日光白根山・男体山
- GPS
- 30:03
- 距離
- 36.8km
- 登り
- 2,875m
- 下り
- 2,668m
コースタイム
7:37 東武日光駅 7:41バス停7:42→8:17中禅寺湖バス停→8:29二荒山神社
二荒山神社出発8:40→8:43一合目→9:03三合目(車道へ)→9:20四合目(登山道へ)→9:36五合目→10:08 七合目→10:29八合目→10:48九合目→11:09男体山頂上
男体山山頂出発11:48→11:55九合目→12:03八合目→12:12七合目→12:24五合目→12:35四合目→12:42三合目→12:49二合目→12:59志津避難小屋
志津乗越13:04→13:31林道分岐→14:22三本松と光徳の分岐→14:34三本松
三本松出発14:45→14:57赤沼→15:00赤沼分岐→15:40小田代橋→16:00湯滝16:11→湯滝出発→16:45湯元温泉
6/20
湯元温泉出発5:33→5:41湯元スキー場入口→6:01登山道入口→7:11外山鞍部→8:02前白根山8:06→8:30五色沼避難小屋→9:27白根山山頂
白根山山頂出発9:58→10:37弥陀ヶ池分岐→10:44座禅山火口降口→10:49弥陀ヶ池分岐10:53→弥陀ヶ池→11:10五色沼
五色沼11:17→11:31稜線分岐→11:51五色山→12:09国境平→13:23登山道入口→13:33湯元温泉バス停
天候 | 6/19 晴のち曇、山頂付近霧 6/20 晴のち曇、下山時霧 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
復路:湯元温泉バス停→東武日光駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【男体山】 二荒山神社にて登山届、入山料500円。 志津からの登山道は所々ぬかるんでいて歩きづらい。 【白根山】 湯元温泉からの登山道は「外山鞍部」方面も、「国境平」方面も路面がぬかるんでいて歩きづらい。 「外山鞍部」方面は登り始めは道が分かりづら、路面が雨で流され段差が大きくなっている箇所が多く見られる、倒木あり。全体的に荒れている印象。 「国境平」方面は更に浸食が酷く路面がグチャグチャな箇所が続く。泥対策が必要。また草が深い。 国境平から五色山方面へすぐの登りは残雪多く登るには軽アイゼン程度あった方がいいと思う。下りはシリセードできる位。 |
写真
感想
東武日光駅に到着する。
先頭車両から降り改札へ急ぐ。
前もって調べたバスの乗り継ぎ時間は4分、これに乗り遅れると次は1時間後になってしまう。
バス停は改札を出てすぐ、JR日光駅からやってくるバスより先にたどり着く。
無事乗り遅れることなく乗ったバスは湯元温泉行き。
日光へやってくるのは二年ぶりになる。
しかし、いろは坂を越えて奥日光と呼ばれるところまでとなると、およそ20年ぶりの事。
小学校の修学旅行以来の事になる。
いろは坂って一方通行なんだ・・・
そんな素朴な感動と共にバスは高度を上げていく。
中禅寺湖バス停でバスは一旦休憩。
目的地は二荒山神社前バス停だったのだけれどバスの中で待つ位ならとここでバスを降りる。
左手に中禅寺湖を見ながら、右手に男体山を見ながら湖畔の道をすすむ。
10分ほど歩くと大きな鳥居が見えてくる。ここが二荒山神社。
鳥居をくぐり更に進むとストレッチをする中高年の集団が見えてくる。
その集団の間をすり抜けるようにして神社の奥へ、奥へ進むと登山受付所がある。
そこで登山届けに記入、500円の入山料を払いその替わりにお守りと簡単な案内図を受取る。
この先水場とトイレが無いことを説明されるがトイレは遠くにあるので先に行っておいた方がいい。
登拝門をくぐり男体山への登山開始。
いきなり急な石段を登ると「一合目」の石碑があらわれる。
ここから三合目までは背の高い樹間を進む心地よい登山道、足元も歩きやすく整備されている。
ただ、ちょっといきなりペースが速すぎたのか初めっからちょっとバテ気味になりながら23分程で三合目にたどりつく。
苔むした石垣が目印、三合目から四合目はなだらかな車道を歩く。
この車道でちょっと息を落ち着けた、途中眼下に中禅寺湖が見える。
17分で四合目にたどりつく、白い鳥居をくぐり再び山道へ
三合目までに比べれば明らかに背の低くなった明るい木々の間を登っていく。
途中花々が目を愉しませてくれる。
そして時折低い木の間から中禅寺湖が姿をあらわす。
16分程で五合目、段々と登山道に岩や土が露出してくるようになってくる。
梅雨時期なので少し湿ってはいたもののぬかるむと言うほどではなかった。
岩が段々と大きくなってきて時折手を使いながら登っていく。
八合目にある瀧尾神社を越えた辺りから土が赤茶けてきて火山である事を感じさせられてくる。
土嚢が並んだ少々面白みにかける道を進んでいくと九合目その先で森林限界を越え一気に視界が広がる。
しかし、下を振り返ると眼下は白くもやで覆われていた。
真っ赤な噴石を踏みしめながらもやの中を進んでいくと、そのもやの先に奥宮が姿を現してくる。
ただ、山頂はそこではないので奥宮から右手へ岩の先に剣の突き立つ山頂を目指す。
11:09 二荒山神社の登拝門をくぐって2時間30分での登頂。眺望は火口側にのみ。
山頂近くに陣取り食事を取る。
食事を終えてしばらく山頂一帯を散策する。西側は太郎山神社まで行ったが霧の中であることは変わらず。
11:49 山頂滞在40分で下山を開始する。下山先は志津、そして三本松まで。
火口の稜線を北へ進む道6分で九合目そこから山肌を降りていく。
赤茶けた道を下っていく間は順調だったが八合目を過ぎたあたりから黄色っぽい土になり段々とべたついてくる。
七合目を過ぎたあたりで稜線の一方から立ち昇る雲霧が稜線を乗り越えることなく空気の境目ができている所が興味深かった。
五合目から下になると路面がハッキリとぬかるんでくる。
水に削られて下に深くなった登山道の表面が泥に覆われて滑る、下りだから余計に気を使う。
少し開けて堤防の横を通ると二合目、霧の中を進むと志津避難小屋が見えてくる。
その先の分岐を左に折れて少し進むと志津乗越の駐車場。
13:04 下山開始から1時間15分での到着。しかし今日のゴールはまだまだ先。
分岐を三本松方面へ林道をひたすら下っていく。
霧の中、車道を歩く事を少し心配したが程なくして霧が晴れて鳥の鳴き声を聞きながらの心地よいくだり道となった。
それでも三本松までは長い道のり。到着は志津から1時間半後の14:34。
ここの茶屋でコロッケを食べたり牛乳を飲んだりソフトクリームを食べて一休み。
バス停があるのでここでバスに乗るという選択肢もあるのだが計画通りまだ歩く。
バス通りを赤沼まで、そしてそこから戦場ヶ原へ入る、14:57。目指すは湯元温泉!
戦場ヶ原研究路は木道を行く道殆ど平坦なので苦労することなくスタスタと進む。
写真を撮りながら小田代橋で研究路が終わる。およそ40分。
小田代橋の先は湯川沿いの道、川の中では釣り人がフライフィッシングをしている。
途中小滝に降りそして更に進むと湯滝が現れる。
あまり期待していたわけではないのだけれど中々に迫力がある滝だった。
近くのレストハウスで小休憩のあと滝沿いに登り滝の上へ登る。湯ノ湖に出る。
湯ノ湖西岸をたどり湯元温泉を目指すが西岸の道は陰気でこれといって面白くない。
16:48湯元温泉「紫雲荘」に到着
中禅寺湖バス停を降りてからだと8時間30分。35,000歩での到着。
「紫雲荘」を選んだのは宿泊料金が安かった事と早朝にチェックアウトできる上に朝食の替わりに弁当を準備してくれる事。
温泉と美味しい料理でこの日の疲れを癒した。
翌朝、良い目覚め。
5時に起きて5時半にチェックアウト。温かなお弁当を受取り出発。
この日の目的地は日光白根山!
湯元温泉からスキー場の入口を目指す。
早朝の緑のスキー場を一人歩く何とも清清しい時間、ただ清清しいのもここだけだった。
小さな鹿が遠くを走り抜けてしばらくしてパワーショベルが見えてくる。
その手前に案内板が出ていなければ道を間違えたかと思ってしまうがその案内にしたがって階段を登る。
登りはじめてすぐに不安になるほど道がハッキリしていないのだが時折ある案内板を頼りに進む。
道はハッキリ言って良くない。
道が分かりづらい、倒木が多い、路面が不安定、そして急坂。
急坂なのはいいのだけれど路面に土が多く削れていて段差がより大きくなっている。
苦労しながら一歩一歩登っていく。40分弱登ると急に登山道が華やぐ。
登山道を包み込むようにしてシャクナゲの花が咲き乱れている。ちょっと心癒される。
ただし道の条件が悪い事には変わらない。
鞍部へ向けて道が弧を描いている事は感じながらも倒木をよけながらの登る。
1時間10分で外山鞍部に出る。
稜線に上がると明るくなり道が穏やかになる。
稜線をたどり前白根山を目指す。
20分程して雪渓に出る、この雪渓を越えると天狗平。
天狗平の先を越えると一気に眺望が開ける、
後ろを振り返れば男体山や女峰山などの日光連山がかすんでいるもののそのシルエットを見せる。
前を向けば目指す白根山とその手前に前白根山が朝日を浴びて輝く。
一旦降りて登り返すと前白根山山頂・・・
山頂の案内がハッキリとないのでちょっと探して回るがなんとなく登頂と言う事で五色沼を覗きに行くが
青く輝く五色沼が思った以上に美しかった。少し迷ったが休まずに先を急ぐ。
前白根から稜線を下っていく。稜線の外側を進みピークの先の鞍部から避難所へ一気に下っていく。
程なくして赤い屋根の五色沼避難所が見えてくる。その前を通り抜けいよいよ白根山への登りが始まる。
この登りもなかなかの急坂ではあるものの明るく展望も良く路面が安定しているので気持ちよく登れる。
振り返ると高度を上げるごとに男体山が姿を現し中禅寺湖も見えてくる。
30分程でこの急坂は終わり一旦トラバースする道で息を整える。
穏やかな道を登っていく、そろそろ山頂が見えてくるか?
灰色の砂面を登りきるとその先に小さな神社が見えてくる。
その神社に近づくと人が見えてくる。
実はこの日旅館の女将と話していらい他人と会ったのでなんだかホッとした。
神社を越えるといよいよ山頂が見えてくる。
一旦降りてそして登り帰す。
動画を撮影しながらの登頂。
登頂したら別の方向からちょうど男性が登ってきた。
その男性とも挨拶してお互いに山頂での写真を撮りあった。
9:27 湯元出発から4時間弱での登頂。
そして・・・お弁当!
おにぎり二個(梅干)、鶏モモの唐揚げ、鮭の塩焼き、ゆで卵。
なかなかに食べ応えのあるお弁当を美味しく頂いた。
山頂での滞在は30分程、9:58下山開始、弥陀ヶ池側へ降りていく。
弥陀ヶ池側への下山道は北西側の丸沼、菅沼、そして弥陀ヶ池を見下ろしながらの中々気持ちいい道。
岩場は土交じりであまり安定しないけれど危険と言うほどでもなく40分程で分岐まで降りる。
分岐の直前で鹿と出合レンズを換えて撮影などをしたので少し時間がかかったが写真の出来はあまりよくなかった。
この分岐で道を少し間違える。
五色沼によらず座禅山から稜線にあがるつもりだったのだけれど
「座禅山」という文字ばかり追いかけて「座禅山」の火口への道を進んでしまった。
火口の入口のところでやっと気づいて引き返す。10分ほどのロス。
弥陀ヶ池へ降りて結局そこから五色沼に寄る事にした。一旦登りそして下る。
かなり急坂でくだるので「下った分登らなきゃ」という気持ちになってくる。
五色沼に到着が11:13。雲が増えてきたのたいして滞在することなく五色山を目指す。
15分弱で稜線にあがる。
時折残雪があるものの穏やかな稜線を進む。
五色山と前白根の稜線が近づいてくると雲がこの稜線まで来ている事に気づく。
「稜線より向こうは霧の中か・・・」
ちょっと心配になりながら五色山に到着。そこから国境平へ下る。
稜線の左側は晴れていて右側は曇っている不思議な道を進む。
前半は穏やかだったものの最後の最後広い残雪地帯が現れた。
下り勾配がきつく長かったのでシリセードで下った。
国境平から残雪を横切って一旦少し登りそして延々と下っていく。
初めは穏やかな道だったけれど下へ行く程路面がぬかるんでくる。
周りの笹が高くなるし路面が深く削られていくので下へ行く程陰気な道になる。
1メートルほどの段差があるのではないかと言う箇所が続きしかも泥の道だから体力も気力も奪われる。
靴を泥だらけにしながら1時間あまり、やっと道が平らになり沢の音が聞こえてくる。
13:23登山口から車道に出る。そこから10分程でバス停に到着。
8時間弱、25,000歩の山行。
日光白根山はさすがに素晴らしい山だったが湯元温泉側から登ると
五色山や前白根に取り付くまでの道が荒れていて中々厳しかった。
前泊にしておいてよかったとつくづく思う。
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