辿り着けない鳥海山・鉾立の星空と夜景


- GPS
- 38:41
- 距離
- 12.1km
- 登り
- 921m
- 下り
- 915m
コースタイム
- 山行
- 7:16
- 休憩
- 1:12
- 合計
- 8:28
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
■千蛇谷へ下る分岐にご注意下さい。 私は最初の分岐より千蛇谷へ下ってしまった。(現在は廃道?) 千蛇谷への新ルートは更に登ると道標があります。 危険もなく安心して千蛇谷へ降れます。 |
その他周辺情報 | ■下山後、大平山荘にて汗を流しました。入浴料430円 ■7号(羽州浜街道)「しゃりん道の駅」にて焼き魚を食べようと思っていたが 16時で閉店でした。おみやげ購入 |
写真
感想
昼食を済ませ13:20分自宅を出発
18:42分鉾立駐車場に着いた。
自宅からここまで427kでした。
丁度、日本海に沈む太陽を見る事が出来た。
何とも素敵でした。
落ち着いた所で夕食を取った。
気温は17度 半袖では少し肌寒く感じた。
久し振りの車中泊。
二年前は「鳥海道の駅」で車中泊でした。
今回の鉾立駐車場に決めたのは「海と星」を期待したからです。
海なし県の私には最高のロケーションです。
それに奇麗なトイレと自販機も近くにあります。
それでいて無料。ありがたいことです。
そんな訳で「海と星」が気に掛かり今宵は眠れそうにありません
夜景と星の写真撮りで深夜徘徊・・・・
7日4時、目が覚めてしまった。
十分な睡眠を取った訳でもないのに疲労を感じない?
やはり興奮しているのか、朝の散歩で体を解し、ゆっくりと朝食を取った。
今日の登山は山頂泊り。
気分的には余裕だが、睡眠不足が気に掛かる。
5:34分駐車場を後にした。
数分で登山口。登山届を投函し登山道に入る。
朝のひんやり感が何とも気持ちいい。
ゆっくりとしたペースで登って行く。
緑と雪渓のコントラストが何とも美しい
花と展望を楽しみながら高度を稼ぐ。
昨日、駐車場で知り合ったソロの方が追いついて来た。
この方は地元の方で日帰り登山、健脚のようだ。
御浜小屋からの鳥海湖の絶景に感動し更に先に進む
この辺りからソロの方と距離が開く。
御田ヶ原、八丁坂、七五三掛、を越え千蛇谷へ下る分岐に着いた。
二年前を思い出し千蛇谷へ下る。
それにしても踏み跡が無い・・・・
皆さん外輪山コースを行ったのか不安を抱え鉄の梯子を降りた。
荒れ果てたガレ場の下りに緊張が走る
見上げれば今にも落石がありそうなところを息を殺して通過する。
やがて雪渓のトラバース。良く見ると新しい踏み跡があった。
1人いや二人位の踏み跡だ。距離は約30m位、かなりの急斜面
当然、滑ったらアウトだ。一歩一歩慎重に足を置いた。
やがて千蛇谷の雪渓が眼下に観えホッとした。
山側を見ると明瞭な登山道が雪渓まで延びていた。
あの登山道は何だ・・・・(その時は事情が分からず)
近づくと踏み跡があった。
新しい千蛇谷ルートかな・・・・
それはさて置き千蛇谷の雪渓に取り付いた。
順調に高度を稼ぎ草地に取り付いて間もなく足に異変が・・・
急いで常備薬を飲んだ。
毎回の事だが、ここで進むか、戻るか考えた。
当然、戻る
雪渓を下り新しい登山道に取り付いた。
運よくソロの方が下って来た。
「登り詰めれば外輪山の稜線に出るよ」との事で胸をなでおろす。
その直後、右大腿筋に激痛が走る。痛くて一歩も動けない。
歯を食いしばり痛みを堪える。
五分経過10分経過、少し痛みが引け歩けるようになった。
数十メートル高度を稼いだ。
だが、次なる激痛が左太腿筋に走った。
五分経過10分経過、少し痛みが引け歩けるようになった。
右足と同じパターンを繰り返す。
やっと不安から解放された。
時間を掛け外輪山の稜線に登り上げた。
ここで予約した山小屋へキャンセルの電話を入れた。
気持ち良く了解してくれた。
「くれぐれも気を付けて戻って下さい」との言葉に目頭が熱くなった。
己が情けなく申し訳なかった。
丁度、分岐で休憩していたご夫妻にあった。
出発前に挨拶を交わした名古屋の方だ。
小屋に泊まるとの事なので事情を伝えてもらう事にした。
足の痛みも和らぎ、これより駐車場まで戻ることにした。
でも、数分前は泣きべそをかいていた自分が、
「この調子なら小屋まで行ける」と思った。
実際、登って行ったらどう成ったか知りたくなった。
だが、行動する勇気はなく戻るのが一番良いと思った。
ゆっくり歩を進め見落としていた美しい
花の写真を撮りながら駐車場に戻った。
山頂へ辿り着けなかったが、何故か不満はなかった。
一体何がそのような気持ちにさせたのか分からない
機会があったら分からない何かを探しに登って見たい。
お疲れさま
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する