焼石岳〜東焼石岳（中沼コース往復）

2017年06月25日(日) [日帰り]

• GPS: 07:39
• 距離: 14.8km
• 登り: 924m
• 下り: 924m

コースタイム

日帰り

• 山行: 7:26
• 休憩: 0:13
• 合計: 7:39

3:45 中沼登山口
4:30 4:30 中沼
4:53 4:54 上沼
5:17 5:17 つぶ沼コース分岐
5:40 5:41 銀明水避難小屋
6:36 6:36 姥石平分岐
6:41 6:41 泉水沼
7:00 7:08 焼石岳
7:38 7:38 焼石神社
8:05 8:05 東焼石岳西分岐
8:15 8:15 東焼石岳
8:26 8:27 東焼石岳西分岐
8:39 8:39 姥石平分岐
9:41 9:42 銀明水避難小屋
10:10 10:11 つぶ沼コース分岐
10:32 10:32 上沼
10:49 10:49 中沼
11:24 中沼登山口

天候

曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車

◯（神室山より）仙秋サンライン〜国道13号線〜国道342号線〜国道397号線〜尿前林道〜中沼登山口

■国道397号線から中沼登山口まで荒れた砂利道。時折ポットホールがあるので注意。

■中沼登山口にはトイレあり。

コース状況／危険箇所等

<中沼登山口〜中沼>
樹林帯の中の尾瀬のような濡れた登山道。階段あり。
<中沼〜つぶ沼分岐>
木道と沢道を繰り返す。沢道は雨天後などの増水時に注意。つぶ沼分岐のところに残雪があり、垂直にステップが切ってあるが、登りづらい。右から迂回する方法もある。
<つぶ沼分岐〜銀明水>
水芭蕉とリュウキンカが見事
<銀明水〜姥石平>
基本的にゴーロ帯で登りにくい。雪解け水が流れるところもある。残雪をトラバースするところが数ヶ所あるが、アイゼンなしでOK。
<姥石平〜泉水沼>
ハクサンイチゲが見事
<泉水沼〜焼石岳山頂>
歩きやすい普通の登山道。ミヤマダイコンソウ多数。
<焼石岳山頂〜焼石神社>
岩稜地帯で危険ではないが、岩の登り降りで意外とエネルギーを消費する。
<焼石神社〜東焼石岳分岐>
藪がうるさく、泥濘地あり。
<東焼石岳分岐〜東焼石岳山頂>
ハクサンイチゲが見事。花弁の落ちた花も多く、ややピークを過ぎたか。
<東焼石岳分岐〜姥石平>
平原地帯。東焼石岳に比べるとハクサンイチゲは少ない。

その他周辺情報

焼石クアパークひめかゆ \600

写真

6/25 3:50

今日は昼前から崩れる予報。早めに出れば山容を拝める可能性があったので今日も早めに出発です。

6/25 4:03

尾瀬を思い起こさせるじめじめとした登山道

6/25 4:19

階段もありました。

6/25 4:29

中沼まで来ました。果たして山は見えるか？

6/25 4:34

お決まりの構図。まだ山が見えてよかった。

6/25 4:39

木道のそばにはコバイケイソウが咲き誇っていました。

6/25 4:39

中沼を振り返って。そろそろ夜が明けそうです。

6/25 4:41

ひときわ目立っていたのがリュウキンカ

6/25 4:42

オオカメノキ

6/25 4:46

木道の両脇には野菜のように育ったミズバショウでしょうか。

6/25 4:48

リュウキンカ

6/25 4:53

ミズバショウ

6/25 4:55

ズダヤクシュ

6/25 4:56

上沼まで来ました。

6/25 4:56

コバイケイソウが印象的でした。

6/25 4:57

これはハクサンチドリ

6/25 4:58

静寂な上沼と焼石岳

6/25 5:01

木道を進みます。

6/25 5:04

シラネアオイ。数は少ないながら残っていました。

6/25 5:11

登山道というよりも沢を登っている感じ

6/25 5:15

再び木道に戻ります。リュウキンカが鮮やか。

6/25 5:20

つぶ沼分岐で最初の雪渓。ステップが切ってありますが、早朝でつるつる。ロープの力を借りて何とか登れました。

6/25 5:23

つぶ沼分岐の看板

6/25 5:26

この後はミズバショウが見事でした。

6/25 5:33

ミズバショウ。花弁がすぐに落ちてしまうようで、これはまだ落ちずに残っていた株。

6/25 5:40

また雪渓を渡ります。

6/25 5:43

銀明水に到着。避難小屋には気づかずに通り過ぎてしまいました。

6/25 5:43

銀明水

6/25 5:44

ここが一番長い雪渓のトラバース。アイゼンなしで大丈夫です。

6/25 5:51

そして再びトラバース。思っていた以上に残雪があります。

6/25 6:00

ムラサキヤシオ

6/25 6:01

こういう崩壊寸前のものが一番気を遣います。

6/25 6:12

後はひたすらゴーロ帯。歩きにくいので嫌になります。

6/25 6:14

この辺りにはイワカガミが群生していました。

6/25 6:16

東焼石でしょうか？山頂が見えるとテンションが上がります。早出をしてきてよかった。まだ山容が見えます。

6/25 6:21

アキカラマツ？

6/25 6:24

東焼石岳がよく見えるようになってきました。

6/25 6:24

焼石岳も左に見えてきました。

6/25 6:30

ゴーロ帯は続きます。

6/25 6:31

するとハクサンイチゲがちらほら現れました。期待が高まります。

6/25 6:37

ぼてっとした焼石岳に登山道は向かいます。

6/25 6:39

ハクサンイチゲが次々に現れ、うれしくなります。

6/25 6:39

この辺りは満開状態です。

6/25 6:40

ミヤマシオガマも負けじと鮮やかに咲き誇っています。

6/25 6:42

姥石平に到着です。

6/25 6:43

ここはハクサンイチゲの天国

6/25 6:43

あっちも

6/25 6:44

こっちも大変なことになっています。

6/25 6:46

泉水沼に来ました。

6/25 6:46

雪解け水が池に溶け込んでいますが、蛙は元気よく鳴いていました。冷たくないのかしら？

6/25 6:47

雪渓を横切ります。

6/25 6:50

焼石岳もだんだん近づいてきました。

6/25 6:52

鮮やかなミヤマシオガマ。なかなか進めません。

6/25 6:54

いよいよ焼石岳にとりつきます。下界では雲が上がってきているようです。

6/25 6:55

雪渓と雲の躍動感がすばらしい

6/25 6:58

こちらの方角からはずんぐりした山容

6/25 6:58

ミヤマダイコンソウ。どういう訳か、焼石岳はこの花で一杯でした。

6/25 7:02

もう少しで山頂です。

6/25 7:03

イワベンケイ

6/25 7:05

山頂が見えてきました。

6/25 7:11

焼石岳山頂に到着です。

6/25 7:06

もう1つの山頂標

6/25 7:06

横岳

6/25 7:07

西焼石岳でしょうか？

6/25 7:07

三界山の方角？

6/25 7:08

南本内岳。独特の形をしています。

6/25 7:13

東焼石岳。この後向かいます。

6/25 7:15

焼石神社に向けて下ります。

6/25 7:18

登山道は南本内岳に向かって延びています。

6/25 7:25

焼石岳を振り返って

6/25 7:26

南本内岳も独特の形をしていて登攀意欲をそそられます。

6/25 7:33

登山道は意外に岩稜地帯で危険ではないものの上り下りで体力を消耗します。

6/25 7:35

ツマトリソウ

6/25 7:37

再び焼石岳を振り返って

6/25 7:38

印の方向に進みます。

6/25 7:42

焼石神社は岩の裏にひっそりとありました。

6/25 7:44

ミヤマキンバイ

6/25 7:44

東焼石岳に向かいます。

6/25 7:45

雪渓を渡ります。

6/25 7:48

この道は藪がうるさく、泥濘箇所もありました。

6/25 7:51

ミツバオウレン

6/25 7:54

ムラサキヤシロ

6/25 8:00

ミネザクラ、まだ残っていました。

6/25 8:03

焼石岳に雲が上がってきたようです。

6/25 8:04

東焼石岳にも雲が上がってきました。

6/25 8:05

ヒナザクラ？

6/25 8:07

この丸みのある花びらはチングルマかしら？

6/25 8:07

東焼石岳との分岐に向かいます。

6/25 8:08

イワイチョウ？

6/25 8:09

ここにもハクサンイチゲの群生がありました。

6/25 8:10

ハクサンイチゲ・ロード

6/25 8:11

ミヤマシオガマも負けていません。

6/25 8:11

東焼石岳への分岐に到着。せっかくなので東焼石岳に登ります。

6/25 8:12

既に花びらが散ったものもありますが、それでも見事です。

6/25 8:15

東焼石岳に取り付きます。

6/25 8:16

岩に張り付いたミヤマキンバイ

6/25 8:18

ガスっていますが、微かに山頂が見えます。

6/25 8:20

どうやら山頂のようです。

6/25 8:21

東焼石岳山頂に到着です。雲が上がってしまい、展望はありません。

6/25 8:22

下りることにします。

6/25 8:28

雪渓部

6/25 8:29

焼石岳も雲の中です。

6/25 8:32

分岐まで戻ってきました。

6/25 8:35

ムシトリスミレ？

6/25 8:38

姥石平までは平坦な道のりです。

6/25 8:39

こちらにもちらほらハクサンイチゲと

6/25 8:41

ミヤマシオガマ

6/25 8:45

姥石平の分岐まで戻ってきました。中沼登山口に戻ります。

6/25 8:47

登山道はゴーロ地帯。雪解け水が流れていたりします。

6/25 9:28

こういうところはどきどきしながら通ります。

6/25 9:35

雪渓のトラバース。ガスと冷気でとても冷たそうに見えます。

6/25 9:45

雪解けの後にはミズバショウが芽吹き、生命のたくましさを感じます。

6/25 9:48

一番長いトラバース。この時間には雪も緩み、朝よりも歩きやすかったです。

6/25 9:53

銀明水でようやく朝ごはん。

6/25 10:02

つぶ沼分岐まではリュウキンカが見事でした。

6/25 10:03

ミズバショウとリュウキンカとのコラボ

6/25 10:14

木橋が壊れているところがありました。

6/25 10:18

つぶ沼分岐の雪渓は迂回して竹藪のところから下りました。

6/25 10:22

所々壊れた木道があるので注意

6/25 10:33

ここまで来ると登山道というより沢そのものです。

6/25 10:34

立派なショウジョウバカマがありました。

6/25 10:39

上沼まで帰ってきました。山は見えません。

6/25 10:43

雪渓が溶けて登山道が見えるようになったところ。雪渓はまだ分厚く、いつまで残っているのだろう。

6/25 10:52

中沼まで帰ってきました。

6/25 10:57

お決まりの場所には山はありませんでした。

6/25 11:00

駐車場まであと0.8kmです。

6/25 11:30

濡れた登山道をもくもくと歩き、駐車場が見えてきました。

6/25 11:31

雨の降る前に何とかゴールインです。駐車場の空き具合を見ると今日の登山者は少ないようです。

撮影機器：

RICOH WG-4 GPS リコー

装備

個人装備

長袖シャツ タイツ ズボン 靴下 防寒着 雨具 ゲイター 靴 ザック 行動食 ヘッドランプ 予備電池 ファーストエイドキット 保険証 携帯 時計 ストック カメラ 飲料 朝ご飯

感想

やまぼうし

次の日は東北屈指の花の名山、焼石岳に行ってきました。この時期にしか見られないハクサンイチゲの大群生を楽しみにしていました。天気は午後から崩れ、曇り時々雨の予報だったので、夜明け前に出発し、できるだけ早く山頂に立てるようにしました。作戦は成功し、焼石岳山頂から下るときまでは何とか天気はもち、山頂から付近の山を眺めることができました。東焼石岳に登る頃には雲が上がってきて、後は眺望がなくなりました。しかし、さすが花の名山。目的のハクサンイチゲはもちろんのことミヤマシオガマも鮮やかに咲き誇り、水芭蕉やリュウキンカも見事でした。鳥のさえずりよりもカエルの合唱の方が響いていたのも印象的でした。毎年この時期に訪れる登山者がいるというのも頷けます。