謎のキリサメ尾根から花の咲き乱れる岩岳尾根~熊倉尾根と大黒茂谷のダブル周回
- GPS
- 13:41
- 距離
- 34.2km
- 登り
- 3,694m
- 下り
- 3,699m
コースタイム
- 山行
- 12:10
- 休憩
- 1:31
- 合計
- 13:41
天候 | 晴れ、午後は曇り時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
一般登山道の部分には特に問題が無かったので、バリルートや破線ルートの所だけ以下に記します。 <キリサメ尾根> 最後の写真の様に、キリサメ尾根が411号と合流する所には高いコンクリの壁が有ります。このコンクリの壁越えが最初の難関ですが、そこを越えられても壁の様な急斜面がまっています。藪漕ぎはありませんが、この急斜面には所々で岩が尾根筋を塞いでおり、石が落ちてきたら凄い速度になると思われます。コンクリの壁の上には、落石に備えた緩衝帯や金網が有りましたが、それだけ落石が多いということです。 ネットで検索しても登攀記録はありませんでしたが、とっても危険なのでバリ慣れた人でもお勧めできません。名前が気になって探索してみたのですが、失われた古道の様な物は特にありませんでした。使われていなかったのなら、何故この様な名前が付けられたのかは謎です。 <岩岳尾根> 破線の道ですが、2/3位は実線並みの明瞭な道です。道が悪くなるのは上の方で、石楠花が登山道に覆いかぶさって歩き難くなっています。また前飛竜との分岐の所では、岩岳尾根への降口が分かり難いです。写真の様にシャクナゲの花が咲く頃が、アカヤシオやイワカガミも咲いて一番お勧めです。 <熊倉尾根> 熊倉山の山頂から下りに利用する場合、出だしが少し分かり難いですが、尾根に沿って下り始めれば、直ぐに踏み跡は明瞭になります。また頻繁に青や赤のテープが有るし、尾根も地形図を見ての通り複雑では無いので、道迷いの心配はあまりありません。その点では一般登山道の破線程度です。但しかなりの急斜面が所々に有りますが、登山道なら必ず有るお助けロープがありませんので、チェーンスパイク等を持っていった方が良いです。下った所が岩岳尾根の登り口なので、岩岳尾根と絡めて周回すると便利です。 jjmsugarさん達の以下のレコを参考にしました。そちらも参照してください。 jjmsugarさん、ありがとうございます。 https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-865624.html <大黒茂谷> 沢登りなので沢用の靴が必要です。大黒茂谷出合の30m位上流に、下の泉水谷に下る道が有り、その先に沢を渡る橋が見えます。その橋を渡ってから少し下流に戻る感じで、大黒茂谷に入ります。沢登りのガイドブックには書かれていませんが、1時間半ほど登った所にある沢を横切る山道の橋と、その上流の二俣の上の橋との間はかなり距離が有ります。この沢登りでは一番変化に乏しくて、少し退屈する区間です。 この前後は登れる滝が適度の間隔であって楽しめます。 yoshi629 さんの以下のレコを参考にしました。そちらも参照してください。 yoshi629 さん、ありがとうございます。 https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-240329.html |
その他周辺情報 | 道の駅たばやまに、めこいの湯。19時までだけど最終受付は18時と早いので注意。 |
写真
装備
個人装備 |
沢タビ
ヘルメット
沢スパッツ
チェーンスパイク
ヘッドライト
雨具
GPS
地図
ガイドブックのコピー
ダブルストック
|
---|
感想
以下のレコの様に去年の4月にこの辺りを周回した際、行きそびれたキリサメ尾根から岩岳尾根に再挑戦しました。前回は長いロングの最後で時間切れでしたが、今回は最初なので行けるとは思いましたが、思っていた以上の危険な所でした。。。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-844449.html
これだけだと午前中に終わるので、後半は沢登りで初級の大黒茂谷を遡上、大菩薩嶺からは北尾根で下山するダブル周回を計画しました。
以下の様に6日前にも丹沢で似たパターンのダブル周回をしたのですが(岩の頂上からの大展望、お花見、沢登りをバリルート三昧で)、その時の足の疲れが抜けきらず、出足からスローペースでした。歳を取ると回復が遅いかも。。。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1153972.html
キリサメ尾根は、最初のコンクリの壁を越えられれば大丈夫だと思ったのですが、その先に更なる難所が待ち構えていて、チェーンスパイクを履いてやっと登れました。ただ余りの急斜面に石が落ちてこない事を願いながらの緊張した登攀が続き、安全な斜度になった時にはかなりの時間が過ぎていました。CTの見積もりが甘くて予定よりかなりの遅れでしたが、追い打ちをかけるような見事なお花の群落で、写真撮影に没頭しました。早くも大菩薩嶺北尾根を諦めて計画の貫徹は挫折です(;^_^
お花の時期だという事は知りませんでしたが、このお花が見れたのはとっても幸運でした。
沢登りの部分も中々良い沢で良かったのですが、午後は曇りがちで沢に日が差さない事が多かったのが残念でした。日が差せばもっと綺麗だったでしょう。今回は出だしから足が重かったので、後半の沢登りでは更にペースが遅く、登山道に出た所では18時までに道の駅たばやまのめこいの湯に着けるかぎりぎりでした。とにかく最後の食事を取ってから、久しぶりに駆け下る事にしました。その為に杖にしていた棒はここで置いて行きました。CTが3時間20分ほどのところを1時間24分で下山。車を運転してめこいの湯の受付が18時1分。最終受付を1分過ぎていましたが、何とか入れて貰えました。でもタオルを車に忘れて購入しましたが(;^_^
今回のルートもCTの95%位は未踏で、ほぼ全てがバリルートなので登山者に会ったのは前飛竜の分岐から熊倉山の間だけ。大菩薩嶺の登山道からの下りで会うかと思ったのですが、時刻が遅かったせいか誰にも会いませんでした。
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