谷川岳30回目（西黒尾根〜トマの耳〜オキの耳〜天神尾根）：中高年ハイカーが歩いてみた

2017年07月01日(土) 〜 2017年07月02日(日)

• GPS: 22:38
• 距離: 12.9km
• 登り: 1,700m
• 下り: 1,047m

コースタイム

1日目

• 山行: 4:49
• 休憩: 1:01
• 合計: 5:50

9:09 土合駅
9:16 9:16 白毛門登山口駐車場
9:28 9:37 土合口駅／谷川岳ベースプラザ
9:42 9:50 西黒尾根登山口
12:06 12:14 ラクダの背(ラクダのコブ)
12:18 12:32 ラクダのコル
13:48 14:00 ザンゲ岩
14:22 14:22 谷川岳・肩の小屋
14:28 14:31 谷川岳（トマノ耳）
14:44 14:51 谷川岳
14:59 谷川岳（トマノ耳）

2日目

• 山行: 1:44
• 休憩: 0:09
• 合計: 1:53

5:52 谷川岳・肩の小屋
6:03 6:03 天神ザンゲ岩
6:25 6:29 天狗の留まり場
7:01 7:02 熊穴沢避難小屋
7:25 7:26 天神平・天神峠分岐点
7:33 7:36 天神尾根・田尻尾根分岐点
7:45 7:45 天神平
7:45 ゴール地点

やはり花が多い山ですね。
花図鑑のような記録にならないように気を付けているつもりですが、この山は花の写真が多くなってしまいます。

特に初日往路の西黒尾根は、雨風激しく、これまで30回の谷川岳で最も過酷でした。

天候

雨、風強し

アクセス

利用交通機関：

電車 バス ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）

往路は西黒尾根のため、ロープウェイを使用せず。
土合駅から歩き。

復路は天神平からロープウェイ。
片道：1230円

コース状況／危険箇所等

西黒尾根コース：肩の小屋手前に雪田があります。
数十メートルのトラバースになりますが、状況次第でキケン度高いです。
私が通過したときは、氷結していてキックステップが効かない部分が多数です。
傾斜は急なので、滑り出したら止まるのは難しいかもしれません。
もし持っていたら、間違いなくアイゼンを装着していたと思います。

天神尾根コース：同じ雪電の登降があります。
こちらも氷結していたら、難しいかもしれません。
しかし、こちらの箇所は滑落して止まらなくても、最悪骨折程度で済みそうです。

写真

7/1 8:35

今回は、モグラ駅として有名な土合からです。

7/1 9:10

土合駅、土砂降りの中をスタートします。

7/1 9:21

途中の慰霊碑前。
翌日の谷川岳山開き神事会場となります。
準備がされていました。

7/1 9:36

ロープウェイ駅前の路を進んでいきます。

7/1 9:38

警備隊詰め所前のゲートを超えていきます。

7/1 9:44

さらに進むと、ロープウェイ駅から10分前後で、西黒尾根の入口に到着します。

7/1 9:45

地味で目立たない入口なので、この道標を見落とさないように注意が必要です。

7/1 9:45

これが登り始めです。

7/1 10:03

少し歩くと、鉄塔につきます。

7/1 10:18

土砂降りの雨の中、コース上も沢のように水が流れています。

7/1 10:23

さらに進むと、名物のベンチの木です。

7/1 10:41

しばらく樹林帯の中を進みます。

7/1 10:53

足元の岩の上を激しく水が流れているので注意が必要です。

7/1 11:34

樹林帯を抜けます。

7/1 11:35

7/1 11:36

樹林帯の中にいたときは気付きませんでしたが、風も強いです。

7/1 11:37

7/1 11:39

7/1 11:40

7/1 11:44

最初の鎖場です。
岩の表面を水が流れているので、いつもより慎重になります。

7/1 11:46

7/1 11:48

時折、姿を見せてくれます。

7/1 11:52

遮るものがないので、風が直撃です。

7/1 11:55

7/1 11:57

7/1 11:58

ラクダの背まで、あと一歩です。

7/1 12:03

雲の向こうに天神平のロープウェイ駅が見えます。

7/1 12:04

7/1 12:11

「ラクダの背」到着。

7/1 12:11

一旦降った後の、登り返しが待っています。

7/1 12:17

降り切ったところが、ラクダのコル。
厳剛新道との合流点になります。
最近は、西黒尾根へは厳剛新道から登ってくることが多いです。

7/1 12:24

風を避けられそうな場所を探し、ザックの中で完全に潰れてしまったコロッケパンを食べ、小休止です。

7/1 12:36

岩場の登りになってきます。

7/1 12:38

通ってきた西黒尾根を振り返ります。

7/1 12:40

7/1 12:43

7/1 13:05

7/1 13:17

7/1 13:17

ザンゲ岩が近づいてきます。

7/1 13:20

7/1 13:35

ツルツルです。

7/1 13:37

7/1 13:54

7/1 13:56

7/1 13:59

この辺りも、文字通り滝のような流れとなっています。

7/1 14:05

この広いエリアまで来れば、肩は目前です。

7/1 14:08

たまに双耳の雲がとれる瞬間があります。

7/1 14:11

雪田の向こうに、アレが見えてきました。

7/1 14:16

ここから小屋前まで、雪田を数十mトラバースします。
キックステップが効かないくらい凍っている箇所がいくつかありませした。
そこそこの傾斜なので、滑ると危険です。

7/1 14:22

雪田を抜けると、目の前が肩の小屋です。
本日の宿泊地。

7/1 14:23

小屋は後にし、先ずは二つの頂上を目指します。

7/1 14:30

一つ目の頂上「トマの耳」です。

7/1 14:30

本当は翌日、この主脈稜線を歩くつもりでした。

7/1 14:32

オキの耳へ移動します。

7/1 14:47

「オキの耳」に到着です。

7/1 14:50

7/1 14:51

7/1 14:56

7/1 15:08

本日の宿に到着です。
規模は小さいですが、人気の燕山荘に勝るとも劣らない山小屋だと感じました。

7/1 17:06

ここが寝床です。
寝具なしコースで予約したので、マットとシュラフは自前です。

7/1 17:11

夕食です。
山開き前夜祭として、夕食後に「谷川岳合唱部」のミニコンサートがありました。
かなり楽しい一時を過ごしました。

7/1 21:03

寝る前、下界の夜景がくっきりと見えていたので、翌日の天気に期待したのですが。
（主脈稜線に挑戦する予定だったので）

7/2 5:50

翌日、激しい風雨です。
横殴りの雨が、顔に当たって痛いです。

7/2 5:50

途中で挫けそうなので、今回は主脈稜線を諦めて、天神平へ降ることにしました。

7/2 5:52

いきなり雪田の降りです。
昨日のトラバースほどの難易度はありませんが、慣れていない人は、怖く感じると思います。
僅かな距離ですが、チェーンアイゼンでもあれば、かなり違うと思います。

7/2 6:04

7/2 6:04

天神尾根も流れています。

7/2 6:23

7/2 6:24

7/2 6:24

〇：天狗の留まり場（とまりば）
×：天狗の溜まり場（たまりば）
天狗は溜まりません。

7/2 6:48

たまに雲が切れて、これなら主脈稜線に行けたのではないかと思わされます。
雨も止んでしまいました。
風もないです。

7/2 7:01

あっと言う間に「熊穴沢避難小屋」です。
雪に埋もれていない姿を久々に見ました。

7/2 7:04

避難小屋から先は、比較的歩きやすくなります。

7/2 7:08

7/2 7:20

やはり主脈に行けたのではないかと。

7/2 7:26

天神峠からの合流点です。

7/2 7:34

田尻尾根への分岐点です。

7/2 7:36

田尻尾根への分岐を過ぎると、すぐにロープウェイ駅が見えてきます。

7/2 7:43

7/2 7:46

本日のゴール、天神平のロープウェイ駅です。

7/2 7:54

山小屋の朝食を弁当にしてもらいました。
巨大なオニギリ2個に、小さなから揚げとウインナー、たくあん3切れが付いていました。
オニギリは、梅と昆布です。

7/2 7:54

主脈稜線を諦めた無念さと共に、白毛門方面の景色を楽しみながら、小屋のオニギリを楽しみました。
この後、また雨と風がやってきました。

撮影機器：

D750 ニコン

FinePix XP90 富士フイルム

感想

TheDainagon

記念すべき谷川岳30回目。
せっかくなので、肩の小屋に泊まって、翌日は主脈稜線縦走に挑戦しようと思っていました。

しかし、天候に恵まれず。
肩の小屋への初宿泊は達成できましたが、翌日の主脈稜線は諦めてしまいました。
あと2時間早く、天候が回復してくれたらと、考えてもどうにもならないことを考えてしまいます。

肩の小屋は、谷川岳山開きの前夜祭として、夕食後にミニコンサートが開催されました。
毎年行っているそうです。
宿泊者にはコンサート時に、飲み物とつまみ（豊富）がサービスされました。
とても楽しい小屋で、また泊まることを目的に行きたいと思うほどでした。
小屋の寝具は、マットとシュラフです。
自前で用意すれば、寝具なしコース（2食付き）で、6000円と破格の安さです。
翌日の昼用弁当は800円のオプションになります。
早出の場合は、朝食を上記弁当に変えてくれます。