記録ID: 1150904
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積雪期ピークハント/縦走
甲信越
残雪の八海山〜ロープウェイから新開道〜
2017年05月27日(土) [日帰り]
kame3ma
その他1人
体力度
4
1泊以上が適当
- GPS
- 07:21
- 距離
- 13.9km
- 登り
- 1,616m
- 下り
- 1,605m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 6:03
- 休憩
- 1:21
- 合計
- 7:24
7:39
28分
二合目
13:50
13:57
22分
カッパン倉
15:03
二合目
天候 | 曇り、ガス |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
そこから歩いてロープウェイへ行き、新開道で下山して回収。 ロープウェイの始発はこの時期8:20。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
<ロープウェイ〜千本檜小屋> ・残雪と夏道のミックスなので軽アイゼンやチェーンスパイクが良い。 ・赤テープが沢山ある。薬師岳を下る部分、数メートルの雪壁になっていたため、バックステップで慎重に歩いた。雪が冷たく、ちゃんとオーバー手袋した方が良い。 <千本檜小屋〜入道岳> ・岩場登場。鎖は全部出ておりコース上に雪はないため夏季と同様に歩ける。 ・高度感抜群の岩峰だがこの日は終始ガス。下が見えなくて却ってよかった。 ・一番最初の岩峰はトラバースから入るが、ここだけ残雪。落ちないよう慎重に。 ・片手で鎖、片手で岩を掴んで登り降りる。大日岳手前の垂直のハシゴが少し怖く、下りではあまり使いたくない。 ・大日岳から先は残雪が3ヶ所ほどあり。1ヶ所目はトラバース道の先、バックステップで慎重に下る。2ヶ所目3ヶ所目は雪の上ではなく、草を掴みながらヤブをこいだ。 <入道岳〜新開道> ・大日岳を下ったところにある巻道を使う。連続するハシゴはまだ大丈夫だが、その先は残雪たっぷりで突破にかなり難儀した。ここだけはピッケルが望ましい。コースは明瞭ではなく雪に埋まっているため、初見の今回、ルート取りも分かりにくかった。残雪の時期は行くべきではないなと痛感した。 ・尾根は1,000mくらいまで残雪と夏道のミックス。総じて道が荒れていた、これは雪の重みで木々がたわんでいることもあるが。 |
その他周辺情報 | <八海山ロープウェイ> ・8:20〜16:20 025-775-3311 片道1,000円。往復だと色々割引あり。6/23まで夏季シーズンではないので営業時間注意。 |
写真
撮影機器:
装備
備考 | 残雪だと高をくくりチェーンスパイクのみで行った。巻道には残雪がたっぷりで滑落したら危険、ピッケルが欲しかった。 |
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感想
5月は残雪と新緑のコントラストが美しく、毎年のように新潟の山へ出かけています。
今回は八海山。岩場に雪はないと事前に分かっていたため、二合目に車を置き、ロープウェイを使って周回するルートを計画。
当日はガスっていたことが幸いして、高度感抜群の岩峰歩きも怖くなく、入道岳までは苦労せずに到達できました。
今回の核心はここから。私達二人とも八海山は初めてで、迂回路から新開道へのアプローチについて知らず、下調べの時にも岩峰ばかりに気を取られてここを見過ごしていました。
が、整備された岩場と違い、迂回路は足場が悪い。
雪が道を覆い、ガスも相まっていったい向こう側のどこを目指してトラバースすべきなのか見当もつかず、わずかな区間に相当手こずりました。
一時脳裏に来た道を引き返すべきかどうかよぎりましたが、結局一歩一歩ステップを刻み、足がずり落ちない角度で雪を削って慎重に通過しました。
GPSで現在地を確認しながら草の上を下っていると鎖を発見し、ようやく自分たちが進むべき方向に確信が持て、事なきを得ました。
今回の教訓。
見落としがちな下りにこそ気を使い、残雪といえど雪山の装備(ピッケル)を持って行く。
そして人があまり入っていない時期、エリアには最新の注意を払って臨むべし!
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