赤城山 黒檜山〜地蔵岳周回 雲海と花を尋ねて


- GPS
- 05:19
- 距離
- 11.6km
- 登り
- 907m
- 下り
- 889m
コースタイム
- 山行
- 4:25
- 休憩
- 0:52
- 合計
- 5:17
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
早朝までの豪雨により泥土、水たまり多数。濡れた岩場とともに滑りやすい。 また黒檜山山頂は20℃だったが、日差しがあればやはり蒸し暑い。こまめな水分補給を。私は2ℓ持参し全て消費。 黒檜登山口〜黒檜山〜駒ヶ岳:開花している花があまりないが美しい緑に癒される。ドウダンツツジ僅かに残る程度。アキグミ、クサタチバナ開花。黒檜山、駒ヶ岳山頂にはアキアカネの大群。 覚満淵:クサタチバナ、キバナ、キンポウゲ、保護ゲージ内にニッコウキスゲ。 地蔵岳:中継局内はある意味保護されたお花畑。ハクサンフウロ、ニッコウキスゲ、キンポウゲ開花。 |
その他周辺情報 | 富士見温泉で不死身に。 |
写真
感想
梅雨前線が東北に差し掛かっており非常に不安定な天候が予想される月曜日。
上越の山は引き続き厚い雲に覆われ雨も降り続くだろう。
ただ前線より下は猛烈な蒸し暑さとなる。4時に起床したらゲリラ豪雨がお見舞いされた。夕立もあるので登頂まで時間のかかる山は無理だなと、珍しく二度寝してしまった。
再度起きたら7時半。雨はやみ薄曇り。今日は大人しく赤城山だなと思い、自宅から赤城山を見ると、曇っていて輪郭すら見えない。大沼のライブカメラを見るとやはり薄曇り。逡巡し山行計画メモを見ると覚満淵地蔵、ニッコウキスゲと書いてあった。花を尋ねにいく。
赤城県道を登って行くと畜産試験場交差点で観光バスの隊列に阻まれた。そのバス群は姫百合に駐車し大勢の中学生を吐き出していた。先々週、根子岳で中学生の大群に絡まれ面倒だったので、荒山経由はやめて黒檜からの周回に変更。
地獄谷への入口あたりでガスから抜け雲海の上になり晴れてきた。
白樺牧場辺りでは完全な晴れ。やはり目視やライブカメラの情報だけでは、時は進み、天候は変化するので不十分だ。天気予報は博打と同じ、丁か?半か?勝負!
黒檜山登山口駐車場には2台あった。平日で空いており面倒なので登山口前に路駐。装備して出立する。気温25℃でやや蒸し暑いが風があり体感温度は低め。
早朝の凄まじい雨で土砂や落葉が登山道に流れ出ている。岩と相まって滑りやすい。
岩場と樹林帯内を抜けて1時間かからずに展望ポイントへ。
誰もいない貸切の山頂にはアキアカネの群生。トンボが辺り一面空を舞う。登山者は私の後から1名、展望ポイントに1名いた。景観は望んでいなかったが美しい雲が見られた。その雲中の上越や尾瀬日光の美しい山稜は心の目で見ていた。踵を返して駒ヶ岳へ向かう。
黒檜大神の付近にもアキアカネの群生。花見ヶ原方面へも展望ポイントがあるので見に行く。関東平野に浮かぶ雲海が良く見えた。大タルミには深い水たまりが出来ていた。駒ヶ岳山頂でもつっ子の昼食。後半はもつっ子パワーで楽に行きたい。
鉄階段側から県道に下りて覚満淵へ。ハナキバナ、クサタチバナの群生があった。シカの食害で絶滅寸前のニッコウキスゲが少しずつだが増えつつある。保護ゲージ内にいくつか咲いていた。
ちなみにニッコウキスゲの群生で有名な尾瀬の大江湿原。未だに食害対策ネットが張られてないそうだ。あそこは福島県。なるがままにで保護する気がない。残念。
自治体や経営側は箱モノやインフラばかり金を掛けたがる。人を呼ぶのも大事だが、本来の尾瀬の姿を後世に伝えるのが監督官庁や行政だ。尾瀬財団から上申すべき。
覚満淵から鳥居峠へ、鳥居峠から小沼へ。昨年見たギンリョウソウの群生は見つけられなかった。土砂崩れで種が流されてしまったか。小沼湖畔に行くと水面を駆け抜ける風が涼しい。地蔵岳へ向かう。
ハルゼミの大合唱を聞きながら木道を歩む。北から怪しい雲が出てきた。
山頂には一名、一人でしゃべっている。無線交信だ。私も4アマ所有でコールサイン、ハンディー機も持っている。景色を軽く眺めてお楽しみの中継局花見へ。
NHKの電波塔敷地にはハクサンフウロ、ニッコウキスゲが咲いていた。まだ少ない。国土交通省、群馬県防災には雑草だけ。無線リピーター局、TBSにはキンポウゲとタンポポ。その北側の携帯電話中継局にハクサンフウロ、ニッコウキスゲ、キンポウゲ、タンポポが咲く。まだ咲き始めで少ないが、もう少しすれば立派なお花畑となる。
下山は八丁峠からスキー場へ。大沼湖畔に立ち寄り湖面上を進むカッターを眺める。先導役の中学生が声を張り上げ鼓舞している。歓声が上がる。楽しそうだ。
北の空を眺めると積乱雲。道端の草花を眺めながら路駐した車へぶらぶらと歩く。
出立時、下山時も同じように私の車一台だけ。今日も何も考えず、一人静かに山の中を歩くことが出来た。
こんにちわ。
畜産試験場の前で小学生のバスに阻まれ、その後の展開が恐ろしくて黒檜山に行かれたのですね。同じ日、私は鍋割山でこの小学生に遭遇してました。
私も以前、学校生徒の団体を抜くのに苦労したことあります。「こんにちわー」と生徒達に言いながら一気抜き
大江湿原のニッコウキスゲ、数年前は鹿被害で花が少なかったそうですが、ここ数年は保護の甲斐あって花数が増えたと聞いています。鹿柵ですが、私達の歩かない場所に設置されているかと思います。推測ですが。
こんにちは、yasubeさん。
コメント頂きありがとうございます。
先々週の根子岳山頂で東京の中学生に囲まれ、ハロを説明したら質問攻めで面倒になりました。大した知識もない愚か者ですからボロが露見する前に逃亡しました。
やはり平日の山行はひっそり静かに「孤高の人」気取りです。
大江湿原のニッコウキスゲ、食害防止柵ですが下記に詳細が出ています。
http://www.asahi.com/area/gunma/articles/MTW20170704100590001.html
朝日新聞群馬版のコラム、「尾瀬便り」です。
尾瀬は木道以外は歩行禁止ですので、見えない所に柵はあるかもしれませんね。
昨年7月18日に訪れた際は、例年より早く開花したので少なく感じました。
野反湖、カモシカ平の方が個人的には好きですね。
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