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Yamareco

記録ID: 1162459
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
白神山地・岩木山

白神岳 (蟶山コース)〜向白神岳

2017年05月04日(木) 〜 2017年05月06日(土)
 - 拍手
saekimura その他2人
GPS
56:00
距離
19.9km
登り
1,595m
下り
1,598m

コースタイム

1日目
山行
8:27
休憩
1:28
合計
9:55
5:50
81
登山口
7:11
7:20
130
最後の水場
9:30
9:55
9
大峰岳分岐
10:04
10:10
10
山頂手前の分岐
10:20
10:43
152
鞍部 (テント場)
13:15
13:40
125
向白神岳手前1250m地点
15:45
鞍部 (テント場)
2日目
山行
2:50
休憩
0:10
合計
3:00
9:45
35
鞍部 (テント場)
10:20
10:30
135
山頂手前の分岐
12:45
登山口
休憩を含む。
天候 1日目: 晴れのち曇り
2日目: 晴れのち曇り
3日目: 雨
過去天気図(気象庁) 2017年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
アイゼンは不要。ザラメ雪でたまに足をとられるがさほど苦労しない。
白神岳から向白神岳は、雪庇が形成されており、半分くらい薮。
その他周辺情報 ウェスパ椿山で温泉
大人500円 / 人
移動日 (1日目)
途中の展望所から見た白神岳
2017年05月04日 15:15撮影 by  iPhone 5s, Apple
5/4 15:15
移動日 (1日目)
途中の展望所から見た白神岳
2日目
登山口
2017年05月05日 05:51撮影 by  iPhone 5s, Apple
5/5 5:51
2日目
登山口
最後の水場
2017年05月05日 07:13撮影 by  iPhone 5s, Apple
5/5 7:13
最後の水場
イワウチワ、かわいらしい
2017年05月05日 07:13撮影 by  iPhone 5s, Apple
5/5 7:13
イワウチワ、かわいらしい
蟶山に向かう急坂辺りから雪があった
2017年05月05日 07:43撮影 by  iPhone 5s, Apple
5/5 7:43
蟶山に向かう急坂辺りから雪があった
残雪の山は楽しい!
2017年05月05日 07:55撮影 by  iPhone 5s, Apple
5/5 7:55
残雪の山は楽しい!
春の雰囲気の林
2017年05月05日 08:13撮影 by  iPhone 5s, Apple
5/5 8:13
春の雰囲気の林
日本海が見えてきた
2017年05月05日 08:40撮影 by  iPhone 5s, Apple
5/5 8:40
日本海が見えてきた
だんだん高度を上げる
2017年05月05日 09:07撮影 by  iPhone 5s, Apple
5/5 9:07
だんだん高度を上げる
さらに上がって日本海が見渡せる
2017年05月05日 09:15撮影 by  iPhone 5s, Apple
5/5 9:15
さらに上がって日本海が見渡せる
大峰岳分岐から見た日本海!
2017年05月05日 09:30撮影 by  iPhone 5s, Apple
5/5 9:30
大峰岳分岐から見た日本海!
大峰岳分岐から見た向白神岳の山並み。美しい
2017年05月05日 09:30撮影 by  iPhone 5s, Apple
5/5 9:30
大峰岳分岐から見た向白神岳の山並み。美しい
奥に岩木山が見える
2017年05月05日 10:03撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
5/5 10:03
奥に岩木山が見える
藪をこいで山頂東側の鞍部にテントを設置。
その後、向白神岳を目指す
2017年05月05日 10:48撮影 by  iPhone 5s, Apple
5/5 10:48
藪をこいで山頂東側の鞍部にテントを設置。
その後、向白神岳を目指す
私たちの岩木山。
けっこう藪が露出しているみたい
2017年05月05日 11:04撮影 by  iPhone 5s, Apple
5/5 11:04
私たちの岩木山。
けっこう藪が露出しているみたい
2017年05月05日 11:10撮影 by  iPhone 5s, Apple
5/5 11:10
藪こぎには頭を使うと思う。必死になった
2017年05月05日 11:12撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
5/5 11:12
藪こぎには頭を使うと思う。必死になった
2017年05月05日 11:13撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
5/5 11:13
日差しがあって暑い。体力を消耗する
2017年05月05日 11:22撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
5/5 11:22
日差しがあって暑い。体力を消耗する
雪が滑り落ちそうだ
2017年05月05日 11:27撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
5/5 11:27
雪が滑り落ちそうだ
行く手を阻む藪
2017年05月05日 12:33撮影 by  iPhone 5s, Apple
5/5 12:33
行く手を阻む藪
もう少し。岩木山を見ながら歩く
2017年05月05日 12:45撮影 by  iPhone 5s, Apple
5/5 12:45
もう少し。岩木山を見ながら歩く
右のピークが向白神岳だと思っていた
2017年05月05日 13:07撮影 by  iPhone 5s, Apple
5/5 13:07
右のピークが向白神岳だと思っていた
今回はここまで。岩木山が見えると嬉しい
2017年05月05日 13:15撮影 by  iPhone 5s, Apple
5/5 13:15
今回はここまで。岩木山が見えると嬉しい
南西の方。男鹿半島が見える
2017年05月05日 13:17撮影 by  iPhone 5s, Apple
5/5 13:17
南西の方。男鹿半島が見える
白神岳。よく歩いてきた
2017年05月05日 13:17撮影 by  iPhone 5s, Apple
5/5 13:17
白神岳。よく歩いてきた
中央に見えるのが天狗岳
2017年05月05日 13:29撮影 by  iPhone 5s, Apple
5/5 13:29
中央に見えるのが天狗岳
休憩後、テントまで引き返す
2017年05月05日 14:05撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
5/5 14:05
休憩後、テントまで引き返す
2017年05月05日 14:25撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
5/5 14:25
歩いてきた尾根を戻る
2017年05月05日 14:34撮影 by  iPhone 5s, Apple
5/5 14:34
歩いてきた尾根を戻る
おかしなトレースがあった
2017年05月05日 14:54撮影 by  iPhone 5s, Apple
5/5 14:54
おかしなトレースがあった
近づいてみると、熊の足跡。手のひらはあろうかという大きさ
2017年05月05日 14:54撮影 by  iPhone 5s, Apple
1
5/5 14:54
近づいてみると、熊の足跡。手のひらはあろうかという大きさ
テントに戻ってきた
2017年05月05日 18:35撮影 by  iPhone 5s, Apple
5/5 18:35
テントに戻ってきた
人心地がついてテントから見た風景。多分東側のほう。
天気が崩れそう
2017年05月05日 18:35撮影 by  iPhone 5s, Apple
5/5 18:35
人心地がついてテントから見た風景。多分東側のほう。
天気が崩れそう
3日目
ずっと降り続いていたが、雨のブナ林も緑がきれいでとても楽しい
2017年05月06日 12:27撮影 by  iPhone 5s, Apple
5/6 12:27
3日目
ずっと降り続いていたが、雨のブナ林も緑がきれいでとても楽しい

装備

個人装備
長袖シャツ 長袖インナー ハードシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ アウター手袋 予備手袋 防寒着 雨具 ゲイター 日よけ帽子 着替え 予備靴ひも ザック ザックカバー ピッケル ビーコン スコップ ゾンデ 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 水筒(保温性) 食器 ライター 地図(地形図) コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 筆記用具 ファーストエイドキット 針金 常備薬 日焼け止め ロールペーパー 新聞紙 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ツェルト ナイフ カメラ シェラフ
共同装備
ガスカートリッジ コンロ コッヘル 調理器具 調理用食材 調味料 ポール テント テントマット

感想

1日目 (移動日)
快晴で、海岸線の眺めが非常に気持ちよかった。途中の展望所からは白神山地の山並みがくっきりと見えた。
13時頃弘前を出発し、16時頃に登山口駐車場に到着。数台の車があった。
いくつかのパーティーが下山し、聞こえた話によるとアイゼンは不要とのことだった。

2日目
5時50分出発。しばらくブナ林を進む。天気がよく歩きやすかった。
シラネアオイ、キクザキイチゲなどが綻び、瑞々しい。この時期の花が大好きだ!最後の水場の脇にはイワウチワがきれいに咲いていた。
蟶山に向かう急坂辺りから雪が見られた。ざらめ雪に足をとられることもあったが、
さほど苦労することはなかった。汗ばむが、雪があるためか休憩すると涼しく感じた。

大峰岳分岐の手前で、弘前大学山岳部とすれ違う。向白神を目指したが電車の都合で撤退したとのことで、下山中だった。新入生と思しき人たちもみんな真っ黒に日焼けしていた。

ざくざくとした雪の感触、漂う春の空気。残雪期は本当に楽しい。高度を上げて振り返ると日本海を見渡せる。これも白神山地の楽しみのひとつだ。水平線はぼんやりと霞んでいた。

10時過ぎに避難小屋手前に到着。分岐を東側へ進む。さっそく藪に先を阻まれる。こちら側に向かう木の枝を左右によけて場所をつくろうと試みるが、思いのほか弾性が強くうまくいかない。ザックに引っかかり顔に当たる。

やっとの思いで藪を抜け、鞍部にテントを設置。荷物を整理して向白神へ出発。
連休前の気温が高かったためか予想より雪の量が少なかったようで、向白神までの尾根全体の4割ほどの藪が露出しているように見えた。
途中までは山岳部のものであろうトレースを辿りつつアップダウンを繰り返す。雪庇を避けるため藪の脇ギリギリを歩く。雪の上が危険な場合は藪に入った。
日差しがあって雪が眩しかった。体力を消耗するため何度も休んだ。休憩の回数は記録できなかった。

藪こぎのコツとはSさん曰く、枝を無理によけず上に乗ればいいと。そうはいっても目の高さよりも高い藪を前にすると、圧迫感があり腕で押し付けたくなる。
脚だけでなく腕の力も総動員した。ふと顔を上げると、後ろにいたはずの2人がいつの間にか前にいる、ということが何度もあった。好奇心ややる気が少し萎み「もう無理です...」という言葉が喉まで出かかる。
それでもだんだんと慣れて、脚で枝を踏みつけて立てるようになった。予想に反して滑ることはなく視界が広がり、焦りが治まる。
足元に2輪だけカタクリが咲いていて、嬉しくなった。

4か所ほどの藪をやり過ごし13時15分、ついに向白神、と思いきやGPSで確認したところ1250m地点。目的地までまだ2つのピークがあった。復路を2時間半と見積もると天気が崩れそうだったため、引き返すことになった。
長めの休憩をとり、白神山地の景色を目に焼き付けた。向白神岳の隣 (向こう側) に岩木山が並ぶ景色は忘れないだろう。南西の方には日本海が見えた。

さて、テントまで戻らねばならない。越えてきた藪にもう一度入るんだと身構えたが、下りでは登りの場合と違い、枝の流れに沿うため幾分動きやすかった。
途中、Sさんが明らかにルートを外れたトレースに気づく。近づいて見てみると手の平はあろうかという大きさの熊の足跡だった。運良く (または運悪く) 熊には遭遇せずに済んだ。

15時45分テントに戻った。翌日は下山のみなので飲んで気楽に過ごした。夜半から風が強まり、雨が降り始めたようだった。

3日目
早朝、目が覚めたが、雨がしとしと降り続いていた。のんびりして10時前に出発、最後の藪こぎをして10時20分に分岐に着く。
あとは下山。雨に濡れた緑がとてもきれいだった。下山はあっという間で少し寂しい気持ちになる。
前日に写真に収めたイワウチワだが、下山のときには花びらが落ちていた。儚い。
3組ほど登りの人たちとすれ違った。12時45分に下山。雨は止んでいた。
帰り道で振り返ると、山の方は明るく晴れているようだった。
すれ違った皆さんは山頂を楽しんでいるだろうな、と思った。

向白神岳 (手前) まで到達するという貴重な経験をした。
初めての藪こぎはとても楽しくて、またもがきに行きたいくらいだ。

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