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Yamareco

記録ID: 1141878
全員に公開
山滑走
白馬・鹿島槍・五竜

白馬岳白馬沢右俣

2017年05月18日(木) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
08:37
距離
13.3km
登り
1,759m
下り
1,759m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
8:10
休憩
0:24
合計
8:34
6:32
6:33
3
6:36
6:42
60
7:42
7:42
88
9:10
9:12
90
10:42
10:56
19
11:15
11:16
157
天候 曇り時々晴れ、時々小雪
過去天気図(気象庁) 2017年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
猿倉駐車場利用
コース状況/
危険箇所等
駐車場林道からのアプローチは一部雪がつながっていないところがありますが、ほとんどスキーを履いたまま登れます。長走沢もつながっています。金山沢出合から上部は水流が現われているところはありません。
全山ザラメ。2500m以上では前日の降雪がわずかに積もっていましたが、数センチ程度で、これによる雪崩の恐れはありませんでした。
白馬山荘から頂上は雪が着いていません。頂上から三方境までもほぼ夏道が出ていますが、中途半端に雪が残っているところは歩くのが困難で要注意です。(スキーを履いて慎重に下りました)
白馬沢右俣は上部はものすごくいい斜面ですが、急斜面のため当日のかなり腐ったザラメ雪では、滑った後のスラフが延々と流れ続け、小さな雪崩程度になります。従って大人数での滑降は危険と思われます。
デブリの堆積エリアには前述のスラフが溜まっており、堆積してから時間が経っていないようでガチガチに固まっておらず、デブリ帯をスキーで滑ることも可能ですが、かなりしんどい通過になります。(恐らくツボ足では潜ってしまい、歩けない。)
猿倉駐車場から白馬岳
朝のうちは天気が良さそうです。
2017年05月18日 05:20撮影 by  FinePix XP90 XP91 XP95, FUJIFILM
5/18 5:20
猿倉駐車場から白馬岳
朝のうちは天気が良さそうです。
一部雪が切れています。
2017年05月18日 05:31撮影 by  FinePix XP90 XP91 XP95, FUJIFILM
5/18 5:31
一部雪が切れています。
長走沢もまだまだ雪がたっぷり。
渡渉不要です。
2017年05月18日 05:50撮影 by  FinePix XP90 XP91 XP95, FUJIFILM
5/18 5:50
長走沢もまだまだ雪がたっぷり。
渡渉不要です。
金山沢出合の様子
まだ雪がたっぷりで、全く問題ありません。
2017年05月18日 06:04撮影 by  FinePix XP90 XP91 XP95, FUJIFILM
5/18 6:04
金山沢出合の様子
まだ雪がたっぷりで、全く問題ありません。
白馬沢出合
計画通りならここから降りてくることになります。雪はしっかり着いています。上部も問題なさそう。
2017年05月18日 06:31撮影 by  FinePix XP90 XP91 XP95, FUJIFILM
5/18 6:31
白馬沢出合
計画通りならここから降りてくることになります。雪はしっかり着いています。上部も問題なさそう。
白馬尻から大雪渓
テントが2張ありました。
2017年05月18日 06:31撮影 by  FinePix XP90 XP91 XP95, FUJIFILM
5/18 6:31
白馬尻から大雪渓
テントが2張ありました。
3号雪渓でしょうか。とても滑る気になれません。
2017年05月18日 07:17撮影 by  FinePix XP90 XP91 XP95, FUJIFILM
5/18 7:17
3号雪渓でしょうか。とても滑る気になれません。
大雪渓は天狗菱が近づき、アルペン的様相が強くなってきます。
2017年05月18日 07:18撮影 by  FinePix XP90 XP91 XP95, FUJIFILM
1
5/18 7:18
大雪渓は天狗菱が近づき、アルペン的様相が強くなってきます。
天狗菱
杓子岳方向からは絶えず自然落雪が生じており、降雪後の大雪渓は危険だと改めて感じました。
2017年05月18日 07:19撮影 by  FinePix XP90 XP91 XP95, FUJIFILM
5/18 7:19
天狗菱
杓子岳方向からは絶えず自然落雪が生じており、降雪後の大雪渓は危険だと改めて感じました。
こちらは2号雪渓
ここなら滑ってみてもいいかな!?
2017年05月18日 07:29撮影 by  FinePix XP90 XP91 XP95, FUJIFILM
5/18 7:29
こちらは2号雪渓
ここなら滑ってみてもいいかな!?
稜線状の真っ白な山が近づきます。
この先の大雪渓上部の急斜面はかなり長く、しんどい登りです。
新雪後はいつでも雪崩れそうな傾斜です。
2017年05月18日 07:39撮影 by  FinePix XP90 XP91 XP95, FUJIFILM
5/18 7:39
稜線状の真っ白な山が近づきます。
この先の大雪渓上部の急斜面はかなり長く、しんどい登りです。
新雪後はいつでも雪崩れそうな傾斜です。
カールのような地形です。
2017年05月18日 07:50撮影 by  FinePix XP90 XP91 XP95, FUJIFILM
5/18 7:50
カールのような地形です。
大雪渓の急斜面をほぼ登り切りました。
杓子方面も雪庇の無いところから稜線まで登って行けそうでした。
2017年05月18日 09:10撮影 by  FinePix XP90 XP91 XP95, FUJIFILM
5/18 9:10
大雪渓の急斜面をほぼ登り切りました。
杓子方面も雪庇の無いところから稜線まで登って行けそうでした。
だんだん霧が出てきて天気が怪しくなってきました。
小雪渓から白馬岳方面。
2017年05月18日 09:10撮影 by  FinePix XP90 XP91 XP95, FUJIFILM
5/18 9:10
だんだん霧が出てきて天気が怪しくなってきました。
小雪渓から白馬岳方面。
頂上宿舎
2017年05月18日 10:21撮影 by  FinePix XP90 XP91 XP95, FUJIFILM
5/18 10:21
頂上宿舎
白馬山荘が右上にうっすら見えます。
山荘までは右の雪田経由なら雪がつながっていましたが、霧でよくわからない中、GPSで確認しつつ登りました。
2017年05月18日 10:21撮影 by  FinePix XP90 XP91 XP95, FUJIFILM
5/18 10:21
白馬山荘が右上にうっすら見えます。
山荘までは右の雪田経由なら雪がつながっていましたが、霧でよくわからない中、GPSで確認しつつ登りました。
白馬山荘
ちょっと小雪が降ってきました。先を急ぎましょう。
2017年05月18日 10:45撮影 by  FinePix XP90 XP91 XP95, FUJIFILM
5/18 10:45
白馬山荘
ちょっと小雪が降ってきました。先を急ぎましょう。
山荘からの道は雪がありません。
シートラで担ぐとズシリと重く、大雪渓登りで疲れた体に堪えます。
2017年05月18日 10:56撮影 by  FinePix XP90 XP91 XP95, FUJIFILM
5/18 10:56
山荘からの道は雪がありません。
シートラで担ぐとズシリと重く、大雪渓登りで疲れた体に堪えます。
霧に浮かぶ白馬岳
2号雪渓のドロップポイント付近ですが、霧で視界が利かない中、雪庇の様子も判然としないので、確認せず山頂に向かいます。
2017年05月18日 11:07撮影 by  FinePix XP90 XP91 XP95, FUJIFILM
5/18 11:07
霧に浮かぶ白馬岳
2号雪渓のドロップポイント付近ですが、霧で視界が利かない中、雪庇の様子も判然としないので、確認せず山頂に向かいます。
山頂です。
ここにきて晴れていたことはあまりありません。
2017年05月18日 11:15撮影 by  FinePix XP90 XP91 XP95, FUJIFILM
5/18 11:15
山頂です。
ここにきて晴れていたことはあまりありません。
山頂から北側の道はこんな状態です。
雪のところは雪庇の可能性が高く、迂闊に近づけません。
2017年05月18日 11:17撮影 by  FinePix XP90 XP91 XP95, FUJIFILM
5/18 11:17
山頂から北側の道はこんな状態です。
雪のところは雪庇の可能性が高く、迂闊に近づけません。
霧でよく見えませんが、雪庇です。
さすがに巨大です。霧のため肉眼でもこの程度の見え方でした。
2017年05月18日 11:20撮影 by  FinePix XP90 XP91 XP95, FUJIFILM
5/18 11:20
霧でよく見えませんが、雪庇です。
さすがに巨大です。霧のため肉眼でもこの程度の見え方でした。
1羽目の雷鳥さん
2017年05月18日 11:23撮影 by  FinePix XP90 XP91 XP95, FUJIFILM
5/18 11:23
1羽目の雷鳥さん
もう白くないですね。
2017年05月18日 11:23撮影 by  FinePix XP90 XP91 XP95, FUJIFILM
5/18 11:23
もう白くないですね。
道は雪が着いていません。
ということは右側の雪の斜面はすべて雪庇なのでしょう。
とてもスキーでこの上を行こうと思えません。
2017年05月18日 11:25撮影 by  FinePix XP90 XP91 XP95, FUJIFILM
5/18 11:25
道は雪が着いていません。
ということは右側の雪の斜面はすべて雪庇なのでしょう。
とてもスキーでこの上を行こうと思えません。
2羽目です。もう1羽いてつがいのようでした。
2017年05月18日 11:40撮影 by  FinePix XP90 XP91 XP95, FUJIFILM
5/18 11:40
2羽目です。もう1羽いてつがいのようでした。
霧の晴れまで雪倉岳方面がちらりと見えました。
雄大な眺めです。
2017年05月18日 11:45撮影 by  FinePix XP90 XP91 XP95, FUJIFILM
5/18 11:45
霧の晴れまで雪倉岳方面がちらりと見えました。
雄大な眺めです。
また発見しました。
三方境周辺はかなり多くの雷鳥を見かけました。飛んでいるのもいました。(やっぱり雷鳥も飛ぶんだ)
2017年05月18日 12:08撮影 by  FinePix XP90 XP91 XP95, FUJIFILM
5/18 12:08
また発見しました。
三方境周辺はかなり多くの雷鳥を見かけました。飛んでいるのもいました。(やっぱり雷鳥も飛ぶんだ)
三方境付近からドロップポイント周辺を見たところです。
手前の小ピークを越えた奥の斜面です。良さそうです!
2017年05月18日 12:11撮影 by  FinePix XP90 XP91 XP95, FUJIFILM
5/18 12:11
三方境付近からドロップポイント周辺を見たところです。
手前の小ピークを越えた奥の斜面です。良さそうです!
やっとドロップポイントに着きました。
三方境方面を振り返ったもの。
2017年05月18日 12:19撮影 by  FinePix XP90 XP91 XP95, FUJIFILM
5/18 12:19
やっとドロップポイントに着きました。
三方境方面を振り返ったもの。
ドロップする斜面と小蓮華方面の稜線です。
2017年05月18日 12:38撮影 by  FinePix XP90 XP91 XP95, FUJIFILM
1
5/18 12:38
ドロップする斜面と小蓮華方面の稜線です。
ここからドロップします。
2017年05月18日 12:38撮影 by  FinePix XP90 XP91 XP95, FUJIFILM
5/18 12:38
ここからドロップします。
滑り出し部分を振り返ります。
ややスラフが流れていますが、まだこの辺はかわいいもんです。
2017年05月18日 12:39撮影 by  FinePix XP90 XP91 XP95, FUJIFILM
5/18 12:39
滑り出し部分を振り返ります。
ややスラフが流れていますが、まだこの辺はかわいいもんです。
左寄りのやや緩めの斜面の方から滑っていきます。
2017年05月18日 12:42撮影 by  FinePix XP90 XP91 XP95, FUJIFILM
5/18 12:42
左寄りのやや緩めの斜面の方から滑っていきます。
この辺から吸い込まれるように落ちていきます。
2017年05月18日 12:43撮影 by  FinePix XP90 XP91 XP95, FUJIFILM
5/18 12:43
この辺から吸い込まれるように落ちていきます。
この辺から一定の斜度がしばらく続きます。
40度程度でさほど急斜面というほどではありませんが、滑るとスラフが止まらなくなります。
2017年05月18日 12:48撮影 by  FinePix XP90 XP91 XP95, FUJIFILM
5/18 12:48
この辺から一定の斜度がしばらく続きます。
40度程度でさほど急斜面というほどではありませんが、滑るとスラフが止まらなくなります。
右岸側は傾斜がきつく、雪崩や落石に要警戒です。
2017年05月18日 12:51撮影 by  FinePix XP90 XP91 XP95, FUJIFILM
5/18 12:51
右岸側は傾斜がきつく、雪崩や落石に要警戒です。
このあたりからノド状に狭まります。
2017年05月18日 12:51撮影 by  FinePix XP90 XP91 XP95, FUJIFILM
5/18 12:51
このあたりからノド状に狭まります。
白い部分はスラフが流れているところです。
まるで沢水のように流れていきます。
2017年05月18日 12:55撮影 by  FinePix XP90 XP91 XP95, FUJIFILM
5/18 12:55
白い部分はスラフが流れているところです。
まるで沢水のように流れていきます。
そろそろ堆積区です。
2017年05月18日 12:55撮影 by  FinePix XP90 XP91 XP95, FUJIFILM
5/18 12:55
そろそろ堆積区です。
デブリというかスラフの堆積区です。
滑れなくはないのですが、修行です。
2017年05月18日 13:02撮影 by  FinePix XP90 XP91 XP95, FUJIFILM
5/18 13:02
デブリというかスラフの堆積区です。
滑れなくはないのですが、修行です。
小蓮華沢
白馬沢右俣以上にデブリや落石がひどいです。
2017年05月18日 13:11撮影 by  FinePix XP90 XP91 XP95, FUJIFILM
5/18 13:11
小蓮華沢
白馬沢右俣以上にデブリや落石がひどいです。
小蓮華沢出合からの白馬沢
実はここがかなりいい斜面でした。
2017年05月18日 13:11撮影 by  FinePix XP90 XP91 XP95, FUJIFILM
5/18 13:11
小蓮華沢出合からの白馬沢
実はここがかなりいい斜面でした。
白馬沢下部の広大な美斜面
2017年05月18日 13:21撮影 by  FinePix XP90 XP91 XP95, FUJIFILM
5/18 13:21
白馬沢下部の広大な美斜面
白馬沢出合
万人にオススメできるルートではありませんが、なかなか滑りごたえがありました。
2017年05月18日 13:25撮影 by  FinePix XP90 XP91 XP95, FUJIFILM
5/18 13:25
白馬沢出合
万人にオススメできるルートではありませんが、なかなか滑りごたえがありました。
林道から猿倉駐車場
平日だけにガラガラです。
2017年05月18日 13:49撮影 by  FinePix XP90 XP91 XP95, FUJIFILM
1
5/18 13:49
林道から猿倉駐車場
平日だけにガラガラです。

感想

今シーズン、なかなかチャレンジングなルートに行けていなかったので、天候が良ければ白馬沢に挑戦してみようと平日休みを取って行ってきました。
やはり大雪渓を登って、スキーを担いで山頂を越えてドロップポイントに到着するというアプローチはなかなか体力的にしんどいもので、シートラした途端に足が進まなくなりました。
肝心の白馬沢右俣は、傾斜はえらく急というほどではないものの、ザラメ雪のスラフがスキーで切ると途端に流れ始め、自分が滑った後にスラフの沢ができる状態でした。ルートそのものは滑りごたえ十分で満足できるものでしたが、下に人がいたり、複数名で滑降するには危険が伴うと感じました。
左俣と合流してからの白馬沢下部は広大な緩斜面で、大雪渓のように荒らされていないので、山スキーの練習をするにはとてもいいところでした。
とにもかくにも、とても充実した参考になりました。

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技術レベル
3/5
体力レベル
4/5

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