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Yamareco

記録ID: 1202690
全員に公開
ハイキング
ヨーロッパ

サースフェーの隠れベストルート

2017年07月21日(金) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
04:51
距離
6.9km
登り
572m
下り
917m
歩くペース
ゆっくり
1.61.7
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
4:00
休憩
0:51
合計
4:51
2:41
106
スタート地点
4:27
5:01
60
ブリタニア小屋
6:01
6:11
2
スタインボック発見
6:13
6:20
72
休憩地
7:32
ゴール地点
天候 晴れ⇒曇り⇒雨⇒晴れ
過去天気図(気象庁) 2017年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
Saas Fee ⇒徒歩⇒ Chalbermatten ⇒ゴンドラリフト⇒ Bifig ⇒ロープウェイ⇒ Felskinn よりハイキングスタート
コース状況/
危険箇所等
・フェルスキンのロープウェイ駅より冬季スキーリフト小屋まではChessjen氷河の末端の雪渓部を等高線と平行にトラバース。トレースしっかり有り傾斜も緩くアイゼン無で全く問題ない。
・スキーリフト小屋からブリタニァ小屋。
 夏道は雪渓で埋まっている模様。それよりやや低い所で雪渓トラバース状のトレースでブリタニア小屋を目指す。しかし雪渓が切れているガレ場と雪渓歩きが交互にありガレ場のトラバース歩行はなかなか困難。自然落石も近くで発生。
今朝はカラッと晴れ渡り。さあ歩くぞー!と気合が入る
2017年07月21日 06:38撮影 by  iPhone 7, Apple
7/21 6:38
今朝はカラッと晴れ渡り。さあ歩くぞー!と気合が入る
ロープウェイでフェルスキンで下車すると今までのハイキングコースと違い青と白の道標。これはAlpine routeの道標。チョット身が引き締まる
2017年07月21日 09:32撮影 by  iPhone 7, Apple
7/21 9:32
ロープウェイでフェルスキンで下車すると今までのハイキングコースと違い青と白の道標。これはAlpine routeの道標。チョット身が引き締まる
こりらは、バックカントリースキーの為の注意書きかな
2017年07月21日 09:43撮影 by  iPhone 7, Apple
7/21 9:43
こりらは、バックカントリースキーの為の注意書きかな
歩き始めてまもなく。ロープウェイのフェルスキン駅を振り返る
2017年07月21日 09:48撮影 by  iPhone 7, Apple
7/21 9:48
歩き始めてまもなく。ロープウェイのフェルスキン駅を振り返る
行く手はこんな感じ。山側はケシェン氷河(Chessjen gletscher)の末端。谷側に続く雪渓。日本で5月頃の残雪腐れ雪に似ている
2017年07月21日 09:48撮影 by  iPhone 7, Apple
7/21 9:48
行く手はこんな感じ。山側はケシェン氷河(Chessjen gletscher)の末端。谷側に続く雪渓。日本で5月頃の残雪腐れ雪に似ている
氷河なので末端とはいえ、立派なクレバスだ
2017年07月21日 09:52撮影 by  iPhone 7, Apple
7/21 9:52
氷河なので末端とはいえ、立派なクレバスだ
トレースはしっかり有るのでアイゼン無。あとで分かるのだがこの辺りはむしろ楽だったのだ
2017年07月21日 09:57撮影 by  iPhone 7, Apple
7/21 9:57
トレースはしっかり有るのでアイゼン無。あとで分かるのだがこの辺りはむしろ楽だったのだ
写真では見えにくいが、鞍部のリフト小屋(冬季用)からブリタニア小屋までは、ガレ場7割残雪3割の悪場トラバース。残雪帯の方が歩き易いのだがトレース無きガレ場は神経を使う。夏道はGPSで高度差20m程度上の様だ。
2017年07月21日 11:04撮影 by  iPhone 7, Apple
7/21 11:04
写真では見えにくいが、鞍部のリフト小屋(冬季用)からブリタニア小屋までは、ガレ場7割残雪3割の悪場トラバース。残雪帯の方が歩き易いのだがトレース無きガレ場は神経を使う。夏道はGPSで高度差20m程度上の様だ。
残雪帯に来ると、ホッっとする
2017年07月21日 11:24撮影 by  iPhone 7, Apple
7/21 11:24
残雪帯に来ると、ホッっとする
ブリタニア小屋直下。プラティエン側からのトレースと合流。小屋にひと登り
2017年07月21日 11:26撮影 by  iPhone 7, Apple
7/21 11:26
ブリタニア小屋直下。プラティエン側からのトレースと合流。小屋にひと登り
プラティエン小屋。雨交じり強風の為、外で休んでいる人はいない。
2017年07月21日 11:57撮影 by  iPhone 7, Apple
7/21 11:57
プラティエン小屋。雨交じり強風の為、外で休んでいる人はいない。
昼食後の最初は氷河の末端氷雪帯を下る。表面がギザギザ状なので、アイゼン無でもなんとか下れる。前後のハイカーでも軽アイゼンを履いている人は居ない。
2017年07月21日 12:11撮影 by  iPhone 7, Apple
7/21 12:11
昼食後の最初は氷河の末端氷雪帯を下る。表面がギザギザ状なので、アイゼン無でもなんとか下れる。前後のハイカーでも軽アイゼンを履いている人は居ない。
フェルスキンからブリタニア小屋を経由しないでプラティエンへ行くルートとの合流。ここからはガレ場は有るもののハイキングコースだ
2017年07月21日 12:45撮影 by  iPhone 7, Apple
7/21 12:45
フェルスキンからブリタニア小屋を経由しないでプラティエンへ行くルートとの合流。ここからはガレ場は有るもののハイキングコースだ
右に分けて1000m激下りすればサースアルマゲルに至る。私達は真っすぐ。
2017年07月21日 12:52撮影 by  iPhone 7, Apple
7/21 12:52
右に分けて1000m激下りすればサースアルマゲルに至る。私達は真っすぐ。
こんな処時々あるが、山側にワイヤーロープが張ってある。
2017年07月21日 12:55撮影 by  iPhone 7, Apple
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7/21 12:55
こんな処時々あるが、山側にワイヤーロープが張ってある。
連れ合いが何かを凝視している
2017年07月21日 13:04撮影 by  iPhone 7, Apple
7/21 13:04
連れ合いが何かを凝視している
シュタインボック発見!
2017年07月21日 13:06撮影 by  iPhone 7, Apple
7/21 13:06
シュタインボック発見!
眼下にはマットマルクダムの人造湖=Stau see。
ヨーロッパで一番高い所にあるダムだそうだ。サースフェーからここに向かう観光客が多い。
シュタインボックに別れを告げて先に行く
2017年07月21日 13:09撮影 by  iPhone 7, Apple
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7/21 13:09
眼下にはマットマルクダムの人造湖=Stau see。
ヨーロッパで一番高い所にあるダムだそうだ。サースフェーからここに向かう観光客が多い。
シュタインボックに別れを告げて先に行く
ブリタニア小屋がまだ見える
2017年07月21日 13:13撮影 by  iPhone 7, Apple
7/21 13:13
ブリタニア小屋がまだ見える
ゴールのプラティエンが近い
2017年07月21日 13:15撮影 by  iPhone 7, Apple
7/21 13:15
ゴールのプラティエンが近い
日本の山と違い稜線歩きではなく、山すそをトラバース状につづく。
2017年07月21日 13:35撮影 by  iPhone 7, Apple
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7/21 13:35
日本の山と違い稜線歩きではなく、山すそをトラバース状につづく。
2017年07月21日 13:44撮影 by  iPhone 7, Apple
7/21 13:44
先ずこの花が出てくるとお花畑が近いことは前回経験済み
2017年07月21日 13:46撮影 by  iPhone 7, Apple
7/21 13:46
先ずこの花が出てくるとお花畑が近いことは前回経験済み
2017年07月21日 13:52撮影 by  iPhone 7, Apple
7/21 13:52
2017年07月21日 13:53撮影 by  iPhone 7, Apple
7/21 13:53
2017年07月21日 13:54撮影 by  iPhone 7, Apple
7/21 13:54
2017年07月21日 13:55撮影 by  iPhone 7, Apple
7/21 13:55
そしてついに
2017年07月21日 13:56撮影 by  iPhone 7, Apple
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7/21 13:56
そしてついに
2017年07月21日 13:56撮影 by  iPhone 7, Apple
7/21 13:56
2017年07月21日 13:57撮影 by  iPhone 7, Apple
7/21 13:57
2017年07月21日 13:58撮影 by  iPhone 7, Apple
7/21 13:58
白っぽいのは全部あれだ
2017年07月21日 13:59撮影 by  iPhone 7, Apple
7/21 13:59
白っぽいのは全部あれだ
2017年07月21日 14:00撮影 by  iPhone 7, Apple
7/21 14:00
2017年07月21日 14:01撮影 by  iPhone 7, Apple
7/21 14:01
2017年07月21日 14:01撮影 by  iPhone 7, Apple
7/21 14:01
一昨日歩いたルート。頂きはTrifthorn
2017年07月21日 14:02撮影 by  iPhone 7, Apple
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7/21 14:02
一昨日歩いたルート。頂きはTrifthorn
2017年07月21日 14:03撮影 by  iPhone 7, Apple
7/21 14:03
2017年07月21日 14:03撮影 by  iPhone 7, Apple
7/21 14:03
当地のハイカーでも頂上に登りたい人って居るんだ(感心)
2017年07月21日 14:05撮影 by  iPhone 7, Apple
7/21 14:05
当地のハイカーでも頂上に登りたい人って居るんだ(感心)
2017年07月21日 14:09撮影 by  iPhone 7, Apple
7/21 14:09
一昨日のアルペン・ブルーメン・プロムナードに咲いていた花のほとんどはこの辺りでも咲いている。
しかしこのルートにはハイカーが少ない。好い!
2017年07月21日 14:10撮影 by  iPhone 7, Apple
7/21 14:10
一昨日のアルペン・ブルーメン・プロムナードに咲いていた花のほとんどはこの辺りでも咲いている。
しかしこのルートにはハイカーが少ない。好い!
今日の最終盤。
方向的にはヴァイスミースWeissmies(4017)だが、昨日今日ととうとう見る事が出来なかった。これだけが残念

2017年07月21日 14:26撮影 by  iPhone 7, Apple
7/21 14:26
今日の最終盤。
方向的にはヴァイスミースWeissmies(4017)だが、昨日今日ととうとう見る事が出来なかった。これだけが残念

ゴールのプラティエンに着いた。お疲れ! 後はビールが待っている〜♩
2017年07月21日 14:32撮影 by  iPhone 7, Apple
7/21 14:32
ゴールのプラティエンに着いた。お疲れ! 後はビールが待っている〜♩
撮影機器:

感想

今回の旅行。ヴァリス山群のハイキングベースは最初はツェルマットを考えたのだが計画を立てながら急遽サース・フェーをベースとする事に変更した。
 実際来てみるとサース・フェーはツェルマットに比べずっと静かだし、ハイキングしかやる事が無いような村。でっかいホテルも少ない様でツアー客も来るには来るが夕方にはそのバスも居なくなる。

 明日はこの村を離れなければならない。昨日悪天で歩いてない分、今日はガッツリ登山らしく歩こうという事でこのコースとした。
 同宿の経験豊かな日本人御夫婦に、このコースを勧められた事もある。実際短い同宿中、ほかにも彼の御夫婦には幾つも貴重なお話を戴いた。

 さて、そういう情報やネット情報によればこのコース、氷河横断はあるが実際には残雪歩きでアイゼンも要らないと事前に判断できた。

 しかしながら、道標も青と白。気を引き締めて行かなければばらない。
その道標によればフェルスキンからブリタニア小屋までは1時間15分とあるが、私達も前後のパーティも2時間程度掛かっているようだ。多分理由は、夏道を使うには早過ぎ、残雪トレースも消え掛かりモレーンの岩場トラバースを強いられたからだろう。近くで落石が遭ったり浮石多くなかなか気を抜けない2時間だった。
(後日追記:8月から重機で整備された夏道が整備されるらしいです。利用される方は必ず実際に確認してください!)

ブリタニア小屋せ昼食を取った後は、最初の氷雪帯を抜け北に向いてEgginer(3367)〜Mittaghorn(3143)〜プラティエンに向かう稜線東側のトラバース道はガレ場が多い。でも右下の絶壁を見なければ(笑)なんでもない。
 それどころかシュタインボックに会えたりお花畑の中でエーデルワイスの群生を観たり飽きることが無いハイキングが出来た。

 サース・フェーの短い滞在中天気が悪い日もあったが二度のワンデルングで二度ともエーデルワイスに出逢い、ドームを盟主とするミシャベル山群とも終始相対して、あっという間の3日間だった。ここはまだまだ訪れたいコースが残っている。
 

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コメント

正解でしょう
シュンさん、こんにちは。
この時期、ツェルマットは日本人だらけなので、
(しかも、団体さんで)
せっかくの海外旅行の情緒を大切にするためにも
サースフェーへ行かれたのは、大正解です。

ハイキングでのお花チェックですが、
エーデルワイスに出会えて、良かったですね。
あと、ハイジにまつわる、この3つの花もお忘れなく!
https://www.yamareco.com/modules/diary/1884-detail-77616
間に合えばいいのですが・・・
クマ
2017/7/26 13:34
Re: 正解でしょう
クマさん
コメントありがとうございます。
昨年の初回スイスではツェルマットのほか山小屋利用で、モルゲンロートの逆さマッターホルンも見たし、今年はもういいや という気分でした。(もっともマッターホルンに登れやしないですが)
サースフェーにも日本人ツアーが来る事は来るのですが弾丸観光で夕方までには居なくなってくれるし他のアジア人はほとんど見かけませんでした。
 ハイジにまつわる3つのお花。写真左は何度も見ました。あと2つは写真を整理してみます。
今居るグリンデルワルトは昨日今日と天気が悪いので観光に出かけましたが、人に酔っちゃいました(笑)。
2017/7/27 5:19
Re[2]: 正解でしょう
ニグリテラは、たぶん日本には無い花です。
あの香りは忘れられません。
是非にでも、見つけてください。
クマ
2017/7/27 6:21
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