火打山 〜木の上のライチョウに警戒される〜
- GPS
- 09:50
- 距離
- 16.1km
- 登り
- 1,292m
- 下り
- 1,290m
コースタイム
天候 | 曇り→晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
登山口に近い駐車場と、キャンプ場に近い駐車場がある。 トイレはキャンプ場側の駐車場にある。 ◆笹ヶ峰線 道路拡張工事による夜間通行止が予定されている。 詳細は杉野沢観光協会のHP( http://www.suginosawa.com/ )を参照。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
◆登山ポスト 笹ヶ峰登山口にあり ◆残雪状況 黒沢橋までの木道周辺には残雪があったりなかったり。 十二曲りの急斜面は残雪たっぷり。 富士見平周辺から高谷池ヒュッテ、高谷池、天狗ノ庭は全面雪あり。 雷鳥平までは登山道が一部出ている。 雷鳥平から山頂までの斜面は雪あり。 火打山の頂上には雪なし。 ◆危険個所 1. 雪に隠れた木道脇(踏み抜き) 2. 十二曲りの直登(滑落) 3. 黒沢岳西側のトラバース(滑落) 4. 雷鳥平から山頂まで(滑落) |
その他周辺情報 | ◆コンビニ 妙高高原ICから南下したところにあったセブンイレブンが閉店していた。 飲み物は笹ヶ峰に向かう途中の自販機で購入できるが食料は入手できないので、事前に買っておくこと。 |
写真
感想
頚城山塊の最高峰、火打山。その名からして火山と思われがちだが、地層から海洋生物の化石が発見されているので火山ではない。両隣の妙高山と焼山は火山なのにだ。地球の活動は実に面白い。
数年前の火打山では高谷池ヒュッテにテントを張った。初日は妙高山を往復したのだが、途中で雷雨に襲われて死を覚悟した。以降、山行は15時までと決めたつもりだが、皇海山や蝙蝠尾根あたりでは日没まで行動しているのだから、自らを馬鹿だと思う。昨年四十路となったので、自分の体力を過信するのは止めることを誓おう(今だけかも)。
さて、今回の火打山。登り始めこそ雲に覆われていたが、樹林帯を抜ける頃には梅雨入り前を象徴するかのような青空が頭上に広がった。雷鳥平のハイマツ帯では、仲の良さそうなライチョウ夫婦に出会った。そこから登った先にある木の上には、このエリアの首領の雰囲気を醸し出す雄ライチョウがグエーグアーと鳴いている。どうやら我々は警戒されているようだ。細い枝の上でグラグラとバランスを取る様子をしばらく見ていたら北のハイマツ帯に飛び去った。我々の知るライチョウのボテボテした歩き方とは対象的に、白い翼を広げて飛ぶ姿はとても美しく、ライチョウが鳥であることを再認識した。
飛び去るライチョウを見送り、山頂に至る残雪の急斜面を直登。12時40分、広々とした火打山の頂に立つ。日本海側の雲海が素晴らしい。全方位が開けていて、妙高山、焼山、黒姫山、高妻山がよく見える。北アルプスは稜線の雲が取れず中腹までしか見えなかった。焼山の噴火警戒レベルは1だが、かなりの勢いで噴煙を上げている。妙高山は相変わらず妙高山だ。
残雪、展望、ライチョウと、今回の火打山はとても楽しい山行となった。久しぶりに隣の妙高山も登りたくなる。8月までの山行予定は決めたのだが、天候と気分次第では燕温泉から妙高山もありかと。来週末も晴れますように。
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