとても助かる。まだ踏み荒らされていない道で、とても歩き易い道だ。しかし、調子に乗って運転は上手いからと、おんぼろ車を飛ばしていると、パンクしたり、車軸が折れたりすると大変だから、安全運転には十分な注意が要る。
 途中、空が真黒くなって、今にも降り出すかと思ったが、幸い金糞峠に着いた時は、随分明るくなった。これで濡れた石の上を歩かなくてもよい。
 
◆ 金糞谷と青ガレを無事に下れば、もう安心だ。今日も無事に下りて来れた。
 水場では、何時ものように、空いたボトルに水を汲み、ストックを洗う。
 駐車場には、5〜6台あった車も2台しかなく、皆んな帰ってしまって、私が最後のようだ。

◆ PS
 駐車場から大山口の方へ登って行くと、道の脇に、砂防ダム毎に、花壇ではないが、庭があり、そこにとても奇麗な花が咲く、レンゲツツジ(多分園芸種?)がある。毎年5月中旬に満開になる。7〜8株があり、色は黄色で、少しピンクがかった花もある。花も野生(私が知ってるのは、北山の八丁平で、木の高さも花(赤色)も最も大きい)の花より一回り大きい。木の高さは1m少々だが、花の直径は10cmはある。
 朝は、まだつぼみが10個くらいだったが、帰りに見るともう朝のつぼみは満開になっていた。これから次々と咲き、来週が見頃だと思われるが、残念ながら、来週から名神の集中工事が始まり、此処には来れない。何とも心残りだ。

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コメント

こんばんは mesnerさん
貴船の奥あたり天狗杉付近も笹が芽生えてます

以前のように茂った笹原を私も見たいです
頑張りましょう
2017/5/13 21:51
Re: 武奈ヶ岳の笹
olddreamer さん、今日は。

 北山にも笹の芽がありますか。枯れた時期が一緒なので、生えるのも一緒と云ふ事ですね。それにしても、何で今頃? 不思議です。

 old・・・さん、私は、頑張ると言っても、そんなに生きられませんよ。
 
 笹は小さい時はいいですが、腰から上に伸びてくると厄介ですよ。私は笹が枯れて、八丁平も比良山も良かったと思っています。武奈もコヤマノタケも笹が枯れてブナの森が美しくなりました。

 比良山でも、蓬莱山は他と違って、40年前くらいに花が咲き、実がなって、それから新芽が出て、今の様な笹薮に成りました。

 今、霊仙山の笹が枯れてるそうですよ。鈴鹿には笹山が沢山ありますからね。
 
 笹の寿命は60年と言われていて、枯れる前に花を咲かせて、枯れて行くと云ふのが、私が勉強した事でしたが、これに当てはまらない事象が発生して戸惑っています。
 全ての生物は、自分が死ぬ前には、必ず子孫を残そうとします。それで命を振り絞って花を咲かせるのです。生物の唯一のミッションオンは、自分の子孫を後世に残すことですから。(これは人間でも同じです。それ以外に人生の意味など在りません。)
 北山や武奈では花は咲きませんでした。そして8年も経ってから芽が出て来るとは・・・、全く不思議です。

 ちなみに、花粉症の原因になる杉花粉も、歳をとって自分の子孫を残そうとする、命の営みです。ですから花粉を振りまく古い杉の木を伐れば、花粉症は無くなります。日本の森林を放ったらかしにしてるのは、農水省の考えが間違っているからです。 
2017/5/14 9:55
植物の生命力はすごいですね
mesnerさん、おはようございます。

 笹薮を見たいと思う気持ちが強ければ見れるような気がします。
 人間、明日のことは分かりませんけど先のことはもっと分かりませんよね。
 先輩、気弱にならずに頑張ってくださいね!!
2017/5/14 9:20
Re: 植物の生命力はすごいですね
matsujii さん、今日は。

 もう、私は、叱咤激励されて、「そうだ俺も頑張ろう!」と云ふ歳ではありませんよ。別に、弱気になってる訳でもありませんが・・、正直、もう歳ですからね。

 確かに。若い時は、夢や目標が大切で、現に小さい時から金メダルを目標にしてきた、中学生や高校生が頑張っていますね。それは分かります。そして、それは真実ですが・・・。
 
 山だって、あと何年かなぁ・・、後2〜3年か・・? と思っている今日この頃です。しかし、確かにそうであっても、希望や目標を失くしてしまうよりも、強い思いを持っていた方が良いに決まってますから、出来るだけの努力はしてみます。
 コメント有難うございます。
 
2017/5/14 10:48
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