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Yamareco

記録ID: 1161983
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
大峰山脈

大峰山系 釈迦岳〜大普賢岳

2017年06月03日(土) 〜 2017年06月05日(月)
 - 拍手
GPS
56:00
距離
24.4km
登り
1,598m
下り
1,683m

コースタイム

1日目
山行
5:50
休憩
0:00
合計
5:50
10:00
30
スタート地点
10:30
10:30
0
10:30
0:00
135
12:45
12:45
185
15:50
宿泊地
2日目
山行
8:30
休憩
0:50
合計
9:20
5:00
15
5:15
5:15
25
5:40
5:40
80
7:00
7:00
120
9:00
9:30
0
9:30
9:30
0
9:30
9:30
30
10:00
10:20
60
11:20
11:20
40
12:00
12:00
30
12:30
12:30
10
12:40
12:40
100
3日目
山行
7:30
休憩
0:30
合計
8:00
5:00
120
7:00
7:00
150
9:30
10:00
180
天候
過去天気図(気象庁) 2017年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス 自家用車
コース状況/
危険箇所等
所々、岩場があり、鎖やザイルがかかっている。下りは要注意。
釈迦への道
2000年01月04日 02:38撮影 by  RICOH R8 , RICOH
1/4 2:38
釈迦への道
大分近づいてきた
2000年01月04日 02:46撮影 by  RICOH R8 , RICOH
1/4 2:46
大分近づいてきた
難所を抜けて、孔雀岳稜線
2000年01月04日 05:22撮影 by  RICOH R8 , RICOH
1/4 5:22
難所を抜けて、孔雀岳稜線
五胡峰岩壁
2000年01月04日 22:26撮影 by  RICOH R8 , RICOH
1/4 22:26
五胡峰岩壁
七面山を望む
2000年01月05日 22:41撮影 by  RICOH R8 , RICOH
2
1/5 22:41
七面山を望む
「がんばって」とシャクナゲ
2000年01月05日 23:10撮影 by  RICOH R8 , RICOH
2
1/5 23:10
「がんばって」とシャクナゲ
シャクナゲ群落
2000年01月05日 23:17撮影 by  RICOH R8 , RICOH
2
1/5 23:17
シャクナゲ群落
シロヤシオ
2000年01月05日 23:42撮影 by  RICOH R8 , RICOH
1
1/5 23:42
シロヤシオ
普賢岳
2000年01月06日 00:08撮影 by  RICOH R8 , RICOH
1
1/6 0:08
普賢岳
小普賢
2000年01月06日 00:08撮影 by  RICOH R8 , RICOH
1
1/6 0:08
小普賢
楊枝ヶ宿小屋前で…
2017年06月04日 05:29撮影 by  RICOH R8 , RICOH
2
6/4 5:29
楊枝ヶ宿小屋前で…
撮影機器:

装備

個人装備
銀マット シュラフ(スリーシーズン用)

感想

6月3日 晴
旭登山口10:15〜釈迦ヶ岳12:45〜孔雀覗14:30〜楊枝ヶ宿避難小屋15:50

オッサンにお小遣いを渡して、家から車で3時間、旭登山口より出発。いい天気いい気候で、こんなひんぴな場所なのに、釈迦ヶ岳への最短ルートなのでハイカーの車で一杯だ。道路脇にまで駐車している。
少し急な尾根道を1時間ほど上がって、谷道との分岐に出る。その辺りから緩やかな笹原の登りになって、主稜線の大日岳がくっきりと現れてくる。
やがてもう1時間ほどで千畳平に到着。テント設営地があり、深仙宿への分岐がある。水場はそのもう少し上。ところで、前回来たときは、水は水音が聞こえるほど勢いよく流れていた。今回はほんのチョロチョロ。嫌な予感がする。今日の宿泊地、楊枝ヶ宿小屋の水場、枯れてるんじゃないか、と…。それで一応、行動用の水筒に水をいっぱい補給した。
3回目の釈迦ヶ岳、狭い頂上は人で一杯だ。釈迦像に手を合わせてすぐ、北へ、縦走路に入る。すごい急傾斜の小道だ。ザイルが垂れ下がっているので、滑らないようザイルを掴みながら降りる。なかなか本番の岩場が現れない。やっと数メートルの岩場の下り。よく写真でアップされてる場所だ。岩のヤセ尾根に出る。岩の上に杭が打ってある。それを足場にしろ、ということなのだろう、別に使わなくても行けそうだったが、まあ、慎重に杭の横に足を置く。
ヤセ尾根は、両側が笹の道になって、行く手に見事な圧倒的な、岩峰が現れる。あの岩をよじ登るのか、と思ったら、右手に下っていく、岩峰は巻くようだ。再び尾根筋に出てチョコっと小さな岩、登ったり下りたり、しかし大きい岩はほとんど巻いているので、危ないところはない。(良かったぁ一安心)。
岩場はほとんど終わり、孔雀岳の端正なピークが望める小ピークで一服する。立ち枯れのトウヒが真っ直ぐ天を突く。孔雀岳はこの方向から見ると、ピラミダカルでかっこいい。
そこから20分ほどで孔雀覗き、そしてまた10分、烏の水の水場に到着。同じ楊枝ヶ宿で泊まるという人が水を汲んでいた。水量、細いという。私もそこで汲んでいけば良かったのに、楊枝ヶ宿、水あるだろうと先を急いだ。
道は、頂上を通らないトラバース道なので、楽なことは楽なのだが、木の根が張ったり、岩がゴロゴロしたり、歩きにくい。たまに平坦なところに出ると,青草が萌て倒木が「どうぞお休みなさい」って言ってるみたいで休憩する。
数人と行き交う。テント装備の元気そうなお兄さんに楊枝ヶ宿小屋のこと聞いてみた。「ここを登りきって、あとは下りだけですよ」と教えてくれた。しかしその登りもしんどかったが、下りは果てしなく、終わりなく、続くように思えた。やっと4時前に到着、そして水がない…。

6月4日 晴
楊枝ヶ宿小屋5:30〜舟ノタワ6:10〜明星ヶ岳8:35−8:55発〜八経ヶ岳〜
弥山小屋10:00−10:10発〜トンネル西口分岐12:00〜行者還小屋14:40

同宿のおじさん、新宮山彦の会の方だった。登山道の保全とか整備をされている。そして貴重な水を頂いた。本当にありがとうございます。

今日もいい天気、楊枝の森のピークが見えるが、今日はそっち、七面山の方には行かない。楊枝の森を巻く。舟ノタワを過ぎてトラバース道が多くなってくる。小さなピークを巻くので体力的には楽だが、木の根が張ったり岩がゴロゴロしてたり、急斜面の細い道、滑落しそうで歩きにくい。梢越し、下方に草原の神仙平が見えてくる。七面山の登山道、荒れているというし、もうあの場所には行けないだろうな。かすかな横縞は鹿が等高線沿いに草を食んだ痕だ。鹿の天国だ。
五胡峰がそびえる。ものすごい岩壁だ。道は岩場は避けて、しかし崩れやすいガレ場、ほとんど直登している。ザイルがあるので一安心だが下りは怖いなぁ。これも新宮山の会の方たちが整備してくださったということだ。
道は尾根筋まで上がらず深―い深―い谷を見下ろすトラバース道になる。やがていつの間にか登りになり禅師の森。多分この辺りだろうが15、6人の団体さんとすれ違う。ガイドツアーなのか、みんな殆ど軽装で、「私、初心者です」という感じだ。この先の行程わかってるのかな、避難小屋には泊まらないだろうから、前鬼まで9〜10時間かかるというのに…。
とうとう明星ヶ岳に到着。八経は人が多いし山頂、狭いので、ここでゆっくりする。誰も来ないだろうと思ってたら、二パーティ来た。どちらもテント泊装備。明星は山頂広く、のんびり派には有名な山なんだろう。
ところですれ違った人から聞いた話では、今日の宿泊地、行者還小屋の水場、枯れているという。弥山小屋で水もらって持ち運ばなければならない。2リットルの水、ザックに詰め込むとえらく重い。それに疲れもでてきていた。急な下りのあとは、緩い登り降りの楽勝コースのはずなのだが、行者還小屋まですごく時間かかった。おまけに期待していたシロヤシオ、咲いてない。散った後だ。
ところで前回来たときの感想は、このコース(一ノタワから行者還小屋まで)、笹原の見晴しのいい尾根と思ってた。今回、見晴しがあんまりない。目の高さに樹木が枝葉を伸ばして見晴しを遮る。そう、この前来た時は5月のゴールデンウィークだった。この辺りの山では、まだ芽吹き前だ。今は新緑と春のざわめきが展望を遮っている。
もうすぐ小屋だろうと思うのに、何回も小さな上り下りを繰り返す。やっと見覚えのある小屋横の展望地に着いた。景色、堪能する余裕ない、即、小屋に入ってバタンキューだ。

明日は平日だから泊り客は私一人だろう、思ってたが、あとから70歳になりました、という元気なおじさん、そして吉野から歩いてきたというお兄さんがやってきた。まあ、寂しくなくってよかった。

6月5日  晴
行者還小屋5:30〜七曜岳7:15〜大普賢岳9:30−10:05発〜笙の窟11:30〜和佐又ヒュッテ12:30

朝4時半、小屋横の展望地に行く。東の空が赤く染まって、ちょうど小さな真っ赤な太陽が上がるところだった。さすが、大峰をよく知っているというおじさん、少し下った林の中で写真を構えている。その場所なら風が吹き付けないのだ。

5時半、出発。ほんの少し、行者還岳の巻き道を行く。水場のある沢に着くが、一滴も流れていない。弥山小屋で水、補給しといて良かった、水場の情報、教えていただいて良かった。
急坂を登り切って稜線に出る。ほとんど平坦な尾根道に新緑がまぶしい。緩い下りの、小さな鞍部の道は、若草が萌えてとてもきれい、とろけてしまいそうだ。
すぐ岩場が現れる。よじ登ったり、巻いたり…。シャクナゲが一株、咲いている。まるで「ガンバってね」と言ってるみたい。
やがて連続した長ぁい梯子の登りになる。七曲りの登山道、というのはあるが、七曲りの梯子段で、いつまで続くのか、と思った。多分、そこを登り詰めた所が無双洞への分岐。朝は元気なのでコースタイムより少し早めに着いた、これで決定、大普賢岳、行こう!!
七曜岳を過ぎ、山上ヶ岳がよく見える桟橋がある。確か、以前は潰れそうな木の桟橋だったが、今は立派な鋼鉄製になっている。そのあとすぐ、二段鎖の岩場。左右を樹木に覆われているので怖い感じがしない、もちろん足滑らせたら怪我するだろうが…。
苔むした七ツ池を過ぎ、稚児泊から鎖場の始まりだ。少しの間、岩場をトラバースするのだが、ずっーと新品の鎖が張ってある。おもっいきり鎖を掴む。やがて稜線への急登だ。鎖やザイルがかかってるが、足場がしっかりしてるので登りにはあまり必要ない。
国見岳への登りだが頂上は通らない。笹と疎林の斜面をトラバースする。下方、シャクナゲが咲いている、と思うと、ずっと谷の方まで点々と、シャクナゲ、シャクナゲ、シャクナゲ!!シャクナゲ回廊だ。私は今年、比良のシャクナゲ、見れなかった、今、思いもかけず見ることができてラッキー!艶やかで華々しいシャクナゲの群落の中で、シロヤシオが一本、遠慮がちに咲いている。
弥勒岳分岐を過ぎる。道は尾根筋より少し下を行っている。時間があるので稜線直下をまで行く、太尾覗となってた。目の前の三角錐の山、実は大普賢岳だったが、私はまだ普賢の手前だと思ってた。ともかくかっこいい。
笹原の道はV字型に2本に分かれていた。標識ないが、よく踏まれている方、ピークを直登する方、向かった。途中、普賢岳から無双洞へ周回するというご夫婦にあった。普賢岳は有名だから平日でもハイカー多い。実際、頂上で3組、下山のすれ違いに4組会った。休日だったらもっとハイカー、多いのだろうな。
普賢岳手前のピークだと思ってたのに、急坂登りきると、あっけなく大普賢岳到着。天気いいし、暑くも寒くもない、うんとのんびりする。
下山は和佐又ヒュッテヘ。激坂、梯子が連なっている、下りだが時間かかった。しかしまあ、ここで足を踏み外したらヒョッとしてヒョッとするから、単独行者としては安全第一だ。やっと笙の窟に着き、お礼を述べる。
和佐又ヒュッテではカレーライスだ。まあ、レトルトのカレーだがおいしかった。登山口バス停まで歩くつもりだったが、運よく、ヒュッテに遊びに来て帰る人の車に乗せてもらえた。ラッキー、バス停まで歩いたら1時間弱はかかるのだ。バス停は国道から少し奥まったところにあるので静か、近くにトイレもあり、2時間近くのんびりとバスを待つ。

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